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2017年の旅行記　ニューカレドニア(2月)　クラビ(9月)

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マイナーな神様、夜トは交通事故に遭いそうになったところを壱岐ひよりに助けられるが、それがきっかけで、ひよりは魂が抜けやすい体質になってしまい、夜トに治してくれと頼み行動を共にするようになる。
夜トに拾われて神器となった雪音と共に妖(あやかし)との戦いを繰り広げ絆を深めた3人であったが、最強武神の毘沙門は夜トの命を狙い続けていた。
あだちとか原作、夜トと毘沙門の過去が明らかになる第2期。

☆前のお話は　
→　第1話「諱、握りて」第2話「彼女の思い出」第3話「イツワリノ絆」

★第1期はこちら→　ノラガミ1～12話(全話)あらすじ

ノラガミ　ARAGOTO

魂が抜けたひよりの本体は父の病院に運ばれていた。心配する母にどこもケガはないし眠っているだけだと父は言ったがいつもより呼吸が浅いから念のため酸素吸入の準備をと看護師に告げた。夜トはその様子を見ていた。

死ぬと聞いてショックを受けるひよりに僕がついていながらすまないと兆麻。陸巴は明らかにひよりを狙っていた。陸の名で縛ったのに術にもかからなかった。兆麻はひよりに名とは主より賜りし祝であり呪でもある。名はそのものを指しそこに留める。術はそれを応用したものと話し陸巴に術が効かなかったのはもしかしてと思った。

確かなのは陸巴がヴィーナを裏切ったこと。陸巴も藍巴も主からもらった名を何だと思っているんだと怒る兆麻。僕らにとって名はとても大切なものなのにと拳を握りしめた。ひよりがみんな巴の字が何ついているのに兆麻だけ麻なのかとたずねると自分は前の一族の生き残りで麻の一族は全滅した。夜トが一族を皆殺しにしたと言った。

ひよりが毘沙門にさらわれたから殴り込むぞと雪音に告げる夜ト。出かけようとするふたりに大黒が毘沙門の本陣にふたりだけで行くのは無茶だしそもそもどうやって高天原に行くんだと言ったが聞いていなかった。

兆麻がひよりに話す。夜トは塵も残らないほど凄まじかった。一族を失いふたりきりになりヴーイナは悲しみに暮れて長く臥せっていたが悲しみが夜トへの恨みにかわるとまた神器を増やした。それが巴の字を持つ今の一族。麻の一族への罪悪感からか死霊をどんどん神器に召し上げた。

八百万の神の中でもこんなに多くの神器を持つのはごく一部。大いなる器量なしでは神器を持つ痛みには耐えられない。毘沙門が最強武神たる所以だ。だが心根はあまりにも優しい。僕は好きだけど優しさが命取りになりはしないかとときどき心配になるんだと兆麻。悲劇を繰り返してはいけない。このままではヴィーナはと話し陸巴の目的が代替わりだと気づく。

陸巴にどうして兆麻まで捕まえたのかと聞く藍巴。あいつは一族の裏切り者だし毘沙門さまの弱点を握っておけば何かに使えるかもと陸巴。意味わかんないという藍巴は百杖を使ったせいで体の目玉が増えていて人前には出られないと泣いた。代替わりまでの辛抱だと薬を渡す。代替わりと聞いて驚く藍巴。陸巴は毘沙門さまには死んでいただくと言った。

神は願いから生まれるから名のある神は死んでも信仰は揺らがない。毘沙門天の名が残り人々の願いがあればまた新しい神が生まれる。すべては毘沙門さまのためと言う陸巴は兆麻に替わって新しい道標(みちしるべ)になって神の力を自分のものにしようと企んでいた。

ひよりが戻らなければ夜トはヴィーナにさらわれたと思うだろう。陸巴は夜トにヴィーナを殺させるつもりだと兆麻はひよりに話す。藍巴はそんな恐ろしいこと許されないと陸巴に言うが化け物になりたくなかったら黙れと言われた。

大黒は夜トを止めるから俺を使えと言うが小福はそんなことしたら大時化でいっぱい死人が出ると言った。相討ちにでもなったら毘沙門はまた生まれるが無名の夜トはと大黒が言うと小福は一万円札を出して賭けようと言った。夜トは大穴10倍、私はびしゃーに賭ける。こんなときにと大黒が言うと小福は貧乏神の私がびしゃーに賭ければ負けるでしょ。負けないよね、夜トちゃん勝つよねと泣いた。

社がなく高天原に行けない夜トは天神に昇げてくれと頼んだ。一度は断った天神だったが二つの条件で夜トと雪音を高天原に昇げた。ひとつは自分がこの件に関わったことはオフレコにすること。もうひとつは...

ノラガミ2-4-18

屋敷に侵入した夜トを道標がいない毘沙門は数巴、刈巴を使い激しい攻撃をしてくる。当たらなきゃ意味ないと夜ト。捕えられた兆麻はこれは陸巴の罠だから夜トと戦ってはいけないと叫ぶが届かず。陸巴は高みの見物。心配する藍巴の前に紹巴が来て自分がダメになったときは姉さまをお守りくださいねと行って出て行った。囷巴、紝巴、秋巴も駆けつける。

なまくらになっている雪音を叱る夜ト。ライオンも鞭も服もみんな俺と同じ神器だろう、人を斬るのはと雪音は言うが夜トの俺を守れ、ひよりを助けに来たんだろうの言葉にわかったと頷いた。刈巴に斬りつけひよりはどこだと夜トが言うと毘沙門は何の話だと言った。

関係ない者まで巻き込んで卑怯者がと夜ト。世迷言を、我が一族を滅ぼした悪鬼がと毘沙門。なぜ皆殺しにしたと言う毘沙門にあん時てめえごと斬っとけばよかったよと夜トは言った。なぜ夜トはそんなことをと兆麻にたずねるひより。兆麻は僕が夜トに一族を殺してくれと願ったんだと言った。

兆麻が駆け出しの頃の形状は釘で主の身を刺す不吉なものと言われ一線も引けなかったが優しい毘沙門は決して御身を離れずに仕えるという意味かもしれないから気長に見ようと言ってくれた。ところがある日、毘沙門にヤスミが現れた。魔が差したものは名乗り出なければ禍津神に斬らせると言われたが名乗り出るものはなく犯人は見つからなかった。

禊をしても変わらず毘沙門の容体は悪化、疑心暗鬼になった神器たちは魔が差し殺し合いを始めた。どうしようもなくなった兆麻は禍津神なら忌み事でも叶えてくれるだろうと夜トに救いを求め麻の一族を殺してくださいと頼んだ。夜トの神器の緋は仲間を殺してくれだなんてとんでもない裏切り者と言った。

一度武器を外した毘沙門にまただれかに刺されてるんじゃないのと夜ト。私の神器に裏切り者などいないと毘沙門は言った。隙をついて雪器を飛ばし夜トに結界を張るととどめを刺しに来る。そこに雪音が立ちはだかって夜トを守り斬られた。

☆次回　「神祝き(かむほさき)　呪きき(ほさきき)」

【感想】　毘沙門、悲しみが恨みに変わったってそれ逆恨みだろ、神様なのに。いやそれより雪音は大丈夫か? それと天神のふたつめの条件は何だろ。