マスターTURKEYの今日のカクテル(おつまみ話)

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2007.12.03
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カテゴリ: 安藤美姫
NHK杯の女子シングルが終わってここ数日悔しさと疑問で頭がいっぱいでしたがだいぶ落ち着いたのでまだ冷静さは足りませんが安藤美姫ミキティについてまとめます。

その前に男子シングルは全く見ていませんし、カロリーナ・コストナーちゃんのFSとエキシビションは録画を見たもののトマシュ・ベルネル君(チェコ)とアリョリーナ・サブチェンコ、ロビン・ゾルコーヴィペア(所属はドイツですがアリョリーナちゃんはウクライナ人)
の演技しか楽しめたというか記憶に無いのでお許し下さい。

特に高橋大輔君のファンの方々、いつも話題にしているのにこんなおめでたい時にゴメンなさい。



さて日程を分けてお話しして最後にまとめようと思います。



フィギュアスケート世界選手権からPractice seasonまで

EXが終わってマスコミに引っ張りだこになっているのを見て、正直07シーズンは不調になるだろうなと予測はしていました。

トリノオリンピックでは世間は手のひらを変えたようにアイドルからA級戦犯的なヒール扱いをされそして今春は一転、国民の英雄扱いと美姫Chanの心をもてあそぶかのような風潮の変化におそらく美姫Chanは凄いプレッシャーを受けているなと喜びの絶頂の19歳の少女にしては丁寧すぎるインタビューの受け答えに不安を抱きました。

いつも言っていますがフィギュアスケートはスポーツと芸術の二面性を持つエンターテイメント!



(長島終身名誉監督や新庄元外野手のような何をやっても日本人がつい許してしまう天才宇宙人タイプの天真爛漫な浅田真央ちゃんは例外だと思うんですよね。)

それでもシーズンオフがしっかりあれば心の切り替えが出来るのでしょうが、4月は世界女王としての北米アイスショーサーキットがあってその合間を縫っての日本でのEXツアー&世界対抗戦。

特に北米アイスショーではプロスケーターになった歴代の世界チャンピオンと同じ土俵の新参者として滑らなくてはならず表現力に自信のない美姫Chanは世界女王の座に相当プレッシャーを受けるだろうなと休養の時間の無さも含めて精神的スランプは避けられないと思っていました。

しかし世界対抗戦のインタビューで「私は自分のペースでの挑戦者」という言葉に少し安心しましたがその挑戦対象が美姫Chan自身や世界女王の品格ではなく真央ちゃんやキム・ヨナちゃんだとは全く思いませんでした。



Practice season

真央ちゃんや大ちゃんなどが海外で新プログラム創りに専念している中で日本の地元愛知で中京大学アイスアリーナ・オーロラリンクで集中力を高めながら心身の調整しているの聞いて少し不安を抱きましたが芸術性を問われるフィギュアスケートではオフシーズンの過ごし方や経験も表現力へのパワーや貴重な糧になると思って安心してました。

もっともジャンプ担当の門奈裕子コーチとは一緒にいられるわけで環境的には全く問題ないとも思っていましたが、後になって美姫Chanの「二人のコーチの中に入るのは凄いストレス」という言葉が示すとおり、今回の結果にニコライ・モロゾフコーチと入れての場当たり的な3人の関係での歯車のズレが最悪な形で出たなって感じです。

しかし7月頭の荒川静香しーちゃんのリポートで報道ステーションでも取り上げたアメリカ、ニュージャージーでのアイスショー「miki ando&friends」(エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ (エレン・ゲデバニシビリ)も出ていた)の「HURT」(by Christina Aguliera)や8月頭の24時間テレビで難病のピアニスト釡山十二華さんとの競演の「I believe」 を見てびっくりする位に進化した美しく華麗でしかし悲壮感も十分漂わせた舞に意欲的に表現力向上に取り組んでいるなとシーズンが待ちどおしくなりました

でもよくよく思い出してみると、周知の事実で安藤美姫最大の課題として疲労も緊張も少ないアイスショーだったらあっけにとられる位の凄いイキの良い演技を美姫Chanはするんですよね・・・

その証拠がシーズンインしての本番の大会に出るとは怪我が悪化したとはいえ皮肉な結果でしたね。



日米対抗からNHK杯の直前練習



それはビールマンスピンが出来ない(4月末の世界対抗戦ではやっていましたが)という点もありますが元々早くないのに全体的のスピンのスピードが落ちているんですよね。

そこに本番プログラムの滑り込み不足が重なって日米対抗でもスケートアメリカでもスピンでレベルがとれずジャンプも不調で、何とかPCSで点を補っていた状態だったんですよね。

それでも両大会ともフリップがe判定のリップ扱いで無かったので多くのファンがジャンプには期待していたと思いますしまさかルッツに影響が出ているなんて想像した人はアンチの方でも少なかったのではないかと思います。

それに4回転サルコウを一時封印して2A-3Tのアクセルトリプルに挑戦すると聞いた時はアクセルトリプル又はアクセル入りの3連続はトップ選手に必要不可欠になっているのでこれでいけると4回転以上に期待したものでした。

さらにスケートアメリカの後が日本の大会だったので何かジャンプに問題があったとしても日本で裕子コーチの指導が受けられるので安心していました。



またスケートアメリカで2位になったことで世界女王から一チャレンジャーに戻れたことも結果的に凄く良かったんではないかと思います。

その後、真央ヨナがFSで130点台の演技をしていただけに下手にFS100点そこそこの演技で優勝して世界女王として守りに入っていたらGP各大会の結果が凄いプレッシャーになっていたのではないかと・・・

でもモロゾフはずっと守りの姿勢を崩さなかったんですよね・・・

NHK杯の直前練習では4回転を披露と周りにプレッシャーを与えるには最適でしたが個人的にはとにかく転倒して怪我をしなくて良かったって感じでほっとしました。

というか転倒の危険の多い4回転より氷になれる為に、もっと3-3ジャンプとアクセルトリプルを練習して欲しかったな・・・

トリノの時もそうだったけどやっぱり美姫Chanのモチベーションを高めるのはジャンプ、それも今は4回転より3-3ジャンプ、成功して高得点をえることよりチャレンジする気持ちが演技前の自己コントロールにもつながるわけで・・・



NHK杯SP

んー肩の怪我があったとはいえ全体的にキレがなくてジャンプのGOEがアクセルしか稼いでいなくてその他のレベルも取れなくてTECで30.84とお世辞でも良かったとは言えないですね。

しかしPCSではおそらく過去最高の29.68と今期表現力に取り組んできた成果がしっかり出ていてその点ではしっかり美姫chanに魅了されました(笑)

(でも母国選手のPCSっていつも異常に高いので真の実力かどうかは・・・)



NHK杯FS

まず一番の問題は点とか怪我とかでなくSPで3-3ジャンプにトライしなかったこと!

これだけレベルがとれなければジャンプ選手としてはジャンプに賭けたいと思うし、しかしアイスダンス出身の振付師としては不調な体の選手に体力を温存させて確実に自分の教え込んだスピンやステップで確実に再度レベルを狙わせたいという気持ちが生まれるのも仕方のないことで二人の思惑は・・・

実績も能力も申し分ないモロゾフコーチですが、祖国ロシアを捨ててアメリカにわたるほどだしトリノのしーちゃんに3-3に辞めさせ世界選手権では美姫chanに4回転を辞めさせた貪欲で非情な合理主義者の選手の個性を見ず勝てる選手はこうあるべきという合理的決め付けという悪い一面が珍しく、しかし肝心の時に大きくFSで影響してしましましたね。

さっきも書いたけどフィギュアスケートはスポーツと芸術の二面性を持つエンターテイメント!

純粋なスポーツの選手ならコーチの言うことに完全に納得しなくてもある程度の割り切りで乗り越えることができるかもしれませんが、芸術性の顔を持つフィギュアスケートはそんな言いなり状態でも心の奥の微妙な違和感や変化が露骨に出やすいのが特徴で選手にとって諸刃の刃の部分!

そこがまた見ている人間にとって(少なくても自分は)フィギュアスケートの面白いところで、特に繊細で純粋な心の動きを素直に演技に出してく(出せ)るのが美姫chanの一番の魅力だと思うし・・・

(それを弱さという人もいると思うけどそれは価値観や考え方の違いということで・・・)

もしその場に美姫chanを知り尽くした裕子コーチがいれば、この時だけは良い結果が出ていたかもとタラレバを考えてしまうわけで・・・

しかし人間関係なんていつも上手くいくわけもないし都合が良い時だけあの人がいたらなんていうのもおかしな話ですがね。

とにかくSPで3-3に挑戦していれば成否関係なくFSでの回避も心から納得できたかもしれませんがそこがSP終了後にTECの点の低さにナーバスになった原因であり今度こそ3-3に挑戦するっていうのが6分練習までの心の支えになってしまって今回の心の迷いを生んだのだと思います。



総論

美姫chanがシーズンオフに引退を考えていたのは少しびっくりしました。

しかしあと三年間もトップを維持することを考えてただけでもプレッシャーだろうし、実力でねじ伏せて勝ったのではなく粘り勝ちだったので強く自信を持てといっても難しいのではないかと・・・

そもそもトリノ五輪後の自分の勝手なプランとしてしーちゃんのようにバンクーバー五輪の二年前位に一度ピークを迎えて一時修正をくわれて本番で活躍するのがベストだなって、

だから今年不調になるかは別として今年来年くらいはシフトダウンして成績とか点とかあまりこだわらないで、怪我にならない体、怪我に強い体作りを中心に色んなスケーティングを試して三年後の五輪シーズンに心・技・体そして運気が一番のピークが来るように調整してもらえば、成績はともかく美姫chanが納得できて素敵な思い出になるオリンピックになるだろう思っていますが・・・

そうやってある程度は覚悟してはいたのですが未だに怪我に弱い体とあまりに酷い不調と想定外のことが続いたので、演技が見れるだけ幸せと思っていたのがついつい取り乱してしまいました。

一番辛いのは美姫chan本人なのに、一ファンの自分が一緒になって落ち込んでいては美姫chanに悪いし、ファンとしても駄目だなって反省!!!

でもFSも動きこそイマイチでしたがその表現力から感じられるものは個人的には悪くなかったんですよね、もちろん素晴しいとも言いませんが・・・

自分は美姫chanは強くなったのではなくて周りの応援で強くなれているだけで(それも凄いことだけど)弱く繊細なのは変わってないと思っていて、今回はその繊細な心の動きが強く伝わってきて本当に美姫chanが想像する主人公、美姫chanしかできない主演って感じで、更なるステップアップへの産みの苦しみのインパクトのある舞だと感じたのです。

トリノ後、喜怒哀楽を明確に表現できるようになった美姫chanは世界女王になった瞬間からこの惨敗までの苦悩の中でひょっとしたらもっと繊細な領域に足を踏み入れたんではないかって・・・

NHK杯後、新たにそんな残酷な期待をしつつその反面やっぱり演技後は笑顔の美姫chanが見たい矛盾した自分です。

まずはゆっくり怪我を直してスピンでL4をとることとルッツの復活に励んで欲しいですね。

そして日本選手権では3位で良いので世界選手権では真央ヨナと互角の195点台の攻防をして欲しいですね!!!


終


STAY GOLD AND I believe 美姫chanガンバ!!!!!!!





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Last updated  2007.12.05 20:14:05
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