広島カープ考察

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2024.03.19
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カテゴリ: 海外リーグ野球
『もっとスポーツビジネスの魅力を』

 それでは欧州野球が発展していくにはどうすれば良いのかを素人ながらに提案してみるというシリーズの最後の記事となります(前回記事​ ​、​ ​、​ ​)。
前回は全文にするとかなり長くなったので後編1と後編2に分けさせていただきましたが、今回が最後となります。

 最後に取り上げたい部分は野球という競技のスポーツビジネスとしての利点です。
率直に言えば野球という競技は儲かるスポーツだという事をもっと欧州各国の野球連盟が各国の政府に働きかける必要があるのではないでしょうか。
例えば野球普及のネックとして挙がるのは「用具代がかかる」という点、確かに競技する側からしてみればサッカーやバスケ、バレーボールなどと違って様々な用具を必要とします。
逆に視点を変えて売る側に回ってみたらどうでしょうか?
サッカーの場合、極論ですが合計22人プレーする選手がいても売れるのはサッカーボール1つだけで大した儲けになりません。
逆に野球ならばこれも極論ですがバット、グローブ、ボールの3つは必要であり、つまりのところ サッカー選手22人よりも野球選手1人の方が売上は高く、大げさな言い方をしてしまえば経済効果も遥かに高い のです。

 続いてはスタジアムやスポーツ興行の収益、よくサッカー専用スタジアムで問題となるのは赤字になってしまうという点、Jリーグを見ていきますと、基本的に土日のどちらかでしか試合は行われておらず、しかもホームとビジターが交互に行われる形となっています。
1ヶ月は基本的に4週ですから単純計算で月に2試合しかホームで試合が行われないという事になり、当然ながらこれだと中々売上を積み重ねるのが難しく、スタジアムだけでなくチームも見ていきますと、実際Jリーグ全56クラブのうち5クラブが債務超過となるなど苦しい経営を強いられています。
しかしながら野球ならば基本的任は週6日の日程で試合が行われてNPBなら143試合、MLBでは10連戦以上こなすなど162試合あり、しかもそこからプレーオフ、開幕前にはオープン戦などもあります。
つまりのところ、野球という競技は収益を上げやすく、球団経営は好調な球団が大半を占めており、スタジアムにしてもマツダスタジアムは黒字となっています。
また、試合が行われる事による経済波及効果もこれだけの試合数が行われますから他のスポーツの追随を許さない程圧倒的なものとなっており、国の経済を潤す役割も果たせる事に繋がります。

 欧州各国の野球連盟やこれらの国々の野球に携わる人々のtwitterなどを見ても大体が野球の「競技性としての魅力」や他だと野球を通じての「教育的側面」しか発信しておらず、このような経済的な側面のメリットを提示して発信している人はほぼ皆無だなと感じます。
本当に野球の普及や振興、発展を目指すのならばやはり資金源が必要ですが、その資金を生み出す事ができるスポーツだともっと国の政府や自治体などにアピールする事も必要なのではないでしょうか。
まずはそういった人材を招聘して野球の競技性の魅力だけでなく、ビジネスとしての側面を訴えていく事がまず何より先決なのではないでしょうか。
動画 ​)。

 最後となりましたが、これまでの文章を簡単にまとめて終わりにしたいと思います。

・ 欧州野球発展の為にはプロ野球が必要
・ その為にはまず野球事業に詳しい実業家の招聘が必要
・ 国の政府や自治体にスポーツビジネスの利点を訴えて支援を要請する

・ 欧州人の特性に合ったルール変更などを行う
・ 競合が少ない平日での開催を行って集客を目指す(外食の傍らで来てもらう)
・ アジアのような応援グッズや「野球場へ行こう」などの曲なども導入
・ イベントや子供も楽しめる球場作りを行う
・ 資金に余裕ができればボールパークなどの構想も

 後半は既にNPBやKBO、CPBL、ボールパークはNPBやMLBがやっている事だと思いますが、何よりも先決なのはまず売り込む事ではないかな?と思います。
単に野球の競技性の魅力や単にスポンサー募集するだけでなく、今後のビジョンやビジネスとしての利点を提示していかないとスポンサー獲得も中々ないですし、政府や自治体の協力も得られないでしょう。
幸いチェコはWBCでの躍動を認めてもらい、国から支援すべき競技種目に選ばれただけに、ここを商機と捉えてもっと積極的に動いていってもらいたいところです。

 「追記」

 例えばチェコにはアマチュアリーグですが、エクストラリーガというリーグがある事はWBCで皆様も知ったと思われます。
このエクストラリーガの一部に所属している球団や一部にはない場所をフランチャイズとしている二部以下の球団をプロ化していくのも手ではないかな?と思います。
これらの球団が日系企業などの外資系にスポンサーや親会社になってくれるように依頼するのも面白いのではないでしょうか。
ただ現在各球団のオーナーは「それだと完全に買収されてしまう」という懸念はあるかと思いますが、ならばアメリカのような複数オーナー制といったシステムを導入しても良いのではないでしょうか。
本当に野球を盛り上げていきたいというのならば現状から一歩踏み出す必要があるのではないかなと思います。








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最終更新日  2024.03.20 00:25:29
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