縄文人☆たがめ☆の格安、弾丸?海外旅行

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2014.12.24
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蟲師 続章 第20話 (最終回) 「常の樹」 (とこしえのき)



蟲師 続章 あらすじまとめ

★蟲師1~26話 特別篇は→  蟲師 あらすじまとめ

蟲師 続20-8

仕事で長く家を離れていた幹太。家に戻る途中に山で休んでいると赤い実が。李かありがたいと食べた。

少し見ない間に大きくなったな娘のふたばに今度はどんなところに行っていたのと聞かれ、東の大きい町で竜宮城みたいな屋敷を建てて来たと話す。妻は、ふたばが寂しがっていた。もう少し近くで仕事をしたらと言う。あんたの腕ならどこでだってやっていけると。幹太は、俺は知らない土地を腕一本で渡って行くのが面白い。もう少し年をくったら落ち着くからさと言った。

その晩えらくはっきりとした夢を見た。大きな木の夢だった。幹太は数日して家を出てまた遠くの町で仕事をしていたが、また同じ木の夢を見た。いったい何なんだろう。何だか見覚えのある木だった。幹太がお茶屋で休んでいるとギンコがやって来た。どこかで会ったことがあるなと幹太。ギンコは覚えがないと言ったが間違いないと幹太は言った。

あんたは山の中を5.6人と連れ立って歩いて来た。それからまた山の中を歩いて行った。あんたは10歳ほどの子どもで一行にはもうひとり子供がいた。それから長老のじいさん。子供の頃からよく見た顔だ。話を聞いていたギンコが、おい待てと言う。何でじいさんの子どもの頃なんか知っている。お前、年いくつだよ。

そういやそうだ。何で俺こんなことをと幹太。誰かに聞いたかな。でたらめじゃない。何か急に思い出したんだ。ギンコは新手のペテンならもう少し上手くやれよと言って去った。

幹太はまた夢を見た。大きな木を切り倒す人々。そして里が出来ていく。この里どこかで見た...幹太は自分の里の近くの山に来た。見覚えがあるはずだ、夢に出てきたのはこの山から見た俺の里だ。木を探す。これで謎が解ける。たどり着いた巨木は随分前に切り倒されたものだった。



一人のヒトが知り得るはずもない、ある一定の場所の遥か昔の出来事をまるでその目で見てきたかのようにつぶさに語る者がいると。何でこんなことになった、まるで足が木になったようだと幹太。李に似た赤い実を先ごろ喰ったはずだとギンコ。幹太が喰ったと言うと、そいつは 覚木(さとりぎ) という蟲だとギンコは言った。

木の内部に宿り養分を得るモノだが、木の本体が危機に陥ると赤い花のようなモノをつけ、やがて一つの実に姿を変えて木から離れる。その実には木の記憶が封じ込められている。そして獣や鳥に喰われるとその体内に巣喰い宿主が木に近づくのを待つ。宿主が木に長い間触れていると木と融合し動けなくさせ、やがて完全に木と同化させてしまう。

どうすればこの足は治るのかと幹太が聞くと、治す術は見つかっていないとギンコは答えた。宿主が危険だと出ていくなら死ぬふりをしたらと幹太。ギンコは花をつけることはあっても実をつけて抜けることはない。覚木には本当の危機とそれ以外を見極める能力があるらしいと言った。おそらくそれを見極めるために木の膨大な記憶を利用するのだろうと。

幹太の母は命が奪われずにすんだだけでありがたい。家族皆で助けるからと言ったが、幹太は皆の世話になって生きていくなんてまっぴらだ、頼むから治してくれと言った。ギンコは手がかりでもあればと文を出した。あの時のあの木、切られちまったんだな。ギンコは少年の日を思い出した。

この木は千年もここに立ち続けているという。巨木の下でワタリの長老が話してくれたがイサザは前にも聞いたと言ってちゃんと聞いていなかった。長老は忘れないように何度でも聞け。お前もいずれ若いワタリに伝えられるようにと言った。この木には長いこと覚木が棲んていて今までに二度ほど赤い花を付けたことがあると長老はギンコとイサザに花の絵を見せた。

一度目は550年ほど前、大地震があり地が割れ根から倒れそうになったが何とか生き延びた。二度目は170年ほど前、木に雷が落ち傷を負ったが、そこに見える里の者たちが懸命に傷を治した。里の者らがここへ来たのは300年ほど前、山を拓くのにこの木を伐ろうとしたがどうやっても伐れなかった。人々はこの木を畏れ、やがて神木と祀り大事にした。

ここは光脈筋。長くそこに生きた木は時に特殊な力を持ちヒトの力が及ばない事もある。長老はいろんな巨木を見てきたがこれほど大きく見える木はそうはない。だがこの頃はこの木を訪れる里の者の姿が減ったのが少々気にかかると言った。

幹太の母が木に手を合わせていた。かつてはご神木だったそうですね。それがなぜこんなことにとギンコが聞くと、皆このままでは里は終わりだと怯えていたのだと言った。

15年ほど前、当時は里の大半の者が杣人として木を売ることを生業としていた。大きな山火事があって木が焼けてしまい頼るものがなくなった。巨木は無事だった。町の材木商が大金で買いたいと言っていたことを思い出し伐って売ろうと言い出した者がいた。あの木は先祖が代々大事にしてきたご神木、それに伐れないと言ったが、伐れなければ諦めると言って巨木に向かった。

すると木は赤い花をたくさんつけていた。木が怒っているように見えた。だが斧を振り下ろすと伐れないと言われていた木が伐れた。迷信だったと伐り倒した。すると光る水が出てきて広がった。木は里全体がしばし暮らせるほどの額で売れた。そして焼けた山も不思議な早さで蘇った。

ああしなければ今の里はなかった。でもこの木は怒っていたのでしょうね。これは報いなんでしょうかと幹太の母。ギンコは草木は怒ったりしませんよと言った。自らは動けないが周囲の変化を敏感に感じ取り自らを変える術を持つ。この木にはヒトの斧を寄せ付けないほどの力があったのにその時は伐れたのは、この木が自らその身を伐られるように変化させたのかもしれない。傷ついた山全体のために。

足の治療法は見つからなかった。ギンコは幹太に蟲の成長を抑える薬を渡すと別の蟲師にあたってくるから何かあったら文をくれと言って里をあとにした。再び訪れると幹太の足に赤い花が咲いていた。幹太は体の具合は別に悪くないと言う。ギンコはなら何か起こる前兆だと言った。あんたの身に危険の及ぶ何か。

幹太は草木が騒いでいる気配を感じた。この気配は知っている。遥か昔に一度...思い出せ、あの時何が起こったか。幹太は里の者全員に急いで集まるようにと告げ皆を避難させた。急がないともうじきだ。大地震が起きた。足の花は散っていた。

多くの家が壊れたが里の者は皆無事だった。またあの大杉に助けられたのかもしれないと人々は話した。里の人たちは自分の家よりも先に動けない幹太の家を修理してくれていた。すまんなと言うと、気にするな命の恩人なんだからと言った。

あの大杉を伐ってしまったことは今でも古傷のように残っている。受けた恩ももう返せない。だからお前に返させてくれ。里の人たちは幹太に言った。困ったことがあったら里の皆で助けるから、またあの木が教えてくれることがあったら、わしらにも教えてくれ。

気の遠くなるような永い永い時間、この地には一本の木が立っていた。深く深く根を下ろし高く広く枝を張り、この地に生まれては消えるもの達の移ろいを、変わらず静かに見下ろしていた。


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Last updated  2014.12.24 03:07:42
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