隊長さんの山ある記

隊長さんの山ある記

Oct 20, 2022
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カテゴリ: 登山・ハイキング
朝から絶好の行楽日和!抜けるような青空を見れば家には居られない!大笑い家から遠く富士山も良く見えているし、きっと富士宮口新五合目付近の紅葉が見頃だろうと見当をつけて女房を誘って出かけた!

途中、クルマを止めて、富士山スカイラインの西臼塚から秋本番の富士山を望む~右のチョコンと尖った寄生火山が宝永山である~
このあたりの紅葉はまだ少し早かったが、、、、スマイル






富士山スカイラインの旧料金所(標高1460m)を過ぎたころより樹々が色づき始めていた~
標高2400mの新五合目まで標高差940m、つづら折れのドライブを楽しむ~
正面が富士山頂






カラマツの黄葉が段々と濃さを増してくる~






富士宮口新五合目駐車場のダケカンバの黄葉は風で飛んでしまったか、落葉しているが、、
ナナカマドはしっかり葉をつけている!高度を上げるにしたがって空の青さがより増してくるのは、空気が澄んでいるせいか?スマイル





駿河湾に浮かぶ伊豆半島、西海岸を遠望~






新五合目駐車場は、紅葉目当てのクルマで上の駐車場はほぼ満杯だった~びっくり

黄線は、今日歩く予定のコースであるスマイル
駐車場から富士山自然休養林歩道(昔は、宝永遊歩道と云っていた)を歩き
宝永第二火口の縁から、第一火口縁にザレ場を登り、そこから六合目に下って駐車場に戻る予定だ。





ウィンク





外気温は、8℃、未だ陽射しが強いせいか寒さは感じない~

遊歩道は、紅葉まっさかり!ダケカンバ、ナナカマド、ミヤマハンノキなどがちょうど見頃を迎えていた~










多少の登り下りはあるもののほぼ水平道と云ってもいいほどの歩きやすい遊歩道である~














空沢をトラバース、上方に富士山頂を見る~






美しい透明感のあるダケカンバ(カバノキ科)の黄葉~






鮮やか!ナナカマド(バラ科)の紅葉~







ウラジロモミやコメツガの針葉樹のなかで見る紅葉がなんとも云えずいい







カラマツ(マツ科)の黄葉の美しさは格別!さらに黄金色に変わり、風に散るさまはたとえようもなく風情があって好きだ!






宝永遊歩道の樹林帯を抜ければ、眼前がパッとひらけて正面に宝永山と第一火口(左)第二火口(右)が
ダイナミックに迫ってくる!その姿は雄大であり迫力に圧倒される~びっくり

宝永第二火口の縁に立つ~(火口の底には、パッチ状のオンタデやイタドリの紅葉が見えている)




下方を見下ろせば、、スマイル
こんもりしたピークは山体観測装置、左下は宝永第三火口、遠く東富士演習場、右端に愛鷹山塊、さらに奥には箱根の山々が眺められる~まさに絶景である!

自慢話を承知で記すが、まだ40代の若き日に、山サイ(山岳サイクリング)仲間たちと、富士宮口新五合目から背負子にMTBを括り付けて登山道を富士山頂の剣ケ峰まで登り、山頂からすぐに始まるザレ場の馬の背を一気に駆け下り、お鉢の縁からブル道を疾走した日々を忘れない!六合からこの第二火口の縁を走り、御殿庭に下ったり、また、第三火口の底から小天狗塚、三辻を経て水ケ塚をゴールとした。むろん、夏山シーズンが終わり登山者がいない時期を狙ってのMTB山行だった。思えばメンバーには20台前半の女性もひとりいたのである。今頃どうしているのだろう、もういいママになってる筈だ~

当時はまだ、自然破壊問題が公になる以前のことで古き良き時代でもあった~調子に乗って、付け加えれば、トライアルバイク(HONDA TLM200改)でブル道を山頂まで往復したこともあったなあ~ぽっ

そう云えば、ボクの親しい友人で南アの赤石岳や北アの唐松岳へMTBを担ぎ上げ下りを走って楽しんだ猛者もいたんだ!びっくりびっくりびっくり





大勢の子供たちが、宝永山を登頂後、第一火口縁から下ってきた~聞けば、ボクらと同じ静岡市内のM竹小学校の5年生だそうで総勢75名だとか!まだまだ余裕たっぷり元気そのものである。

正面の山頂部、左寄りが山頂の剣ケ峰であろう~ウィンク








宝永山に続く登山道を行くハイカーさんが小さく見えるヨ~






まだ実を残していたコケモモ(ツツジ科)甘酸っぱくておいしい!






眼下の愛鷹山塊と後方に小さく沼津アルプス、ゆったり横たわる伊豆半島、右に駿河湾。はっきりとは見えにくいが、左に相模湾、伊豆大島(かな?)もうっすら見えている~






箱根の山々を遠望する~中腹に白煙の立つ大涌谷と、中央に最高峰の神山、右にロープウェイ山頂駅が小さく見える箱根駒ケ岳か~







オンタデの紅葉~すでに葉を落として穂のみ!冬支度をしていた~






六合目に二軒有る小屋、宝永山荘と雲海荘も店仕舞い!
なお、12世紀頃より使われていた富士山本宮浅間退社から村山浅間神社を経た「村山古道」は、この地が到達点となる。(表示はなにもないが)ウィンク






山小屋への荷揚げ作業道として使われるブルドーザー道(通称、ブル道)を突っ切って、、






ひと回りして、スタートした富士山・富士宮口新五合目に戻る~スマイル
余談だが、富士山表口五合目と云う呼び方は、いかにも静岡県人が付けたようで、山梨県人に云わせれば何が表(おもて)だと云いたくなるに違いない。気にしすぎかな?






帰路、富士川の右岸沿いの車道から、新幹線の鉄橋越しに雄峰・富士を見る~終日、雲がかからない富士山もこの時期ならではのものであろう~風もなく穏やかで、ああ、至福の1日だった!



あまりの天気の良さ、景色の素晴らしさについついシャッターを押してしまい、終わってみれば180枚!下手な鉄砲も何とかであったが、あとで削除し整理するのにひと苦労~まあ、これも楽しみのうちだと思っているのだが~ウィンク


<参考コースタイム>

富士宮口新五合目駐車場11:40~11:45富士山自然休養林歩道(昔の宝永遊歩道)~12:10宝永山第二火口縁12:25~12:45宝永山第一火口縁12:50~(昼食10分)~13:25六合目13:30~13:55富士宮口新五合目駐車場

   歩数計→5780歩   2.5万図 富士山 須走





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Last updated  Oct 31, 2022 09:41:28 AM コメント(2) | コメントを書く


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