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といっても、もちろん
野菜 (と言うか香辛料?)
ではありません。
今回紹介したいのは、映画 「 パプリカ 」 です。
筒井康隆原作の小説を、今敏監督がアニメーション化した作品でカンヌでも高い評価を受けた作品です。
ストーリーは、すごく端折って言えば、
“夢を共有することの出来る装置”によって引き起こされる
精神世界と現実世界が渾然一体となったSFストーリー
ってことになるんでしょうか。 (我ながら酷い纏め方(^_^;)
筒井康隆原作とあって非常に奥行きを感じさせるもので
正直、一度見ただけではその全てを把握できたとは思えません。
映像的観点からいえば、千年女優やパーフェクトブルーで見せた
“今敏らしい”映像美が今回もふんだんに味わえ、
ファンの期待を裏切らないで気になっていると言えます。
この両者が非常に高い次元でうまく噛み合っており、互いの効果を高めあっているように感じます。
この作品、何度見ても、そのたびに新たな発見が得られそうであるように感じました。
(以下ネタバレ要素を含む独り言)
この作品において、重要なテーマとなっているのが“夢”
夢の中に他者が入り込み、共有するという展開
古今東西、様々な作品で用いられているモノであり、
そのアイデアそのものには目新しさはないと言えます。
では、そもそも他人と夢を共有することは可能なのか。
おおよそ荒唐無稽な絵空事のように思われますが
夢は脳内の記憶から紡ぎ出されるもの
であり、
その脳内の活動は電気信号であること
を考えると
理論的には不可能なことではないとオイラは考えます。
また同様な理由で、人が各々持つ意識や記憶、さらには人格も肉体の制約から逃れ得ないものではないと言えます。
すなわち、こういう人間の精神世界の内部を探ることが出来、
またそれを情報として取り出すことが出来る状態においては各々の人間が持っている様々なペルソナもまた
白日の下に晒されるわけで。
内に秘めたるペルソナの流出が精神面に与えるダメージは
非常に大きなモノであり、そこに、この作品の裏に隠された
恐ろしさがあるように思われます。
魂の融合というのは、火の鳥やブッダにおいて描かれているように
必ずしも恐ろしいことではない
わけですが、
その一方で “全体に個が吸収される”
ことを意味するわけで、
そこに 個を失うことへの畏怖
というものも発生するわけです。
この作中において、夢空間は自らのアイデンティティを
しっかり持つことが暗に要求されており、
それを見失ったときに妄想の世界に意識を乗っ取られるわけです。
すなわち、この作品には“自らの意志を持つこと”がテーマの一つとしてあるのではないかと思われます。
その他にも、色々な要素が詰まった佳作なのですが…
差し当たってオイラの表現力では、この辺りが限界かな(^◇^;)
…やっぱり、何度か見直した方が良いんだろうなぁ(-∀-;)
届きました 2009.10.23
エヴァの新作を見に行きました 2009.07.13
レッドクリフパートII 2009.05.12 コメント(2)
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