決して成功はしていないので、駄作と言えばその通りだけれど、日本での無理解は邦題にもあるのではないだろうか。無理に直訳すれば「神は大きい、私はほんとに小さい」とでもなる。「大きい」は「偉大」と訳した方が日本語らしくなるが、ここでは grand と petite(大きいと小さい)との対比があるわけだし、toute petite には「ほんの子供」と言ったニュアンスもある。その辺を良く理解して見る方が良いかも知れない。駄作ではあるけれど、それなりに楽しめた。オドレイ・トトゥの演技の感じもボクは『アメリ』より好きだ。