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2023.09.14
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テーマ: 読書(8190)

書名



SPY×FAMILY 家族の肖像 (JUMP jBOOKS) [ 遠藤 達哉 ]

感想


「SPY×FAMILY」のノベライズ(小説版)。
なお、漫画原作のノベライズではなく、小説完全オリジナルストーリー。
挿絵は原作者によるもの。

「SPY×FAMILY」見てます?
年末のアニメ一挙再放送からハマり、原作を家族で読み、ついに小説まで読み始めました。
まもなくアニメ2期が始まりますね!わくわく。
映画化も決まっているし、楽しみです。


父はスパイ、母は殺し屋、娘は超能力者、犬は予知能力を持つ。
けど、
父←(知らない)→母
娘と犬は両方状況を知っている
という状況でのすれ違いと勘違いが面白いです。
絵も綺麗で、アニメより原作漫画はさくさく進むので読みやすい。

この小説の内容はこちら。

MISSION1…
イーデン校の1年生が自然教室に。道に迷ったアーニャとダミアン。

MISSION2…
姉であるヨルに呼び出され、急遽アーニャの子守をすることになったユーリ。


MISSION3…
病院を訪れていた情報屋のフランキーは、目が見えない少女アレッサに出会う。
彼女はオペラ女優として活躍した、著名な音楽家を輩出するバルツァー家の娘だった。
手術のあと目が見えるようになった彼女に会うことになったフランキーは、「有力な情報を得られるから」とロイドに変装を依頼する。
しかしその本心は…。


休日に公園でピクニックをしていたフォージャー家。
そこに有名な画家・フェリックス・カーティスが訪れ、肖像画を描かせてほしいという。
スパイと殺し屋、顔を知られる訳にはいかないふたりだが−−−。

SHORT NOVEL…
首都にあるレストラン。
ウェイトレスのリリーは絶賛婚活中だ。
結婚なんて、とやさぐれる彼女は、常連客であるフォージャー家を見て…。

ちなみに漢字全てにふりがながあるわけではなく、なおかつ文字の大きさも小さいし、言葉遣いも難しいので、小学校高学年か中学生くらいからじゃないと読めない内容です。
小2の娘は無理でした。
漫画原作の内容も踏まえた小説になっていて、「ありそう」なシチュエーションの二次創作として違和感なく読めました。
小説だと、第三者視点での描写が入るのが良いですよね。
「SHORT NOVEL」の表面的な完璧幸せ家族の描写が、なんだか自分だけがその内側を知っているんだぜ〜という優越感があって嬉しかった。

私は「疑似家族」的な繋がりがすごーく好物なのですが、この漫画ではいつもロイドさん(父)とヨルさん(母)のアーニャ(娘)に対する姿勢がすごいなあと思います。
自然教室でダミアン(要職者の息子)とまた仲良くなれなかった、作戦失敗だと落ち込むアーニャに、ロイドさんが言うここがこの小説では一番好き。


「!たのしかった!!」
弾かれたようにそう答えると、ロイドは「そうか」と言って端正な顔をほころばせた。
「なら、よかった」


漫画だと、アーニャがミルクを零した時にヨルさんが「やけどしなかったですか?」とまず訊く場面が好きです。


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最終更新日  2023.09.14 06:45:01
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