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今回紹介するのは、アカデミー賞主演男優賞他を獲得した
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
です。
実は、前もって情報を仕入れずに、ふらりと映画館に立ち寄ってかかってる映画のなかから適当に選んだのですが…
コレが大当たり!
ダニエル・デイ=ルイス演じる、しがない坑夫(※)ダニエル・プレインビューが、
石油を掘り当て、巨万の富を得たことで、心の底から金の亡者と化す様を
重厚な音楽に乗せて描き出しています。
(※:こういう書き方されてるけど、実際には金鉱や油田を捜す“山師”という方が適切だと思うんだが…)
この作品に於いて、ダニエル・デイ=ルイスはアカデミー賞の主演男優賞を
獲得するわけですが、彼の演技はそれに相応しいほど鬼気迫っており、
この様な人物が実在しそうな、そういうリアリティも感じさせました。
彼の演じる“ダニエル・プレインビュー”という人物は、いわゆる“石油屋”で、
急激に成り上がった故に利己的で金に汚く、ありとあらゆるものを
自分のために利用するという、おおよそ好感の持てない人物であり、
時々、人間らしさを垣間見せるものの、それを打ち消して余りあるほどの
憎々しい印象を与えるキャラクターであるわけで、憎々しさ溢れる成金と、
寂しさを持つ一中年との顔を見事に両立させているのは実に見事です。
好演と言えば、ダニエルの息子H.W.役を演じたディロン・フレイジャー。
彼はこの映画がデビュー作でありながら、動作の一つ一つの間が
実に絶妙で、暴君とも思えるような父の姿を見ていながら、それでいて
父を信頼しているような、そういう繊細な演技をみせてくれました。
この作品に於ける、一種の良心とでもいうような働きをしている、
と言えるでしょうか。
で、作品の詳しいストーリーや内容は公式サイトや他の方のブログを
参照していただくとして… (仕事放棄かい(^_^;)
オイラがこの作品を見ていて思ったこと。
この映画って、ブッシュ政権への批判の意図があるよな(-∀-;)
ブッシュ現大統領が石油関係に大きな利権を持っていることは周知の事実。
対イラク戦争も実は…という噂もまことしやかに囁かれているわけで、
言わばプレインビューの系譜の先にある人物であるとも言えます。
いわゆる“オイルマネー”を巡る狂乱は今も昔も相通じるものがあり、
それに乗っかっているジョージ・W・ブッシュという政治家のやり方に
疑問を投げかけている
…という解釈はいささか飛躍しすぎでしょうか。
また、作中に村の若者が興した教会で行われている、狂乱的とも言える
信仰ぶりが描かれているのですが、この“村の青年”が実は俗物であり、
いわゆるニセ預言者と言われる人な訳で。
ここには、 宗教家に対する疑念が暗示
されており、その先には、
キリスト教右派の支持を得ているブッシュ氏への批判も含まれている、
と言うように解釈しました。
…まぁ、マイケル・ムーア氏の作品のような露骨なブッシュ憎しの意図が
含まれているわけでなく、ブッシュ氏に好感を持つ人が見ても
特に嫌悪感を持つものではないので大丈夫だとは思いますが(^_^;)
届きました 2009.10.23
エヴァの新作を見に行きました 2009.07.13
レッドクリフパートII 2009.05.12 コメント(2)
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