全109件 (109件中 1-50件目)
日本国民の中に、政治家を聖人君子か何かだと思っている人は一人もいないとは思うけど、ちょっとひど過ぎる事件が起きたようです。 国会議員の事務所費も大騒ぎになっていますが、今度は品川区議です。読売新聞によると、東京都品川区議会の自民党区議会が政務調査費の収支報告書に、漫画、推理小説、ポルノ小説等の領収書を添付していたという。 領収書に書籍を識別するISBNコードが印刷されていたために発覚したというけど、これを調べている人がいるのがすごいですよね。 同区議会は「書籍の内容まで調べるのは議員の政務活動を萎縮(いしゅく)させる恐れがある」としているそうですが、少しは萎縮して欲しいと思いませんか?どこが政務活動なんでしょう、、、、 不適切そうな書籍の内訳は、2004年から2006年の間で、推理小説やハードボイルド小説11冊、4コマ漫画雑誌2冊、少年向けコミック3冊、ポルノ小説4冊等々となっています。 男子高校生のお小遣い帳みたいですよね。 この事件は面白すぎです。政治家は国民の味方ではないとしても、週刊誌の味方ではあるんだなと、、、、 問題書籍の中に「間違いだらけのクルマ選び」が入っていたらしいですが、「間違いだらけの議員選び」とか書かれないように気をつけて欲しいですよね。
2007.02.18
コメント(15)
日本には「子ども文化」があるので、ゲーム産業などはお手の物という印象があるが、少し環境が変わってきたようです。 今日の日経新聞によると、ゲーム大手のセガやカプコンは、今後海外向け事業を強化していくと報じられている。 最近国内ではゲーム市場が伸び悩んでいることもあり、欧米で普及しているXbox360向けのゲームの開発を急いでいるという。 もしかすると、これも少子高齢化の影響なのだろうか?いくらゲームソフトが上手く出来ていても、遊んでくれる子どもがいなければ、話にならないだろう。 下手をすれば、ゲームは日本製でありながらも、実は言葉だけ日本語に翻訳された外国向けソフトであり、日本の子どもは、それで遊ばなくてはならない、そんな時代が来るのかも知れない。P.S. 一昔前のバーチャファイターでは、アキラが金髪になったら、ジャッキーと 見分けがつかないだろうが、最近は高精細になっているので大丈夫 なのだろうか、、、、
2007.02.12
コメント(0)
筆者もあまり考えなしにサプリメント(健康補助食品)を摂っているが、サプリメントの安全性は必ずしも確保されているとは限らないらしい。部屋の中を調べてみたら、ファンケルの「ビタミンC アセロラ配合」、DHCの「マルチミネラル」、100均(100円均一ショップ)で買った「カルシウム」「マルチビタミン」「無臭ニンニク」等が出てくる。 これくらいなら「フリーク」の域には達していないよな、と自分に言い聞かせてみるも、少しだけショックな記事を見つけてしまったのだった。 今日のYOMIURI ONLINEによれば、厚労省はサプリメントの安全性を確保する為に、有識者会議を4月に設置するという。現状では、成分の届出は義務ではなく、安全性の審査が行われているわけでもないらしい。 記事によれば、「アガリスク」食品に発がん性物質が含まれていたり、「大豆イソフラボン」も過剰摂取すれば、健康に悪影響があるという。また、サプリメントは製造工程で成分の濃縮をするので、有害物質も濃縮される可能性があるとも書いてあります。 筆者に限らずサプリメントを摂る人間は、健康になりたくて摂っているに決まっています。今のところ公的な枠組みはないみたいですが、メーカーの自主的な安全性の確保に期待したいと思います。P.S. 常用しているので、すでにかなりの量を飲んでいるんですけど、、、
2007.02.12
コメント(0)
北京で行われている6か国協議では、「初期段階の措置」についての合意を目指しているという。この合意に基づいて、北朝鮮は核施設を停止し、IAEAの査察を受け入れ、他の5か国は重油などの代替エネルギーを供給するという。 現在、合意の為の調整が続いているということですが、「初期段階」でこれだけの手間がかかっているということは、6か国協議はこの先延々と続くのだろうか?という疑問も浮かんできます。 協議の表向きの目的は「朝鮮半島の非核化」でも、その裏には米朝間の「敵視政策」が潜んでいるので、見物している人間としては、その成果に対して常に半信半疑にならざるをえないわけです。 問題の真の原因である敵視政策が十分に解消されなければ、朝鮮半島の非核化も中途で挫折するか、ある時点から成果がないままズルズルと時間が経過するようになると私は予測しているのですが、どうでしょうか?
2007.02.11
コメント(0)
今日の朝刊の1面は、リンナイ製湯沸かし器による中毒事件だった。1月27日にパロマ社の事件について書いたのですが、それに続いて「またか」という感じの事件。 記事を読んでいて分からないのは、「、、、センサーが壊れ、不完全燃焼防止機能が働かなくなった、、、」などという説明です。 「不完全燃焼防止機能が働かなくなったので、不完全燃焼が起きました」というのは、ロジック的には一見よさそうですが、生活者の一人として恐すぎるし、初めから動かなくなるべきです。 もう一点気がかりなのは、同様の事件が複数の会社によって引き起こされた為に、当時の水準からいって仕方なかったという考えが生まれる可能性です。既にかなり長い時間に渡って待たされ続けている事件の被害者にとって、不利な状況にならないと良いのですが。
2007.02.10
コメント(0)
昨日、朝方は使えていたインターネットが、夕方になって使えなくなってしまった。色々自分でやってみたのだが、結局つながらない。業を煮やして接続会社に電話を入れたところ、「サーバー側では問題が発生していないので、そっちのケーブルが断線してるんじゃないですか?」と、そっけない対応をされてしまった。 ちょっとムッとして、「じゃあ、問題はこっちにあるのね?」みたいな切り方をして、さらに調べてみたが、結局無駄だった。 半ば諦め始めたころ、そこら辺に置いてあったNTTの請求書が目に留まった。しまった払うの忘れてたか?と思って封筒を開けてみると、案の定「利用停止」の日付がビンゴしてしまう。 今朝早速、料金を払い込んで復旧したが、少しは殊勝になって、接続会社の電話対応に出たお兄さんゴメンナサイと思うべきだろう、多分、、、クレーマーみたいに思われてたらやだな。 でも、一応こっちが客だから良いか?お客様だしな、、、、 何にせよ客商売は大変ですね。P.S. これが結論で良いのか?
2007.02.07
コメント(0)
昨日TBSの「報道特集」を見ていたら、病気腎移植の「その後」を報じる番組をやっていました。久しぶりに万波医師の顔をテレビ画面で見たが、ようやく沈静化しましたみたいなことを言っていた。当時は罪人扱いだったとも言っていた。 そうだったかも知れない。しかし、週刊誌や新聞の「公正さ」を過信したところで仕方がない気もします。名医登場の美談よりも、名医の皮を被った罪人を告発する記事の方が面白いですから。 話は変わりますが、テレビを見ていて面白いなと思うことが一つありました。・・・大学の・・・教授(一日前のことだが、すっかり忘れている)が、腎臓癌の病気腎移植の追跡調査(14件)を行ったところ、癌の転移は1件も発生しなかったという。その教授は「癌はウィルス性の病気ではなく、遺伝性の病気だから」と説明していました。これは目からウロコな話です。私もうつるのかと思ってました。 例えばAさんの病気腎(腎臓癌)をBさんに移植するとします。癌の転移のメカニズムでは、Aさんの体の中に癌の細胞があると、転移によって他の正常細胞も癌になってしまいます。しかしこれは、Aさんの正常細胞->Aさんの癌細胞に限ったメカニズムであって、Aさんの癌細胞が存在しても、遺伝子の型が違うので、Bさんの正常細胞->Bさんの癌細胞とはならない、ということだろうか? ともかく、面白い仮説(事実?)ですよね。本当なら移植医療が大きく変わるかも知れません。人間の臨床が実験の代わりになっているようです。大型のほ乳類なんかを使ったら実験出来るような気もするのですが、どうなんでしょうか?
2007.02.05
コメント(0)
ブッシュ政権の高官たちは、イラクの現在の状態を「内戦」と呼ぶことに抵抗があるらしい。「内戦」というレッテルを貼っても、複雑なイラクの現状を表現することにはならないと、アメリカ国民を煙に巻くような論陣を張っている。 イラクの現状が複雑だという認識は正しいが、そもそも、この人たちは本当に紛争の全体像を把握し、解決しようとする意思があるのだろうか? 昨日のMSN毎日インタラクティブによると、ゲーツ国防長官は扮装の主な原因を4つあげている。(1)南部でのイスラム教シーア派間の対立(2)バグダッドなどの宗派間抗争(3)武装勢力(4)国際テロ組織アルカイダ。 この分析もきっと正しいのだろう。問題は、4つのうち3つはアメリカに関係がない紛争だということだが、、、、
2007.02.04
コメント(0)
一日にこのブログでも地球温暖化の記事を書いたのですが、今日の新聞の一面は地球温暖化に関する国連の第4次報告でした(読売新聞)。 今世紀末には、平均気温が6.4度上昇するとか、海面が59cm上昇するとか、北極の氷が消滅するとか、色々と恐ろしい可能性について検証しているようです。 日本の環境省も同日で温暖化予測を公表したようです(39面)。それによると、「味落ちるコシヒカリ」「みかん生産地が北上」などと予想されています。 気候が変わることにより、稲の生育が悪くなったり、みかんの生産適地が北上するということです。 素人の目からすると、「コシヒカリの生産地はなぜ北上できないのか?」とか「木になるみかんは簡単に北上できるのか?」といった疑問が残ります。きちんと研究されているのだろうか? 近所にみかん農家がたくさん出来ても別に困らないが、コシヒカリの味が落ちるのは困るな、、、、
2007.02.03
コメント(0)
西友で買い物をし、家に帰ろうかなと思って緩い勾配の坂を上り始めたところ、道端のお地蔵さんが根元からひっくり返されているのに気がついた。 高いマンションの建物に囲まれ、少し道路から引っ込んだ場所に、小さな石像が3体並んでいるのだが、その中の1体が足をこちらに向けて倒れていたのだった。 場所的にいって何かがぶつかるような可能性もあまりなく。誰かがむしゃくしゃして、ひっくり返していったのだとすると、随分罰当たりな話です。 古そうな石の一つには「道祖神」と刻まれています。この辺りは昔宿場町だった場所なので、当時の旅人が通行するにしても、挨拶こそされても蹴飛ばされることはなかったと思いますが、、、 どうせ蹴飛ばすなら、そこら辺にたくさん立っている、「ヤミ金」とか「デリヘル」とかの看板でも蹴飛ばせば良いのにと思います。違法業者が出している違法看板なら、ストレス解消にうってつけだと思いますが、どうでしょうか? 私は迷信深い方ではありませんが、わざわざ苔むしたお地蔵さんを蹴っ飛ばして行く人間の神経は理解できません。気持ち悪くないのでしょうか?犯人は? バーミヤン遺跡をぶっ壊したタリバンほどではありませんが、この辺りにも危険な人がいるみたいです。
2007.02.02
コメント(0)
毎日温かい日が続いていますね。記録的な暖冬ということで、寒がりの私は大助かりですが、喜んでばかりもいられないのかも知れません。 近所の桜並木はまだ冬の装いのままですが、全国では時ならぬ梅や桜、菜の花の開花が観測されていたり、例年の積雪や湖の凍結が見られなかったりしているそうです。 暖冬ということであれば、偶然のようなものであり、「いやあ、今年は温かくて助かりますね」といって挨拶でもすれば済んでしまいますが、地球温暖化となるとちょっと物騒な話になってきます。 南極の氷が解けて標高の低い都市が水没してしまうとか、国家予算レベルの被害が出るとか、色々言われています。ご近所の話題というよりは、政治家が雁首を揃えて討論しそうな話題です。 個人的な願望から言えば、冬が暖かいのは全然構わないのですが、夏が更に暑くなるのはタマラナイ感じです。温帯から亜熱帯性に気候が近づいているとすると、台風なんかもたくさん来るようになるのだろうか?それもいやだな。梅雨なんかも長くなるのかも、、、 サーフィンとかマリンスポーツ関係などは全然やってないので、亜熱帯性の夏は全然必要ない私なのでした。P.S. 今のところまだ「亜熱帯」というほどでもないですよね、実感としては。 読み返してみると結論がないな、この文章、、、、
2007.02.01
コメント(0)
私の本棚にも洋書で10冊くらいはあると思いますが、作家のシドニー・シェルダン氏が昨日亡くなったということです。死因は肺炎の合併症、場所はカリフォルニアの病院で、89歳だったという。 彼が生前にCIAの工作員であったと発表されるでもなく、ロシアの工作員によって、一見完全犯罪に見える暗殺をされたわけでもなく、はたまた、彼の一生が一連の復讐劇であったわけでもないようです。 死に場所も、東京、パリ、ロンドン、ベルリン、、、等々かと思っていました。一読者として残念です(何が?)。 ともかく、謹んでご冥福をお祈りしております、、、
2007.01.31
コメント(0)
自家製キムチを漬けてみたくなって、スーパーに買い物に行ったのは良いけれど、帰って来た時にビニール袋に入っていたのは、大根とキュウリとエバラの「キムチ漬けの素」でした。 竜頭蛇尾とはこのことだけど、気を取り直して野菜を切り、キムチの素といっしょにプラスチック容器に入れて、均等に攪拌(かくはん)する為に少し振ってみました。キムチの素のビンに「30分程漬けて出来上がり」と書いてあるのを見て、日本人というのは、何でもインスタントにしないと気がすまないのだろうか?とも思います。 もっとも、伝統的な主婦なんて日本では「絶滅」の一途を辿っているに違いなく、インスタントや手抜きアイテムが蔓延するのを引き止める手段など存在しないのですが、、、 行った事はないけど、キムチの国、お隣の韓国だって大して違わない可能性もあります。 エバラのキムチの素を発売してみて、売れなかったら伝統は健在、売れ行き好調だったら日本と大差なしということで間違いないとは思いますが。 ともあれ、出来上がったインスタント・キムチを試食してみました。添加物の味はするものの、即席にしてはよくまとめてあると思いましたが、どうなんでしょうか? スーパーなどの食品売り場での品揃えを見る限りでは、日本でのキムチの消費は、ここ10年くらいで何倍かになっているに違いなく、焼肉店で付け合せに出てくるものから日常の食材へと変わってきています。キムチが普及するにつれて、その味も以前よりは向上してきているとは思います(昔は塩気が強く辛すぎるキムチが多かった)。 そう言えば、去年の暮れにこれといって成果のあがらなかった6か国協議が再開されるそうです。時間がかかっている分じっくりと内容が熟成していると良いのですが、、、少なくとも私の即席キムチよりはマシでないと困るな、、、、
2007.01.30
コメント(0)
一昔前、ウーマンリブ(今の人に通じるのか?)の活動家は「女性は子どもを産む機械ではない」と言ってまわったというが、そういった活動家の神経を逆なでするような発言があったようだ。 読売新聞によると、柳沢厚労相は27日の講演で、「(女性という)産む機械、装置の数は決まっている。あとは一人頭で(多くの子どもを産むように)がんばってもらうしかない」と発言した。厚労相はその場で「機械と言ってごめんなさい」と謝罪し、「産む役目の人」と訂正したという。 思わずこういった発言をしてしまうということは、柳沢厚労相は、心の中では反ウーマンリブなのかも知れない。社民党の福島党首も「最低の発言」と言って噛み付いているという。少子化問題は日本の最新の問題だけど、争いの質が旧世代的になっているのは何故だろう? ウーマンリブの趣旨は、日本の旧来の「家」制度の下で、女性が一人の人間ではなく、子どもを産む機械と位置づけられることに反対することだろう。しかし、少子化問題そのものが、ウーマンリブの原動力である「家」制度の消滅を意味している以上、最近の世代には、争いの意味がイマイチ不明なのです。 「家」制度に子どもを産むように強制されるのは論外ですが、「国家」制度に産むように指示される筋合いもないでしょう。 少子化問題の対策も「愛国心」と同じように涵養(かんよう)するものでなくてはならないと思います。
2007.01.29
コメント(0)
宮崎県で鳥インフルエンザが発生したばかりですが、今度は岡山県高梁(たかはし)市で鶏が22羽死んでいるのが発見されたと、農水省が発表しました(読売新聞)。 どこかの社説に「渡り鳥に罪はない」と書いてありましたが、風邪ひきの渡り鳥が現在も北上しているのでしょうか?罪はないといっても、空を見上げて良い気分はしませんが、、、 既に鶏の隔離と、付近の鶏舎での移動制限が要請されたそうです。しかし、感染している渡り鳥は、現在も天下御免で飛び続けてるとすると、今後も被害が発生すると予想すべきなのでしょう。 座して待つのではなく、早期通報以外の対策は何かないのだろうか?私が見聞した範囲では、鶏舎にネットなどを張って野鳥と鶏の間の接点をなくすくらいの対策しかないという印象ですが、養鶏業者の方々(特に岡山の北に鶏舎が所在する方)には、是非とも検討してもらいたいものですよね。P.S. ワクチンだとコストがかかりすぎるのか?
2007.01.28
コメント(0)
05年に起きた中毒死事件に対する業務上過失致死容疑で、パロマ東京営業所が家宅捜索を受けているという。 一連の事件で、パロマ社側は、修理業者による違法改造が事故につながったと主張していたと思いますが、本当のところはどうなのでしょうか?今回は、会社側に捜査の手が入ったようですが。 今日のMSN毎日インタラクティブによると「、、、安全装置の基盤には、ガスが燃焼しなくなる『はんだ割れ』と呼ばれる故障が起きていた。修理業者が、その応急措置として配線をつなぎ換える改造をしたとみられる」という。 つまり、会社側には、はんだ割れを起こすだけでなく、違法改造も容易な欠陥製品を出荷した責任があると考えられます。一方の修理業者には、応急で違法改造しただけで、正規の修理をしていない責任があるのでしょう。(確か、会社が違法改造を指示したのではないか?という疑いもかかってましたよね、、、) ともあれ、20年も前から同様の事件が続発しているのに、有効な対策が立てられないまま今日に至りました。死傷者が出ているので「残念」とか「遺憾」では済まないとは思いますが、、、
2007.01.27
コメント(0)
911(セプテンバーイレブン)が起こった日、私はアパートの部屋の中でテレビを見ていて事件を知りました。ツインタワーに旅客機が次々と突っ込んでいくシーンやペンタゴンの破損した姿は圧巻でしたが、考えてみれば、もう5年以上の歳月が流れているんですよね。 CNN.co.jp(日本語版のCNNのサイト)を見ていたら、この5年の歳月を吹きとばすような事件が記事になっていました、小さな事件ではありますが。 記事によると、ブッシュ大統領の写真と「世界一のテロリスト」という文言の入ったTシャツを着ていたオーストラリア人の男性が、メルボルン国際空港でロンドン行きの国際便に乗ろうとしたところ、搭乗を拒否されたという。 航空会社(カンタス)は、他の乗客の困惑と運航上のセキュリティを理由として搭乗を拒んだとしていますが、男性側は言論の自由を根拠に告訴する構えだという。 双方共に言い分のある事件のようですが、911ショックはいまだ健在の様です。この柄のTシャツは、一昔前にイスラム圏でよく着られていたものだと思います。私はこのTシャツからユーモアを感じますが、そう感じられない人たちは、国際線の関係者だけではないのかも知れません。 イラク戦争の終局は少しずつ見えてきているのに、911の影響がまだ残っているのは変な話です。 イラク戦争は失敗したとか、いや、そうではないとかの議論があるようです。私は最初から「無意味」だったと思いますが、、、
2007.01.26
コメント(0)
去年の12月10日に、「夕張市破綻に思う」という記事を書きましたが、今日はその続きです。 今日のNIKKEI NETやMSN 毎日インタラクティブによると、道や国が夕張市の財政支援に乗り出すことにより、再建期間を短縮するという。 具体的には、道が、高齢者の医療費助成、市道の除雪の代行、バス路線への補助などの予算(6825万円)を計上し、約360億円の負債を低利で融資するという。 通常1.5%(で借りているのかどうかは知りませんが、、、)を0.5%で「借りかえ」られるのなら、それだけで金利の負担は年5.4億円から1.8億円に圧縮されるわけです。 金利差は道が負担し、国も財政支援を行うという。 「親方日の丸」という言葉はありますが、夕張市の再建は「親方北海道」で進行するということですよね。原理的には、負担は全て市民にかかってしまうのですが、再建の負担を全て市民に負わせるのではなく、道も大きな負担をし、国も補助的に負担するという枠組みが示されました。 夕張市のような「危ない」自治体もが、今後も出てくると予想されますので、この「夕張(再建)モデル」が上手く機能するかどうかを、筆者も注目しています。
2007.01.25
コメント(0)
近くにあるカラオケ店は、いつのまにか潰れてしまった。一昔随分と流行ったカラオケだけど、私ももう行かないし、少し下火になってきているのだろうか? 調理場のてんぷら油から出火し、3人の死者を出した兵庫県宝塚市のカラオケボックスの火事では、既に調理場の店員が業務上過失致死の疑いで逮捕され、経営者の店長も近く立件される見通しだという。 この事件に関して、読売新聞は興味深い取材をしています。カラオケボックスが入っている建物のオーナーの娘婿が、消火に当たった消防局の消防士長であり、しかも、同僚と一緒に過去に数回同カラオケボックスを利用していたというのです。 つまり、経営者の店長は、防火設備の不備などにより立件される見通しですが、「お客」として現場を見た消火の「プロ」たちは、何の問題も感じていなかったことになります。もし感じていたなら、何らかのアドバイスがあってしかるべきですよね、、、 カラオケ店に限らず、小規模なゲーセン(ゲームセンター)、ネットカフェなどでも、窓や扉が閉鎖されていたり、防火設備が不備であったりするのは、日常茶飯事だと思います。新宿歌舞伎町の風俗店での火災も、記憶に新しいですよね。 もっとも、そういった状況も、消火のプロが防火設備の不備に気づかない理由にはならないわけです、プロなんですから。 今回のカラオケ店の火事も氷山の一角に過ぎないと思いますので、経営者の方々、消防関係の方々(が、このブログを読んでいるとも思いませんけど、、、)には、日ごろの点検をお願いしたいものです。P.S. 点検(調査)されてないから、こういう事件が起こるんですよね?
2007.01.24
コメント(0)
ぼんやりとテレビのニュース番組をを見ていたら、携帯電話でのネット検索が、最近普及するようになってきたと報じていた。テレビの画面は、街角でのインタビューに「ニュースをチェックしてます」とか「地図を調べたりするんです」といったコメントをする通行人を映していた。 「えっ!今まで普及してなかったの?」というのが、正直な感想だった。 ブログを書いたり、読んだりしている人間には信じられない話だけれど、携帯でのネット利用が、PCよりかなり遅れて、ようやく普及したのだそうです。 携帯を持っていても、通話とメールくらいにしか使っていなかったということでしょうか?いろんな場面でネットを利用する人間から見ると、宝の持ち腐れに見えますよね。 でも、もしかすると、そういう人間の方が普通なのかも知れないですよね、自宅やネットカフェでインターネットにはまっている人間よりも。P.S. 私も携帯の使い方が分からないふりをして外出してみようかな?P.S.2 携帯を部屋に置いていくという方法もあるか?
2007.01.23
コメント(0)
賞味期限切れ材料の使用など、不二家が起こした一連の不祥事を受け、消費者の怒りも頂点に達していると思います。今日の新聞は、不二家の後任の社長が決まったことを報じていました。 思い起こせば、不二家に関するあまり良くない「うわさ」は、私が子どもの頃からあった気がします。「ずーっとやっていた」とすると、ちょっと恐いですよね、やっぱり。 しかし、これがもとで不二家が潰れてしまうのかというと、そうも思えません。すでに大株主の森永製菓や、食品大手の山崎製パンが支援、技術協力を表明しています。 「日本的システム」の中では、大々的な不買運動でもない限り、今の経営が空中分解するような状態になっても、不二家は「ブランド」として再生する方向にあると思います。 この予想は、日本的システムの中では、消費者の影響力が小さいことを前提としていますが、それはそれで大きな問題です。「物言う」消費者も21世紀の日本には必要だと思うのですが、、、
2007.01.22
コメント(0)
3人の死者を出した北海道北見市のガス漏れ事故ですが、微量のガスを検出していたにもかかわらず、「また明日来ます」みたいな対応をしたのは、どんなものだろうか? 北海道には旅行で行ったことくらいしかないけど、ガスはきっと大切なインフラなんだろうし、人命もかかっているので、しっかりしてもらいたいものです。 ただ、破断していたガス管の状態は、かなり奇妙なものらしい。北見市の複数の場所(2ヶ所)で、ほぼ同時に破断していた。破断の仕方がかなり珍しい「全周亀裂」(私のワープロも上手く変換しませんが、、、)というものだった。破断した面がずれていた。 等々から、ガス会社の不備とか手抜きという「人災」よりは、地震や断層形成などの「天災」が原因と断定されるではないかと推察します。 今日のNIKKEI NETは「北見に特異な原因があると考えざるをえない」という北海道ガスの大槻副社長のコメントを掲載しています。北海道ガスは、ガス管の交換を当初予定よりも1-2年前倒しすると公表していますが、事件の本当の原因は地質学的なものと推定されるので、これも早急に調査して欲しいところですよね。
2007.01.21
コメント(0)
日経住宅サーチというサイトを見ていたら、こんな記事があった。「2006年首都圏マンション発売戸数11%減」 記事によると、価格先高感から好立地物件の販売を先送りする動きが影響したという。 不動産業者が、都心の物件の値上がりを見込んで、売りしぶりを始めているというのです。こういった行動は、いわゆる「バブル時代」を思い起こさせます。 都心の土地、建物は、しばらく前から値上がりしてきています。経済の基本では、土地の値上がりは、あまり良くないこととされています。しかし、現在の日本は全体としてデフレ経済の中にあり、都心の土地高騰が一概に悪いことなのかどうかは良く分かりません。 バブル時代の狂乱地価で出現した「地上げ屋」は、老人の持ち家まで奪い、当時社会問題になりました。今回の土地高騰も「地上げ屋」が再登場するレベルまでいったら×でしょうか。
2007.01.20
コメント(0)
ムカムカするくらいの症状だったが、昔少しだけ胃を悪くしていたことがあったので、今でも好きなだけコーヒーが飲めるわけではない。しかし、この記事も部屋で一杯のインスタントコーヒーを飲みながら書いているし、それなりにコーヒー好きなつもりの筆者です。 今日のYOMIURI ONLINEは、中国の世界遺産「故宮」に出店しているスターバックスが、一部のマスコミから批判を受けていることを報道しています。伝統的な景観の中に、今風のコーヒーショップが出店しているのは、「文化侵略」であるとする論調もあるとか。 随分かた苦しいことを言うなとも思うが、日本にも同じような状況はあります。日本の観光地でも、景観保護を求める自治体と商店、住民の間には、常に摩擦があるものです。 中国は急速に変化しています。日本も同じですが、何を変え、何を変えないのかを決めるのが難しい場合も多いと思います。故宮のスターバックス騒動も複雑でアイロニカル(皮肉)な状況に見えます。 忙しい中国人のビジネスマンが、一杯のスターバックスコーヒーを片手に経済新聞を読むのは、新しいけれども、私の中では「文化」に分類されます。 これに対して、当の故宮側が「年間役160万人の外国人客の多くがコーヒーを望んでいる」と釈明するのは、「経営」とか「経済」に分類されるのです。P.S. スターバックスは時々利用します。日本のコーヒー消費量は半端じゃ ないらしいですね。みなさんも胃を痛めないで下さいね。
2007.01.19
コメント(0)
受注側のゼネコンの談合を禁止するのが「独占禁止法」なら、発注側の役人を取り締まるのが、今回、国交省に対して初適用された「官製談合防止法」です。 国交省発注の水門談合事件に対して、公正取引委員会は昨日、官製談合防止法を適用する方針を発表しました。元課長補佐と管理官の二人が受注調整に関わっていたことが、すでに判明しています。 水門談合は60年代から続いており、ゼネコン主催の談合組織が2度にわたって解散に追い込まれた後、今回の官主導、主催のシステムに移行したそうです。 ゼネコンが主催すると独禁法に潰されるから官主導にした、という過程も恐ろしいですよね。そうじゃないだろ、という感じ。 ゼネコン側の証言によると、「受け入れたOBの数で落札業者が決まる」と言い。また「営業努力とは無関係」とも言っています。しかし、もっと大きな枠組みで考えれば、OBの受け入れ自体が営業努力と見なせるので、今回も真っ白ではなく、「灰色」で「同じ穴」だと言えます。 今日のMSN毎日インタラクティブには、「、、、一方で『これがすべてとは思えない』とも語る。元課長補佐ら2人だけでは、一連の巨額工事を差配できないとみているからだ。、、、」というコメントが掲載されている。 談合と天下りのセットは、(違法ではあっても)役人にとって、退職金とか年金のシステムと同等の、つまり普遍的なシステムと考えられます。 つい最近、談合に関わった知事たちが、短期間の間に次々と逮捕されるのを受けて「これでは知事がいなくなってしまう」といった嘆きが聞こえましたが、今度は国交省の番なのでしょうか?
2007.01.18
コメント(0)
最近、殺害後に死体をバラバラに切り裂いてしまう事件が相次いでいます。渋谷区の短大生や外資系社員の殺害事件だけでなく、茨城県の河川敷でも遺体が見つかったとか。 気味の悪い事件なので、キーボードを打っていても気分が悪いのですが、同じような事件が頻発するなら、その背後には何かしら社会的な現象があるのだと、私は予想するのです。 心理学や法医学は、個々の事件を技術的に分析し、解明してくれるかも知れませんが、なぜ社会現象になるのかを説明してくれません。この原因はどこにあるのでしょうか? 私の推測する範囲ですが、個人主義の時代に「公私」の「私」の部分が拡大する中で、他人を人間として尊重する文化が衰えてきているのではないか?そのため、昔はそれほど多くなかった偽装のための遺体損壊が、多発するようになったのではないか?と思うのです。 もちろんそれだけでは、今回のような異常犯罪事件は起きませんが、、、 こういった問題への視界を広げてくれるのは、案外、日本伝統の「鬼」という概念かも知れません。「誰の心にも鬼の一匹くらいは棲んでいる」というセリフを、テレビか何かで聞いたような記憶があります。棲んでいたら困りますよね? また戦時中の中国人は、日本人のことを「東洋鬼子」と呼んでいたらしいのですが、東洋の鬼と呼ばれるのも不本意なことです。 理想的な日本人は、心の闇に棲む鬼を払わなければならないのでしょう。もうすぐ節分の季節です。日本の慣習がそう教えるのだと、私は思います。
2007.01.17
コメント(0)
アメリカのイラク政策が更に混迷の色を深めてきたようです。現地の米軍部隊は、戦うことの意味などは考えないようにして、半ば事務的な態度で任務に就いているのだと推察しますが、立案される政策(方針)には方向性、整合性がなく、目的が何なのか理解するのが難しくなってきています。 昨日の読売新聞の国際面に「イラン勢力摘発せよ 米、イラクで秘密作戦 民兵訓練 『革命防衛隊が関与』」という記事が載っていました。それによると米軍は、イラク国内で民兵組織の支援に当たっているイラン人組織に対する摘発を行ったという。 アメリカが作った現政権は、人口比と選挙の結果、シーア派が主体になっています。また、イランやシリアもシーア派の国だと言われています。 今回の摘発やイラン人5人の拘束、「イランからの支援の流れを遮断する」などのブッシュ発言からすると、アメリカはイランの影響力を排除する方向に進もうとしているようです。 つまり、シーア派国家イラクは不可らしく、依然としてアメリカはステレオタイプの民主主義国家イラクの建設が可能だと考えていることになります。 このブログでは、11月6日に「内戦」について言及し、12月9日には、「現政権はシーア派民兵組織をコントロール出来なくなっているということです。戦争開始当初の大義であった大量破壊兵器は発見されず、民主主義政府の樹立も形骸化、無意味化する、、、」と書きました。 シーア派に対するイランの影響力を排除することは難しく、出来たとしても、民兵組織をコントロール出来るかどうかは推測の範囲を出ません。 結局アメリカの方向感のない政策は機能せず、現政権は崩壊し、「イラク版三国志」のような内戦の後、新たな「軍事政権」が樹立されるというのが、ありそうなシナリオです。 今後どんなシナリオが展開されるにしろ、イラク国民にとっては、極めて迷惑な話ですよね。
2007.01.16
コメント(0)
宮崎県で鳥インフルエンザの発生が確認されたことを受けて、訪米中の松岡農相は「風評被害などの混乱や鳥の感染が広がらないように対応する」と発言したという。 宮崎県外で生産された鶏肉や鶏卵に風評被害が及ばないよう監視することと、鶏舎など汚染された施設に対する徹底的で迅速な消毒、殺処分、周辺の鶏舎の鶏の移動禁止が、既に指示、実施されているようです。 聞くところでは、周辺で渡り鳥の死骸は見つからなかったということですが、かえって問題です。既にウィルスに対する耐性を持っているということでしょうか?羨ましいというか、羨ましくないというか、、、、 今日の日経新聞のコラム「春秋」は、この問題を取り上げ、渡り鳥に焦点を当てながら「、、、隠蔽(いんぺい)や報告の遅れは致命的だ。迷いなくふと旅立ち、一直線に飛び去る燕のように、人間は素早い動きができるか」とまとめています。 過去に国内で、大量の鶏の死を隠蔽しようとした事件がありましたが、これは鳥インフルエンザを大量に拡散してしまう恐れがあります。発見したら、鶏舎の管理者は、即座に携帯(電話)で保健所に連絡しろということか? そう言えば良いのに。
2007.01.15
コメント(0)
政治家の「事務所費」や「備品・消耗品費」の不明朗な支出が、ちょっとしたスキャンダルに発展しそうな感じですね。 事務所費に関しては、伊吹文科相、松岡農相の名前が挙がっており、家賃がかからない議員会館の事務所を「主たる事務所」と届けていたのに、年1000万円から7000万円の高額な事務所費を計上していたことが、批判されています。これに対して伊吹文科相は、他の事務所の経費も含まれていると説明しているといいます。 備品・消耗品費に関しては、松岡農相、金田前副外相が年1000万円以上を計上しているということです。金田前副外相の事務所は「ガソリン代など適切なもの」としています。 問題のポイントは、政治資金規正法が領収書の添付や内訳の報告を義務付けていない「ざる法」または「骨抜き」であることだと思います。この法案が成立した時も騒ぎになってましたよね、確か。 今日のMSN毎日インタラクティブは「、、、同法は金の収入についてはチェックするが、使い方について厳しく監視することが想定されていない。まさにブラックボックスの役割を果たしていると言え、原則的に細かな支出まで領収書を添付させるように法改正することが必要だろう」という日大の岩井教授のコメントを掲載しています。 法律が「ざる法」なので、今回のようにスキャンダルに発展しても、まず「逃げ切れる」とは思います。その為の「ざる法」です。 スキャンダルの追求も大切ですが、法改正によって政治資金規正法を「まともな」法律にすることの方が、もっと重要なポイントですよね。P.S. 今日は「赤旗」みたいな記事だな、、、
2007.01.14
コメント(0)
ともかく、雪印事件のように大事にならなくて良かったですよね。 11日、不二家の藤井社長は、賞味期限切れ原料の使用について会見し、謝罪したという。 期限1日切れの牛乳で作ったシュークリーム1万6000個とか、期限4日切れのりんご加工品で作ったアップルパイ500個とかは、市井(しせい)の感覚から言うと実害はない。 ただ、社内基準の100倍の細菌を検出したシューロール113個は「文字通り」頂けません。大事件の萌芽になりかねません。 ちょっとの期限切れ材料の使用は、行為自体より、そのマインドが恐い気がする。そんなちょっとのお金が惜しいなら、シューロールは検査だけで、最初から廃棄する気がなかったのではないか、という疑いもわいてきます。 既に、多くの店舗が休業を決め、一部の大手スーパーも不二家製品の撤去などを行っているといいます。不二家のレストランは通常の営業を続けているとか。この影響がどのくらいの期間続くのかが、この事件のポイントになると思います。 社内調査が行われ、問題点が表面化することを一方的に非難することもどうかと思いますが、消費者としては有名な食品会社には100%の安全性を期待したいものです。 この問題は2ヶ月前に発覚していたそうですが、発表は今月の11日まで引き延ばされました。1月11日の発表は何を意味しているのでしょうか?洋菓子の販売にとって、12月のクリスマスと3月のひな祭りは最も重要な時期でしょう。クリスマス前に発表なんてとても出来ないが、発表がひな祭りに響くのも困るということだろうか?だとすると、「ペコちゃん」も結構賢いですよね。
2007.01.13
コメント(0)
このブログでも11月21日の「ゆとり教育論者」で取り上げたのですが、ゆとり教育の見直しが決まりそうですね。 今日のYOMIURI ONLINEによると、「教育再生会議は11日、都内で運営委員会を開き、一月中にまとめる第1次報告で、『ゆとり教育の見直し』を明確に打ち出すことで一致した」という。 記事によると、見直しの内容としては、一日の授業時間数の増加や夏休みの短縮、「総合的な学習」の時間を削って主要教科に振り替えなどが予想されます。 大学の9月入学とバウチャー制度は今後の検討課題にとどまるらしいですね。 「ゆとり教育論者」で、私はA.トフラーの「第三の波」から『裏のカリキュラム』という節を引用して、以下のように批判しました。 、、、A.トフラーの教育に対する理解が正しいと仮定すると、基本教科を軽視し、子供に好き勝手にやらせるような教育がまかり通れば、日本は産業主義という枠組みから出て行かざるをえないと結論しざるを得ません。 改めて読んでみると、かなり熱を帯びた内容です、自分で読んでみても、、、 YOMIURIの記事にいじめ問題に関する記載がなかったのが気にかかりますが、ゆとり教育の見直しが決まりそうなことは、良かったなと思います。 「総合的な学習」を導入しても、主要教科の「学力低下」が起こっていては何にもなりませんし、ゆとりの時間を上手に使いこなすことは、私たち大人にとってもかなり難しいことです。子どもたちが一生懸命勉強する姿をまた見られることは、とても楽しみですよね。
2007.01.12
コメント(0)
等々力善福(とどろきぜんぷく)というペンネームは、昔住んでいた地名からつけました。世田谷区中町(東急大井町線等々力駅の近く)と杉並区善福寺(最寄り駅はJR中央線西荻駅)をあわせて等々力善福、いい加減でしょう? 共通点は「環境が良い」ってことですかね、両方とも。等々力のオンボロのアパートはすごかったですね。ネズミとムカデには悩まされました。来たときには確かにあった台所のコンロ下の板が、出るときには3分の1くらいなくなってました。夜中にガリガリかじる音は聞こえてましたけどね。ネコイラズ(って今でもいいます?)もあまり効かなかったようです。 夜中にゴソゴソいう音がして目が覚めると、壁の隙間から大きなムカデが這い出してくるところだったりして、大の男でもびびりますよね、あれは。 等々力では渓谷が有名ですが、杉並にいたころは、近くにあった善福寺公園によく散歩に行きました。結構大き目の公園で、真ん中が池になっていて、水鳥とかが泳いでます。記憶違いかも知れませんが、この地の「頼朝伝説」について記述した看板が、公園の隅にあったような気がします。 温かい日には、幼稚園児の集団とか、近所の奥さん連中とかが散歩していました。 どちらとも「風光明美」とまではいかなくとも、散歩したり時間をつぶしたりするには良い場所ですので、近くまでお出での際は、立ち寄られると良いかも知れません。
2007.01.11
コメント(0)
食べ物系の話が続いています。手軽なファーストフードとかも結構好きなほうです。マクドナルドとかウェンディーズとかに入ると、思わず「ビッグマック」とか「ダブル、、、」とか「トリプル、、、」とかを注文してしまう方ですね、衝動的に。 口の悪い人たち、というか食文化に対する意識の高い人たちは、ファーストフードと言わずに「ジャンク(ごみ)フード」という言い方をします。確かに体に悪いんでしょうね、特に太めの中高年が無軌道に食べたりするのは。「メタボリック症候群」とか「内臓脂肪」という言葉も流行ってますし。 メタボリック症候群に関係する記事を読んでいると、ほぼ必ず「ウエスト85cm以上の方は気をつけてください」と書いてあります。私はこの文を見つける度にビクッとしますが、、、 生活様式や食文化が急速に変化するなかで、日本人の生活習慣病も大きく変化しているので気をつけましょう、という内容の文章を色々な場所で目にします。理屈は分かっているし、どうしなければいけないかも分かっています。 しかし、結局「本人次第」なので今問題になっているんでしょうね、、、P.S. 私も予備軍だな。
2007.01.10
コメント(0)
昨日はお鍋の話などしていましたが、鍋後(私は「なべあと」って言いますけど、これって日本語?)のうどんなんかも最高ですよね。偶然的に、本来捨ててしまうような鍋の残り汁から、美味しい料理がもう一品出来てしまうのが面白いところです。鍋料理そのものより、このうどんの方が好きな隠れファンも結構いるかも知れません。 鍋料理と温かい麺類という組み合わせは、冬場に体を温めるには最高ですよね。 温かい麺類と言えば、最近個人的に気に入っているが「長崎ちゃんぽん」です。九州ラーメンにちょっと似ていますが、白湯スープが少しあっさりしていて、具はキャベツ、いか(下足)、小エビ、蒲鉾(かまぼこ)などが盛り付けされます。 リンガーハットのチェーン店は関東近辺でも展開していますが、ラーメン店で「ちゃんぽん」を置いている店は比較的珍しいと思います。 何でも、中国から来た料理人が、同じく中国から来たお金のない留学生のために作ったという、泣かせるエピソードを聞いたことがあります。おじさんになってくると、この手の話に弱くなってきます。確かに高い食材は使ってないですよね。 とにかく私の中では、「麻」という名前のお「婆」さんが売っていた「豆腐」だから「麻婆豆腐」という感動できないエピソードとは違う位置を占めているのです。 今年はインフルエンザが流行しているという話をまだ聞いていませんが、風邪に負けないように温かい料理でも食べましょうか。
2007.01.09
コメント(0)
毎日寒いですね。体も温まるし、栄養もたっぷりというわけで、冬はお鍋の季節ですが、なぜかこの冬は一度もしていません。理由は分かりません。 お鍋の材料としては、鱈(たら)が苦手というところはありますが、鮭なら食べられるし、アンコウなどは(姿はキモいですが)大好物です。 冬場に温かい鍋料理を頂くのは、ほぼ恒例で習慣のようなものです。今年はなんとなく敬遠しています。世界7不思議まではいきませんが、自分で自分が不思議な今日この頃です。 料理に興味がない人もいるかも知れませんが、鍋は料理といえないほど簡単な料理です。お鍋に水を張って、出汁になるもの(市販のインスタントはとても便利)と適当な肉、野菜、魚貝類をきれいに並べて、火にかければ出来上がりです。もちろん調味料も適当に調整して下さいね。 材料の選択にセンスがある鍋は、それ相当の「名前」を持っています。センスのない鍋は、「寄せ鍋」を通り越して「ヤミ鍋」と呼ばれると、私は理解しています。 「名前」のある鍋料理の一つ、すき焼きは、農具のすきの上で牛肉と野菜を料理したことから付けられた名前だと聞いています。農家の賄(まかな)い料理だったのです。簡単な料理法からいっても、多くの鍋料理の起源が、農家や漁師、猟師の賄い料理だったり、素朴な郷土料理だったりするのは、ありそうな話です。 高級な鍋といっても、料理法が高級であるというよりは、お店や材料が高級なのでしょう。 書いてるうちにお腹がすいてきました。今晩は久しぶりにお鍋にしようかな、、、
2007.01.08
コメント(0)
朝、目を覚ますと、窓の外が明るい。横浜は、昨日とは打って変わって、青くて高い冬の空です。少し冷たい風が、相変わらずビュービュー吹いているので、髪型がくずれて困りますが。 お昼ごろに買った読売新聞の1面に、「ポイント商法ルール化 経産省が近く研究会 倒産時の扱いなど検討」という記事が出ていました。量販店や航空会社が顧客に発行している「ポイント」は、「お金」のような価値を持っているが、法律などが整備されていないため、現状では発行元の企業が倒産すると消滅してしまうという。 企業間でのポイントの交換や倒産時のポイントの扱い、個人情報の保護などについて検討を進める予定だという。 量販店、航空会社だけでなく、コンビニ、楽天などのネット企業も「ポイント」によるサービスを実施しています。総額にすると相当な金額になるのでしょう。「ポイント」をたくさん持っている人には、ちょっと心配なニュースですよね。私は心配するほどの高額ポイントを持っていないので大丈夫ですが、、、
2007.01.07
コメント(0)
3連休の初日ですが、窓の外では冷たい雨がしとしと降っています。たいした用もないのに外出するのには、ちょっと勇気のいる天気ですね。 天気予報によれば、「台風並みに発達した低気圧の影響」なのだそうです。正月明けなので、普段の野次馬根性で、「台風並みに発達した低気圧と本物の台風の違いは何なのか?」と突っ込むことも出来ないのが残念です。 北日本から西日本にかけて日本海側では大雪、東日本から北日本にかけて強い風、北日本から西日本にかけて大しけと予報されています。当たったら3連休は台無しです。 既に仕事始めになっている人にとっては「飛び石連休」、正月休みの続いている人にとっては、最後の3連休です。休み中の「ぼけ」を吹き飛ばしたいところですが、日本列島は低気圧に覆われてしまいました。 「冬のあらし」という言葉は聞いたことがありませんが、季節はずれの冷たい台風が到来しているらしいです。みなさんお気をつけください。
2007.01.06
コメント(0)
昨日の日経新聞1面を読んでいて面白いことに気がついた。紙面の右半分には3つの記事がならんでいます。「高速道債務に国費投入 国交・財務両省が合意 値下げとセット」「中小公庫総裁に(経産省)OBを 首相は拒否 民間人の起用指示」「米財政赤字 12年までに『ゼロ』 大統領、税収増で表明」 この3つの記事は、それぞれ、「道路特定財源は全部使わせてもらう」とか、「天下りは続ける」とか、「アメリカの未来は明るいので自分を支持しろ」という意味だと読めます。 それぞれの記事の意味はともかく、日本の行政改革とアメリカの財政赤字で、紙面の50%を使っているわけです。 紙面の隅っこの「1-3月産業天気図 『晴れ』10業種 好調を維持」という小さな記事の方が「日本経済」に直接関係ありそうですが、1面の紙面は割かれずに後ろの面に送られているのです。 日本の「改革」とアメリカの「政治経済の正常化」なくして、「日本経済」なしということでしょうか。
2007.01.05
コメント(0)
本間正明前税調会長の愛人入居問題や、低家賃の「豪華宿舎」とか「議員特権」という世論の批判によるのだろうか、今日の毎日MSNインタラクティブは、赤坂議員宿舎の入居敬遠や定員割れの可能性について報道しています。 問題になっている赤坂議員宿舎の家賃は月約9万2000円 民間の相場では月45万円はするという。したがって、月間の差額は約35万円、一年間で約420万円、4年間で約1680万円の恩恵(?)を得られることになります。 問題は、議員宿舎への入居に対する風当たりが強くなる中で、これがどのように有権者の投票行動に結びつくかということでしょう。例えば、「1680万円は支持率2%低下に値するのか?」というようなモデル計算が、各議員の頭の中で現在せわしく行われているのかも知れません。 記事によると、民主党の三谷光男氏は「地元に帰ると『先生はよもやあの宿舎には入りませんよね』と言われる」と語っています。また、森喜朗元首相は、「高く値段を取る方がいい。9万円なんてバカなことをするからみんなに怒られる」と発言したといいます。 赤坂議員宿舎には、ちょっとした「改革」が必要なのかも知れませんが、議員の中には、既にモデル計算の「正解(?)」を出した人たちがいるようです。 批判が集まる赤坂宿舎を避けて、築年数が高く家賃5万円台の九段宿舎(東京都千代田区)に転居する議員が相次ぎ、満室状態になっているということです。 議員なら、もっと「本業」に頭を使って欲しいですよね。P.S. 選挙が「本業」なんですか、やっぱり?
2007.01.04
コメント(0)
私は1968年生まれなので、「60年安保」と聞いてもピンとこない世代です。知識としても心もとなく、「全学連」というのが闘ったらしいが、結局、安全保障条約は成立したという位の歴史認識です。ただ子供のころに大人の話を耳にはさんだ限りでは、「60年安保」というのは何かしら熱を生じるような、そんな話題らしいとは感づいていました。 「サンデー毎日」の新年合併号、「昭和史の大河を往く」は、「自衛隊出動寸前岸首相と六〇年安保」という記事を載せていますが、私たちの世代の記憶には欠けている当時の雰囲気を伝えています。 この中で、特に興味深かったのは、自衛隊出動要請を巡る岸信介首相(当時)と赤城宗徳防衛庁長官(当時)のやりとりです。ちょっと転載しますね。 (岸信介首相は)自衛隊を出動させろというのであった。これに対して赤城は、「出せません。武器をもたせて出動すれば、確かに力になりますが同胞同士で殺し合いになる可能性があります。これが革命の発火点になりかねません」と答えている。それでも岸は執拗に要請している。赤城はそれを拒み、「どうしても出動させるというなら私を罷免してからにしてほしい」とはねつけた。 ちょっと劇画調で分かりやすいエピソードですよね。赤城長官がカッコイイです。筆者は記事の最後に、この出来事を「この国の歴史にとってなんと僥倖(ぎょうこう)だったのだろう」と述べています。 まさにその通りですよね。デモ隊を鎮圧するのに自衛隊を出動させていたら、今日の日本はありえません。きっと「半軍政」みたいになっていたと思います、形式的に「一人一票」はあるんでしょうけど。 このエピソードの分かりやすさに比べると、今日の日本は、ずっと分かりにくい感じです。登場人物を現代版に取り替えると、それがハッキリします。まず第一に、政治的な不満があっても、現代の日本人は過激な(?)デモに訴えないし。例え、デモがあっても安部総理が自衛隊を要請するとは思えないし。日ごろの言動から推察すると、久間防衛庁長官は暴徒鎮圧に失敗しても、罷免しないでくれと頼みこみそうです。 でも、もしかするとデモがどうとかいう前に、最近の日本では政治的な「争点」とか「論点」自体がはっきりしていないので、もっとレベルの低い状況なのかも知れません。「無関心」は民主主義の敵と言われますが、60年安保のころに比べると、現代の日本はずっと「分かりにくい」時代になっています。 ともあれ、雑文を書き付けているうちに、正月も今日でおしまいですね。コンビニで「魚沼産コシヒカリ純米酒」というカップ酒を買ってきたので、飲みなおすことします、それでは。
2007.01.03
コメント(0)
週刊文春の新年特大号を読んでいたら、「ものづくり、人づくり対談」の第5回目に前米国国防長官のコリン・パウエル氏が出ていました。対談のお題目は、「日本の明日を担う”人づくり”」ということで、日本の若者へのメッセージを語っています。 パウエル氏は、イラク戦争が泥沼化する中、中途半端な時期に政権を離れましたが、開戦直前までは、開戦に反対していたことをご記憶の方も多いと思います。ジョージ・W・ブッシュ大統領本人やネオコンの側近たちとは違って、この戦争が上手くいかないことを、初めから知っていたわけです。 後の祭りですが、イラク戦争開戦の直前もしくは直後での辞任すべきだったと、後世の人間は考えるはずです。 こういった場合、分かっていなかった人間よりも厳しい非難が浴びせられるという、理不尽な状況も、今から覚悟しなければならないでしょう。彼について書かれる伝記の数だけ、この点が繰り返し非難されるとしても、不思議ではないのです。 氏のメッセージの概要については割愛しますが、最後にこんなことを言っています。「(皆さんは)先人が未解決のまま残してきた諸問題も担っていかなくてはなりません。我々は引退していく身ですから、そうした大きな仕事に若い皆さんがどう取り組んでいくのかを楽しみながら見物させていただきます。頑張ってください。Good Luck!!」 ご存知のように、イラク戦争はまだ終わっていませんが、パウエル前長官は、このBad Luckを残したまま、引退気分になっているようです。P.S. アメリカのボーイズたちは、今年のクリスマスには本国に帰れるの だろうか、、、
2007.01.02
コメント(0)
明けましておめでとうございます!2007年と平成19年がいよいよスタートしました。今年も本ブログをよろしくお願いしますね! 外に出ると寒いので(これは私にとって外に出ない十分な理由になります)、ネットに何かお正月らしいニュースが出ていないかと思ってクリックしてみましたが、ないですね、、、都合よくお正月らしい出来事とかは起こらないか、、、さすがに。正月といえども、報道の世界では、昨日の続きなのでした。 窓はまだ開けてませんが(なぜかは分かりますよね?)、外は明るいので雨は降ってないみたいです。明治神宮の初詣の人出は例年並みとか。 明るいニュースという程ではありませんが、今日のMSN毎日インタラクティブによると、コンビニ大手の「ローソン」は、中高年向けの新型店「ローソンプラス」を展開することに決めたそうです。私もおじさんの一人なので、おじさん、おばさん向けローソンの展開は大歓迎です。ただ、「スナック菓子などを減らし、生鮮食品や和菓子を多くそろえる、、、」という記事から推測すると、ローソンの想定するおじさん、おばさんから、私は外れている可能性もありますが。 少子高齢化に対応しての取り組みだそうですが、近くに出来たら覗いてみようかなと思います。P.S. 記事で初めて知ったのですが、「ナチュラルローソン」って、働く女性向け だったんですね、知りませんでした。古代米のお弁当、ゴマのソフト クリーム、ホームベーカリー風のパンなどが印象に残ってますが、値段も けっこう高いので、金持ち向けの「変な」ローソンかと思ってました。
2007.01.01
コメント(0)
毎年、大晦日(おおみそか)になると決まって「紅白」を見ようか見まいか考えます。多様化の時代とはいえ、日本人の中年なので、30日の「レコ大」、31日の「紅白」そして「ゆく年くる年」という流れは、なんとなく頭にあります。 でも結局は、昨日の「レコ大」もパスして見ていないし、ここ数年の傾向としては、「紅白」もほぼパスしています。「なんでだろう?」とも思います。「紅白」は、台湾(香港でしたっけ?フライングで日本酒を飲み始めているのも、私には恒例です、、、)でも見ている国際的人気番組だという話です。無理せずに(?)見れば良いのです。そういえば、モンゴル人も日本の歌謡曲を好むという話を聞いたことがあります。 だとすると、日本の歌謡曲は、日本人の考えるように日本に特有なものではなく、アジア的な「普遍性」を持っているのかも知れません、、、 以上のような能書きはともかく、事実としては、大晦日の「紅白」は無視して、フライングのおせち料理を食べているか、見るとしてもTVK(テレビ神奈川)の「ビルボード トップ100」なのです。これは、数年間続いているマイブーム(死語)です。国民的番組を見ずに、地方局の裏番組を一生懸命見るには、それなりの理由があるのでは?と思うかもしれませんが、特には思いつかないのです。 もともと洋楽好きということなのか、アメリカのエンタメ業界が作り出す プロモーションビデオが気にいっているのか、、、、、今年もまた結論は出ないでしょう。 ともかく、この忙しい大晦日に、決まってこの問題が頭に浮かんできます。消化に悪いので、年越しそばを食べる前には、解決しなくてはいけませんよね?大掃除をしたくないだけか、、、結局。
2006.12.31
コメント(0)
私が子どものころには、「あと10年したら石油はなくなる」とか「電力を大量に消費する野球のナイトゲームはなくなる」とか、まことしやかに言われていました。10年どころか20年以上それからたっていますが、エネルギーの主役は依然として石油だし、野球中継だってナイトゲームが主流でしょう。 野球中継といえば、視聴率の低下によって、読売ジャイアンツの高額な放映権が問題となっているらしいですが、これだって20年前には予測不可能なことでした。 実際、石油は、なくなるどころか来年も引き続きメインの課題になると考えられているようです。ニューズウィーク日本版の新年合併号(もう来年なんですね!)は、「2007年の世界を読む」と題して特集を組んでいますが、冊子の半分以上が石油と代替エネルギー関連でした。 堅そうなイメージのニューズウィークですが、私は、日本の週刊誌に近い野次馬的な記事を見つけました。「原油価格がもし上がったら」「もし原油価格が下がったら」という記事で、現在1バレル60ドルの原油価格が上下したらどうなるか、未来を予想しています。 基本的には、原油価格が上がれば、省エネや代替エネルギーの開発、実用が進み、原油価格が下がれば、それらが後退するということで、私たちがもっている常識と一致します。 面白いのは、極端な原油価格の値上がり、値下がり時の予想です。 原油が150ドル以上に上がると、輸送費、製造費が高騰するために、安売りのウォルマートは倒産。自動車、旅客機の代わりに新幹線が走り、トラック代も出ないために野菜は都市部で生産することになるとか。 逆に、25ドル以下と極端に安価になると、街では普通の乗用車の代わりに異様に車両の長いリムジンのような車が走り回るようになり、建築材料の低価格化によって、アメリカ人はみんな豪邸に住むようになるのだそうです。 このブログでは、原油価格やその社会的効果の予想はしませんが、少なくともニューズウィークは、25ドル以下とか150ドル以上という価格帯を、まじめに検討していないことがよく分かります。 アメリカと日本では多少事情が違いますが、1バレル60ドルという原油価格は、既に省エネや代替エネルギーをまじめに考えるべき水準です。日本で原子力以外の代替エネルギーが普及しているという実感は全くありませんが、省エネなら十八番(おはこ)の技術だと思います。みなさんはどう思いますか?P.S. 石油資源の枯渇によって、野球のナイトゲームがなくなるという予想が 外れたにもかかわらず、ナイトゲームの放映は問題を抱えています。 結局、野球のことは野球が決めるということでしょうか。
2006.12.30
コメント(0)
今日の読売新聞社会面に、こんな記事が載っていました。 議員定数削減「同調するな」 自民都連、59総支部長に要請書 「有権者の目厳しい」現場反発 記事によると、自民党東京都連は都内の59総支部長に対して、市区町村議員が議員定数の削減案に同調しないように要請していたという。 その理由というのが面白い。「統一地方選を目前に定数削減の動きが見られる」、「公認・推薦候補を決定した後で、定数削減が行われるのは選挙対策にも好ましくない」と書かれているとか。 これに対して、現場の自民党議員からは、「市民から理解を得るのが難しい」という声が上がっているという。 記事は、結論の代わりに2人の大学教授の対照的な意見を掲載して、締めくくっています。「議員数が多いか少ないかは住民が判断すべき問題で、都連が一方的に要請するのはおかしい」「やみくもに議員数を減らしたのでは、『議会はいらない』ということになりかねない」 大雑把に解すると、前者は市民側、現場側の意見であり、後者は為政者側、上層(中央)部側の意見だと考えられます。上層部は「選挙対策のために」定数削減に反対しろと言っていますが、現場は選挙対策にならないどころか逆効果だと反発しているのです。 素直に記事を読むと、現場の自民党は有権者を恐れるが、上層部になってくると自民党も有権者を恐れなくなってくるという感じを受けるのですが、どうでしょうか?
2006.12.29
コメント(0)
27日の日経新聞のコラム「春秋」は、冒頭で、「耐震偽装の張本人、姉歯秀次被告に、求刑通り懲役5年の実刑判決が下った。犯した罪に対して受ける罰は、暖冬の風のように生ぬるい印象は否めない。仕事を得るために、入居者の命を危うくする耐震偽装を安易にくりかえし、業者から強要されたと、偽証までした。建築士法、議院証言法違反で、5年の刑期」と、姉歯被告を断罪しています。他のマスコミも、ほぼ同様の論調という感じです。 懲役5年という刑期が「生ぬるい」という感想は、春秋だけでなく国民一般も共有しているとは思います。しかし、判決の内容には個人的に違和感を感じる部分がありました。事件の中核となる「動機」が説明されないのです。 同じく日経新聞の社説が、「耐震偽装は、自己の利得を図る目的で被告人が継続して行っていた構造計算書の改ざん行為の一環としてなされた」「偽証は、改ざんを始めた理由を他人のせいにしようと考えウソをついたもので、(経済設計を求める)建設会社の圧力ないし市場原理の前に屈した犠牲者を演じた巧妙な犯行」という判決内容も伝えています。 この判決内容は、私が引っ掛かっている「動機」について、十分に説明してくれません。姉歯氏のモラルが伝えられているように非常に低いと仮定したところで、図面1枚いくらの世界の建築士の仕事において、図面上のシンボルにすぎない鋼材の本数を減らす動機がどこにあるのか、理解が出来ないのです。経済設計が出来れば仕事がもらえ、出来なければ仕事がもらえないのは「圧力」ではない、と裁判所が言うのであれば、建築士という仕事は非常に高い「モラル」と「責任」だけでなく、「根性」も必要だということでしょうか。 お金の流れを考えてみれば、鋼材を抜く「動機」は、建築士やマンション開発会社にではなく、建設会社、今回でいえば「木村建設」にしかないと思えますが、検察側の「同社の劣悪な財務状態が偽装事件を誘発した」という主張は退けられました。 図面が売れれば後はどうなっても良いという物の考え方は、建築士にはふさわしくないでしょう。しかし、今回の判決は、「なぜ他ならぬ鋼材が抜かれたのか?」という疑問には答えず、「限りなくクロに近い灰色」である木村建設の責任を否定しています。 もちろん、私には姉歯氏を庇い立てする「動機」はありません。姉歯氏の行いは、地震国日本において厳罰に値するとは思います。今回の判決は、国会での証言を偽証とし、建設会社からの圧力はなかったと断じることにより、姉歯氏に厳罰を与えました。 しかし、「動機」から推定される仮想的な主犯「木村建設」は無罪扱いになり、個人的には、ちょっと妙な判決だという印象が残ったのです。P.S. 少年ジャンプ世代の単純な「正義」に、司法の入り組んだ「正義」が理解 出来ると良いのですが。
2006.12.28
コメント(0)
キーボードで題目の「南京大虐殺」と打ち込んだら、少し気分が悪くなった。今日は気分の悪くなるお題目です、、、 MSN-Mainichi INTERACTIVEを眺めていたら、今「日中歴史共同研究」というのが行われているらしい。日本側は肯定的評価を期待できる「戦後史」を強調したいのに対して、中国側は「戦時中」の日本側の戦争責任の追及を優先する構えだという。韓国との歴史共同研究でも、そうだったらしいのですが、研究を始める前から既に認識の違いがあって、それが埋まらないまま研究は終了するらしい。 記事によると、南京大虐殺と従軍慰安婦問題がクローズアップされそうな様相です。しかし、中国側は南京大虐殺の犠牲者の数を「30~40万人」と主張しているのに対し、日本側の歴史認識では「数千人」から「20万人」まで諸説あり、なかには虐殺自体を「でっち上げ」とする声もあるという。 事実としては、両者の主張の中間で、10万人~30万人くらいなのかも知れないが、細かい数字はもはや確認する手段もなく、歴史の空白の中に埋もれています。 一方で、虐殺自体を「でっち上げ」とする声があるというのは、社会学的な興味を引く事実です。自分の目で見たことはありませんが、確か中国には南京大虐殺事件を保存する資料館があったと思いますので、そこに集められた写真、映像、証言、日記、遺骨などの証拠があれば、犠牲者の数はともあれ、事件自体が「でっち上げ」であるはずはないのです。 想像するに、日本社会においては「南京大虐殺」や「従軍慰安婦問題」は軽いタブーになっているために、報道されたり、話題になったりする事態が最小限に抑えられているのかも知れません。例えば、日本やアメリカのテレビは、「良い」、「悪い」ではなく「視聴率」で番組を選定することが広く知られています。「南京大虐殺」では視聴率は取れないので、放映されない。従って結果的に、多くの日本人がこの事件に対して無知になることになって、一部の人間は好きなことを言えるような環境が出来ているとも推測できます。 今年、世界史などの未履修問題で日本は大騒ぎだったけど、世界史の教科書も読んでない日本人が「世界史を知らない人」にならないで、「歪んだ世界観をもった人」になっていたとしたら問題ですよね。 私の世代から見ると、祖父、曽祖父の時代の戦争犯罪です。歴史認識をめぐって政治的な論争になっているようですが、歴史家にとって最優先されるべき史実の保存も難しくなってくる時期ですので、早急に検討されることを望みます。
2006.12.27
コメント(0)
英国で「現代版切り裂きジャック」か?と騒がれた事件も、21日に捜査当局が48歳の容疑者を起訴したことで、一段落したと言われています。 英サフォーク州で売春婦5人が次々と殺害され、全裸で発見されたこの事件は、1888年にロンドンで発生した猟奇的事件「切り裂きジャック事件」になぞらえて盛んに報道されました。 どの報道だか忘れてしまったのですが、被害者たちと同じように路上売春をしている女性のコメントに、「麻薬(たしかマリファナだったと思います)を手に入れるために売春している」というのがあったと記憶しています。 麻薬と売春というセットは、イギリスだけではなく日本でも有名な組み合わせだと思います。違いは、日本では主流が覚せい剤になるというだけでしょう。 女性を取り込む代表的な手口は、良く知られています。若い女性に親切そう(?)な男が近づいてきて、気分がよくなる薬をくれると言います。しかも最初の頃はタダです。女性が麻薬中毒になった頃を見計らって、高額な料金を徴収するようになります。やがて女性が払えなくなると、売春を斡旋するという仕組みです。男はもともと、ポン引きだったのです。 イギリスでも日本でも、この仕組みに大差はないでしょう。 23日のYOMIURI ONLINEは、「英国メディアは、19世紀末に起きた未解決の『切り裂きジャック事件』の再来と騒ぎ立てたが、捜査当局が科学捜査を駆使し、容疑者を特定した。一方、事件は、路上売春が横行する英国の危険なヤミ社会の実態も映し出した。」と報じています。 もちろん日本では大っぴらな路上売春こそ行われていませんが、英国の危険なヤミ社会の実態も、日本の危険なヤミ社会の実態も、基本的な構造には変わりがないと考えます。P.S. タダの薬は貰わないようにしましょう。特に若い女性の方は気をつけて 下さいね!
2006.12.26
コメント(0)
市場には予言性があると言われる一方で、「市場は間違える」とも言うので、どっちが正しいのか素人には途方にくれるところがあります。株式市場にしろ、商品市場にしろ、ともかく相当数の数のプロと素人の投資家が、未来を読みながら投資活動を行っているので、その総意である市場は、100%ではないにしろ、未来を予測することがあるということでしょう。 昨日、日経新聞を読んでいたら、「市場アウトルック」というコーナーで、「1万7000円台を固める展開に」という記事と、それに付随して3つの小さな見出し記事「年初来高値を試す」「輸出関連株物色が継続」「M&Aの期待感強まる」が載っていました。 記事の結論は株式の短期的な過熱感を指摘していますが、中長期的に見ても日経平均は「プチバブル」の水準を抜けて「バブル」の水準に近づいていると言ってよいと思います。この市場の強気を分析するのが3つの見出し記事です。 銀行などバブル崩壊時代に不良債権を抱え込んだ企業が利益を出し始める時期に来ていること、外貨に対して円が安くなっているので、日本の輸出企業が高い利益を上げると見込まれてることが強気の根拠になっているようです。 個人的には、「ユーロ高」と呼ばれている状態が、長い期間にわたって恒常化していて、むしろ「ユーロ実力」(そんな言葉はない)なのではないかという感じをもっています。ともかく輸出企業にとっては有利でしょう。円ドルは、近年乱高下してきたという印象をもっているので、よく分かりませんが、小泉政権時代には、円高になると「無制限」にドルを買い進めるようだったので、これには感心しませんでした。きちんとした経済指標のもとに、本当に国益になっているのかどうかプロがチェックするべきではないでしょうか? 強気の理由の中で、M&Aだけは、相次ぐスキャンダルによって躓いている気がしますが、日本の今後の課題ということでしょうか。 以上のように、銀行、為替、M&Aスキャンダルなどのファクターが予想通りなら、日本経済は今後1~3年の間堅調な動きを示すと、市場は語っているのでしょう。 しかし、これを日本経済が長期にわたる成長軌道に乗ったと読むのは、もちろん読みすぎですよね。 ともあれ、大量の国債を発行し、「カンフル剤」と称して効率の低い公共投資を行いながら、一方の株式市場は1回の暴落が恐慌につながりそうだった時代は過去のものになったようです。怖くなかったですか?私は怖かったです、、、 国家予算の国債発行額を減らしながらの株高は、日本経済が久しぶりに「厚み」をもったことの証明でもあります。この「小康状態」は日本人に、いろいろと考える時間を与えると思いますが、どうでしょうか?
2006.12.25
コメント(0)
年末の準備をほとんどしないうちに、今年もクリスマスイブまで来てしまった。街を歩くと、トナカイやらサンタやらの飾りがそこら中にあって、ピカピカ光っていたりもする。商店街を歩けば、商魂たくましく臨時の屋台まで出して、香ばしい匂いのローストチキンや箱詰めしたケーキを盛んに売っています。 クリスマスを過ぎれば年末、年始で、これもまた恒例の商戦です。和風の年末アイテム(これって日本語?)にしろ、子どもをターゲットにした商品にしろ、家電製品にしろ、ともかく売る方と買う方で、街はごった返します。私は比較的混雑が苦手な方なのですが、出不精にも限界があって、時には、この雑踏に巻き込まれないわけにもいかないのです。 毎年恒例の年末なので、少しは慣れるべきだとは思います。おもちとみかんを食べてゴロゴロしているだけではなく、少なくとも大掃除くらいは、ちゃんとしろよと自分でも思います(正月までかかっても良いから、、、)。 クリスマスのお祝いをして、除夜の鐘を聞いて年を忘れたら、元旦には初詣というのは、伝統的な感じで良いですよね。最近はみんなと違うことをしている人も多いらしいですが。海外旅行とか。 伝統的であれ、海外旅行であれ、ショッピングであれ、年末の日本人がみんなでやっているのは、リセットみたいなものだと思いますが、どうでしょうか?正月5日くらいから、再ブート、再インストールしなくてはならないのが問題ですが。
2006.12.24
コメント(0)
全109件 (109件中 1-50件目)