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2020.11.02
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月

カテゴリ: カテゴリ未分類
「今日は月がきれいに出ているよ」

と、父に言われたので、午後7時。椅子を持って、家の屋上にいき、月を眺めることに。
……どこ?
月、どこ?
空のどこを見渡しても、いくつかの星があるばかり。
もしかして、今日は月なんてない日だったのでしょうか。

でも、せっかく椅子を持って屋上に上がったのだから、と。
ぼんやりと星を眺めることに。
10分後。

20分後。
遠くのリゾートホテルらしきキラキラを眺める。
30分後。
ヘッドホンで音楽を聞いて、声を出さずに歌い始める。
……大人になったら、もっと立派になると思っていたけど、そんなことはなかったんだぜ!

で、蚊にも刺され始めたし、もういいかな、と屋上を後にしようとしたところで。
「月が出た!」
といっても、急に空に出たわけではありません。
というのも、月は、うちの家から十数メートル離れた場所にある大きなアパートの影に隠れて見えなかったのです。
それが、時間をかけてのぼってきたわけです。
明るくて大きな丸に、ぼくは、感動……は特にしませんでしたが、とりあえず椅子を戻し、ぼんやりと眺めることにしました。


特に大人は、月を見ると、落ち着いたり、悲しくなったり、嬉しくなったり、オオカミになったりする、と聞きました。
果たして自分はどんな感情になるのか。
10分ほど眺めて判りました。
「うん、月だね。動いたら追いかけてくる!」
そんな感情になりました。

まだぼくは、本当の意味で大人にはなりきれてないようです。
まぁ、いいか。
同年代の人も、みんな大体そんなもんでしょ。

計算通りには行かないけど、きっとうまくいく。

現在11月1日 22:20





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最終更新日  2020.11.02 00:00:06
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