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【読書】その他ビジュアルブック

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2022.01.02

（310冊の一覧は後述。）

いやあ、読みましたね。
レビューを付け始めて3年目、初記録達成です。
ちなみにレビュー、途中まとめてやろうとして挫折しました。笑
１冊ずつつける方がむしろ楽だった。

158. やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ [ 尾石晴（ワーママはる）]

を読んだときに、著者が年300冊読書するとあり、それインパクトあるし、自分の中で「これだけ読める」という達成感がありそうなので、私も読めるかなとチャレンジしてみました。
結果、読めちゃった。いやあ、読めるもんだね。もうちょっと読めると思った。

たぶん、私は普通に本を読んでいたら（息をするように本を読むので）、年に150～250冊くらいのペースなんだと思う。
夏に目標を300冊に定めてから積極的に読むようにしたけれど、年当初からこれを頭に置いていたらたぶん、320冊～350冊くらいは読めると思う。
ただ、もう「課題をこなす学生」状態になっちゃうんで…もうちょっと自分のペースで読みたいと思った…。

だから2022年は300冊読みはしない。つもり。
そもそも年当初には「読書量を減らす。年間100冊程度に。」とか言ってましたやん。
2021年はフルタイム勤務になり、残業も増え、英語の勉強もしっかりやるようになって、「本を読む時間がなくなるんじゃないかな」と思った。
あんまり関係なかった。
私の読書時間は、往復の電車通勤と、昼休み。
昼休みに仕事することが増えたけど、それでも読書時間自体はそこまで大差なかった。

昼休みの読書は、もっとやりたい。
私はワイヤレスイヤホンを耳栓代わりにはめて本を読んでいます。

これ、ストレス軽減効果あるのでおススメ。
昼休みに外に出られない人にも良いですよ。

さっさと昼食を食べて、1日に30分でも確保できれば、5日で2時間半。
本1～2冊読める。
むしろ休日のほうが通勤時間がないので本を読まない。

その中でラジオの周波数のように感覚の波が合う人とは、引き続きお付き合いしたい。

たくさん面白い本が読めて大満足の１年でした。

2021年のベスト10冊

005. 三体 [ 劉慈欣 ]
023. エデュケーション大学は私の人生を変えた [ タラ・ウェストーバー ]
043. 世界と僕のあいだに [ タナハシ・コーツ ]
069. 羊は安らかに草を食み [ 宇佐美まこと ]
167. オードリー・タン　日本人のためのデジタル未来学 [ 早川友久 ]
187. 零の晩夏 [ 岩井俊二 ]
208. 戦場の秘密図書館シリアに残された希望 [ マイク・トムソン ]
282. ブックセラーズ・ダイアリー [ ショーン・バイセル ]
289. 熱源 [ 川越宗一 ]
304. 行く、行った、行ってしまった [ ジェニー・エルペンベック ]

なんか他にももっとあった気もするのだけど…！

その時は「ふうん」と思った本も、後からじわじわ効いて来たり、読後すぐは「すごい！面白い！」と思っても時間が経つと「なんだっけ」ってなる本もある。
なので、自分が付けたその時の★レートがいまいち信じられない。

そんな中で、「自分の中に風景が残った本」は、魂に刻まれたんだな、と思う。
私の記憶として。
時折「これは誰の・いつの・何の記憶だったか」が分からなくなる時がある。
あれは本の中の景色だっただろうか？その誰かの感情だっただろうか？
私ではなく？

2021年の10冊は、読了したリストを見ながら、そんな記憶を思い出せるものを選んだ。

『三体』目を疑う光景。
『エデュケーション』恐怖と絶望、険しい山々と夜明けの道路の真ん中。
『世界と僕のあいだに』隔たるものに気付いた日のこと。
『羊は安らかに草を食み』沈む大きな赤い夕陽、やわらかな草と絶壁、頬を撫でる潮風。
『オードリー・タン』の語る未来の話。
『零の晩夏』ひんやりした夏の空気。大きな絵の前で呆然と佇む。
『戦場の秘密図書館』瓦礫の中で誇りにまみれたたくさんの本。薄いスープ。
『ブックセラーズダイアリー』重く立ち込める灰色の雲、暖炉と本。
『熱源』雪と犬橇。歌と言葉。
『行く、行った、行ってしまった』平たい湖。年老いて節くれだった染みだらけの手。

読んだ本をすべて忘れてしまっても、タイトルも作者も内容も覚えていなくても。
ふとした風の匂いに、私はその光景を思い出す。
誰かが遠くで呟いた言葉が耳に蘇る。

覚えている。

そしてその記憶に支えられて生きていく。

2022年の読書構想

4月30日に「ブログ終了のお知らせ」でブログ止めるわ！と言ってた割に、読書ブログとなって継続中です。
2022年もそう…なるのかな…。

ずっと言ってる「読書量を減らす」よりも、「目標を定めない」かつ「ちょっと面白そうと思ったくらいの本は読まない」のほうがいい気がする。

ポテチ食べて「ああ、ポテチ食べなかったら良かった…」と空になった袋の後ろのカロリー数見て後悔するより、そもそもポテチを買わなきゃいいんじゃないか論。
あるから読むならなければいいのよ。

それで興味関心の幅が狭まってしまうんじゃないか？読んでみて面白かったら悔しい…ってのはあるんですが、「お金系」「生活系」の本に関しては、読み尽くした感があり、「はいはいまたこれね」と思ってしまう自分がいるので、もう良いのでは。

「これ絶対読みたい！読まないと後悔する！」レベルの「読みたい」を読まないと、時間は有限で1日は24時間なのだから、ほかのことをやろうと思うと溢れだしてストレスになる。

たとえば洋書を読むならば、一定読書に使っている時間を洋書読みに置き換える必要がある。
洋書、できたら月に1冊、最低12冊は読みたい。

058. 「グレート・ギャツビー」を追え [ ジョン・グリシャム ]

ではないけれど、私は日本語に関してはかなり豊富な語彙を有している自負がある。
それが英語となると！
舌を鎖で縛られ、海に沈められたかのよう。
この壁を乗り越えるには、ひたすら単語を覚えるしかないのだなあ…。はあ。
英語でも読書を楽しめるようになれる日が来るのは、いつになることやら。
しかし今始めれば、30年後の私はおそらく日本語英語の別なく本を読めるようになっている（「ありがとう、30年前の私」）なので、とりあえず今やるのだ。

まあ、英語の本だけでは「イイイイイイイイーーーーー！！」となること請け合いなので（忍耐なさすぎやろ）、日本語の本も引き続き読んでいきます。
ただ、海外文学を2021年色々読んでいたら、特に英語圏（英米）以外の本の翻訳本がとても面白くて、もっと読んでみたくなった。
南米や北欧の小説、普通の地の文に「え、なんで？」となるのが楽しい。
2022年は、そういう本もいっぱい読みたいな。

2021年の積み残し

読もう読もうと思ってずっと読めてないシリーズ。
2022年中には読みたい…。