ミッティーのざっくばらん

ミッティーのざっくばらん

2007.01.19
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カテゴリ: 職場ネタ
教育再生会議は、約60年前の体罰基準が教師の行動を強く制限し学級崩壊などにつながっているとみて、新たな基準づくりが必要と判断した

みのもんたとゲストたちは、

私たちの頃は、体罰なんて当たり前でしたよ

バケツ持って廊下に立たされたりしましたよねえ

生徒が言うこと聞かないのに、教師が黙って耐えなくちゃいけないなんて、おかしいですよ 」。











なんにもわかってない




まずひとつ。

単純にね、今バケツ持って廊下に立ってろって言ったところで、 バケツの水を廊下中に撒かれた上に、空のバケツはいいとこ蹴り入れられてひしゃげるか、窓から飛び出て空飛ぶバケツとなるか 、が関の山です。

体罰がまかり通っていた時代、教職は聖職だなんて呼ばれ、先生はエライ人だなんていう世間の認識があったはずです。

とりあえず、先生の言うことは聞いとかなくちゃいけないっていう意識を持った生徒、保護者が、少なくとも今の数倍の割合でいたことでしょう。

教職員の社会的立場が地に落ちた現在。「先生こえ~」っていう意識のない状況では、体罰教師は逆にぼっこぼこにされて終わりです。



ふたつめ。

そもそも 「体罰基準が学級崩壊につながっている」っていう、再生会議の見解そのものが、ちゃんちゃらおかしい

授業の邪魔する生徒を教室外に出すことを認めるったって、それが適応された時点でその教室は崩壊しちまってるわけでしょう。

学級崩壊の原因と体罰基準とは、まったく別の次元の話です。





その体罰が本当に有効であるならば、「体罰だ」なんて子どもも保護者も絶対に騒ぎません

くやしくてくやしくて悲しくて悲しくて、涙でぐちょぐちょになりながらぐーで子どもを殴ったとき、彼は「先生、ごめん。殴らせてごめん。俺が悪い。ごめんなさい」と崩れるように号泣し始めました。(あとになって、『おめーのへなちょこパンチなんて、ちっとも痛くなかったよ』と言っていましたが

子どもを叩くとき、自分の心も切り裂かれるような痛みを味わいます。





罰として叩くときに、そこには強者と弱者としての立場の違いが歴然とあります。

そういう意味での体罰は、確信をもって有効だとは、決して言えません。むしろ、子どもの心身にダメージを与え、感謝の気持ちどころか憎しみを誘発し、怒られた原因を忘れて殴られたことだけを記憶にとどめてしまうことの多い。そうなったら、信頼関係の回復は容易ではないのです。



よっつめ。

体罰は、力のあるものの理論でしかない ってことです。

自分よりはるかに体格もよく、体力も腕力もある生徒たちを相手に、力で勝負できる教員は、限られています(うちの職場には、ひとりもいません)。

力で勝負できない、特に私のような女教員たちは、そもそも「体罰」なんていう選択肢を排除した上で、子どもとの接し方を考えていくしかないのです。




結論。

体罰。非。





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最終更新日  2007.01.19 21:22:49 コメント(9) | コメントを書く
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