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4月25日、福島市内で開かれた「子どもたちを放射能から守るための集会」(準備会)の動画サイトをご紹介します。福島の保護者達の取り組みは急速に拡がっています。以下、mini pochiの同僚がまとめたものをご紹介しますもっと、もっと、ひろがれ、拡がれ。子どもも大人も、放射能災害から守り抜く運動!福島人だってもうだまってはいません!●福島の子どもを放射能から守るためにたちあがろう! 作成者 湯本雅典 4分52秒4月25日、「子どもたちを放射能から守るための集会(準備会)」が福島市内の青少年会館で開かれ、100名が参加した。(主催:原発震災復興・福島会議、福島老朽原発を考える会)↓ユニオンチューブhttp://video.labornetjp.org/Members/YUMOTO/videos/soudankai1.wmv/view↓ユーチューブhttp://jp.youtube.com/uniontube55---------------------------------------------(2)福島県内の子どもと放射能の問題をテーマにした30分番組が、本日29日金23時15分より、朝日ニュースターで放送いたします。以下、番組告知です。(朝日新聞の朝刊のテレビ欄でも紹介されるそうです)============================== 「子どもを襲う放射能の不安~学童疎開は必要か」 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1024==============================文部科学省は4月19日、福島県内の子ども被ばく許容量を年間20ミリシーベルトに引き上げた。これまで、一般の人の被ばく許容量は1ミリシーベルト。放射線管理区域の5ミリシーベルトを大きく上回る数字だ。そして、市民による調査で、赤ちゃんに飲ませる母乳からも放射性物質が検出された。福島市や郡山市といった大きな町で、今、チェルノブイリの退避地域よりも高いレベルの放射能汚染が広がっている。子どもたちを被ばくから守ろうと取り組むお二人をゲストに迎え、原発事故の影響を考える。 <ゲスト>大賀あや子さん(大熊町在住/ハイロアクション/母乳調査・母子支援ネットワーク)阪上武さん(フクロウの会:福島老朽原発を考える会)<朝日ニュースター>http://asahi-newstar.com/web/4月29日(金)23時15分~放送*再放送 4月30日(土)18時~/5月1日(日)10時~・24時~/5月4日(水)11時~(3)なお、福島(「東北」で分類)で行なわれるさまざまなイベントが、以下の「脱原発系イベントカレンダー」から知ることができます。http://datugeninfo.web.fc2.com/
2011年04月29日
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mini pochiは今週、福島の職場で5月の仕事本格化に向けた準備をしていました。放射能の外部被ばく・内部被ばくのおそれのなかで、私と同じく福島で働く皆さんは大勢いるはずです。福島にいると、緊張の毎日なのに、夜が眠れなかったりします。昨日は夕方、福島駅にいたら震度4の余震が。停電で新幹線も一時不通になりましたが、東京までたどり着け、久しぶりに朝までゆっくり眠りました。思っている以上に緊張しているみたいです。そんななかでもうれしいことが。4月初めに訪れた関西の各研究者がいまつぎつぎに福島を訪れてくれています。放射線防護がご専門の安斎育郎氏は、5月8日(日)10:00-福島市社会福祉センター3F講堂で「福島原発事故による放射能災害と私たちの生活」と題してご講演。福島市保護者会連合会などの主催です(末尾の情報参照)。障害者福祉の専門家はGWに郡山市と福島市を。災害・事故後のメンタルケアの先生は海外の専門家を同伴で6月に福島に来られます。「福島のことが心配なので、後方支援ですがなにかお手伝いしたい」そういっていただくだけで本当にうれしい。福島を助けたいと思っているかたの存在に励まされます。そういった関西の先生たちにとって、福島県は遠いところですから、なんとか県内の専門家や自治体関係者につないであげたい。阪神淡路を経験した蓄積をなんとか福島でも役立ててほしい。ささやかですが、私には私なりの役割があると感じています。さて、今日は、衆議院文教委員会での宮本たけし国会議員(日本共産党)のブログからご紹介します。とくに福島で児童生徒のお子さんを持っておられる保護者の方に、ぜひ読んでいただき、運動を強めていっていただきたい。声を上げていってほしいと思います。児童・生徒、学生の身を守るのは保護者と教員の存在意義をかけた、役割ですから。★文部科学省が4月19日に示した「学校の校舎・校庭等の放射線安全基準」のずさんさが明らかに。今日の文部科学委員会は私の質問中、紛糾・中断!http://jcpmatsunantou2.blog87.fc2.com/blog-entry-74.html 私は本日、衆議院文部科学委員会の質疑で、4月19日に政府の原子力災害対策本部と文部科学省が発表した「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方」について質問。ここで示された校庭使用制限の基準である「毎時3.8マイクロシーベルト」という値について議論しました。 文部科学省は、この基準を国際放射線防御委員会(ICRP)が2007年の勧告や本年3月21日の声明で「非常事態が収束した後の一般公衆における参考レベルの1から20ミリシーベルト/年の範囲で考えることも可能」としたことから、「年間積算被ばく線量20ミリシーベルト」と定め、そこから子どもが一日8時間屋外にいることを前提として「毎時3.8マイクロシーベルト」という基準を定めました。 これは「原子力安全委員会」の助言をえて決定したと説明してきました。しかしICRPの勧告は「1から20」という幅を持っており、しかもこの値は大人も含む「一般公衆」の年間放射線量です。子どもにその最大値を適応することの是非がまず議論になりました。★「計画的避難区域」の大人に適用される基準が子どもの基準でよいのか! 今回文部科学省が定めた「20ミリシーベルト/年」というものは、政府が4月22日に発表した「計画的避難区域」の基準線量であり、大人でも避難を呼びかけているような年間被ばく量を子どもに適用して良いのかということが議論になりました。 そもそもICRPがいう「線量限度」というものは、「ここまで被ばくしてよい」という値ではありません。「これ以上は絶対に被ばくしてはいけない」という上限値なのです。★「線量限度」とは「これ以上は絶対に被ばくしてはいけない」上限値 かつて線量限度のことを「許容線量」と呼んでいた時期がありましたが、「許容線量」という用語は「ここまで被ばくしてもよい」という間違った考え方に陥りやすい響きを持っているので、「これ以上は絶対に被ばくしてはいけない」という上限値であることがわかるように「線量限度」という用語に変更した経緯があります。 子どもは一般に放射線感受性が高い、つまり子どもは大人に比べて放射線の影響を受けやすいというのは、もはや常識であるにもかかわらず、ICRPの示した参考レベルの上限値、つまり「これ以上は絶対に被ばくしてはいけない」という線量限度を基準にしたのは大問題だと指摘しました。★実際には「線量限度」さえ守っていない文部科学省 その上で、今回、その「3.8マイクロシーベルト以下」という基準さえ、まともに守られていないのです。4月19日の時点で、この基準を上回ったのは、4月14日の放射線調査結果をもとに13学校・園だと発表されました。 ところがその4月14日時点の調査結果を見ていると極めて不審な点があるのです。例えばこの調査で「福島市立福島第三小学校」は高さ1m地点で3.6マイクロシーベルト/時、高さ50cm時点で3.9マイクロシーベルト/時で「屋外活動の制限」を受けています。 ところが、その表の一つ上にある「福島市立福島第一中学校」は、1mで3.7マイクロシーベルト/時、50cmで4.1マイクロシーベルト/時と、いずれも第三小学校を上回っているにもかかわらず「屋外活動の制限」を受けていないのです。★中学生は背が高いから、4.1マイクロシーベルトでもOKというずさん なぜかと問えば、小学生と中学生では身長差があるためだというのです。つまり中学生は背が高いので1m時点の値で決める、そこが3.8以下なら、高さ50cmのところで基準を大きく超える4.1マイクロシーベルト/時の放射線が検出されていてもお構いなしということです。 「これ以上は絶対に被ばくしてはいけない」という線量限度を基準にしておきながら、こんなずさんなやり方は許されません。私の問いに、文科省の基準に了承を与えたはずの原子力安全委員会でさえ、「そのような話は聞いていない」と答弁したものですから委員会は紛糾。★原子力安全委員会も文部科学省の言い分を否定! しかも文科省が空間線量ばかりを問題にして、土壌放射能を無視していることを取り上げ、たとえば半減期が30年と非常に長いセシウム137でも20の学校・園で土壌放射能が5000ベクレルを超えていることを示し、これをなぜ考慮しないのかと迫りました。 文科大臣の答弁は、「土壌放射能の吸引による体内被曝の影響は軽微」などというもの。ところが、これも原子力安全委員会は「決して軽微とは考えていない」と答弁し、大臣は答弁不能に陥りました。結果として委員会は、たびたび中断。★引き続く国会追及にご注目を! こと子どもたちの健康に関して、こんなでたらめは絶対に許されません。引き続き国会で徹底追及していくつもりです。次回委員会は5月13日の予定。今後の追及にご注目下さい。 2011年4月27日 国会にて 衆議院議員 宮本たけし福島原発事故による放射能災害と私たちの生活」■講師 安斎育郎氏(立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長)■日時 5月8日(日)10:00~12:00■会場 福島市社会福祉センター3階講堂(約120名収容)■主催 福島市の保育を考える会・福島市保護者会連合会■入場 無料(※保育室を設ける予定)■■お問合せ先 福島の保育を考える会(事務局:さくら保育園)024-521-4777
2011年04月29日
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東京大学研究員の早尾貴紀さんが、以下のメッセージを出されていますmini pochiは早尾氏の指摘が大変、正当なものであると考えます。どうぞひとりでも多くの関係する皆様方が、それぞれの行動の判断材料として、ご参考にしていただくよう心からお願い申し上げます。http://s.webry.info/sp/hayao2.at.webry.info/201104/article_12.html福島県でお子さんをお持ちの方々へ:避難という決断とその支援について2011/04/23 09:32 福島県でお子さんをお持ちの方々へ、教育関係者へ、 また、上記に該当する友人をご存知の方は転送して知らせてください。 (宮城県南部・茨城県北部もあてはまるかもしれません) お子さんを保育園や小中学校に子どもを行かせていいのか、不安に思われていることと思います。 私は、福島県の生まれ育ち、宮城県在住で、7歳の子どもがいます。 最初に書いておきますが、私自身、その子どもを関西へ避難させています。3月中は私がいっしょに、4月からは里親さんに預けるかたちで関西で小学校にも通わせています。とけ込めるか心配もありましたが、楽しくやっている様子で、ホッとしていますが、たまたまそうなっただけで、被曝を避けるためなら、一ヶ月や二ヶ月、学校に通わなくてもいいだろうという気持ちでいました。 文科省が学校活動に関する放射線量の基準を示しましたが、みなさんがどこかで気づかれているとおり、これは子どもの健康を守るための数字ではなく、避難させないための数字です。避難にともなう費用や賠償を避けるという、国の都合を優先させました。 文科省は、子どもを守ってはくれません。もちろんそのことについて、文科省を追及する必要はありますが、そのあいだも被曝は進んでいきます。指示を待つのではなく、自主避難することを勧めます。 避難がとても難しい決断であることは、私も重々承知しています。どこへ行くのか、いつまで離れるのか、費用はいくらかかるのか、自分の子どもだけが先に避難していいのか、家族が離れるのではないか、などなど。 しかし、福島県が測定している各学校の放射線量は、通常の安全基準をはるかに越えています。 放射線を扱う研究所などで、管理区域として従事者以外立ち入り禁止とされるのは、年換算で5.2ミリシーベルト、時間当たり0.6マイクロシーベルトです。この放射線管理区域には、専門の知識を持った大人でも必要最小限の時間しか入ってはならず、18歳未満は完全に立ち入り禁止なのです。 文科省は、そうした一般的な基準を無視して、時間3.8マイクロシーベルト(年換算33ミリシーベルトになりますが、屋内活動の分として6割に見積もって年20ミリシーベルト)を基準として示してきました。これは小さな子どもに対して許される許容量ではありません。放射線管理区域をはるかに越えて、大人でさえも十分に危険な水準であり、これは通常の原発労働者の被曝上限と同じなのです。実際この程度で白血病を発症し、厚労省から労災認定を受けている人もいるのです。 その他、内部被曝のことが考慮されていないことなど、さまざまな問題もありますが、ここでは長くは書きません。 大丈夫か、長く留まったら将来影響が出るかどうかと心配しながらそこにとどまるよりも、まずはいったん外に出て、安心して戻れるようになったら戻ればいい、そういうふうに考えて、ひとまずお子さんを外に連れ出すことをお勧めします。 県外に頼れる親族がいない、身を寄せる場がない、という方には、自主避難でも受け入れられる家屋提供が実はたくさんあるので、その情報を下に記します。避難指示対象地域とは関係なく、不安から自主避難をした人たちも受け入れ可能な場所を提供するNGOや市民のネットワークはいくつかあるのです。 私自身、3月中旬に自分が関西に避難した後は、友人らと協力して、自主避難者たちの受け入れ態勢を30家族分ぐらい用意しました。実際には、やはり親族を頼りに出てくる人たちが多かったのですが、それでも10家族ぐらいは私たちのネットワークで当面の避難住居に入りました。もちろん、家賃がかからない無料の家や部屋です。 あるいは、もうすぐGWの連休です。一週間ぐらい、子どもを合宿に参加させるぐらいの気持ちで、一度外に出してみるというのはいかがでしょうか? 4月29日~5月5日ないし8日ぐらいのあいだで、何泊でもかまいません。京都の学生らが「福島←→京都 こどもキャンプ計画」を企画しています。ウェブ上ではなく口コミでしか募集していませんが、私の直接の知り合いですので、紹介することができます。費用は一切かかりません。下に私の連絡先を付けますので、ご連絡ください。一週間だけでも、数日間だけでも、放射能の心配のない空気を外で自由に吸わせてみてはどうでしょうか。(メール:p-sabbar[at]mrg.biglobe.ne.jp/[at]を@に置き換えてください。) 私自身、この4月の新学期はじめに、子どもを戻すかどうか悩みましたが、4月はじめには大きな余震があったり、女川でも原発危機があったりして、まだ戻す時期ではないと判断しました。関西で親元から離しておくことには不安もありましたが、しかし被曝の心配から解放されている場所に置いておけることに、深く安堵しました。 いろいろな手段や窓口があります。下にいくつかのサイトを紹介します。私が関わっているわけではありませんが、こういう受け入れ活動が広がっているのを見つけましたので、情報提供まで。 条件が合いそうなところがあったら、まずは相談をしてみる、ということでもいいと思います。 私も関西方面に子どもと3月いっぱいいましたが、外のみなさんは、「何か自分にできないか」と真剣に考えていらっしゃいます。相談する価値はあります。 * * * *「震災ホームステイ」 http://www.shinsai-homestay.jp/「被災地のママと受け入れママをつなぐサイト」 http://www.mamatomama.info/「母子疎開ネットワーク」 http://hinanshien.blog.shinobi.jp/「相聞歌 ~東日本大地震 被災者受入情報サイト~」 https://sites.google.com/site/soumonka3814215/「つなぐ光」 http://tsunaguhikari.jp/「赤ちゃん一次避難プロジェクト」 http://baby.wiez.net/「心援隊」 http://kajipito.net/shinentai/PC/「原子力行政を問い直す宗教者の会」 http://gts.mukakumuhei.net/ * * * * また自治体関係でも、原発不安による「自主避難」に対応しているところがあります。 例えば、「能代市:地震被災者及び原発避難者の受け入れについて」 http://www.city.noshiro.akita.jp/c.html?seq=4537「南魚沼市:東北地方太平洋沖地震の避難者受け入れ」 http://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/site/tohoku-taiheiyooki-jishin/shien-center0324.html「愛媛県:被災者向け支援情報」 http://bosai.pref.ehime.jp/higai/23/sumai/jyutakushien.htm「鳥取県への自主避難をお考えのかたへ」 http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=155736などなど。 個別に相談すれば、窓口で柔軟に対応するという自治体もあります。 以下から探してみるのも一方だと思います。「みんなでつくる震災被災者支援情報サイト」 http://sites.google.com/site/minnadewiki/home/pctop/kihon/accept
2011年04月26日
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今日は朝から、会津若松の温泉街に避難されている、福島県浜通り(太平洋岸)の避難者の方から、話を伺った。また、受けいれている老舗旅館の経営にあたる方、市内の学校で3週間にわたって炊き出しのボランティアをされた方の話。それぞれすばらしいものでした。今日は他に6人のメンバーも合流しました。災害復興は簡単ではない。厳しいものです。同時に、なんとか会津が一番に復興し、中通り、浜通りの復興を支えてもらいたい。どれもがドラマになるくらい、精いっぱいの対応をされた方たちのノウハウは、「会津モデル」として全県に普及できるのではと感じます。その話はあらためてまとめます。そう感じながら読む、中部大学の武田邦彦氏のコメントは、心にひびきます。福島の出身の同僚がいっていました。「福島県人は何も言わない。けれど本当に怒っている」、と。 http://takedanet.com/2011/04/post_f9e5.html片寄平蔵 常磐炭田発見者。万延元年、勿来近くで攘夷派の浪士の刃に倒れる。享年48。朝河貫一「国家はその国民が人間性をもっているかぎりにおいてのみ、自由な独立国である。しかし、その政治体制が民主主義の組織をそなえているというそれだけでは、自由な独立国とはいえない。自由主義にあっては、その国民が世界における人間の立場をすべてにわたって意識するまでに進歩しているかどうか、それこそが重要である」福島が苦しんでいる。今まで東京のために危険を背負い、人材も電力も供給してきた福島に東京の人は救いの手をさしのべない。富と権力は溢れるほどあるのに・・・それでも福島の人はジッと腹に収めて反乱を起こさない。福島の大地は汚れた。でも福島の人の心と体は汚れていない。むしろその魂は高潔だ。汚れているのは恩を忘れた東京の人と、福島の人を温かく迎えない同胞だ。福島の農作物はすべて買い取ろう。申し訳ないが食べないから泣いてほしい。瓦礫も牛も引き取れないが、こちらから福島の大地を綺麗にしに行く。日本全国、どこでも福島の人を温かく歓迎する。福島原発は静かに眠ってもらい、碑を建ててその労をねぎらおう。福島こそ、今、日本人が手をさしのべるところなのだ。福島の偉人は私たちに語りかける.・・・日本人が福島の人の立場をすべてにわたって意識するまでに進歩しているかどうか、それこそが重要である・・・(平成23年4月24日 午後7時 執筆)武田邦彦
2011年04月24日
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昨日から続く、「あいづ発 福島を元気にするプロジェクト」、おおいに盛り上がってますmini pochiも、及ばずながらお手伝い。実行委員会のジャケットをお借りし、設営や物産販売、チラシの配布も・・・。開会あいさつのあと、野口英世通り協議会のみなさんの「風評被害をぶっとばそう。さすけない(元気な)、会津。エイエイ、オー」の元気な掛け声で開幕です。かけつけた、会津若松の菅家市長とも今後の協力関係のことで、少しお話しさせていただきました。さて、今朝は、mini pochiが泊まっているホテルの前に大型観光バスが。キャンセルの相次ぐ会津若松市内で、そういえばはじめてみる観光バスです。昨日まで静かだった、ホテルのフロントも、たくさんの人で賑わっています。「今日は、京都のよさこい隊が来てくれて、鶴ヶ城で踊ってくれるんですよ」ホテルの方の声もうれしそうです。京都と会津。ご存知ですか。本当に歴史的つながりが深いことを。江戸末期、治安の悪化する京都に駆けつけ、京都守護職を引き受けたのは、時の会津藩主、松平容保(かたもり)でした。会津藩は、常時1000名の藩士を京都に常駐させ、混乱の続く京都の治安を守りました。「新撰組」の名付け親も、おなじく、松平容保です。同志社大学を設立した新島襄の妻、新島八重は会津の出身。新政府軍が、会津若松城に攻め込んだ戊辰戦争では、男装し新式スペンサー銃で、闘いました。24歳の若さでした。京都と会津。会津のひとの心に「京都」は特別の思いをこめて響きます。今度は逆に、その京都から、「京都さくらよさこい学生実行委員会」の学生さんやみなさんが、「会津支援隊」として、駆けつけてくれました。また、踊りを披露してくれるのは、まさにその歴史の舞台「会津若松城」(鶴ヶ城)。会津の人にとって、これほどうれしいことはありません。mini pochiは、じつは学生時代を京都で過ごしました。このバスが、京都から夜の高速を飛ばして駆けつけてくれたんだと思うと、うれしくて、もう言葉になりません…。あらためて、春の元気いっぱいの会津にぜひ、お越しください。
2011年04月24日
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「さすけねぇ、会津、やってみんべ」福島といえば、会津。赤瓦に新装なった鶴ヶ城、白虎隊の飯盛山。すこし脚を伸ばせば、磐梯山、猪苗代湖、大内宿など野口英世も愛した、風光明媚な観光スポットがたくさんあります。名だたる銘酒に、東山温泉、芦ノ牧温泉の旅館街。国内外の観光客は年間350万人。他の観光地同様、その会津も、観光客のキャンセルに直面しています。もちろん、放射能汚染の風評被害。放射能汚染に敏感な(?) mini pochiも保障します。会津の数値は、現時点でまったく問題はありません。大丈夫。街づくりでも頑張ってきた、会津観光協会の皆さん。今日からの土日、元気を取り戻すイベントをやります。mini pochiも朝から会津名物の「こづゆ」をいただいて、急きょ、イベントのお手伝いにも参加します。主催は「野口英世青春通り協議会」。県内各地の歌手やバンドの演奏に、会津の名産の出店もたくさん出るんですよ。桜が満開の鶴ヶ城では、「会津復興・侍(さむらい)プロジェクト さくら」も開催。会津はこんなに元気です。春の会津、ぜひお越しください。
2011年04月23日
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この数日、あまりの忙しさで、更新ができませんでしたmini pochiは、今月に入り、関西大学の安全社会学部、関西学院大学の災害復興制度研究所などをまわり、阪神淡路大震災の経験を積んだ研究者ら20名ほどと懇談してきました。やはり、大震災を経験し、復興に取り組んできた関西の研究者は違います。最近NHKでも復興後の街づくりについて解説されている、関西学院大学の災害復興制度研究所長の室崎先生ともお話ししました。本当に、一人ひとりの被災者の目線から、復興の方向を考えている研究者が何人もみえることに心づけられた関西訪問でした。行きは福島から山形に抜け、山形空港から伊丹空港、帰りはようやく福島まで通じた東北新幹線で戻りました。福島市では、花見山の桜が満開だそうです。三春町の滝桜はこれからですね。数百年、三春の街を見守ってきた滝桜には、放射能汚染におびえる人間がどう映っているでしょう。一次、二次避難所で余震や放射能汚染、生活や孤独・不安につつまれている福島の住民をしっかりと見守ってください。今週は、県中の避難所で暮らす、外国籍市民を訪問し、聞き取り調査をおこなう予定です。避難指示、避難準備地域の11市町村に住む外国籍住民は3000人に及びます母子のみ、ないし単身で避難したり、乳児、80歳、90歳の高齢者も含まれています可能な限り寄り添い、なんとか役に立ちたいと思います今日は、原子力資料情報室の動画ニュース『福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋』についてのURLを挙げておきますhttp://www.ustream.tv/recorded/14116053
2011年04月18日
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今日の、東京新聞速報版は、日本政府が東京電力福島原発事故を、「原発事故の深刻度を示す国際評価基準で最悪のレベル7とする検討を開始」、と伝えました。しかし、海外ではすでに3月20日ころから、同様の指摘は多数、出されています。日本政府の対応の遅さが改めて示されています。東京新聞と、環境保護団体グリーンピースの記事から転載しますToday (12 April), Japanese medias say, Japanese Government rose up the Fukushima Nuclear Plant Accident to be ranked at Level 7 on the International Nuclear Event Scale (INES). This is the scale's highest level, and equal to the 1986 Chernobyl nuclear disaster. But many International Institutes, including Greenpeace Report as below,already pointed out such a kind of alert. Japanese government will be criticized its delay of procedures internationally. 「東京新聞」http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011041101001184.html最大で1時間1万テラベクレル 国際尺度、最悪の7も2011年4月12日 01時28分 ソ連・チェルノブイリ原発の全景。中央の矢印が4号炉の事故現場=1986年5月(タス=共同) 福島第1原発の事故で、原子力安全委員会は11日、原発からは最大で1時間当たり1万テラベクレル(テラベクレルは1兆ベクレル)の放射性物質が放出されていたとの試算を明らかにした。 政府はこれを受け、原発事故の深刻度を示す「国際評価尺度(INES)」で最も深刻な、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故に並ぶ「レベル7」とする方向で検討に入った。 INESの評価によると、放射性のヨウ素131換算で外部への放射性物質の放出量が数万テラベクレル以上である場合は、レベル7であるとしている。 原子力安全委の班目春樹委員長は、1時間当たり1万テラベクレルの放出が「数時間」続いたとの推計を明らかにした。 1時間当たり1万テラベクレルの放出が数時間続けば、レベル7に当たることになる。現在は同1テラベクレル以下になったとみられるとしており、安全委は、放射性物質の総放出量については「検討している」とするにとどめた。 政府は暫定的に「レベル5」としている現在の評価を見直し、レベル7に格上げすることの検討を始めた。「グリーンピース」(Greenpeace Report) (3月25日ハンブルグ)Greenpeace study ranks Fukushima as Chernobyl Level 7 incidentOn this page Feature story - March 25, 2011 Hamburg - As new reports emerge of highly radioactive water leaks at Fukushima's reactor 3, a new analysis prepared for Greenpeace Germany by nuclear safety expert Dr Helmut Hirsch shows that Japan's nuclear crisis has already released enough radioactivity to be ranked at Level 7 on the International Nuclear Event Scale (INES). This is the scale's highest level, and equal to the 1986 Chernobyl nuclear disaster. Dr. Hirsch's assessment, based on data published by the French government's radiation protection agency (IRSN) and the Austrian governments Central Institute for Meteorology and Geodynamics (ZAMG) found that the total amount of radionuclides iodine-131 and caesium-137 released between March 11 and March 23 has been so high that the Fukushima crisis already equates to three INES 7 incidents. "What is happening at Fukushima is just as serious as Chernobyl. It's crucial that Japan's authorities, the nuclear industry and the IAEA immediately stop their downplaying of the threat of radioactive contamination, and instead provide clear and honest communication about the risks to public health in order to protect people", said Greenpeace energy campaigner Dr Rianne Teule. "The events of the last two weeks are a wake up call for governments around the world to bring the nuclear age to a close, by shifting investments towards energy efficiency, and redoubling efforts to harness safe and secure renewable energy sources."The report can be downloaded from: http://www.greenpeace.org/international/en/publications/reports/Fukushima--INES-scale-rating/Concerns about reactors in Canada
2011年04月12日
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TOKYO FM サイトから引用しますぜひご覧ください。この歌詞は、わたしたち福島人の心にひびきました。猪苗代湖ズ「I love you & I need you ふくしま」http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=3CQJuAN2BEY福山雅治・怒髪天・忌野清志郎もTOKYO FM携帯サイトで緊急配信収益の全額を故郷・福島県に寄付------------------------------------------------猪苗代湖ズ松田晋二(THE BACK HORN 福島県東白川郡塙町)山口隆(サンボマスター 福島県会津若松市)渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET 福島県双葉郡富岡町)箭内道彦(風とロック 福島県郡山市)福島県で生まれ育ち、今は東京や横浜で暮らすミュージシャンとクリエイターの福島県人バンド。箭内道彦が実行委員長を務めた、『風とロック芋煮会』(2010年9月 福島県・裏磐梯高原にて開催)を機に結成された。もちろんバンド名の由来は、福島県の中央に位置する、日本第四位の大きさを誇る湖、『猪苗代湖』から。昨秋の『風とロック芋煮会』では、大自然に囲まれた故郷の野外ステージで郷土愛をかき鳴らした。この時に生まれた曲が、福島への想いを真っすぐに歌いあげた、『アイラブユーベイビー 福島』である。さらに、“I love you& I need you ふくしま”に新展開!この楽曲を自らダウンロードして聴き、大きく心を動かされたという福山雅治が、公私ともに親交が深い箭内道彦に直接打診。オリジナルに福山のギター、ハーモニカ、そして井上鑑のピアノの音を重ねたバージョンを26日に急きょレコーディング、3月27日より配信開始! “I love you & I need you ふくしま”にさらなる新展開!福山雅治に続いて、今度はロックバンド"怒髪天"が緊急参加!北海道出身でありながら、福島での活動で縁が深い怒髪天が、「ふくしまのためにもっともっと義援金を集めたいんだ。いいだろ?」という気持ちを込めて、29日、節電を意識し1テイク・レコーディングで完成。福島の力になりたいという、全国からの応援の輪は、様々な垣根を越えてさらなる広がりをみせていく。3月27日に配信された、"福山雅治&井上鑑 参加バージョン"3月30日に配信された、"怒髪天 参加バージョン"に続いて、猪苗代湖ズに”応援”に来てくれたのは…何と忌野清志郎さん!福島と、福島の人の力になりたい、というこの曲の趣旨に賛同した所属事務所の快諾と、レーベルの協力を経て、4月2日に生誕60年を迎えた清志郎さんの肉声がオーバーダビングされ、リリースが実現!------------------------------------------------東日本大震災を受けて激しい地震や津波の被災に加え、頻発する原発事故への不安、危機感に包まれる福島県。故郷への恩返しをするのは今しかない、と立ち上がった四人の再集結。決断からの行動は早かった。3月17日。節電に最大限に配慮して、東京を離れて名古屋のスタジオへ向かい、もちろん音源化されていなかった『アイラブユーベイビー 福島』を、レーベルの壁を越えて、『I love you & I need you ふくしま』としてレコーディング。費用も最小限に抑えるため、サンボマスターのベーシストである近藤洋一に協力を依頼し、快諾を得てエンジニア&プロデューサーとしての特別参加となった。手弁当と最少人数、最小限の電力で生みだした、福島への愛の歌は、わずか3日後の3月20日。配信シングルとして緊急リリース。収益の全てを、故郷である福島県の「福島県災害対策本部」に義援金として寄付する。今こそ、故郷に愛を伝える時。是非、福島に、この曲を届けてください。ダウンロードして、被災地に、大切な人に、想いを届けてください。ご協力、よろしくお願いいたします。◆福山雅治よりいま自分に出来る事で少しでも、微力ながらでも力になれればと思い、参加させて頂きました。いや、正確に言えば押しかけてしまいました。今回は楽曲での応援になりましたが、いつの日か直接福島にお伺い出来ればとも思っております。皆様の笑顔に逢いに行ければ。I love you & I need you ふくしま 福山雅治◆怒髪天より北海道出身の俺達ですが、ここ数年福島とのつながりが濃厚になってきました。そして、今こうしていても、沢山の福島の仲間達の顔が目に浮かびます。俺達も何かしたかった。I love you & I need you ふくしま 怒髪天------------------------------------------------オリジナルバージョン、福山雅治参加バージョン、怒髪天参加バージョン、忌野清志郎バージョンとも、TOKYO FM 携帯サイトhttp://www.tfm.co.jpで限定配信しています。価格:420円 (税込) ※手数料を除いた収益の全てを寄付します※パケット定額制サービスへの加入をおすすめします※PC・スマートフォンをご利用の方へ(2011年3月27日追記)多くのお問い合わせをいただいておりましたが、PCでのダウンロードができるサービスとして、OTOTOYでの配信もスタートしました。(スマートフォンでのダウンロードはできません。)くわしくは 猪苗代湖ズ オフィシャルサイト をご覧ください。http://www.inawashirokos.jp/------------------------------------------------箭内道彦の後輩であるCMプランナーの前田康二氏を中心とする、広告業界の有志により制作されたMVが公開されました。この楽曲や活動に賛同し出演を快諾した、俳優の阿部寛さん、荒川良々さん、笑福亭鶴瓶さん、小西真奈美さん、そして福島県出身の西田敏行さんも登場します。.Copyright © TOKYO FM Broadcasting Co., Ltd. All rights reserved.
2011年04月11日
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中部大学 武田邦彦氏のHPから引用します http://takedanet.com/原発 憲法23条違反が多くの人を危険にする学問の危機である.そして「学問」が直接、国民の健康を脅かそうとしている。 福島の教職員が子供を守るために立ち上がることができず、教育委員会が「国が安全と言っているから」という一点張りの考えに押され、児童生徒を初期被曝から守れなかったように、学者も学問の危機に立ち上がれない。「御用学者」という言葉が人目をはばからず語られるようになっても、学者は沈黙を守っている.1990年の始め、「役に立つ研究」、「研究費の重点配分」になってから、学者は「すこしでも政府にたてつけば、来年から研究費がなくなる」という恐怖に身がすくんでいる. その意味では、日本の学者の大半が「御用学者」にならざるを得ないのが現状で、学問の危機を目にしても行動ができない。 児童生徒を守ることができなかった福島県の先生方と、多くの学者は同じなのかも知れない。でも、何が学問の危機なのか?それは、憲法が定める「学問の自由」が公的に犯され、「憲法違反した学者(日本気象学会長)が逮捕されない」という事実が発生したからだ。 3月末、日本気象学会の学会長が、学会員に対して「研究結果を自由に発表してはいけない」と呼びかけた. 憲法第23条は「学問の自由」を明確に示している.そして、日本学術会議が認めた正式な学会は、学問の自由のもとで活動をしている。学会が「年会」や「研究会」を開くときに、政府の許可を必要としないのは、学会が政府から独立しているからである。 学問に自由を与えることは時の政府にとっては都合が悪い場合がある.でも、近代社会はいくつかの経験を積み重ね、社会の健全な発展には学問の自由(テーマの選択、研究の実施、そして成果の発表について、不利益を被らない)を認めるようになったのである。 そして、学問の自由は「国家の危機」の時に、その必要性が増大する。例えば戦争の前、大災害の時などである。 ドイツのナチス、ヒットラーのソ連・・・大虐殺が起こるような異常な社会では学問の自由が侵される.気象学会長は「気象学は当てにならない学問だ」という。 福島原発からの放射性物質がどの方向に飛ぶかを学問的に研究し、その成果を発表すると「人心を惑わす」ので、気象学会は「政府が一元的に発表するデータ以外の発表は好ましくない」とした。 気象の部門でも、学会は政府より力がないと言う。 一方、政府は巨費をかけて作った「重大事故時の放射性物質の飛散予測システム」である、SPEEDIを持っているが、結果は一度、発表しただけで、まったく公表されない。このことについて二つの話を聞いた。 一つは「放射性物質の飛散については、政府高官が知るべき事であり、国民に知らせる目的ではない」という学会筋の話であり、二つは「SPEEDIのデータを国民に知らせる必要は無い」というSPEEDI研究者の話である. さらに気象庁は、政府に命令されて渋々、IAEAに報告していた福島原発からの気流の動きについて、そのホームページに掲載したが、そこに注釈がついている。こともあろうに、気象庁は次のように言う. 1 このデータはIAEAに出すものであって、日本国民に知らせるものではない 2 このデータは「予測にもとづいて計算したものであり、実際の観測地が入っていないから(予報だから)、本来は発表するべきものではない 3 放射性物質の拡散はSPEEDI の役割であり、そっちに聞いてくれ。 「気流の動き」という意味では気象庁は、花粉予想とか噴煙予想をする。また「未来の予想」では、天気予報、台風進路予報、それに100年後の温暖化予報もする。 それなのに、予報だからという理由で「放射性物質飛散予報」をしない。 私は学者なので、学問の自由を享受している.何を言っても大学を首になることはない。中部大学は明るく、学問の自由を守ってくれる. だから、私はその恩返しに、社会に私の専門で判ることをそのまま発信している. そんな私にとってはこの1ヶ月でもっとも衝撃的だったのは、気象学会長のコメントだ.絶望で目の前が暗くなった。学問の自由がないのなら学問はしたくない。 それに加えて税金をもらっている気象庁が、もっとも大切な時期に福島原発からの放射性物質の飛散予想をしなかったこと、それをドイツ気象センターから供給を受けたことに、やりきれない思いをした。 (平成23年4月10日 午後5時 執筆) 武田邦彦
2011年04月11日
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以下、VIDEO NEWS COMサイトから記事を引用します「福島原発で再臨界の疑いが濃厚に」解説:小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001814.php注 動画をご覧いただくには、写真下「無料放送中42分」とある表示となり「300k」という小さなボタンをクリックください(図 福島原発 1号機 / 福島原発原子炉の状態 原子炉の放射線量)http://atmc.jp/plant/rad/?n=1原子力安全・保安院は、8日、福島第一原発一号機の原子炉格納容器内の放射線濃度が、毎時100シーベルトに上昇したことを明らかにした。これは前日に比べて、3倍以上も高い放射線濃度にあたり、同炉内の温度と圧力も上昇しているという。 京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、放射濃度の急上昇に加え、原子炉の温度や圧力の急上昇していること、更に塩素が中性子に反応して生まれるクロル38という塩素が原子炉内で発見されたことなどから、炉内で再臨界が起きている可能性が高いと指摘する。中性子は核分裂が起きたときに発生する。 臨界とは放射性ウラン燃料などが核分裂連鎖反応を起こす状態のことを言う。「再臨界」は、臨界状態にあった原子炉が一旦停止して核分裂が止まった後、燃料棒の露出などでウラン燃料が溶け出して、圧力容器の下部に蓄積するなどして、制御されない状態で核分裂連鎖反応が起きる状態を指す。 再臨界が起きると核分裂反応の制御が困難になり、大規模なエネルギーが発生するため、原子炉内の温度があがり水蒸気爆発の可能性が高くなる。 小出氏は、水蒸気爆発が発生し、圧力容器や格納容器が吹き飛び、今とは桁違いの放射性物質が流出する最悪のシナリオにも今後警戒していくべきだと述べ、その場合、風向き次第では東京も避難対象となる可能性にも言及している。 神保哲生と宮台真司が小出氏に、福島原発の現状を聞いた。小出 裕章こいで ひろあき(京都大学原子炉実験所助教) 1949年東京都生まれ。72年東北大学工学部原子核工学科卒業。74年東北大学大学院工学研究科原子核工学修了。74年から現職。伊方原発訴訟住民側証人。著書に『放射能汚染の現実を超えて』、『隠される原子力 核の真実』、共著に『原子力と共存できるか』など。
2011年04月09日
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中部大学武田邦彦氏のブログからふたたび転載させていただきます。生活と原子力 06 なぜ「東通原発」は非常電源が入ったか?http://takedanet.com/2011/04/post_255b.html4月7日深夜、東北地方は再び最大震度6を記録する余震に見舞われた。被災者の人はとても心配だろう。なんと言ったら良いか判らないぐらいの過酷な仕打ちだ。でも、ここではそのような状態でも、「原発」のことを冷静に考えておきたい。この余震で青森の東通原発と六ヶ所村の再処理施設の電源が切れ、ディーゼル発電の非常用電源を使った。震度は5と推定される。ディーゼル発電機が動くということは「耐震設計を越えた地震に見舞われた」ということだ。また、停止中の女川原発も震度6で通常電源がとまり、予備電源に切り替わった。ここも「耐震設計を越えた地震」ということになる。5年前から私は「原発は地震で壊れる」として、安全委員会部会、講演、書籍などで原発の耐震性を考え直さなければならないと訴えてきた。自分が「予言」したからということではない。実は予言などという大げさなものではなく、「科学的な合理性を持って原発は地震で倒れる」のであり、実に簡単な原理なのである。それを「原発は地震で大丈夫」と口で言ってきただけなのだ。もし、それを日本社会が理解してくれれば、原発は少しは安全になる可能性がある。原理は簡単だ.1) 耐震設計自体が低い(柏崎、福島は震度5、今回の地震の結果から見ると、女川は震度5、東通は震度4で設計したと考えられる)2) 原子炉だけを守るようになっていて「原子力発電所」や「付近住民」を守ろうとはしていない。これが現実なのに、政府、原子力委員会、原子力安全委員会、保安院、電力会社、県、市町村の首長は、いずれも、「原発は地震で壊れない。安全だ」と言い続けてきた。国民の安全を守るのがもっとも大切な指導者なのに、「耐震設計は4で震度5なら損傷する。そして、付近住民や電気設備ではなく原子炉だけを守る」ということを知っていながら、よくそんな発言ができると思う。昨日、 文化系の見識のある方とディスカッションをした。なぜ、「震度4、原子炉だけ」という設計を「地震で大丈夫」と言うのか、科学者の私には理解ができないからだ。柏崎刈葉 震度6で「放射線漏れ」と「変電所火災」福島 震度6で電源喪失、水素爆発女川 震度5で通常電源喪失東通 震度5で通常、予備電源ともに喪失・・・・・・それでも全国の原発は大丈夫??・・・・・・100%の確率で損傷、倒壊している。だから、電力会社が自主的に他の原発を止めて欲しい.今回の東通原発は震度5で通常電源、予備電源が喪失し、ディーゼル発電機を動かした。普通の人なら「最後の砦が役に立った」と思うかも知れないが、筆者の専門の工学から見ると、「設計が4だったら、設計通り、設計が5だったら、設計ミスか施工の手抜き」という事になる。工学というのは「まあまあ、なあなあ」ではない。震度5で設計したら、震度5で「非常事態」になってはいけない。震度5では「ビクともしない」というのが震度5の設計である.その意味で、東通原発が震度5でディーゼル発電が動いたということは、設計か施工の欠陥である.東北電力は直ちにどちらに問題があったかを公表すべきだ。さらに、福島原発にもトリックがある。福島原発が「地震で倒れない」と言った政府、福島県の発言がウソではないことを印象つけるために「津波の損傷」と言ってきた。しかし、作業員は「地震直後に上からザーッと水が降ってきた」という証言や、1号炉の圧力容器の亀裂などを見ると、震度6の最初のアタックでかなり損傷していたと考えられる.また、たとえ津波であっても、日本には38メートルの津波を経験しているのだから、10数メートルの津波が「想定外」というなら「地震や津波で壊れる怖れがある」ということだろう。いや、そんな細かいことを議論していては、大筋を見失う.原発は、1 原子炉だけ守ればよい.だから、電力の供給がなくなるのは「原発の安全性」の問題では無いとしている、2 設計震度は「電力会社が地震学者を呼んで勝手に決めれば良い」としている、という事実をもう一度、認識することだ。東通原発では、震度5で最後の砦になるディーゼル発電以外の電源を失った。まるで、個人病院のようだ。個人病院でも停電に備えて予備の小型発電機ぐらいは備えている.予備の電源があるからと言って「地震で大丈夫です」などと言うのはまったく非常識で、原発は多重防御ではなく、ほぼ1重だ。そして、問題なのは「原子炉だけを守る」という思想だから、柏崎で変電所(場内)が燃えても「関係ありません」と言い、今度も「停電だから仕方ありません」と言うだろう.でも、ディーゼル発電機が故障したら、東通原発は、冷却系を失い、福島原発と同じようになるのだ。電力会社の方は、「原発は地震で倒れます」と地元に行って欲しいし、自治体は「原発は地震で倒れるから、止めろ」と言うべきだろう.再び、被曝する人を出さないために。(平成23年4月8日 午後1時 執筆)
2011年04月08日
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福島では、小中高校の新学期が始まりました。県教育委員会には、授業を開始していいのか、子どもは大丈夫かという相談が多く寄せられたといいます。ブログでご紹介している中部大学の武田邦彦先生と昨日お電話でお話しさせていただいく機会をえました。私の方からは、福島県の小中高校の授業再開と、保護者から問い合わせが寄せられている件をお伝えしました。武田先生はお忙しいところ、20分ほどさまざま情報提供をしていただき、授業再開への懸念を示されていました。その後、先生のブログを拝見したところ、この点に関する指摘がアップされていましたのでご紹介します。原発 緊急情報(49) 新学期・・・人間ができる限度http://takedanet.com/ 「お子さんがおられるかどうか、福島県にお住まいかどうかは別にして、多くの方が緊急情報(49)に目を通していただければと思います.日本の子供は私たちの希望です」全国各地で新学期が始まろうとしています。そして放射線の強いところも新学期に入る学校がほとんどのようです。それは、教育委員会が国の判断をそのまま取り入れて「安全だ」としているからです。でもこの問題は「安全かどうか」ではないのです。これについてのわたくしの見解をぜひ述べたいと思っています。日本の法律では、1時間に0.6マイクロシーベルト(外部被曝と内部被曝の合計)を越えたら、そこを「管理区域」に設定して、掲示をし、一般の場所と違う取り扱いをします。つまり、幼稚園、小学校、中学校で1時間の放射線が0.6マイクロシーベルトを超えている場合は、次の標識を学校の門に張ってください。驚くべきことに学校が管理区域に入っているところが多いのです。この場合、「安全かどうか」ということは議論するべきではないのです。 法律的にある放射線を越えたら、管理区域にする必要があり、「学校に立ち入るには、本人の同意はもちろん必要ですし、みだりに人を立ち入らせてはいけない」のです。学者の中には、放射線は害にならないとか、放射線を浴びた方がむしろ健康になるとか、プルトニウムを食べても食塩より完全だという先生がおられるのは事実ですが、それは学説です.学問の自由ですから、何を言ってもかまいません。しかし、次のことはハッキリしています.1 安全かどうかは別にして、1時間に外部被曝と内部被曝の合計が0.6マイクロシーベルトを越えたら、標識をつける、2 学校にみだりに児童、生徒を立ち入らせてはいけない(もちろん、幼稚園、保育園、高等学校、大学も)、3 教育委員会は政府と独立であり、それでこそ児童生徒を守ることができる。もう一つの問題を指摘します.人間は「自分で選択できるもの」はある程度危険なことも許されます。しかし「強制的に全員が行うもの」については、一人残らず、全員が危険を冒すことについて同意する必要があります。学校では、児童、生徒は先生の命令のままに行動しなければなりません。従って、教育委員会も先生も、管理区域に入るところでは、児童、生徒を強制的に校舎に入れることはできないのです.権限はないのです.保護者の方も、ご自分でご判断できることではありません。お子さんの健康はお子さんのものであり、お子さんを勝手に管理区域に入れることは保護者でもできないと私は思います。一体、誰のための教育なのでしょうか。教育は児童、生徒のためであって、教育委員会のためではありません。人間には、命令できることの限度があります。児童、生徒は「物」でしょうか?(平成23年4月6日 午後6時 執筆)武田邦彦(C) 2007 武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ
2011年04月07日
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原子力資料情報室(CNIC)の4月3日(日)配信のUSTREAM動画、緊急対談「東日本大震災」 田原総一朗x孫正義x田中三彦x後藤政志 のURLをお知らせします。http://www.ustream.tv/recorded/13747613「配信準備中」と表示が出ていますが、すこし先送りすれば動画が始まります。また、「佐藤和良氏(福島県いわき市議会議員) 福島原発震災 いわきからの報告」など現在も録画でご覧いただけます。http://www.ustream.tv/recorded/13745975原子力資料情報室URLは、http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1063 です
2011年04月03日
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「原子力資料情報室」による、日本政府・原子力安全委員会への提起を転載します。原子力安全委員会よ、口先だけの反省より、行動を起こせ―原子力資料情報室からのメッセージ(4)2011.3.31原子力安全委員会は何をしているのか? 多くの人々がこう感じてきた。ようやく少しは表に出てきたが、安全委員長は、事故対策を「東電の自主性に任せていた」、耐震安全性は「割りきらなければ設計できなかった」と語った弁が報道されている。責任回避だ。これまでの反省の上に立って、安全委員会が今後どう行動するかがいま問われている。原子力資料情報室は、原子力安全委員会に以下の対応を早急にすすめることを求める。1. 今回の地震が他の地震の活動を早めるとの地震学からの指摘がある。とりわけ、東海地震 はいつ起きてもおかしくない時期に来ている。にもかかわらず、中部電力は運転を継続しながら、耐震安全性を強化するという。しかし、いま 原発震災が再発すればどうなるのか、その惨事はもはや疑いえない。同原発の耐震安全性強化のチェックとこの実施は浜岡原発を停止して行うように求めること。同時に、原子力安全委員会は耐震安全性および過酷事故への対応強化含めて早急に安全総点検をすること。2. 現場での作業は過酷を極めている。事態が長期化することは明らかだ。この被曝環境の中では、多くの作業者が必要になる。原子力の専門家を含めて原子力産業に従事してきたOBなども動員して、作業員の確保を急ぐこと。3. SPEEDIはほとんど役に立たなかったが、しかし公開された評価結果によれば、広がった汚染状況の中で、妊婦と子供たちなど、すぐに避難させた方がよい地域がある。加えて、福島第一原発の置かれている状況は非常に厳しい。最悪の事態が確実に避けられる保証はない。M7クラスの余震 の可能性もこの事態をいっそう危惧させる。30km内は当然のことながら、最悪の事態を想定して、さらに広域の避難計画を実施すること。4. メディアからは、「専門家」が放射線被曝による「健康影響はない」、「発がんのリスクはない」と繰り返し主張している映像が垂れ流されている。「専門家」に、このような曖昧な科学を語らせ続けてよいのか。 この結果、関心のある人たちには、いっそうの不安をあたえ、関心のない人たちは「専門家」の言葉を信じて、比較的高い空間線量が観測されているにもかかわらず、子供たちを屋外で遊ばせている。発がんのリスクを正しく伝えること。5. 原子力安全委員会は、毎日、定時に記者会見を開け。かつ、必要に応じて、緊急記者会見を開くこと。認定特定非営利活動法人原子力資料情報室〒162-0065 東京都新宿区住吉町8-5曙橋コーポ2階BTEL.03-3357-3800 FAX.03-3357-3801
2011年04月03日
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IAEAが、福島県飯舘村に放射性物質の濃度がIAEA基準の2倍を超えており、避難勧告を出すべきと指摘しましたが、日本政府と原子力安全委員会は、日本の基準では半分だからまだその必要はないとしました。そのように指摘する、「専門家」たちは、日本の基準の方が、IAEAの基準より正確だという主張です。10年後から今を振り返ったとき、どの「専門家」が市民の健康といのちを守る主張を行ったのか、きっと自明になっていることでしょう。研究者、専門家、メディアに携わる者の真価が、いま、問われています。以下、あらためて、中部大学の武田邦彦先生の本日付の、ブログをご紹介します http://takedanet.com/2011/04/1100_863e.html「生活と原子力02 1ミリ、100ミリ、『直ちに』の差は?」福島原発で放射性物質が漏れたとき、一般人が1年間に被曝しても大丈夫な量は、(法律と私) 1ミリシーベルト (解説者) 100ミリシーベルト 参考;(政府)「直ちに健康に影響はない」 と大きく違いました. これでは普通の人が迷うので、「違いの原因」だけ解説をしておきます まず、100ミリシーベルトを支持する専門家は、国立研究所系研究者、京都大学、長崎大学、東芝関係者などに多いようですが、その一人は、かつて長崎大学におられて、今、京都大学の渡邉正己教授です わたくしは普通このようなことを論じるときに、個人名を挙げません。それは、内容を批判することがあっても、人間を批判したくないからです。しかし今回の場合ははっきりと発言しておられますことと、ここでは渡邊先生を批判するのではないので、先生のお名前を挙げさしていただきました。 先生が3月20日に発言されたことは次のようなことでした。 「100ミリシーベルトで健康に害を与えると仮定しても、発がん率はおよそ100人に1人。放射線の被曝がなくても100人のうち50人はガンになるので、あまり影響はないと予想されます。」これは先生のお考えであり、わたくしの考えとは違いますが、だからといって先生のお考えが間違っているというわけではありません。わたくしと違うということです。それでは何が違うかを整理してみたいと思います。 「人間はがんで死亡するのが、人口の約半分なので100人に50人はガンで死ぬ。だから放射線に被曝して100人に1人だけガンが増えたからといって問題ではない」というのが先生の趣旨です。これに対して、わたくしは次のような例を考えます。 1 「どうせ人間は100人に100人が死ぬのだから、交通事故で死んでも問題はない。それに、交通事故の死者数はわずか10万人に5人だから、交通事故対策等はやらなくてよい2 「飲酒運転をしても、交通事故死の10分の1にしか過ぎない。ましてその数は100万人に5人だ。だから飲酒運転を取り締まる必要はない」 どうせ人間を100人に100人が死ぬのだから交通事故で死んでも病気で死んで同じであると言えば、それはそうかもしれません。渡邊先生はこのように考えておられると思います。しかし、社会が交通事故を何とか無くそうとしているのは、人間が自然の中で死んでいくのは仕方がないが、幼い子供や青年が、また、仮にお年を召した人でも、やはり交通事故で亡くなるというのは悲惨なことだと日本社会は判断していると思います。 次に、飲酒運転による交通事故死は、交通事故全体の10%に過ぎません。ですから、飲酒運転で犠牲になる方は年間「たった」50人です。確率的で言えば「100万人に5人」にしかすぎません。100万人に5人しか被害を受けないものをメディアが騒ぐというのも問題かもしれません。しかし、お酒を飲まなくても運転できるし、お酒を飲めば交通事故が多くなるのです。だからたとえ50人増えるにしても、日本社会は何とかそれを食い止めようとしてきたと私は思っています。 このような通常の社会的だ災害に対して、100ミリシーベルトの放射線を浴びると100人に1人がガンになるわけですから、約1億人の日本人を考えれば、100万人がガンになるということになります。 現在では福島市の約半分がかなり危険な状態にありますから。放射線を浴びている人たちの数は100万人程度です。従って、福島県だけを考えても、1万人の人が放射線の被曝でガンになるということを渡辺先生はおしゃっています。 確か事故の福島県の100万人の人は、最終的にお亡くなりになる時の原因はガンが50万人ということになりますが、お年を召して自然にガンで死亡されるのと、福島原発から出た放射性物質を浴びてガンになって死ぬというのは大きく違うと私は思います。 まして、「時期の問題」を考えると、放射線による疾病の調査のほとんどは20年間ぐらいなので、現在の赤ちゃんは、仮に1ミリシーベルトの放射線をあびると、20歳ぐらいまでにガンになるということになります。わたくしは、渡辺先生と考えが違うのはこのように思うからです。 (中略)また、わたくしは、「100人に1人」という数はかなり高いように思います。親の気持ちなれば、1000人に1人でも危ないと思い、1万人に1人ぐらいになれば、何とか防いであげることができると思うのではないでしょうか。 渡邊先生と同じ長崎大学の先生は、「100ミリシーベルトで、100人に0.5人しかがんにならないので大したことがない」というふうに発言されていました。渡邊先生とほぼ同じ数値です。わたくしは交通事故が「1万人に0.5人」ということを考えれば、これも100倍の危険ですから、非常に大きな値ではないかと思います。 ちなみに、福島県全体のことを考えると、すでに汚染が開始されてから1ヶ月になろうとしていますが、空間の放射線量が1時間あたり2マイクロシーベルトぐらいのところは、1ヶ月経ったところで、空間放射線から1.5ミリ、内部被曝が1.5ミリ、水から1.5ミリ、食品から1.5ミリで合計6ミリシーベルトぐらいになっています。 それに、自然放射線0.12ミリ、胃のレントゲン0.6を足して約7ミリシーベルトが1ヶ月後に放射線がゼロになったとしての被曝量です。 被曝によるガンの発生が受ける放射線の量によるとしますと、100万人あたり7万人のガンがでることになります(渡邊先生の予想を比例計算)。 このように整理していくと、渡辺先生とわたくしとは、放射線を浴びることによってどのくらいガンになるかという「科学的事実」については見解はほぼ同じです。 違いは「危険」と感じる程度が違います 。おそらく、渡辺先生は100人が50人とか100人がガンになるような場合が「危険領域」とご判断されていると思いますが、私は100人中1人でもガンになるというのは「大変なことだ」と考えているという感覚の問題かもしれません。この判断は、読者の人がご自分のお考えに合わせて判断するべきものと思います。政府やメディアは「1万人に1人ぐらいで騒ぐのは風評だ」と言っていますが、騒がない方が風評のように思います。 さて、このことで二つ考えるべきことがあります。 一つは、一見して科学者の間で、科学的事実の解釈に差があるように見えても、よくよく見ると科学的事実は一致していても、「人生、健康、思想、政治的立場」で差がある場合があります。このようなときに専門家はお互いに非難することなく「どこに考えの差があるのか」ということをはっきり言ったほうが聞いている方はよくわかると思います。 もう一つは政治の問題です。 かつては、日本に資本主義を支持する人と社会主義を支持するグループがあって、国会では与党と野党を形成していました。こんどのような時には、資本主義を支持する与党の人はどちらかというと原発推進の立場から「このくらいの放射線なら大丈夫だ」という発言をし、それに対して、社会主義で野党の人は庶民を守ると言う見地から「危険だ、政府は隠している」と追及して、それがあるバランスになっていたように思います。またメディアの中でも政府に批判的なメディアがあり、国民が放射線を浴びるのは良くないということを基本に、紙面を作り、それが政府を動かしたりしました。 しかし最近ではメディアも含めてオール与党のようになったので、今回の件でも政府の発表等を鋭く追及する力が弱かったようにも思います。特にわたくしは、発電所周辺の海で基準値の3355倍の放射性ヨウ素が見つかった時に、保安院は「直ちに健康に影響はない」と記者会見で言っていました。政府は明らかに不適切なことでも言うこともあります。 それに対して、もし、わたくしがそこにたら、 1 それならば何万倍になれば危険になるのですか? 2 健康に影響がないということは原発の近くの海で子供を海水浴させてもいいのですか? という質問をしたと思います。これを考えても政府発表に対しての記者の方の追及の力が弱いように思います。わたくしはそれこそがメディアや学者の役割と考えています。 (平成23年4月2日 午前9時 執筆)
2011年04月02日
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許容される被ばく線量の計算や、防護の考え方は素人にはやはりわかりづらい。福島市の小中学校は、4月6日にから授業を開始するそうです。市教委・県教委は放射能汚染の影響をどう客観的に判断しているのか。何ら説明もありません。 「建物に被害がないから」行政機関や担当者の判断が、未曽有の事態に対応できていない様子がうかがえます。10年後、20年後の子供たちの健康と人生に、行政機関はどう責任が持てるのか。中部大学の武田邦彦先生(内閣府原子力委員会専門委員、同安全委員会専門委員)のブログから転載させていただきます3月18日時点のものですが、ニュースに出ている「専門家」たちより私には、とてもわかりやすいので。 原発 緊急情報(14) 3月18日午後9時、放射線速報出典http://takedanet.com/2011/03/14_9fe6.html今日は緊急情報を2つも出したので、明日の情報のために調査をしていたら9時の NHK の放送で放射線の測定結果が出たので、放射線速報を出します。 報道された放射線の値は高いのに NHK とそこに出ていた東大の先生が 健康に影響がない」と間違ったことを言っていたので、少し焦りました。 文科省の測定では、福島原発から北方30キロメートルで、3月17日は170マイクロシーベルト、18日は150マイクロシーベルトだった。もちろん、すべて1時間に被曝する量である. 従って、この2日間の平均的な放射線は(1時間いれば)160マイクロシーベルトであったと考えられます。 一般人が年間に被爆しても大丈夫な量は1ミリシーベルトとされていますから、1000÷160=6時間となり、福島原発の北側30キロにいる人は7時間だけそこにいたら一般人が1年間で浴びていいという。基準値を超えることになります。 これがなんで健康に影響がない数値といえるのでしょうか? 東大の専門家は何を考えているのでしょうか? それは現在の基準がおかしいと心の中で思っていることと、本当のことをいうとパニックになる可能性があるので、東大の先生のような社会の主導者は本当のことは言わなくてもよいという気持ちがあると推定されます. 例えば、放射線の作業者は年間で50ミリシーベルトの放射線暴露が認められています(一般人の50倍)。また、一度に強い放射線を浴びたときより、弱い放射線を7時間浴びた時の方がダメージが小さいという知見もあるからです。 しかしそこが間違っています。 放射線の作業をする人は健康診断もしますし、放射線の測定値もしながら作業をします。また放射線のあるところで厳し作業をする人には「妊婦や赤ちゃん」はいません。 だから、作業者は50ミリシーベルトになっていて、一般人は1ミリシーベルトなのです。国の基準には、長い期間の検討もされ、また国際的なレベルも取り入れられています。 このように非常時のときに、これまでの基準を安易に変更してはいけないのです。詳しくは調査していませんが、現在 NHK 等で専門家として出ている人たちは、実はこのような基準を決める委員会に出ていた人達なのです。 事故が起こらない時には、厳しい基準を決めて原子力が安全なように見せかけ、事故が起こると「基準は本当は厳しすぎる」というのは余りにも無責任です 福島原発から北へ50キロ程に住んでいる人たちは、1日以内に一般人が1年で浴びても良いとされる。放射線を上回る可能性があります。 「あびても良いという放射線量を超える」ということは人によっては障害が発生する可能性があると考えて正しい判断です。 自治体の市長や町長さんはNHKにごまかされることなく、数字を直視し、基準を守り、自ら正しく判断し、自分の自治体に住んでいる人たちを待避させるべきです。 ところで、わたくしが心配していた福島市は、ここ3日で20マイクロ,17マイクロ、13マイクロと幸い、低めになっています.どうも風向きが少し南になってきたのでは無いかと思います。 明日はやや高気圧が太平洋に来て温かくなる予想ですので、その影響かも知れません. でも、1000÷17(3日間の平均)=59時間(2日半)ですから、福島に3日以上居住している人はすでに1年間で許容される放射線に暴露されたことになります。 従って、もしも自治体が福島市の市民は1年間で許容される放射線以上に浴びてはいけないと判断するならば、そろそろ避難する必要が生じています。 幸いなことに、福島から南の茨城、栃木、千葉、東京、埼玉、神奈川等の放射線量は、かなり減ってきました。これから見ると風の向きが北東から日風もしくはやや南風に変わったと考えられます。 この地域はおおよそ0.1マイクロシーベルトを下回りましたから、当面の危険は少なくなったといえるでしょう。 昨日あたりから福島県を中心に、比較的高い放射線が観測されてきたことから、「強い放射線を浴びるなら危ないが、この程度の放射線を長く浴びるのなら大丈夫だ」というコメントを専門家がするようになりました。 わたくしのブログにも人間には放射線に対する防御力があり、強い放射線を短時間に浴びるよりも、間歇的に放射線を浴びれば、人体がその損傷を回復してくれると書きました。 しかし、一方で、わたくしは計算ではそれをあまり使っていません。 というのは、このような事故のときには、学問的にも定量的にもハッキリしていない解釈はできるだけ避けて、まず第1に今まで決めてきた数値を参考にするということではないかと思います。 放射線の基準は、あくまでも1年あたりこのくらい被曝してもいいとか、このくらいの総量なら白血病になる確率があるとか、そのように決まっています。 従って、1ヶ月の間に被曝するなら大丈夫とか、1年間ならそんな量は問題にならないというような新しい考えを持ち込むのは間違っていると思います。 最後に、昨日から今日にかけて多くの皆様から大変、有用な資料をいただきました。これらを有効に活かしてネットという武器を使いながら、できるだけデータや判断の方法を書いていきたいと思います。 メールの中には具体的な場所を示して、そこに何日ぐらい住んでいても大丈夫かという質問が多いのですが、残念ながらお1人お1人の計算をする時間がとれません。 できましたら簡単な計算ですから、付近で測定されているデータを1日ぐらい平均してそれを計算されることをおすすめします。 例えば、1マイクロシーベルトですと、それを1000倍してください。1マイクロシーベルトなら1000倍で1ミリシーベルトになり、一般人が平均的に1年間で被爆する限度になります。 またその値が10ミリシーベル(もともとの測定値が10マイクロシーベルト)を超えるようでしたら、付近の人や自治体と相談をして退避するかどうかを検討されたらいいと思います。 福島原発は次第に落ち着いているようです。だから、決して不安になることはありませんが、しっかり計算をしてご自分でご判断されることが重要かと思います。 申し訳ありません. (平成23年3月18日 午後10時、執筆)
2011年04月01日
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被災地には多くの、動物たちが家族とともに暮らしていて、被災したペットたちも多いはず。以下、msn産経ニュース、SANKEI PHOTO「JAPAN-EARTHQUAKE Vol.20 ペットと共に No2」から記事と写真を転載させていただきますhttp://photo.sankei.jp.msn.com/kodawari/data/Earthquake/201103/25/pet2/ 東日本大震災で被災したペットたち。あの日、午後2時46分を境に生活が一変した。しかたのない事だが、行政の支援は人間に向けられ、ペットは置き去りにされがち。飼い主もペットを抱えたままだと行動が制限されてしまう。不自由な生活。それでも寄り添いながら生きていく。強い絆で結ばれているから・・・。福島の避難所でダンボール製の仮小屋に住むビーグル犬の「ルナ」 Luna, a beagle, sits in her makeshift home at an evacuee center, Thursday, March 24, 2011 in Fukushima, Fukushima prefecture, Japan. Japan, famous for drilling its citizens on how to prepare for all manner of natural disasters, has done far less to prepare those who live near its many nuclear reactors for emergencies. (AP Photo/Wally Santana)避難所の中に入れない愛犬と遊ぶ被災者=22日、岩手県釜石市 (桐山弘太撮影)福島の避難所で、女性に抱きつく被災した犬 An evacuated dog is played with a woman at an evacuee center, Thursday, March 24, 2011 in Fukushima, Fukushima prefecture, Japan. The earthquake and tsunami that visited the country on March 11 has created not only a disaster for hundreds of thousands of people, but also for their pets, forcing them to suddenly fend for themselves. Japan, famous for drilling its citizens on how to prepare for all manner of natural disasters, has done far less to prepare those who live near its many nuclear reactors for emergencies. (AP Photo/Wally Santana)
2011年04月01日
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