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白石一文氏の『私という運命について』を読んだ。ある女性が29歳から40歳の10年間に仕事、恋愛、結婚、出産などの経験を通して感じる運命についてを描いた物語。東京で特に不自由もなく生まれ育ち、都会の生活にも特に疑問を持たずに暮らしていた主人公が元恋人の母親からの手紙を読むことをきっかけにいろんなことが運命づけられていることを強く感じるようになる。取り返しのつかないことになって、そこではじめていろんなことの重要性が見えてくるところが切なくてかなり良かった。運命とはこの世界のシナリオ。全ては始めから決まっていて偶然なんてものは一つとして無いと思う。シナリオを知らないから偶然と思えるだけで・・・。始めから決まっていたらつまらないとか運命は変えられるという意見も聞くけど、『現在=結果』と考えれば、『あのときああしたのはこれのためだったのか』とか『こうなったのはいつどうしたからだろうか』って感じで過去を楽しめるし、人生が豊かになると思う。必要以上に不幸だとか不公平だと嘆かずいろんなことを受け入れられるような気がするし、自分の存在意義も感じられる。それ自体に意味なんて無いんだけど、自分という運命を楽しむうえではとても大事なことだと思う。う~ん最近ギターのネタが無い・・・読書感想文が上まわるのは時間の問題か(-_-;)
2012年01月30日
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歌野晶午氏の『葉桜の季節にきみを想うということ』を読んだ。老人に高額商品を売りつけ、最後には保険金をかけて殺害する蓬莱倶楽部を相手に捜査をすすめる元探偵の主人公。30歳前後をイメージして読み進めていったら最後にえっ!?って感じになり、実は主人公および周辺人物はみんな60~70歳でしたっていう本ならではの面白い一作だった^^珍しくもう一度読む気になったけど、ちょっと読んですぐやめた。東野圭吾氏の『赤い指』を読んだ。こちらも老人にかかわる話。家族内での諍いから痴呆症を装うようになった母親に中学生の息子が犯した殺人の罪を着せようとする主人公。母親が連行される直前で思いとどまって警察に全てを打ち明けるが・・・なんというか苦味の残る話だった。嫁と姑の問題やいじめ、過保護による息子の歪んだ性格、仕事にかまけて家庭を顧みない生活・・・どれも身近な問題でそれが重なることにより家族が崩壊してしまうさまが、自分も他人事じゃないって感じで考えさせられた。祖父は二方とも亡くなって、祖母は二方健在。両親や兄妹も元気でやっているし、今では全員仲も良いけど年に数回会う程度。祖母も法事以来会っていない。だからといって特別何かしたり頻繁に会えばいいってわけじゃないと思うけど、せめてささやかでも幸せといえる生活をすることがなによりなのかな。これが結構簡単ではないんだけど(・∞・)
2012年01月22日
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東野圭吾氏の『手紙』を読んだ。強盗殺人犯となった兄から毎月手紙が送られてくるのだが、その手紙が人生の岐路においていつも障害となり、それでもたった一人の肉親である兄・・・。最後の手紙を読んだところで号泣してしまった(T-T)受刑者にとって最も励みとなる肉親からの手紙。しかし罪というのはそれすらも許さない。一つの過ちが及ぼす加害者側、被害者側両方への終わりのない悲しみ。「差別はなくてはならない」・・・自分も読み進める上で主人公(弟)が受ける仕打ちは厳しいながらもしかたのないことだと思ってはいたもののハッキリと言葉で示されるとまた違う感覚があった。直接ではない加害者の親族も世間と隔離されなければならなくなるほど罪とは重いものであり許されないことだとする一方で、その中にも家族、兄弟の絆といものが残酷なほど強い力を持っていることがあまりにも悲しかった。毎日のようにいろんな犯罪が報じられ年齢や犯行内容も多様化するのは、こういった悲しみと罪に対する感覚が加害者側も被害者側も薄れているからだろうか(-_-;)それでは単純に罰を重くするだけでは犯罪は減らないような気もしてくるが、じゃあどうしたらよいかなんて考えてみても・・・う~ん・・・そのうち悪意を浄化できる装置なんてものも発明されたりして。悪意のない世の中・・・それでも犯罪は無くなりはしないか^^;悪気はございませんでしたって感じで。悪意が好きな人もいるし。食物連鎖から外れた人間は同種族でつぶし合うしか道はないのかね・・・ってかまた話の着地地点が大きくずれた感じ(・∞・)?
2012年01月05日
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北川歩実氏の『金のゆりかご』を読んだ。年末年始は遠出もせず読書三昧^^3歳までの幼児期に外部からの刺激を与えて天才の脳を作り上げるシステムとそれが精神異常を引き起こすという疑いから殺人事件まで起こる話。主人公は元天才少年だったんだけど年齢を重ねる毎に学力が衰え、高校生にして平均レベル以下にまでなってしまう。次世代の子供で同じように早期衰退する子が出てくるんだけど、その子の落ちぶれ方がやたらリアルで背筋寒くなる感じでうわぁ~ってなった。出産予定は2ヶ月後。ゆっくり大きくなればいいとは思うのだけど、これからの世の中は今よりさらに競争が激しくなることは容易に想像できる・・・。その中で自分がしてやれることは・・・早期英才教育じゃ無いってことは間違いないっ(≧▽≦)・・・たぶん・・・。休みもあと二日。早く暖かくならんかなぁ。
2012年01月03日
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