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絶園のテンペスト　第13話　「夢の理」

テーマ：アニメあれこれ(26298)

カテゴリ： ★アニメ・本・映画

『ひとりの少女が唐突に殺された』

『ある日、魔法使いの姫君が樽に詰められ島流しにされた』

★そして、ある日、復讐と魔法をめぐる、時間と空間を超えた戦いが始まった

・前のお話は→　第1話～第12話　あらすじまとめ

・シェイクスピアのテンペストのあらすじは→　テンペスト

第13話　「夢の理」

夢...

「悪い夢でも見たのですか」愛花が言った。「それならもう一度、寝なおしてみては?」

『我々は、夢と同じ糸で織りあげられている。ささやかな一生を締めくくるのは眠りなのだ』

『ああ、苦しくてたまらない。あんなに苦しむ人たちを見ていると。素晴らしい船、きっと立派な人たちが乗っていたのだわ。それが粉々に砕けて...」

そう、これは復讐劇だ。悲劇を悲劇のまま終わらせるための復讐劇。とそこに吉野が現れ、

「本当にそうかな。真広、君は悲劇で終わらせるために、あの旅をしていたの? あれは世界を救う旅だったんじゃないの?」

そうだ、オレはこいつと旅を...

(長～い回顧シーン。ここでは省略。前のお話は、あらすじまとめリンクでwww)

そして、吉野が倒れ、真広も...

「オレはやっぱり死んだのか」

「あら、まだですよ」と再び愛花。

『この物語は悲劇では終わらないんです』

「あのあと、どうなったか知りたい? 」

「死んだよ。みんな死んじゃった。はじまりの樹が全部のみこんじゃったんだ」

はじまりの樹は世界中に現れて、街も人も飲み込んだ。世界中の軍隊が反撃に出たが帰って来なかった。立ち向かう者はみんな飲み込まれた。60億－20億＝今の全世界の人口。たった数時間でたくさん壊されて殺された。

食べられたのは、はじまりの樹を攻撃したものばかりじゃなく、紛争中の地域や暴動が起こっているところにも樹は出現した。街なかでも戦闘行為があれば、それを察知してはじまりの樹が出て来る。誰も戦争をしなくなった。樹は小さな犯罪も見ているらしい。略奪や暴動を起こしても樹は現れる。

コンビニで買って来たというお土産。あれから7日ぐらいで買えるようになった。とまっていた電気や水道も復旧。それだけじゃない。世界中で、砂漠は森になり、汚かった海も元通りに。水不足や食料問題まで解決しそう。あれから絶園の樹は動かなくなり、果実もひとつも飛んでいない。

「不合理だな。世界は勝手に救われたか。これじゃ、オレのつじつまが合わない」

「やっぱり、悲劇は悲劇で終わらせたい? 復讐をとげないと終わらない?」

そして愛花が殺された時のこと...

『オレは知らない命ある愛花を。その肌の柔らかさを。ぬくもりを。オレは一度だって知らない...』

真広は目覚めた(今度はホントみたいw)

「悪い夢でも見たか?」

そこには、寝覚めに見るには最悪のツラ。ポニーテールの左門。

約1か月。状況が状況だけに魔法の効果でしばらく寝たままでいてもらったと左門は言った。

窓の外には、はじまりの樹(の一部)が。夢で見たのと同じだった。

「吉野は?」

「我らと別行動であるが心配ない。お前より健康で、お前より頭がまわっている」

「で、何でオレを生かした。オレに何をさせたい」

「不破真広、お前は、滝川吉野を殺せるか」

羽村(はねむら)めぐむ。工事現場で働く。将来性のない、頼りない人なんかいらないと彼女にふられた。

絶園の魔法使いのうわさを聞いたことがあるか。あの木を壊して世界をもとどおりにできる魔法使いがいるとかいないとか。と食事中に仕事仲間が。

「それ、たぶんボクのことだ。世界を救ったら、僕にも将来性、出てくるかな」

・次回、あけましておめでとう

【感想】

・わっ、やられた～という感じw 膨大な回顧シーン。ほとんど「おさらい回」でした。これも必要だし、お話がわかりやすくなったかもだけど、次回があけましておめでとう? 二週間待った私は、ちょっと肩すかしぽいwww

・吉野も真広も倒れ、ショッキングなラストでしたが、助かったようで、もう新しい暮らしになっているようですね。絶縁の魔法使い? かなり頼りない感じですけど。左門が言った「滝川吉野を殺せるか」真広と吉野は敵味方になるのでしょうか。次を楽しみにします。

・絶園のテンペスト、第2クールも毎週記事を作らせていただきます。今年もおつきあいくださいませ<(_ _)>