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カメムシ、暖かさ求めて移動中。全国的に大量発生しているということで、8月末に農林水産省から「カメムシ注意報」が発令されていた都道府県が21県にも及んでいたことは記憶にあたらしいのですが・・・運よくその21県には含まれていなかったはずの、ここ宮崎県でも10月のはじめころの時期よりカメムシ類の姿をここかしこで見かけるように なってきました。前回の “暑さは好きだが酷暑は嫌い/こちらなクマゼミのように、きっとカメムシたちも好適な気温[きっと今回は暖かさ]を求めてとくに大分県のほうから三々五々と南下してきているのだと思えます。ちなみに昨晩、昼間にハーブを植え替えるという良い香りに包まれた作業の喜びを思い出しながら、ゆっくりとお風呂でくつろいでいたところ、いつのまにか風呂場に潜入していた緑色のツヤアオカメムシが4匹ほど浴室内を飛び回り始めるというさんざんな目にあって、楽しい気分を台無しにされてしまいました。やさしく戸外にだすなどの対策をしようにも、こちらはなんせ身ひとでお風呂にはいっているわけですし、湯舟からでようにも4匹のツヤアオカメムシが浴室内をブンブンと飛び回っていて、身体に当たれば悪臭を発射されるのは目に見えているしで、ほんとに困りました。そのうえ、浸かっているお湯に勝手に飛び込んできて、そのお湯の温度に驚いて悪臭を放つのですからたまったものではありませんよ泣。まあ、2014年に宮崎県で大発生したときに、夜間に山間部にある自動販売機を遠目に見ると、カメムシに覆われている自動販売機が長方形の緑の箱にみえちゃったという、あの恐ろしい光景ほどではありませんけれど。、ということで宮崎県の皆様、九州のほかの県で大発生しているカメムシが温かさ求めて移動してきているので、とくに入浴する場合は浴室内へのカメムシ類の侵入の有無を確認されてからにされてくださいね・・というおはなしでした。ここからは 大発生していた2014年の話を貼り付けてみたのでご参考に。よろしかったら。↓『キンモクセイが気にならないほどのカメムシの匂い/2014』初秋に、町木として大量に植えられたキンモクセイの香りが漂ってくると、なんだか頭が重くなる症状に悩まされていると書いたのは前回でした。 が。今年は ちがったのです。そんなキンモクセイの香りが気にならなかった。その原因は こちら。ののののののののののそう、 夜間に灯りに飛来する カメムシ です。先週の9月23日くらいからの1週間。宮崎県・児湯郡の、電柱の街灯、自販機、住宅の窓、車のヘッドライトなどといった夜間の明かりという明かりには、たくさんのたくさんすぎるカメムシたち が 飛来したのです。街灯の下で踏まれたカメムシや 家屋に侵入して暴れるカメムシのガス[危険を感じたときに発する刺激臭]が、[例年体調がおもわしくなくなる原因だと考えられる]キンモクセイの香りをも完全に上まわったのです。はじめての体験となった、このミナミアオカメムシの大発生・・・その匂いたるや それはもう、すごいものでした。生物学的な興味からいえば 発生密度が大きく変動するうえ、飛来時期も年によって異なるとか、 狭い面積で、いきなり大発生することもあるという、生き物としてのカメムシの不思議を垣間見れたのは幸せなことだったのかもしれませんが、灯りの下を通るごとにペチペチというカメムシを踏んだ時の音が聞こえたり・ 取り込んだ洗たくもののなかから匂いとともにカメムシがころげでてきたり などという体験は、できればもう経験したくありません。 カメムシのもたらす農業被害については こちら。そして、いま[9月30日]。カメムシの姿がほとんどみえなくなった灯り[ライト]を見ながら、『来年の9月の中旬にはたとえ頭が重くなっても例年どおりにキンモクセイの香りのほうがいいな』なんて思っています。↑ 以上、貼り付け終わりです。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」のの
Oct 19, 2023
クマゼミの少なかった夏。今年の夏不思議だったのは・・平年はあんなにもたくさんワラワラワラと土中から出没しては、 樹木にとどまらず家の壁とか石垣とか、ときには車のタイヤとかにまでつかまって幼虫から成虫に羽化してくる[こちら]あのクマゼミが体感的にではありますが、ここ宮崎では少なかったことです。羽化数が少ないのですから、鳴き声もまたおとなしめだった。通常の夏にありがちな、あの日が昇る早朝から始ま午前中の大騒音[騒音のレベルについてはこちら]の日が 少なかった。で、今年の夏が終わってみれば、1898年から統計を開始した日本の記録のなかで、今年の夏の平均気温が過去最高を記録したというではありませんか。ということで・・・気温の変化に反応するなかなかデリケートな生き物なのだなあ、クマゼミって・・と わたくし認識を改めましたよ。ちなみに通常の夏であっても一日のうちで最も気温の高くなる14時くらいには、いっぴきまたいっぴきと順にだんまりを決め込みはじめて風がとおってすずしい木陰へと、じょじょに移動していく生き物だというのは体験的に知っていましたけれど。そんな、だまっておとなしくしている午後のクマゼミの姿↓は こちら。 さてそこで気になるのは今年のクマゼミの生息する場所の変化。1980年代以降、西日本の都市部でセミ全体数に対するクマゼミの割合の増加が観測され、1990年代となると南関東や北陸地方でクマゼミ棲息地の東進・北上が報告されてきたわけですが・・・そのクマゼミの棲息地の東進・北上は、むしろ九州よりも暑い気候であった本年の南関東や北陸地方でも引き続いて確認されたのかどうか。気になっているところであります。ということで今回はクマゼミもすくなくなっていた今年の猛暑についてのおはなしでした。 平年の羽化の最盛期には庭に散らばった抜け殻をホウキ で はわかねばならないほどにも羽化してくるクマゼミ。 でも 今年は一度もホウキはつかいませんでした。。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」のの
Oct 16, 2023
脱け殻なのかと思っていたら。2017年の別ブログの回ですが、次回関連で再掲載です。 ↓地下に棲息し、樹の根の養分を吸いながら、成長していくセミの幼虫。やがて土中を這い出る時がきて、夕刻に地上にでてきた幼虫は、足が踏ん張れる場所を探し、あくる朝までには 背を割り皮を脱ぎ成虫となって飛び立っていきます。前日の好天に恵まれた早朝には、木々の枝や建物の柱、なかにはブロック塀などといった庭のそこかしこに、脱け殻が たくさん見つけられます。毎年毎年くり替えされる夏の風物詩といえる光景ですよね。 そして今朝。めずらしく晴れ。ひと月ぶりといった表現も大げさとは思われぬ梅雨の晴れ間。ひさしぶりに温度が上がった晴天のもとで、水たまりに浮かんでいたのであろう脱け殻をみつけました。いつものごとく 昨日の突然の豪雨で流された空蝉/脱け殻だなと、なにげなく触ったところ、これは脱け殻ではなく幼虫の遺骸/実蝉でしたよ。よくよくみれば背も割れてない。。晴れの日の夕方でないと這い出してこないとか、いったん這い出てきたら少々の雨や水でも動じることなく、これだと判断した羽化場所に突き進み陣取る・・・とか、いわれる幼虫ですが、さすがに50ミリ・いや ひょっとすると80ミリを超えたかのような 突然の大雨には抗しきれず、溺れてしまったものなのでしょう。めったに見られぬ光景だけに、南九州の今年の梅雨のあり様の異常さ[40日ほども降り続く]を改めて認識させられました。そして、溺れてしまった この個体。しっかりと、なかなかはずれないくらいに しっかりと、アスファルトの地面に 爪先をくい込ませておりました。 幼蝉のなほ飛びたたむ構えしてなどと思いつつ、魂というものがあるのであれば、魂は飛び立っていったのかななどとおもいつつ、アリがこぬうちにと、とりあえず埋葬したのですが、這い出てきた地下に戻してよかったのかしらん。 その場所にいると見せかけて実はいないという 空蝉の術というのは有名ですが・・・その場所 にないと見せかけて実はいるという実蝉の術と いうのも、これもまたつかえそうですねっ/笑。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」のの
Oct 6, 2023
「水中を自在に泳ぐモグラ」を見た。お盆休みの暑気払いということで2010年分ですが、よろしかったら。↓いまから5年以上も前の2005年のこと。夏は海よりも渓流[かわ]ということで、暑気払いに膝下ほどの清流でシュノーケリングしていたときのことです。マスクの右手のほうから、ヒトのこぶしほどの 長い尻尾がついた茶色いタワシ状の物体が流れに逆らって流れてきたかと思うといきなりすごいスピードで潜水しそのまま岸辺の岩陰のほうに泳いでいきました。 なに?いまのはなんだ?と、岩陰の先までいってみると、その先には川岸。ということは、あの尻尾のついたタワシは、いきついた岸から陸に上がって歩いていったことになります。 姿はモグラみたいだけれど、尻尾があるのをみるとネズミ?そんな動物なんているはずもない、何かの拍子に水に落ちた野ネズミの死に物狂いの泳法をみせられたのかもしれないな・・と勝手に解釈していたところ、後日そんな生物が実際に存在していることを新聞で見て知ったのです。のそれが ↓ 左下のこの小さい動物である のここ↑ ここ、ニホンカワネズミです。そう、ニホンカワネズミとは「モグラでもなく もちろんネズミでもないのだが、ネズミのような尻尾と水かきのついた足を持ち、清流を自在に泳ぎ回りながら水中や水辺で魚類・カエル・水生昆虫等の小動物を捕食し河畔の土中や石の下に営巣するというモグラの仲間である動物」だったのです。この清流にしか棲まないというカワネズミ、地方によっては「水中モグラ」ともよばれていることを、その5年ほど前の新聞記事[宮崎県三股町・長田小学校のやまめクラブの活動とともに]は伝えていましたよ[こちら]。いやー、しかしです。世の中って、ほんとに広いものですね。まさか水中を泳ぐモグラというか、水中でも生活できるネズミというか、そんな生き物がほんとに日本にいるなんて。いまではテレビで取り上げられたり、施設で飼われてるようにもなって[ユーチューブはこちら]結構有名になりましたが、あれがそれだと知ったときには当時はほんとにびっくりしたものでした。ということで今回は[マスコミに登場するのは むしろカッパよりも少ない]ニホンカワネズミという生き物のご紹介でした。 予備知識がないまま、たとえばカピバラやシャンハイハナスッ ポンに遭遇したとしたら・・・きっと “ネズミ”や“スッポン” の化け物[イコール妖怪]だと思い込んでしまうのも無理ない ことだとおもいますよ。うん。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」のの
Aug 14, 2023
思い立ったら、なにがなんでも。一寸の虫にも五分の魂などといわれますが、そんな昆虫行動のおはなし。今年も巣をつくったということでよろしかったら。 ↓ドロバチのおかあさんが、営巣の場所として目をつけたのは・・・こちら映像の中心部分にある丸い穴です。穴のなかに、おかあさん蜂頭の一部がすこしみえるのがおわかりになりますか。ののの頭から穴の中にはいっては、穴のなかで回転するのか、しばらくすると頭からでてくる。 おそらく湿ったドロを穴のなかへすこしづつすこしづつ運んで、懸命に穴の内部で幼虫のためのお部屋づくりの作業中なのでしょう。この作業の繰り返しです。ののの ののの そんな子供想いのお母さんバチの懸命な働きぶりには、もちろん頭が下がる思いではあるののですが・・・しかしどうにも困ったことが ひとつ。それはこのお母さんバチの選んだ穴の場所なんです。じつはこの穴というのはののののののののののののののののの 重い荷物を運ぶ運搬用のフォークリフトのネジ穴。それも荷物の積み込み時や荷下ろし時には移動して仕事をするフォークリフト のマスト部分のネジ穴なんです。ののののの 営業時間内には[常時動いているわけではありませんが]もちろん可動して移動することもあるリフト、朝9時以降に倉庫から出されて、遅くとも18時前にはシャッターの降りる倉庫内に格納[その間はネジ穴の巣にも入れなくなるでしょうに]されてしまうリフト。なんでリフトなんだろう。 もっといっぱいほかにも巣をかける穴はあるだろうにと、おもわずにはおられません。かんがえてみればこのハチのお母さんは、たとえ移動したとしてもリフトの場所を認識し、さらにその居場所の変わるリフトの特定のネジ穴の場所を確認記憶している・・というほどの賢い頭脳とすぐれた位置感覚をもっている生物なはずなんですよ。それなのに・・停まっているときはいいとしても、リフト車が動くたびに、リフト車をおいかけてはネジ穴に進入して巣づくりしている様子のおかあさんバチ。はたから見ればあまりに非効率と思える作業の繰り返し。ネジ穴。なんでこのリフトのネジ穴なんだろう。そうおもわされることしきりです。そしていっぽうの巣をかけられるリフトです。このようにドロバチに営巣されるのは、じつは今年だけではないのです。思い起こせばほとんど毎年といってもよいほどに営巣されるのですから、この好かれようというのが、またすごい。この黄色いボディ色が気にいられるのか、それともオイル類の匂いが気にいられるのか、それとも単にこのネジ穴が[ドロハチにとって]超理想的な大きさと深さであるからなのか。理由はわかりませんが、当地のドロバチの一族に[先祖代々]6月7月と追いかけまわされるリフトっていったい。。。・・・ほんと世の中っていうのは不思議なことばかりだと思わずにはおられませんね。というわけで今回は、ドロバチに好かれる不思議なリフトというか、フォークリフトのネジ穴がすきな頑固一徹なドロバチの一族というか、そんな両者が繰り広げる夏の風景のお知らせでした。 こまるのはリフトの点検車検などで、 このリフトが 整備工場などに車で移動させられたとき。ドロバチは くだんのリフトを探し回って、こちらやそこら、別の リフトに乗るドライバーの足元や耳元[これは刺されそ うでコワイ]いたるところで ブンブンブン。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」のの
Jul 20, 2023
白いカミキリムシって、どうよ。文化庁の町並み保存地区に選定されている宮崎県の美々津町。その美々津町の、山頭火の歌碑のある海沿いの駐車場に 車を停めて、トイレを利用しようと 建物にはいったとたんに目にとびこんできたのが・・・ 壁にとまっていた、みたこともない白っぽい昆虫・・・どうにも カミキリムシっぽい。。体長は ながーい触角を除いて 4センチ弱といったところの個体でありました。しかししかし。 以下 この白い昆虫との会話・・・白いとはいっても、塗った塗料がうっすらと剥げてきたようなこのカラーリングって なんなのよ。つや消ししたプラモデルとか、 ストーンウォッシュかけたジーンズじゃあるまいし、このわざとらしいオールド感って 何様のつもり。 ははーん、わかった!あなたも、ペンキ好きな動物なんだ[こちら]。うちにくる燃料油好きなゴマダラカミキリ[こちら]のお仲間ね、 図星でしょ。美々津町には白壁が多いから、おおかた修理中の白壁用の塗料ねらって、塗りたての壁にぶつかったとか塗料缶におちたとかそんな顛末だったんでしょう。気をつけなさいよ、命おとすところだったじゃない。いずれにしても塗料まみれになって頓死しなかったのはラッキーよ。これに懲りたら今回の幸運に感謝して、つぎからは気をつけた行動とることね。 なーんてマヌールのママ然として[なんとはなしに憮然としたよう表情をしている]虫にむかって余計な説教をしたものでした。・・・そしてそれから数か月すぎて。あ、そういえば美々津で白い塗料のついたドジなカミキリムシの写真撮ったっけなと思い出し写真を探して開き、念のために白いカミキリムシで検索かけてみたら・・・これがなんと大胸細白天牛とか大白天牛という名前のついた れっきとした白いカミキリムシであったのに、びっくり。。ということで今回は、かってな思い込みでカミキリムシに説教してしまったのですが、ほんとうのドジというか無知はこちらというお話となりました。いやしかし、あの白色は爪でこすると、ほんとに剥げそうなたたずまいだったんですよね~。 胴体が細長くって白いということで “大胸細白天牛と いう名前には まったくの納得です。 ちなみに 瑠璃鐫花娘子という名前の虫の回は こちらです。 「夢で終らせない農業起業」 「本当は危ない有機野菜」のの
Jun 19, 2023
ペンキやガソリンが好き!な動物たちへの対処法は。H 前回は燃料油にやってくるゴマダラカミキリのはなし[こちら]でしたが、それに関連した話となります。↓山好きな友人たちに、よく聞かされる話で「ペンキを塗りたての看板がクマに齧られていた」という話があります。そして北海道では、ガス欠の車用のガソリンを運んでいたときにクマに襲われたというケースも、あったということです。そういった事実関係から、クマはどうもテレペン系の揮発性物質に惹かれるらしいですね。そしてその説を裏付けるようなお話が これ。『米モンタナ州でペイント弾を銃で撃ち合うゲーム施設がオープンした が、弾から飛び散った塗料のにおいにつられてクマが集まるようにな り、閉鎖に追い込まれた。 環境に優しいペイント弾を選んだところ、塗料にクマが好きなベジタ ブルオイルが含まれていた。中には、破裂せずに塗料が出ていない弾 を食べだすクマも。施設側は、クマが寄ってこない種類のペイント弾 を探し求めている。(ビリングズAP=共同)』と、なんていう米国からのニュースもあったぐらいでしたよ。ということになればクマ被害が増えている昨今、クマが生息している地域では、たとえば倉庫や庭先でのペンキの放置やペンキ塗りたての看板などには注意が必要となりそうですね。そして、このような揮発性物質のすきな動物は クマだけにかぎったことではなく、身近なところでは ネズミやリス、珍しい動物ではモモンガやムササビ、さらには天然記念物にも指定されているヤマネなどにもみられるといいますから、なんともびっくりしてしまいますね。さて・・・、そこでです。そんな前置きの話しは、さしおいて いま です。じつは わたくし、本日ただいま山奥にある倉庫、それもガソリンなども保管している木造一軒家状態の倉庫に、一人できているのですが・・・なにやら、屋内にガソリンの匂いとは別の、なにかの匂いがすることに気づいたのです。最初は つけてもいないのに灯油ストーブがやけに匂うなと、おもったのですが、ちがいます。これはあきらかに、毛のあるほ乳類の、ある種 ケダモノ の匂いなのです。ここしばらく〔2週間ほど〕無人であった倉庫内に入ろうと思えば、それも可能であろうという状況なのだから、これは問題。。この倉庫が、クマがいないとされている九州にあることに胸をなでおろしながら、わたくしはいま、ネットでイノシシやシカやタヌキにリス、まれにモモンガなどにかち合った場合の対策を大急ぎで調べてます笑。 ちなみに先ほどは、棒で壁など叩きながらとりあえずは犬の 遠吠えやってみました/笑。それも効果なく、さらに物音でも 聞こえちゃったりしたなら、つぎの物まねってったら やっぱ り・・ゴジラ? 「夢で終らせない農業起業」 「本当は危ない有機野菜」のの
Jun 15, 2023
もしかして昆虫型ロボット!?H次回分関連として、カミキリムシ編2014年の回の再録です。刈払い機械などを電動にして燃料油をつかわなくなった現在では毎年倉庫にやってきていたカミキリムシをみかけなくなってしまったので、やっぱり燃料油の匂いにつられてやってきてたのかなという推測もかねて、よろしかったらご参考に。 ↓ 緑〔植物〕のひとかけらもない倉庫街の一角。そこに飛来したのは一匹の ゴマダラカマキリ。。 着陸地点でしばらく様子を伺っていた 彼 は、安全だと確認したらしく、目的に向かって足をすすめはじめた。目標にたどり着いた彼は、昨年・一昨年のときの “同胞” と同じように執着した様子を見せる。そして彼の興味を引くその執着物とは 刈払い機用の 燃料油 なのです。 ● 6月中旬 ● 倉庫 ● そして 毎年倉庫の入り口付近に置かれた燃料油 ● 燃料油に 近づくカミキリムシ・・・おそらくは、繁殖期である6月のカミキリムシを、燃料油の成分の一部が刺激すると、いう図式が正解なのではないでしょうか。“ガソリンが好きなクマ““ペンキ臭がすきなクマ”のケースが あるように。 そして ここからは内緒の話ではあるのですが・・もしかすると、このカミキリムシは 燃料油をエネルギー源とする昆虫型ロボットなのかもしれません/笑。 昨年も一昨年もじつは いつもこの個体がやってきてたり笑。そうなると・・・操っているのは、やっぱり これ系 ? 米欧で害虫化もしているゴマダラカミキリの話し は、 こちら 。 「夢で終らせない農業起業」 「本当は危ない有機野菜」のの
Jun 11, 2023
サルノコシカケ? サルノコシカケ!2020年11月分ですが、次回関連です。↓自然に生えて、いつのまにか巨大化してしまったセンダン。を伐採や剪定、そしてゴマダラカミキリ[こちら]に喰わせて、なんとか枯死させるのに成功したとおもわれる本年の11月。さてあとは、腰の高さにのこっている幹の部分をどうやってとり除くかだな・・・などと考えながら 見るともなく地面部をみていると 幹のブロック塀側のほうに なにやら盛り上がっている部分があるのに気づかされました。んんっ?とおもいながら、土というか 枯葉というか そんな堆積物をとりのぞいてみると 小動物が ヒョイというかヨッコイセというか、そんな言葉を発しながら、いかにも腰掛けそうな 半円形状の平たい物体を発見。。。 軟らかくてブヨブヨしていそうだな・・・と思いつつ、触ってみるとむ・・これがけっこう固くて、座り心地も悪くなさそうなかんじが。 サルノコシカケ/猿の腰掛けとは、まさにぴったりのネーミングなのだな・・と、このキノコに名前をつけられた方のセンスに納得した次第。 枯れ木に生えるキノコと生きた木に生えるキノコ があるのはなんとなく理解していたのですが、サルノ コシカケを検索してみると “生枯れの木に発生し木 の養分で成長する”とあって、この “生枯れ” とい う表現の巧みさにも納得させられました。今回のセン ダンの、現時点での様子は まさに 生枯れ。「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」のの
May 3, 2023
ワープしてくるのか、このミノムシたちは[怒]!!“ミノが大きくなってしまうとたとえ薬剤を散布したとしても駆除することがむずかしくなりますので、小さなミノムシが葉上に見られるようになる梅雨明けころまでに生育の悪い部分にいるはずのミノムシを根気よく探し、捕殺します” ・・・などという、まっとうな農業本の指示にしたがって、梅雨明けなどにはこだわらず、梅雨前・梅雨中期・梅雨明けから真夏そして秋口から年末にいたるまで、年が明けるまではサツキの植え込みの前にいくたびに、ミノムシを見つけたら取り、見つけたら採り、見つけたら狩りと、冬のあいだ ひと月に一度は徹底的に駆除してきたと考えていたにもかかわらず・・・ 先週の4月11日に、植え込みのいち部分である2本のサツキの芽吹きが妙に遅いのが気になって、その2本のサツキの枝をよくよく観察してみれば あれれ、ミノムシがいる!?というのに気づかされ、一匹また一匹、こちらに2匹、おっとここにもあそこにもと、とっていくうちに、けっきょく極小な個体まで含めると、しまいには80匹!ほど捕獲することになってしまった先週の水曜日。その部分は サツキの樹の2本を併せても高さ40センチ弱、幅40センチ、長さはせいぜい1メートル強しかない植え込みでしかない面積であるのに、しかも冬のあいだには徹底して駆除したはずの、この場所のミノムシの大繁殖ぶりっていったい。。さらには一週間たった本日。まさかいないよね…とは思いましたが念のために ひょっとしてとおもって探すと・・・ 2センチ以上のミノムシがさらに20匹もとれるという不思議。 しかもそれほど長い時間が経過したわけではないのに、ツルツルしているはずのガラス製の花瓶の壁面さえも、短時間でやすやすと登ってくるほどに元気いっぱいなミノムシたち[こちらも]。↑↓ 冬になるまでのあいだに、残暑のなか ヤブ蚊に悩まされ、アリに刺されながらも駆除し採取しとしてきたはずの、あの努力はいったいなんだったのかと、膝からがくりと崩れ落ちる思いでありました。多くの園芸書いわく・・ “冬期のあいだに枝からぶら下がっているミノムシを見つけて、捕殺します。完全に取り去れば、翌春の発生を抑えることができます” などという記述の多いミノムシ対策ですが、 このありさまでは なかなかに 駆除はむずかしい。うーむひょっとすると、当店の植え込みのサツキにくるア奴らはテレビ映画の宇宙大作戦にでてくるエンタープライズ号の転送装置をもっていてワープしてくるのにちがいない・・などとかなり真剣におもわされている春となっております笑。 捕殺したうえに粒剤も散布しているのですけれども、なか なかに手強い。ひとつ考えられる理由としては、この被害の 大きい部分の真上には一晩中灯っている道路の街灯があり、 そこに成体となったミノガが引き寄せられてくるのがあるの かもなと、考えております。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」 のの
Apr 18, 2023
サツキがまたまた丸坊主にされそうな春。庭のサツキです。ミノムシ被害にあっていたので、一昨年昨年とせっせとミノムシの捕殺を繰り返していたにもかかわらず、やっぱり2023年の今年も部分的に大発生してしまいました。ということでとりあえず2018年のミノムシ被害を受けた時分の回の再掲載です。次回のつなぎとして6月の分ではありますが、よろしかったら。 ↓『サツキを丸坊主にした犯人は/2018年6月分』じとじとと小雨が降りつづいた長い梅雨もおわって、ひと月あまり。 晴れ渡った青空のもとで、早朝の涼しいうちに事務所の剪定でもや ろうか・・と、道具をもってお盆前の樹木の伸びを確認していたら 列に植えられているサツキに、葉がなくなって丸坊主になりかかっ ている部分を発見[映像↑の左の映像が被害個所・右は健常部分]。しまった油断した・・・とおもったときには大発生しているあの虫、ミノガの仕業です。 ミノガとは もちろんミノムシ。 葉や枝を食べた残りくずで 幼虫の作る巣が、ワラ製の雨具である蓑/ミノ[こなきじじいが着ているアレです]に 似ているために ミノムシとよばれるようになったのであろうという、あの虫です。 いったいどのくらいいればこんなに丸坊主にされるのだろう と、ためしに被害個所の1本当たりの1センチ以上の大きさのムシ を、ひとつふたつと枝から引き剥がしといったところ、約30匹く らいのミノムシを捕獲しました。 農業用の害虫図鑑をひも解けば、 発生は年1回・梅雨あけに新成虫が現れる とされていますので、6月の中旬以降につぎつぎと孵化した幼虫が2月弱あまりでおおきいものは3センチ強に育ったことになります。そしてこのミノムシ。 特筆すべきは、その防除の厄介さです。なんせ防水性に富んだミノを持つ。たとえ薬剤を散布したとしても安全なミノのなかに逃げ込んしまうのでなかなか薬効がないのです。さらには汎用性な食性も武器ということであり、75種の庭木や樹 木で発生し、ときにはヒマワリなども食害するというからビックリ ですよね。ということで、お庭の手入れが趣味のあなた。 梅雨明けてひと月のいま。お庭の一角に丸坊主になりかかっている株はありませんか。もし存在/したとしたら、対処は いま。充分に生長して被害が広範囲に広がらないいまのうちに、せっせとミノをみつけて捕獲してまいりましょう。ということで今回は、梅雨明けの爽やかなサツキの新緑を丸坊主に した犯人は局所に大量発生するミノムシだった というお話でした。 身の回りにある 手ごろなものでも、ミノを作るミノムシ。 色とりどりの毛糸クズのなかに、蓑をはずしたミノムシを 入れて毛糸のミノを作らせる・・なん遊びも以前は流行って ましたよね。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」 のの
Apr 17, 2023
首が赤いカミキリムシを見つけたときには要注意。東京を侵略中という物騒なコピーとともに描かれた黒い虫3匹、そして両端に一緒に描かれている、やや小ぶりな白い虫が2匹。のののののの「サクラ 食べちゃうぞ~」「モモも・モモも・・・」とか、「すっぱウメ~」 などというセリフも 書いてあるんです。そう これは桜や桃の幹を食い荒らすという、もともとの生息地が中国や朝鮮半島、モンゴル、ロシア極東部、ベトナム北部に分布する昆虫である「クビアカツヤカミキリ」の日本進出に対しての啓発をよびかける東京都のポスター。 ← 3匹は成虫&端に幼虫。。たかがカミキリムシの国内潜入に、“侵略中”などというフレーズを使用するなんてちょっとおおげさなんじゃないの・・・などという感想をもたれた人もいるかもしれません。が、なにせこのカミキリムシ、日本国内にはこれといった天敵もいないうえに、1匹のメスが一度に産む卵の数がときには300個以上にもなることがあると聞けば、そうそう安心できるものではないことがわかります。そして気になるその生息確認地ですが、環境省によると愛知県で2012年に生息が確認されて以来、埼玉、東京、群馬、栃木、大阪、徳島の7都府県で被害が確認されているのに加えて、令和になってからは 奈良、三重、茨城、和歌山、神奈川、兵庫 と確実にその生息域を拡大しつづけているようです。この虫が好むのは桜や桃、梅などバラ科の樹木。 夏に羽化した成虫が産卵し、孵化した幼虫は樹皮に近い部分を1年から3年かけて食い荒らしていくといいますから、このブログでなんどもご紹介しているルリカミキリのような食痕[こちら]を残していく性質であるようですが、その食害する樹種が 桜や桃、梅などといった世間一般によく知られた樹木であるだけに、その影響たるやルリカミキリの比ではないことがよくわかります。そういった経緯から、日本では2018年の1月に環境省により特定外来生物に指定されていますので、前述の発生が確認されている13都府県はもとより、生育が確認されていないほかの都府県の方であっても、体長が4センチ前後で体に光沢があり、頭部の下が赤いカミキリムシを見かけたり捕まえたりした場合には、逃がさずにその場で捕殺し、見つけた地域の区市町村にご連絡を。クビアカツヤカミキリの写真映像は こちら。ということで今回は、その生息域を拡大しつつあるクビアカツヤカミキリと、その生息域の発見が 我々皆に委ねられてもいることについてのおはなしでした。 ちなみにクビアカツヤカミキリ。特定外来生物に指定され ていますので、生きたまま持ち運ぶことは違法 となる点 を留意されてくださいね。ということで 見つけたときは、 まずは容赦なく捕殺するのが原則となります。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」 のの
Apr 12, 2023
ゴマダラカミキリの食害、すさまじ。前回からのルリカマキリ被害に加えて、今回は樹をはりぼて状態にしちゃうというゴマダラカミキリの被害のすさまじさです。2020年分ですが、ご参考に。↓トリが種子をはこぶことによっては発芽し[こちら]、気にとめないうちにいつのまにか隣地に影響を及ぼすほどに巨大化してしまったセンダン。 そんなセンダンの樹の対策として、6月ころから倉庫においた燃料油付近につぎつぎにやってくるゴマダラカミキリ[こちら]を寄生させてみよう・・と考えて実行しはじめたのが3年前の夏。といったてんまつが前回までのはなしでしたが[こちら]、さて今年の秋ちかくによってみたセンダンの樹のようすが こちら ↓ 。 樹の幹の部分には、根元付近から1メートル位の高さまでつづく穴というか空洞。見た目でも すでにふわふわしていそうな目線の高さの表皮をバリバリとはがしてみれば、そこには根元付近までつづく空間が。。。 ←空洞を横から覗き込む図その穴に手をいれたかんじがこちら。 昨年の秋、業者さんにお願いして1.5メートル付近の高さのところで上部を伐採してるので、 その切断部分を取り除き、ハシゴにのぼって、できていた空間を上から見下ろすかたちで撮した画が こちら。 で、けっきょくのところ手のちからだけでばりばりと表面だけに残っていた形の表皮を剥がせるだけはがした結果がこちら。 ということで、伐採されてたとはいえ、直景40センチいじょうの太さで、1.5メートルの高さの、見た目には丸太の形をしたセンダンは・・結局のところゴマダラカミキリの幼虫によって中身のないハリボテの状態となされていたわけです。ざっとかぞえて 幹には20箇所くらいの穿孔がありましたが、それにしても ゴマダラカミキリの食欲ったら すさまじいものだなと あらためて感心させられました。そして今回は 隣地に影響を及ぼすほどにおおきくなっていたセンダンの樹を枯らすという役にはたってくれたわけですが、これが大切に栽培している果樹などだったら・・とおもうと、あらためてカミキリムシにはぞっとさせられてしまいました。 異様にあたたかい本年、アカメガシにはあいかわらず ルリカミキリ被害[こちら]がひろがっており、こうい った暖かさがつづくと、 果樹の栽培管理においての カミキリムシ対策には ますます注意が必要となりそ うです。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」 のの
Apr 8, 2023
ルリカミキリ。容赦ない喰いこみ。。こちらのほうが被害がわかるということで盛夏の時期の回ですが、前回[こちら]に引き続いてよろしかったら。。↓レットロビンの皮の下に潜り込み、まるで環状剥皮をしたかのような状態になるまで食していく ルリカマキリの幼虫。幼虫の進んだ食痕を指で触ると、まるでヤシガラピートのように繊維質になった食べ残しの部分が ズルっと剥げおちていってしまいます。 で、そんな繊維質のなかに幼虫[こちら]がいるはずなのですが、これがなかなか発見できない。どうやらさんざん食べながら這い回ったあげく、そのあとになってやっと幹に侵入していく性質みたいで。なんともやっかいな害虫です。ルリカミキリではない ふつうの[おかしな表現ではありますが]カミキリムシ[こちら]などでは、樹皮の下に潜り込むことなしに すぐに木の幹に侵入してトンネルを掘り進みので、発見し駆除することがたやすいのですが、このルリカミキリの幼虫[こちら]の見つけにくさ加減っていったら、その見つけられないくやしさに地団駄踏んでしまいます。また垣根にしている樹のなかでもよわっている個体部分に集中して攻撃してくるみたいで、 ↑の写真みたいに とくに塩害の激しく葉が落ちた樹は こんなふうに ボコボコにされてしまってます。で 対策ですが、なんといっても レッドロビンの樹勢の回復を図ることかと。ということで 台風通過後に ● 風で緩んだ地下部分に土寄せし ● 塩害後のたっぷりと樹全体を水洗いし そのあと ● リンサンや苦土に微量要素中心の液肥の葉面散布をおこない、台風通過後1週間ほどしてから ● チッソ分の入った液肥を樹と樹の間に穴あけて流し込み ● そのご 固形肥料のバラマキ施用などを 適宣おこないました。なんとか枯れずに元気になってくれないかなあ。ということで今回は台風後に急に被害が目に付き始めたカミキリムシであるルリカミキリ被害についてのおはなしでした。 先輩農家さんに、レッドロビンには へんなムシが はいってくるよ・・と、教わった回は こちら。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Apr 6, 2023
「開聞岳」とよばれる珍しいスッポンのはなし。そもそもスッポン。カメの仲間ではありますが、その皮膚で覆われている甲羅は柔らかく[英名はSoft-shelled turtle]、そのため全体的な身体のフォルムは 薄く・平たいというのが特徴です。そんな平たいはずのスッポンの甲羅が異様なほどに高いスッポンがいるというののです。ちなみに画像が ↓こちら。 ← 通常より高い甲羅! 山でもないのにきれいな稜線もっているなあっておもいましたよ/笑。この記事を2006年くらいに朝日新聞の地方版で初見したときには。ちなみにこのスッポンは普通のスッポンに比較すると6センチは高い甲羅なのだそうです。さらにその記事に曰く・・・“ひさしぶりに捕獲された若い雌” “湖のそばの道路を歩いていた”“捕獲した住民がスッポン料理店に持ち込んだ” “店主の岡田保さんは、珍しいので料理せずに水族館など公共の施設に寄付したい”と続きます。なにより興味深いのはこの山の形の甲羅をもつ珍しすぎのスッポンが まれに捕獲される場所なんですが・・・ そこは池田湖。そう、鹿児島県指宿市にある九州最大の湖。約5500年前の火山活動によってできた周囲15km、最深部の水深が233mもあるという池田湖なんです。そしてこのスッポンの通称ですが、そんな池田湖の藍色の湖水に映る美しい薩摩富士こと開聞岳にちなんで、地元では「開聞岳」とよばれていたのだそうですよ[たしかに似ていて言いえて妙!]。はてさてそれから20年余り・・・ ずいぶん時が経ちましたが、この開聞岳と呼ばれるスッポンが新たに捕獲されたというニュースは、残念ながら自分は見聞していません。ひょっとしてあれが最後の一匹ではないよね なんて思いながら、今年も春の池田湖詣りにいこうかなと思う今日この頃。ということで今回は、前回の江戸時代に日本地図を作製した伊能忠敬が絶賛した開聞岳の風景に関するおはなし[こちら]ついでに、開聞岳という名前で呼ばれるスッポンがいるよというお話でした。 体長が2メートル以上にもなるオオウナギの生息地でも あり、UMA好きの方には有名すぎるほどに有名なイッシー がいるのではといわれている池田湖。夕闇せまる時間に浪 たつ湖水を見ながらたたずんでいると、なんともいいがた い畏怖みたいなものを感じられますよ~。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
Feb 22, 2023
小さくてよかった。昨日まではすっと真っ直ぐにのびていたはずのユーカリの樹の幹。今日の午後の水やり時にみたら、まっすぐだったはずの幹になんだかコブ状のものができているのを発見!あらら病気になっちゃったのかな、はたまた折れちゃったのかな・・なんて心配しつつよくよく見れば ユーカリの樹の幹にできていた その塊状の物体は、ユーカリの樹の色に擬態した、事務所の庭に棲みついているアマガエルでした。 色もそっくりですが、ユーカリの樹皮のザラツきぐあいまで再現したような、この変身ぶりやお見事!!何食わぬ顔でお昼寝しつつ、南国の去り行く夏の終わりを楽しんいるふうでした。 日中のひなたには まだまだ30度超えになる ここ宮崎とはいえ、さすがに秋。 もうしばらくすると姿を見せなくなって[冬眠明けの来春までのあいだ]しばしの別れ となりそうです。 もしも。アマガエルが ヒグマくらいの大きになる生き物 だとしたら、 “ あれ これは何だろう ” なんて思っ て近づいたり、あるいは なにも気づかずに近くにいたら ヒトなんて バクゥゥゥゥと 一飲みにされちゃうんです よ、きっと。 小さい生き物でありがとう・・なんておも いつつ、その人懐っこいさまを楽しませてもらっております。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜
Oct 7, 2022
そろそろでてくるヒトスジシマカ。 2011年分ですが、参考記事として よろしかったら。なんといっても25度以上の温度があれば、大きな水たまりががなくとも、たとえばガレキのちょっとした水分の中からでも発生してくるやつらですからね。ちなみに宮崎なんか、タイトルを ぞろぞろ としたいほど、がんがんと襲われてます。。夏場の庭や鉢の管理 の最盛期となったいま、みなさま、ご用心を。 ↓ 『そろそろでてくるヒトスジシマカ。』 じっと襲撃のチャンスを待つ・・・。まだまだ。いまじゃない。 いまやつはラベンダーに水をやっているが、やつはこっちに気 づいている。もうすこし、がまん・・・このまま、だ。水をや り終えたとき。そこが勝負になる。 そう、葉の剪定とか、植え替えの日取りや植え替えに必要な資 材をかんがえはじめたとき・・・目の前のラベンダーではなく、 次のラベンダーの作業を考えはじめる瞬間、そのときに隙がで きる。その瞬間を狙って静かに攻撃し、目的を達成したら、早 めに退散する。 それが、こちらがとるべき最良の方法だ。そして欲をかかない こと。できれば、やつにきづかれないうちに退散するのがよい。 おっ、鉢を手に取り始めたぞ。そろそろかな。いや、まだ、も うすこし。そうだな3鉢目くらいのときに静かに背後に回りこ もう。 よしっ、いまだっ。 というわけで、こちらの注意力が散漫になったときを見計らったかのように、 首筋から耳たぶ、顎にかけてのライン、そして肘や二の腕の裏、背中、ふくらはぎ・・・などなど、自分では見ることのできない体の部位を、死角から狙って吸血攻撃をしかけてくる もの それが、ヒトスジシマカ〔いわゆるヤブ蚊です〕。 ヒトの行動と心理状態が、なんて わかるものかわ と、彼女らの凄技には ただただ感心させられてしまいますよ。 「人の接近を察知できる距離はおよそ4~5m」とされているこのヒトスジシマカの能力。しかし、どうにもそれだけではかたづけられない〔ヒトの心理を読む〕能力も併せもっているかのようです。 ちなみに私が被害を受ける場合は、世話をするラベンダーのいずれかの鉢の葉の裏になどで、こちらの注意力が散漫になるまで、じっと しているんですから、ほんとに始末が悪いです。 ヒトスジシマカ。 日中の吸血活動の最盛期は 16~18時。具体的には温度26℃、照度200~6000ルックスの条件下でもっとも活動する・・・これがヒトスジシマカ の 活動特徴 です。 デング熱に、チクングニヤ熱、そして西ナイルウイルスなどなどいろいろな熱帯由来の感染症を媒介する懸念がもたれているだけに・・・みなさま 注意されてくださいね。。 海外でデング熱に感染したのち帰国した患者は9月21日現在で で138例。これは最も報告が多かった10年の244例に次い で多いということで、国立感染症研究所は、現在注意をよびかけ ていますよ。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」ま
Jun 27, 2022
まるで宇宙船みたいな。こうやって まじまじと この映像をみると・・・・・・ 氷の惑星の表面に着陸した、宇宙船みたいに見えませんか。そう ボバ・フェットの乗る スレーブ1の 改良型です・・なんて、そんなカラーリングと造形だなとも思えてしまって。。 おりしも、DeAGOSTINIの模型パーツ付きマガジンの 隔週刊スター・ウォーズには スターシップ&ビークル全80機がこれから展開されていくということで、そんななかのひとつであっても いけるいれるよ・・なんて空想して悦に入ってます 笑。参考に 、DeAGOSTINI版ではありませんが、スレーブ1 は こちら ↓ あっ、この昆虫の映像は イラガの成体。です。ちなみに前回2回にわたってご紹介した イラガの トゲトゲの幼虫時の棘を持つ姿は こちら になります。強烈な痛みと腫れをもたらす、あのトゲさえなければよい友達になれそうなんですけれどねー。ということで今回は かってに宇宙船みたいだと思い込んでるイラガの成虫のご紹介でした。 じっとしていることの多いイラガの成虫ですが、まれに 人が近づくと狂ったように飛び回って、結果こちらに向 かって突進してくるような個体もいます。先日もそんな 個体に襲われ、首筋にとまられてゾゾゾーっとさせられ たのです。が、なんとこう見えて、成虫は毒をもってい ないということで、ほんとに ほっとしました。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」あ
Jun 21, 2022
スターゼリー、再び。。丸くて 透明な まるでバランスボールかビー玉みたいに見えてしまう スターゼリー。表面が粘着質で、ふにゃふにゃというか、ぷるぷるというか、決して硬くはない物質であるスターゼリー。 こうやって見るかぎりいかにも人工物のように見えますが、しかし実際には自然に出現するものであり、前回採取時の姿が ↑こちら、 ご紹介した回はこちら となります。そんなスターゼリーの出現に関する わたくしなりの考察ななのですが、これまでの経験から思い返すと ● 見つかる場所は同じ場所 ● 暗くはないが、直射日光は当たらない場所 ● 湿気のある場所 ● 寒い季節 ● 雨が上がって、風のない晴天時 ● 雷雨のあと ● 朝の時間帯 といったような気象条件が揃った日の朝に、前日までには存在してない場所に、唐突といったかんじで5個ほどの数のスターゼリーが目の前に転がっている状態で見つかってきたのです。で、今春。上記の条件が揃いそうな日の朝には、わくわくそわそわしていつもの場所にいってみるのだけれど・・・そんなふうに意識したのが悪かったのか、探しても見つからない日がつづきました。前回は 採取したボールを花瓶にいれ冷暗所で放置/こちら したから、今度見つけたら触らずにそのまま観察しようとおもっていたのに、「寒い季節もおわるし、今シーズンはもう出会えないかもね」などと思ってあきらめの心境になっていたところ、しかしついに4月の28日。雨があがった日の朝に[いつもは複数なのに今回は]一個だけ発見っ。 いつもの場所の向かって左側に 転がったからなのか、表面部にはいつもよりも多くの砂などが付着していますけれど、これはまぎれもないスターゼリー。 で 今回はそのまま発見場所にて放置し観察するはずだったのですが、しかし数も一個だけ、さらには スターゼリーだとわからないほどに あまりに表面が汚れていたので、そこでそっと手のひらに載せたまま、陶器のなかにいれた清潔な水道水のなかでユラユラとゆらしてみたところ 砂粒などは 取れてきたのですが、砂粒などが取れる前に、残念ながら 二つに割れてしまいました。割れてしまったスターゼリーのアップがこちら ↓です。 透明である状態がわかります。 そして、こちらが内側の映像なのですが・・・どうも内側が少しだけ空洞であるような気がしました。新たな発見ですね。ということで、スターゼリー。次回にまた採取できる機会がくれば、こんどは1個だけは よく切れる刃物で切ってみたいなと思いました[残りは放置して観察か]。つづく・・・といいな/笑 と おもいつつ。 水でやさしく洗うだけでも壊れてしまうほどに 軟らかい状態であるスターゼリー。 となれば、 たとえば 出現時に空から落ちてくるといった 可能性は否定できそう・・と 今回思いました。「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
May 4, 2022
スターゼリーに出会った。 丸くて透明な、こんなビー玉みたいな物体を、自然のなかで発見されたたことはありますか? この物体はスターゼリーと呼ばれているらしく、今回は そんなスターゼリーに遭遇した2月28日分の回となります。じつは本日4月29日、ふたたびスターゼリーが出現したので、参考編としてよろしかったら。 ↓、直射日光の当たらない雨上がりの倉庫の裏手・・・そんな寒々しげに濡れたコンクリーとのうえに散らばる透明な玉。何度か目にしてはいたのだけれど・・スターゼリーなどという物体であることなど露とも知らず、見かけるたびに ● こんなとこに乾燥剤をすてたのは誰 ?とか ● またバランスボールがあるよとか ● ひょっとして芳香剤 ?とか ● カエルか ナメクジ類の卵なのかもとか、自ら そんなふうに軽く断じてた スターゼリー。そんなスターゼリーの 一連の映像が こちらです ↓ 。 ということで、この採取した物体を紙のうえに置いたのちしばらく観察してみることにしたのです。 つづく。 今回の採取した以前に初見したときは まさに小型 のバランスボールだとばかりおもって、ついつい蹴 っちゃったのです。そしたら バラけちゃったので そのときは ついつい あらら芳香剤だったのかな とも思ったんですね。 ちなみに触った感じ それは ふにゅふにゅ。つく づく不思議な物体です。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
Apr 29, 2022
シマちゃんの帰還[ストライクバック]!夏の旱魃や、カミキリムシやミノムシ、ハマキムシなどの虫たちの容赦ない連続攻撃をかいくぐって4年間でなんとか苗植えから垣根状態にまで仕立てることができたレッドロビン[攻撃例こちらとこちら]。まさに努力の結晶です。 3週間ほどまえに、そんな手塩にかけた愛おしいレッドロビンの剪定をしていたときのこと・・・んんっ、なんかあるぞ・・・幹と枝のあいだ、そして枝と枝のあいだに見つけたのがこちらの映像。 やった。みつけた。シマちゃんだっ。 そう、いわずもがなのシマヘビの抜け殻です。このレッドロビンの垣根は、あのシマちゃんの縄張り。当ブログにおいては季節ごとにたびたび登場し、なんといっても今夏には大型の植木鉢の排水口から抜けられなくなるという事件[こちら]を引き起こした、あのシマヘビの縄張りなのです。救出後にそっとしておいたら、いつのまにかいなくなっていたのできっと無事だとはおもっていましたが、すぱっと綺麗に抜けた抜け殻をみつけたのですから もう安心。かげながら無事をいのっていた自分にとってのよいお知らせになりました。さてそんなシマちゃんの抜け殻を、途中で切れてしまわないように細心の注意を払いつつ、すこしづつゆっくりと丁寧に 葉と枝や枝と枝のあいだから ぬきだしていき・・・ 頭から尻尾までまるまる一匹分の抜け殻ゲットに成功しました♪ この写真に写っているスチール社のトリマーHSA86の長さは115センチほどですので、この抜け殻の長さは120センチ超あることになりますね。ということで今回は・・・夏場の事故による腹部の圧迫による内臓破裂や腹部の骨の骨折を心配されてもいたシマちゃんだったけれど、いま現在は秋の脱皮も順調にすませられるほどに健康体であるというご報告でした。さてそしてそんなシマちゃんの抜け殻です。レッドロビンの垣根で脱皮するたびに採取しているシマちゃんの抜け殻は、今回も縁起物として引く手あまたの状態。好評のうちに引き取られていきましたよ。来年も再来年もシマちゃんには健康のうちにずんずん大きくなっていってほしいものです。 以前は水田に囲まれていた当事務所も今は昔。5年ほど 前には南側だけにのこっていた水田もついに住宅となっ てしまい、それからというもの生物の種類も数も極端に 減少してきてしまいました。つくづく水田って、生き物 のゆりかごだよなあ・・と思うこのごろ。です。こんな 水田の技術も[こちら]あります。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Dec 29, 2021
シマちゃん騒動記[酷暑の夏の思い出]。次回分の関連として、過去2回分のブログをまとめて掲載です。 ↓そのいち9月にはいったというのに、まだまだ暑い夏。そんな酷暑残暑の続く南九州の午後3時。 お茶の時間にクーラーをかけた室内でコーヒーをのみながら、なにげに外をみていたそのとき。事務所の前庭においてある 高さ50センチ・直経60センチの大きな鉢の水抜き穴付近に、なにか動くもの・・・ おそらくは生き物の姿が見えた。熱くなっているはずのアスファルトの表面をバシバシと叩きつけている、なんだか黒っぽい鞭/ムチ状の物体。鉢の大きさからいって、おそらくは 40センチくらいの、細長い生物。遠目でみていて、それはいままでにみたことがない生き物・・。ということで、おっとりがたな[おっとりカメラですね笑]で、店から飛び出し、謎の生き物の様子を まじかでみれば・・・・なんと これは ヘビ。シマヘビです。 シマヘビの尻尾がその謎の生物の正体なのでした。焼けるような暑さになっているアスファルトの表面を打ちつけつづけるヘビの尻尾。元気があってよろしい・・・なんて思えもしますが、この様子はただごとてではない。ということで、ちかくによってまじまじと観察してみれば 水抜き穴より、どうみてもヘビ・シマヘビの胴のほうが太い。 どうやら 暑さ対策として、以前には楽々はいることができていた植木鉢の水抜き穴が、成長したいまとなっては想定外に小さくなっちゃったがために・・・、入ることはおろか、引き返すこともできなくなって、苦しんでいる状態にちがいないと、わたくし判断するに至りました。 とうのシマヘビにしてみれば、苦しい腹部の圧迫に加え、困るのは盛夏の太陽に熱せられたアスファルトの熱高温。時間が経過するとともに、きっと息も絶え絶えになってきているにちがいありません。その証拠にあんなにはげしく鞭うつかのように激しくアスファルトを叩いていた尻尾というか、ヘビの下半身の動きが、じょじょに弱くなってきているのも感じられはじめたのです。これはいかん、とにかく早く 急いで助けねば・・・つづく。それにしても どじっちゃいましたね、シマちゃん[こちら]。賢いはずのヘビにしては、今回のこの失態。やっぱり酷暑のせいだとおもわざるを得ないかんじなのでしょうね、この状態は。 前進するときに 体表面にあるウロコを立て、地面 に引っ掛けることもするヘビ。だから頭を方向転換 できる空間がなければ、バックはできず、いちど頭 からはいった穴からはでられない・・という話があ ります。実際に石垣にはいっているヘビを引っ張っ た経験が数度あるのですが、ほんとに引きづりだす ことはかないませんでした。 ということで今回の 救出方法やいかに。。その2小さかった頃の涼しさの思い出を求めてか、かつて過ごしたであろうところの植木鉢の底に避暑の場所を求めた結果・・・前にも後ろにも進めずに七転八倒する苦しさにおちいってしまったシマへビのシマちゃん[こちら]。そんなシマちゃんの命にかかわる危機の現場を目のあたりにして、その救助法をかんがえねばならなくなった自分。後退することができないというヘビの生態からかんがみて、とりもかくにも、頭部のほうから引き抜くしかない!とかんがえるに至りました。で、まずは鉢を横にして、植わっている木の根が回っていることを祈りつつ、植木全体をひっこぬいて[成功!] 内側からシマちゃんを引っ張るけれど抜けず。で、これはいかんと、暴れるシマちゃんの身体に触れぬようにプラ鉢に鋸で切れ目をいれる作戦を決行。。。。 切り込みをいれたところを、ペンチで力任せにねじ切って穴を広げて・・・ 切断して広げた穴の外側から、なんとかシマちゃんを鉢の内側に押し戻すことに成功しました。ほっ。シマちゃんの動きが時間の経過とともにニブくなってくるのを心配しながらの作業でしたが、なんとか10分かからぬうちの素早い救出に成功しました。 そしてこちらが、切断したプラ鉢の破片。シマちゃんにとっては生死を分けたプラスチック片となります。ということで今回はシマヘビまで辟易と感じた今年の夏の酷暑の いちエビソートのおはなしでした。→ 椋鳩十さんの南九州の酷暑と湿気についてのはなしは こちら。 その後のシマちゃん。 バツがわるかろうと・・押し入れた鉢をそのままにして すておき、1時間ほどした現場にもどってみたら、シマ ちゃんの姿はありませんでした。無事だったようでほっ。。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Dec 28, 2021
ヤツデ満開にて昆虫[むし]よろこぶ。じつは・・・前回[こちら]のヤツデのお花の写真は 一昨年のもの。今回が2021年の今年のヤツデのお花になります↓。 みてのとおり、今年は いつにもましての華やかさ。例年よりもずっとたくさんのお花が咲きましたよ♪そんなヤツデの満開さを受けて、大喜びしているのは庭の虫たち。 この冬の寒さのなか、何処に潜んでいたのかはわからないけれど、暖かい日差しの降りそそぐ日中には、アブとかハチとかハエとかみんなが 大よろこびして、お花からお花へとヤツデの花房の中をとびまわっています。虫たちにとっては まさに最高のクリスマスプレゼントですね。そんな虫たちの様子には、見ているこちらまで うきうき。 南国ではありますけれど晴天が多いがために放射冷却 現象がおこる宮崎。早朝の温度はけっこう寒い。春先の 3月になって水田に氷が張ることもしばしば。そんな 宮崎での農業のおはなしは こちら。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Dec 24, 2021
師走にほの暗い空間で咲くお花といえば。道路に面した表側の長さは狭いものの 奥になが~い、いわゆるうなぎの寝床みたいな、町屋の中庭の きれいに剪定して 樹形をつくられた樹木の下などの やや暗い空間にて、12月のこの師走の時期に、まるでぼんやりと空中に浮かぶ白い珠のように咲くお花。陽が沈むころの 仄暗い灯りのなかでみると ちょうど空間に漂うオーブのようにも見えるお花・・・ 余談ですが、昼間の時間にアップにするとけっこう明るい感じに映ってしまってちょっと いま書いてる文章とちがってきたな、と あせらされてもしまう このお花/笑・・・ これが いまの時期に満開となる ヤツデのお花 です。このヤツデ、自然の状態であれば関東以西の、おもに海岸近くの森林のなかなどの、日当たりのあまりよくない森林のなかで自生していますが、 その暗い空間において花茎を含めてよく目立つお花を咲かすのは受粉に利用するためのハエやハチにアブ、そして夕刻から夜間にかけては蛾などの昆虫たちをあつめるための戦略であるのでしょうね。ということで今回は、 咲く種類のお花がすくない師走の時期に咲くヤツデのお花のご紹介でした。ちなみにこの写真のヤツデ。 きれいに剪定されているイチイガシ[大天狗も樹上にいそうな]の巨木の根元に植えられてます。 ヤツデの別名、それは テングノハウチワ。 昔ばなし などの絵本の天狗さまの手元をみると、たしかにヤツデ 状のウチワをお持ちになってますよね。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Dec 23, 2021
ハゼの木、容赦なし。。荷物を搬入しにこられた顔見知りの日通トラックの運転手さん。 裏門のところのハゼの木が復活しましたねー、 あのクワズイモの大きくなっているところの。などと開口一番に話かけてこられたのです。あれれおかしいな、あの木は春先に幹から伐採、しかも念を入れて粒状の除草剤まで撒いて、処分処理には万全を期していたはずなのに・・・なあなどと思い出しつつ、おっとり刀で検分しにいってみたところ たしかに マキの木のしたで 復活。 というか、大復活している~。ということで、子どもさんたちの通学路に面してもいるので、とにもかくにも 急いで伐採することにいたしました。基本的に アリ対策仕様時のコーデイネイト[こちら]のうえにビニールの雨ガッパを着込み、さらに厚手のゴム手袋を装着、そのいでたちで まずはハゼの木の上から大きなビニール袋をかぶせそのうえで幹をいっきに切断、ハゼの木のはいった袋ごと小さく折りたたんで町指定のゴミ袋にいれちゃいました。これで万全かぶれることなく処分に成功、してやったりぃ。。と、おもっていたのもつかのま やっぱりやられてました泣。 痒みから水泡ができて、無意識のうちに痒きこわすみたいな、そんなかんじですね。“冬になってハゼの木が落葉してから切断すれば被害は少ない”といわれているのもしってはいたのですが、まあいたしかたありません。それにしてもの ハゼの木。 切断するときにかぶせたビニール袋にも、こういった樹液をつける[直接の切断面にあるばかりではないので、なんか煙みたいなかんじにも思えるんですよ] くらいなのですから、むしろ これくらいの被害ですんでよかったなと 思ったほうがよいのでしょうね、きっと。たとえばこれが 目にはいったりしたら・・・などと想像したら、ぞっとします。次回からゴーグルも装着だなと 思いましたよ。ということで今回は、身近な環境にも危険がいっぱい、ハゼの木は敵対する者に容赦しない。。みたいなそんなおはなし。 ゴミ袋に入れたハゼの木。収集される方がカブれ ちゃったら大変・・ということで、ハゼはいって ますという張り紙つけて ゴミ出しいたしまた。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
Dec 15, 2021
キクイムシに対抗するには。12月06日の神奈川県発のナラ枯れに関するニュース。そんなナラ枯れが、ここ宮崎県で大発生したときの当ブログの2015年の記事の2回目です[一回目はこちら]。よろしかったら ご参考に。 ↓つけられている名前からその姿を推察すると、カシの木につく長い体躯をしたキクイムシとなる カシノナガキクイムシ。その姿は、 こちら となります。この虫がカビの一種であるラファエレア菌をはこんでしまう がために、この虫に侵入された広葉樹のシイやナラ、カシなどでは 枯死してしまう個体が頻発するというわけです。そんな カシノナガキクイムシ。成虫の姿を 実際に森でみたとき、「名前につけられるほど[体躯は]長くないじゃん・・・」と、しようじき思ってしまいました。「まてよ、幼虫の体が長い?のかな」とも思いましたが、そうともいえず → こちら。「この程度ならカシノナガキクイムシではなくカシノキクイムシでいいよな、じつに名前倒れな虫だな」なんて、かんがえてしまいましたよ。そのときです。一緒にいた森に詳しい同行者から『長い身体の昆虫ならこんなものもいるよ』といって、 教えてもらった甲虫が こちら ↓。 これは細長っ!ルイスホソカタムシという名前の昆虫。このスリムな細ーい身体を持つルイスホソカタムシこそは、なんとシノナガキイムシなどのキクイムシ類を捕食してくれる、いわゆる天敵 なのだそうです。樹にあけた穴の奥にいるキクイムシ類を捕食するために、こんな細長い身体に進化したらしいと聞いて、その形状には合点がいきました。こちら。 うーむ、キクイムシにもこんな天敵がいたんだと自然界のもつ奥深さにおもわず唸らされてしまいましたよ。そして感心しつつも・・・「このルイスホソカタムシを 増殖させて、森のナラ枯れ被害を軽減する天敵昆虫/生物農薬として日本で販売し、あわよくば米国やカナダで森枯れ・山火事の原因のひとつとなっているといわれるパインビートル用に輸出できないものかな」なんて思ってしまったのは、わたくしが最近の農業の六次産業化の話に染まった農業関係者だからなのかもしれませんね/笑。ということで今回は、いまのところ効果的な対策がないのが現状とされているカシノナガキクイムシには、じつはルイスホソカタムシという天敵昆虫がいたというおはなしでした。 細くて堅いという体躯の形状道理の名前が付けられたホソカタ ムシ。そして今回のルイスホソカタムシの最初の部分のルイス とは、20世紀以前に来日した英国の昆虫学者ジョージ・ルイス さんの名前なのだそうですよ。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
Dec 7, 2021
ナラ枯れがよぶのか、キノコの豊作[そしてクマ被害増加も]。本日12月06日の神奈川県発のナラ枯れに関するニュース。 そんなナラ枯れが、ここ宮崎県で大発生したときのご質問をいただきましたので、当ブログの2015年の記事を 今回と次回に再掲載してみたいと思います。よろしかったら ご参考に。 ↓山間部に自生するナラやカシなどの広葉樹が集団枯死する「ナラ枯れ」。ここ宮崎県では2010年の被害が顕著でしたが、その年から数年のあいだは山のキノコが豊作となりました。そう、集団枯死したナラやカシなどの木の幹を中心に、たとえばマイタケなどのキノコが群生して生えてくるからです。「直径1メートルほどの木に、びっくりするくらい生えていた」「発見してから採り終えるまでたっぷり1時間もかかった」「一回で数十キロの収穫があった」などという話が飛び交ったのもこのころでした。このような ある意味異常な山の現象は、もちろんよいことばかりではありません。それは山の斜面に樹木がごっそり枯れてしまった部分があると[土を支えていた樹木がなくなるわけですから]ガケ崩れ・鉄砲水などの山林崩壊の危険性が一気に高まってしまうからです。なにせ台風の常襲地ですから、たとえば強い・つよすぎる風雨のなかの里山の民家の上の山部分に生えているナラの樹木が枯れてしまった図を想像すると、容易にその怖さ[頭の上に切れかけているロープに縛られた包丁がつるしてあるみたいな]が想像できます。そんなナラ枯れが、のののののの → 宮崎県の山間部で多発しています。今回の報道では 「ここ30年で最大の危機」と表現されていますのでどうやら2010年のナラ枯れよりも 規模が大きいようで、その被害のこれからの広がりが懸念されていますよ。そして心配されるのは今後の被害の拡大です。これは2010年の被害の図ですが、数年のうちに同じくらいの被害となっていくのかもしれません。ののの なんといっても、この山のナラ枯れ。もともとは1930年代に宮崎や鹿児島で最初の発生が確認された現象だといいますから、今回の被害拡大は これから列島全体に広がっていく前兆かも。さらにそのような九州以北の感染拡大で心配されるもの、それはクマによる人的被害です[九州のクマは絶滅していますが他地区では問題になってくるかと]。 山間部に自生するナラやカシの一部が枯れる ↓ ナラやカシなどのつける実/ドングリが少なくなる ↓ クマの餌であるはずのドングリが不足 ↓ クマがパニックになる ↓ 餌を求めてクマが里山におりてくるといった図式ですね。ちなみに2010年前後には平年の3倍から4倍にもあたるクマが捕殺されたという説もあるくらいですから、ヒトが考えているいじょうに、自然界にあたえるナラ枯れの影響は大きいものなのでしょう。ということで今回は、宮崎県で2010年以上となるかもと予想されるナラ枯れがおこっている現状についてのお知らせでした。 ナラ枯れの原因となるのは、カビの一種・ラファエレア菌。 この菌はナラやカシの樹に巣くうカシノナガキクイムシと いう体長5ミリほどの虫が運ぶ伝染病だとされています。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
Dec 6, 2021
おっちゃんの背中に憑いていたモノ。まわりのそこかしこには、いまだに田んぼが点在している場所にあるホームセンター。郊外店のために、当然のごとくに来店するお客さんのほとんどは車でやってくる人がおおい。そんな郊外にあるホームセンターに設置してある ひとりづつ入る形式の地元銀行のキャッシュコーナーでの できごと。お金をおろそうとして停まっている車もまばらな広い駐車場に愛車を停めてドアを開け、キャッシュコーナーに向かって歩いていると、逆方向からもひとりのおっちゃんが同じくキャッシュコーナーのほうにあるいてくるのが確認できた。そんなキャッシュコーナーの入口の自動ドアの前で、どちらが先に入ったとしてもおかしくなかったはずといったかんじで出くわした、おっちゃん。むかしはけっこうやんちゃな感じだったフウな、セカンドバックを持って角刈りといったいで立ちのそんな風体のおっちゃんに、それとなく先をゆずって先に入室してもらったのはいいのだが・・・私はきづいてしまったのだ。自動ドアが閉まっていくおっちゃんの、背中というか、いやむしろほどなく首筋といった位置になにかがあるのを。場所がキャッシュコーナーであるために、スモークなガラス越しの室外からは、それはもちろんはっきりとは確認できない。また確認したくても、ほかの人が入室しているキャッシュコーナーの中をガン見するのも、もちろん憚れよう。なにせ自分のうしろには次の利用客も二人ほど並んだのだ。挙動はつつしまねば。しかし。はてさて、気にはなる。見たいけれど見れない。でもほら、動くよ動いてる。下を向いてキャッシュコーナーのボタン操作しているおっちゃんの背中で、人の手の平くらいだから、15センチくらいの棒状なかんじの物体が、行きつ戻りつといったかんじで揺らいでいる。動いているのだ。気になる。ほどなく扉があいておっちゃんが、ドアからでてきた。もちろん背中は見えない。振り返ってみようにも、なにせ短いけれど行列。せかされるように自分が入室し、キャッシュコーナーのボタンを大慌てで操作し、背中になにかいたおっちゃんをスモークがかった室内から目で探す。 いた。あらら、車にむかっている。停車していた車のドアに手をかけている、と確認したときに、ちょうど機械がこちらの用事を済ませてくれたので、忘れ物がないかを確認しつつ、室外にでた。クルマに乗り込もうとしているおっちゃんとの距離、ほぼ15メートル。そのとき、室外の青空のもと、おっちゃんの背中にいる物体の体色を確認できた。その色や・・・緑!・・・間に合うか間に合わないか、教えてあげられるか・られないかは別にして、とりあえずおっちゃの車のほうに向かうが、おっちゃんは勢いよくドアを閉め、一足違いで西の方向へと発車していってしまった。というわけで取り残された[というのも変なのですが笑]わたしは、おっちゃんが虫好き、いやもっと詳しくいえば 運転中にでっかいカマキリがいきなり不意打ちで首筋ににじり寄ってきたとしても、クルマの運転に支障をきたさないくらいの、ぉおおまえか可愛いやつといえるくらいの虫好きであることを祈りつつ、自分の車に向かい、祈るような気持ちでドアを閉めエンジンをかけた。ということで、今回は めったにないことだけれど、ときおり出くわす “田舎あるある” なおはなしでした。まあ しかし、11月の下旬にもなってのカマキリだなんて、これもまた温暖化のもたらす弊害といえるのでしょうね~。 → 寒さにはけっこうつよい、そんなカマキリの話は こちら。 いや もしかして。。あのおっちゃんは、じつは虫 好き。背中にカマキリをのせていたのかも。 そう、 海賊の首領が肩にとまらせているオウム のように。 ・・・そうだったらよいのだけれど。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Nov 24, 2021
シマちゃん騒動記[酷暑の夏の思い出]。。小さかった頃の涼しさの思い出を求めてか、かつて過ごしたであろうところの植木鉢の底に避暑の場所を求めた結果・・・前にも後ろにも進めずに七転八倒する苦しさにおちいってしまったシマへビのシマちゃん[こちら]。そんなシマちゃんの命にかかわる危機の現場を目のあたりにして、その救助法をかんがえねばならなくなった自分。後退することができないというヘビの生態からかんがみて、とりもかくにも、頭部のほうから引き抜くしかない!とかんがえるに至りました。で、まずは鉢を横にして、植わっている木の根が回っていることを祈りつつ、植木全体をひっこぬいて[成功!] 内側からシマちゃんを引っ張るけれど抜けず。で、これはいかんと、暴れるシマちゃんの身体に触れぬようにプラ鉢に鋸で切れ目をいれる作戦を決行。。。。 切り込みをいれたところを、ペンチで力任せにねじ切って穴を広げて・・・ 切断して広げた穴の外側から、なんとかシマちゃんを鉢の内側に押し戻すことに成功しました。ほっ。シマちゃんの動きが時間の経過とともにニブくなってくるのを心配しながらの作業でしたが、なんとか10分かからぬうちの素早い救出に成功しました。 そしてこちらが、切断したプラ鉢の破片。シマちゃんにとっては生死を分けたプラスチック片となります。ということで今回はシマヘビまで辟易と感じた今年の夏の酷暑の いちエビソートのおはなしでした。→ 椋鳩十さんの南九州の酷暑と湿気についてのはなしは こちら。 その後のシマちゃん。 バツがわるかろうと・・押し入れた鉢をそのままにして すておき、1時間ほどした現場にもどってみたら、シマ ちゃんの姿はありませんでした。無事だったようでほっ。。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Oct 29, 2021
酷暑はシマちゃんまで惑わせる。9月にはいったというのに、まだまだ暑い夏。そんな酷暑残暑の続く南九州の午後3時。 お茶の時間にクーラーをかけた室内でコーヒーをのみながら、なにげに外をみていたそのとき。事務所の前庭においてある 高さ50センチ・直経60センチの大きな鉢の水抜き穴付近に、なにか動くもの・・・ おそらくは生き物の姿が見えた。熱くなっているはずのアスファルトの表面をバシバシと叩きつけている、なんだか黒っぽい鞭/ムチ状の物体。鉢の大きさからいって、おそらくは 40センチくらいの、細長い生物。遠目でみていて、それはいままでにみたことがない生き物・・。ということで、おっとりがたな[おっとりカメラですね笑]で、店から飛び出し、謎の生き物の様子を まじかでみれば・・・・なんと これは ヘビ。シマヘビです。 シマヘビの尻尾がその謎の生物の正体なのでした。焼けるような暑さになっているアスファルトの表面を打ちつけつづけるヘビの尻尾。元気があってよろしい・・・なんて思えもしますが、この様子はただごとてではない。ということで、ちかくによってまじまじと観察してみれば 水抜き穴より、どうみてもヘビ・シマヘビの胴のほうが太い。 どうやら 暑さ対策として、以前には楽々はいることができていた植木鉢の水抜き穴が、成長したいまとなっては想定外に小さくなっちゃったがために・・・、入ることはおろか、引き返すこともできなくなって、苦しんでいる状態にちがいないと、わたくし判断するに至りました。 とうのシマヘビにしてみれば、苦しい腹部の圧迫に加え、困るのは盛夏の太陽に熱せられたアスファルトの熱高温。時間が経過するとともに、きっと息も絶え絶えになってきているにちがいありません。その証拠にあんなにはげしく鞭うつかのように激しくアスファルトを叩いていた尻尾というか、ヘビの下半身の動きが、じょじょに弱くなってきているのも感じられはじめたのです。これはいかん、とにかく早く 急いで助けねば・・・つづく。それにしても どじっちゃいましたね、シマちゃん[こちら]。賢いはずのヘビにしては、今回のこの失態。やっぱり酷暑のせいだとおもわざるを得ないかんじなのでしょうね、この状態は。 前進するときに 体表面にあるウロコを立て、地面 に引っ掛けることもするヘビ。だから頭を方向転換 できる空間がなければ、バックはできず、いちど頭 からはいった穴からはでられない・・という話があ ります。実際に石垣にはいっているヘビを引っ張っ た経験が数度あるのですが、ほんとに引きづりだす ことはかないませんでした。 ということで今回の 救出方法やいかに。。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Oct 25, 2021
ペット・セメタリーでもあるまいに。 雨の降っているあいだに終わらせたいなと、仕事があがったあとの日暮れ前に取り掛かった刈り払い機による除草作業。 そう、刈り払い機による除草作業は、石も撥ねぬし・汚れも流れるし ということで、 じつは降雨時のほうが好都合 なのだ。 ← 前回[こちら]からのつづきです。ひきつづき2016年分となります。ただ問題は日没。19時前には終わらねば、いくら日の長い南九州だとはいっても、さすがに中止に追い込まれてしまう。ということで、とにもかくにもスピード。普段はブロック塀や庭石に気をつけながらの作業を心がけるのだが、今回ばかりは刈り払い機のコードが切れるのも厭わずに予備のコードを常備・交換しながらの作業を続ける。そんな草刈り作業が、前回にご紹介したシマヘビの塚にさしかかった。 やすらかに眠っているかな、あの若いシマヘビは。などと、埋める前に見たあの澄んだ目の色などをおもいだしつつ、作業を続けた。そして19時。大慌てで・やっつけた草刈り作業が無事終わって、本来ならやり遂げた感いっばいになるはずの心に、なにかひっかかりがあることに気づいた。 あ、ひょっとすると。と、その 心に沸いてた釈然としない気持ち に つき動かされるされるように、カメラを持って あのヘビの塚に向かう。 そこで見たのは 埋葬した場所から移動した墓標の石 と、埋葬するときにかけたはずの土がなくなってしまった穴・・・たしかに異変がおこっていたのだ。雨のせいもあって薄暗くなりかけた19時ジャスト。急ぎの草刈り作業中では、わかりようもないできごと。 あのシマヘビ。ひょっとして生き帰って這い出たのか?とも、おもったのですが、いやそんなはずもない。何者かに掘り起こされたにしては、まわりの軟らかな土に足跡もついていない。そう、ペット・セメタリーでもあるまいに と思わせられた、なんだか不思議なできごとでした。 ちなみにこの美しすぎるヘビの轢死体を見つけたのは じつは同じ班内で亡くなられた方のお葬式の段取りの はなしをしにいったかえり道。したがって埋めたのは お通夜の日&ほりかえされていたのがお葬式の翌日。 それもあってか 不思議なかんじが ばいぞー。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Oct 21, 2021
しまちゃんではなかった。けれど・・前回[こちら]から1年後、2016年分となります。↓両脇がコンクリート塀になっている小径[こみち]。 のののの10分前ほどに通った小路を、逆から帰ってきたとき。さきほどにはなかったはずのむかって右側の道路わきの溝ふたの上。写真の “とまれ”の白文字の“れ”の字付近に、ロープ状の物体があるのに気づいた。 んっ!?と一瞬考え、ひょっとするとと思いながら、おもわず小走りでちかづいてみる。 やはり。予感は当たった。 そこにいたのは シマヘビ だった。 しかし様子がおかしい。近寄っても動かないのだ。ひょっとしたらと思いつつ、なめらかな鱗の表面を そっと指で撫で、体躯のなかほどに2つの傷があるのを確認した。推測ではあるが・・・この個体は 左のブロック塀を降り右側に渡ったところで、やってきた道幅いっぱいの大型車のタイヤに轢かれてしまったのだろう。 この先で造成工事がはじまったところだからなと、工事が始まる前にはこの道を通らなかったはずの、その大型車のタイヤの突起を思い浮かべた。もっていたノートを丸めてポトムスのポケットに差し込み、そっと両手で シマヘビを、ほんのさきほどまで呼吸していたはずのシマヘビを持ち上げる。 のの のの 家に帰り、この個体を木製のパレットの上にのせ、身体の色や体長を調べ・・・うちにいる しまちゃんではなかったことを確認して安堵しつつ、スコップを準備した。 のののの土砂を満載したつぎのダンプが通る前になんとか埋めてやれるのがせめてもの供養になるかなと思いつつ のの のののの花の終わったばかりのヒラドつつじの根元に穴を掘り、そのなかに傷口をしたにして そっとおき、土をかけ、墓標の石を置いた。そのとき ゴォーと、両脇のブロック塀にエンジン音を反響させながら、土を満載したダンプが、あのせまい道の道の奥からゆっくり徐行しながらうごいていくが見えた。自分がとおりがかった道での、きわめて近い時間内でおこったできごと で あっただけに、なんとかならなかったものかと思いながら去りいくダンプ をじっと見つめた。6月の宮崎の海岸部地方にしては、ずいぶんと涼しい風の吹いていたお昼前のできごと。 ますます住宅街になりつつありますが、昔の名残りの水田 が南側に1枚だけ残っているおかげで まだまだいろいろ な生物が出没します。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Oct 20, 2021
なーんだ、しまちゃん♪だったのか。別ブログの2015年分ですが、次回関連でよろしかったら。 ↓ほろ酔い加減で月でも撮ろうかと、 暗い勝手口を出た瞬間〔とき〕っ、住宅〔いえ〕の壁沿いを疾走する なにか を発見っ。 バッテリーチャージがまにあわないままに、連写・連射・れんしゃ・・。そして フラッシュを点けた ファインダーにとびこんできたものは・・・ なーんだ、しまちゃん♪ だったのか。 〔追いかけて連写しちゃって〕驚かしてごめんなさい。 おっ、 明日は ジャンボ宝くじ買わなくっちゃだね。教えてくれてありがとう。。 ● ヘビ と 金運 については こちら 。 いまはすっかり住宅街になりましたが、昔の名残りの水田が南側 に1枚だけ残っているおかげで いろいろな生物が出没します。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Oct 19, 2021
やっといま来た、赤とんぼ。いったん開けた梅雨が再びやって来たかのようにお盆の時期から3週間もわたって降り続く雨に襲われたかと思えば、つづいて高温続く晴天となって 田畑がからからに乾いた宮崎県地方。こういったある意味異常ともいえる天候の影響を受けているのは、毎年庭にやってきてくれる生き物たちとておなじとみえて例年は夏ばにやってきて目を楽しませてくれるはずの、小型の赤とんほの一種であるショウジョウトンボが、10月になった本日6日に、やっとその姿をみせてくれました♪それはそうですよね、いまだ日中は30度を越す高温。体感的には、まだまだ夏という気温がつづいていますから、来るのが遅かったのは、彼らにとってはまあ当たり前といったところなのでしょう。そんなショウジョウトンボが、毎年縄張りにしているお気に入りのユズリハの枝にとまった姿がこちら。 お気づきのように,いまだ体色が真っ赤になりきっていないとはいったものの、 青空にトンボは映えます。さすがなものですね。 群れて飛ぶ、いわゆる赤トンボであるアキアカネなど もこれから姿をみせてくれないかなあ。。ということで 南方の生物が姿を見せ始めたり、南方の植物などが冬に 枯れなくなっている話は こちら。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
Oct 7, 2021
軒先からのびる不思議なロープ。数年ほど前に会社の東隣に造られた、まだ新築といってもよいほどの真新しい貸し住宅。その家の屋根からのびる白いロープ。 遠目で見た場合に、 そのロープの先端が どうみても当店のブロック塀に結びつけられているように見えたもので、 倉庫のさきにある、そのブロック塀に近寄ってみたところ・・たしかにそのローブの先がじっさいにブロック塀につながれてはいたものの その正体はロープではなく、なんとこれが クモの張った巣から伸びた、巣を固定するためのクモの糸だったのです。ちなみにその巣の中央部にいたのは通常の大きさのクモ。なんども巣を張りかえるたびに、すこしづつすこしづつ巣を支える糸がこんなにも太くなっていったたものと考えられますが、その巣のなかにいたのが歌舞伎の土蜘蛛でてくる人間の大きさくらいのクモでなくてよかったぁって[もしそんなのがいたら襲われますってぜったい]ほっと胸をなでおろしました/笑。 土蜘蛛というよりは、むしろスパイダーマンのスパイ ダーウェブでもいいよな・・ともおもいましたね。 この場合は ヴェノムやカーネイジでないことを祈り つつ。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Sep 8, 2021
やっぱり怖い、ハチの襲撃。恒例になっている実家の庭の剪定作業にかかるということでトラックの荷台に刈払い機とトリマーを積んで現場に到着し、さあ作業開始だと腕まくりした、そのとき。いつもならぱ 害虫の食害により、サツキだのツツジなどの葉の虫食いがあるはずなのに、今回は ほとんどそれがない。などという、庭の葉のきれいさが 妙に気になって、しばし庭を監視しているとやはりというか、やっぱりというか、案の定というかんじでアシナガバチと アシナガバチよりも もうひとまわり小さいかんじの ハチS が、樹のなかにはいっていくのを確認。5月だったか、6月だったかに、いちど巣をおとしているはずなのにとおもいかえしつつ、白いシャツに身を包んで、樹に近づき、ハチSの出入りする樹の下方から噴射ジェット式の殺虫剤を軽めに噴射[う]ってみたら1枚目の写真の中心にある高さ30センチもない樹の中からは小型のアシナガバチが、そして 2枚目の写真の 高さ1メートル強の樹の中からはアシナガバチがわわらわらわらわら[航空母艦から発進する戦闘機みたく]と、瞬発してきました。ということで運よく刺されずに駆除できたたハチの巣の映像が こちらになります。 左が アシナガバチの巣で、 トイレットペーパーの芯くらい右が コガタのアシナガバチの巣で 大人の握りこぶしほどの大きさでした。どちらにも10匹から15匹のハチがいるというかんじでしょうかね。そして気をつけなければならないのは、小さい樹であったとしても、けっこう大きな巣がかけられることがあるという事実。今回も1枚目の30センチほどの高さの樹の巣のほうがでかいですものね[こんな小さいラベンダーにもおおきな巣はこちら]。ということで今回も 高温化の進む昨今なのですから 夏場の剪定時には、たとえ夏前に いちど巣を落としていたとしても、剪定作業にとりかかるときは、もういちどハチの巣の有無を確認して作業を始めましょうというおはなしでした[雨戸にも巣の回はこちら]。 昼間の芝刈り作業でも刺されなかった幸運。その理由は 白系統でまとめた作業服を着ていたこと。そして激しい 雨の日に刈払作業したこと。それが功を奏したようです。 ・・・コロナのワクチンのアナフィラキシーにかからず すんだとして、剪定作業で蜂に刺されてかかるなんてこ ともなきにしもあらず。気をつけてまいりましょう。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Sep 6, 2021
こんな低木なのにハチの巣。。次回関連で過去分ですが、よろしかったら。↓5月初めに満開になって楽しませてくれた露地植えのラベンダー。 現在は、 梅雨の始まる前にお手入れのために刈りこんだ状態↓に 管理しているのですが、 そんな芝生のなかのラベンダーの刈り込まれた低い枝にさがっていたのは[上の右側の写真の中央にありますよ] けっこうでっかくなっている、アシナガバチの巣でした。すごいですよね、この営巣の場所の巧みさ。芝生はひと月に一回ほど刈り込むのですが、そんな刈り払い機の刃の届かないラベンダーの株の中央に作り込むとは。そしてなにより、 ほっ とました。梅雨の始まる前の 刈り払い機を使った剪定時に、アシナガバチの攻撃を受けずによかったなと。。ちなみに、ただいま この日の夜の 22時前。ジュリーの♪サムライよろしく、片手に懐中電灯+片手に殺虫剤をもって、ハチたちには申し訳ないけれど 巣を落とせてもらいました。 昼間の芝刈り作業でも刺されなかった幸運。その理由は 白系統でまとめた作業服を着ていたこと。そして激しい 雨の日に刈払作業したこと。それが功を奏したようです。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Sep 1, 2021
危険な糸くず。部屋に落ちていると、なにげに拾ってゴミ箱に投げ入れることが常であるはずの糸くず。しかし。ヒトを刺す、危険な糸くずもあるのです。 その違いが こちら。 電池の右横の中央にある糸くずと、扇風機と 目印に置いた定規のあいだにある糸くず・・なのですが、じつはこの糸くず状にみえる右側の物に問題があるのです。その違いをアップした映像がこちら。 そう、左は普通の糸くずなのですが、右は毛虫の ヤネホソバ。例の触ると刺される毛虫。普段はじーっとして地面に転がっているはずの、あの毛虫[こちら]なのです。なぜだか数年おきに大発生するというこの毛虫。今回のケースではおそらくは屋外の軒の天井付近にいた個体が、すーっと糸を吐いて静かに落ちてきて、ヒトが気づかぬうちにとり憑き、そのあと屋内に侵入したものと考えられるのですが・・・屋内に転がっている姿があまりに普通の糸くずにみえるもので、ついつい私が素手で触ってしまい刺されてしまったということなのです[くやしいことに7月になって2度目]。 まあ刺してきた毛虫からしてみれば、 触らなければ刺さないのに触ってきたから痛い目にあっただけのことよね・・なんてかんじなんでしょうねぇ/苦笑。ということで今回は、 家屋内に侵入しているとしても ただただじーっとしてパッと見で糸くずにしかみえない毛虫ではありますが、糸くずだと思ってうっかり触れちゃうと痛いですよというおはなしでした。ぁあ、糸くずが怖い。 次こそは気をつけよう。。。なんて、わかっちゃいる んですけれど、そればっかし考えているわけにもいかず ついつい拾っちゃっては刺されてしまうんですよね。 ちなみに刺されたらけっこう長引きます。 そして、大人ならまだいいとしても、お子様などだった りしたら、被害にあうのは ちょっと可哀想。。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Jul 19, 2021
壁に現れる謎の物体。半夏生のころをすこしばかり過ぎた時分の夏の夕べ。この時期になると決まって窓の外の壁に現れる謎の物体。まあせいぜい10センチ前後なので危険は感じないのですが、キノコのような、いやいやカニとかサソリとかの動物が壁に掴まっているような、映画エイリアンにでてくるフェィスカバーのような、そのような一見して植物とも動物とも判別しがたい物体。 ちょうど明けた窓の下の壁に現れるそいつを、窓から顔を出して、カメラのフラッシュを灯して上から撮した映像、 それがこちら。 いかがでしょう。みなさま、この物体が何者なのかおわかりになりますでしょうか。お分かりになった方も多いとはおもいますが、とにかく外にでて、この物体を横から撮ってみると正体がわかります。左右から撮った写真を並べてみたもの、それがこちら ↓。そう、この物体の正体はクマゼミ。クマゼミの幼虫が壁に捕まり羽化している最中だったのです。昔は、太陽の昇る前の明け方から始まることの多かった羽化ですが、最近は街灯の灯りがあるからなのか夕方から始まることのほうが多くなったような気かします。この個体の場合は、上の映像が19時くらいで、21時前には羽化しきっていたようです。ちなみに映像は こちら。 なにかを捕えているふうな → いまでも[0時ころ]窓を開けると、かつての自分がはいっていた幼虫のカラに捕まっているクマゼミがいます。天気はよさそうなので4時か5時くらいになると旅立っていくのでしょう。クマゼミの羽化が一斉にはじまると、梅雨明け。本格的な夏が始まります。・・・夏の風物詩ではありますけれど、また早朝からのテレビやラジオの声がきこえないほどの、ときには頭が痛くなるような大合唱がはじまるのでしょうね~[ノイジーモンスターの回はこちら]。 高飛びしていねようにもみえる、羽化するとき の反りぐあいは すごいですよね。なんでも下に 落ちるちから[重力]を脱皮に利用しているのだとか。 しかしこのあと下に落ずにどうやって、カラに掴 まることができるのか。その瞬間をみてみたい~。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Jul 15, 2021
意外なところにいる毛虫、大発生なのか。ラベンダーの植え替え中[こちら]に手にしようとしたプラスチックのジョウロ・・なのですが、なぜだか嫌な予感がして 注意してジョウロをよくよく見たら・・ジョウロの注ぎ口付近になにやら黒い物体が。 なにげに嫌な予感。これはひょっとしてヤツなのではないのかと、おもって目を近づいてみたら やっぱりヤネホソバ、5年前に大発生し往生させられた毛虫です。そして思いましたね、プラのジョウロに張り付いているということは、コンクリの地面にもヤネホソバいるに違いないと。そこでそう思いながら よくよくコンクリートの表面を見てみたら・・・ ひょー、植え替えしていた場所の地面にも大きいものから小さいものまでたくさんいるー。という、すでに そんな状態なのでした。こちらもある意味刺してくるヤネホソバの生息域にわざわざ突っ立って作業しているといった状態[踏まれるままのヤネホソバもヤネホソバではありますが]。刺される前になんとか気づいてよかったなと(´▽`) ホッとした次第。。そんな地面にいてもなかなか判別しずらいヤネホソバの、3センチほどの大きな個体のアップの写真がこちら。 はなしは つづいて、しかも夜。ゴミを出そうとして、外に置いてあるダストボックスを開けようとしたときに いやな予感がして、プラスチック製のフタをよくよくみてみるとやはりいたのは 数匹のヤネホソバ。 こんなかんじで貼りついてます → うーむ、これは大発生の直前の状態、なのかもしれません。日照が少なく、コケが生えやすい気象条件下の地方の皆さま、ご用心を。 → 取り込んだ洗濯ものの中にいて刺される話や、こちらがきづかぬうちに、頭上から落ちてきてさされてしまうはなしは こちら。 地面にじっところがっていたり、意外なところに 張りついて、普段は じっとして微動だにしない ヤネホソバなのですが、何かの拍子にスイッチが はいり、いきなり意外なほどに早いスピードで 動き出し、たとえばプラスチックなどのスベスベ した面でも容易に登っていきます。・・つくもづく も不思議なケムシで。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Jul 13, 2021
なかなかのアートな作品だなと思ったら。。明るいグリーンの下地のうえに、生成の木綿糸で刺繍して造形していったアート作品。 だとおもったんです。 最初に、この作品を目にしたときは。そして。 この図形の文様は、たとえば このレッチリTシャツの女性が施しているようなこんなタトゥー 膝部分のアップ→ の ようにも見えたんですね[ドゥエイン・ジョンソンやお父さんのピーターメイビアさんのポリネシア系タトゥーも連想しちゃったりして]。はたまた南米の、たとえばインカなどの糸の造形なのかなともおもわされちゃったり。でも、ちがいました。じつは このグリーンに白糸で刺繍したようにも見えるこの作品を造った作者なのですが、この作者の正体は虫。そう、この造形は葉にもぐって組織を食しているハモグリバエの幼虫。この幼虫が祀ってある神榊の葉を食べたあとにのこる食痕だったのです。こんなかんじに食べてますよ。 そんな葉っぱはこんなかんじで、神さまにお祀りしてあります。 きっと神さまも 毎日変化していく文様をたのしんでいらっしゃる。と、いうことで今回は 葉っぱに文様を残していくハモグリバエの幼虫の手/くちによる作品のご紹介でした[勝手にDJハモグリと命名中~/笑]。 同じくアート作品にみえるクレマチスのはなしは こちら。オウムガイを鉄で模したアート作品」の ようなウロコフネタマガイのはなしは こちら。 世の中、不思議で満ち溢れてますよね~。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
Jun 16, 2021
植物がなくても大発生する毛虫には要注意! 梅雨どきの蒸し暑さを防ぐために使用しているのが、 よしず。葦を組み合わせた構造を持つよしずは、 日差しを遮るけれども風通しの邪魔はしないというすぐれものですよね↓[ちなみによしずの足元には 涼風を呼ぶアップルミント を植えてます]。 そんなよしずを、夜露に当たらないように毎朝事務所の東側 に立てかけて、夕方には収納するという作業[というほどではないけれど/笑]を、雨が降らないかぎりは やっているのですが、この作業時に欠かせない必需品・・・それが こちら。 表面つるつるとしたウインドブレーカーです。この蒸し暑い時期にこんな風通しの悪いものを着込まずに、できれば腕の出ているTシャツですませたいところなのですが、そうも言えない事情があるのです。その事情とは、やつの存在。そうよしず置き場は やつらがいるのです。 ということで今回は、こんなコンクリート張りの植物のない場所に存在し、頭上やよしず、プラスチック製品などにもとりついておりあらばその毒針で刺してくる「植物がなくても大発生する毛虫」についてのおはなしです。・・・あれ?野山にいってないのになんか刺されちゃってるよ なんて体験を持たれている方、よろしかったらご参考に。 ↓『植物がなくても大発生する毛虫には要注意!』植物がまったくない、コンクリートが主体の建物において、彼らはこんなかたちで存在します。 接近。 さらに接近。 棲んでいるのはコンクリートの上だけではありません。ときには金属やプラスティック、そしてポリタンクの上でも生活するのです。ののののの の ← ポリタンクの壁面でも こんなふうに。 彼らの名前は、 ヤネホソバ 。 コケを食べる蛾の仲間で、この3センチ前後の毛虫は、この蛾の幼虫となります。 問題は、そう、この 幼虫が毒針毛 を持つこと。 ● ポリバケツの取っ手にいる ● 洗車用のブラシの持ち手にいる ● 金属製のチリトリの取ってにいる のというぐあいに、彼らが道具類にじっとしている〔基本的に動かない場合がほとんどです〕ことに気づかずに、うっかり道具を持ってしまうと、おもいっきり刺されてしまいます。 そして道具類ならまだいい。ときには ● 上から落ちてくる ● 天井から、糸をだして静かに降りてくる のといった具合に、天井付近にいった彼らが、落ちたり、降りてきたりしたときが問題です。 頭や肩になにかついたのかなと思って何気なく触ったら、触った手が被害に遭いますし、きずかずに〔小さく軽い毛虫なので〕たとえば首筋に落ちてきたとしたら、ときには着衣のなかに侵入されて、いたるところを刺されることにもつながります。 ほとほと へこんでしまう ケースでは、 ● 洗濯して干している洗濯物の内側に潜む のという場合すらあります〔収納して衣類をたたむとき、あるいは洗濯したての洗濯物を着ようとしたときに被害に〕。 以前お伝えしたチャドクガによる健康被害などでは、その被害はあくまで自然環境のなかで樹木に接触あるいは接近したときにかぎって起こるものでした。しかし、この ヤネホソバの場合には、そういったこれまでの常識が通用しない点に、その特異性があります。 「樹木に触れた覚えはないのに、最近虫刺されの症状をおこしちゃって」などという思いをお持ちのあなた。とくに雨の多い年には、コンクリートの上や、スレートの壁面を確認されることがよいかと思います。 コンクリートジャングルという、新しい生息の場を見つけた彼ら。 いく手には、都市化されてきた日本という無限の生息場所が広がっているのですから。。 先日も発生した場所をみましたよ。学校の体育館の外付け の階段付近。そして農業改良普及所の建物で。どちらも植 物とは無縁な環境な場所でした。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Jun 8, 2021
サツキが丸坊主にされるまえに。梅雨の時分には、ひと雨ごとにぐいぐい伸びる枝葉とか下草とかに注意がとられて、ついつい疎かになってしまうサツキの様子見。葉がなくなって丸坊主にされた 昨年・一昨年の 苦い思いを胸に今年はひまを見つけては駆除してきましたが、そんなに気をつけていたとしてもやっぱりいるのが、こちら ↓ ミノムシです。・・ということで2018年の被害を受けた時分の回の再掲載です。 梅雨の前後の今時分の季節に、サツキなどの樹の葉がなくなってしまう などという被害に心当たりのある方にはよろしかったらご参考に。 ↓『サツキを丸坊主にした犯人は/2018年6月分』じとじとと小雨が降りつづいた長い梅雨もおわって、ひと月あまり。 晴れ渡った青空のもとで、早朝の涼しいうちに事務所の剪定でもや ろうか・・と、道具をもってお盆前の樹木の伸びを確認していたら 列に植えられているサツキに、葉がなくなって丸坊主になりかかっ ている部分を発見[映像↑の左の映像が被害個所・右は健常部分]。しまった油断した・・・とおもったときには大発生しているあの虫、ミノガの仕業です。 ミノガとは もちろんミノムシ。 葉や枝を食べた残りくずで 幼虫の作る巣が、ワラ製の雨具である蓑/ミノ[こなきじじいが着ているアレです]に 似ているために ミノムシとよばれるようになったのであろうという、あの虫です。 いったいどのくらいいればこんなに丸坊主にされるのだろう と、ためしに被害個所の1本当たりの1センチ以上の大きさのムシ を、ひとつふたつと枝から引き剥がしといったところ、約30匹く らいのミノムシを捕獲しました。 農業用の害虫図鑑をひも解けば、 発生は年1回・梅雨あけに新成虫が現れる とされていますので、6月の中旬以降につぎつぎと孵化した幼虫が2月弱あまりでおおきいものは3センチ強に育ったことになります。そしてこのミノムシ。 特筆すべきは、その防除の厄介さです。なんせ防水性に富んだミノを持つ。たとえ薬剤を散布したとしても安全なミノのなかに逃げ込んしまうのでなかなか薬効がないのです。さらには汎用性な食性も武器ということであり、75種の庭木や樹 木で発生し、ときにはヒマワリなども食害するというからビックリ ですよね。ということで、お庭の手入れが趣味のあなた。 梅雨明けてひと月のいま。お庭の一角に丸坊主になりかかっている株はありませんか。もし存在/したとしたら、対処は いま。充分に生長して被害が広範囲に広がらないいまのうちに、せっせとミノをみつけて捕獲してまいりましょう。ということで今回は、梅雨明けの爽やかなサツキの新緑を丸坊主に した犯人は局所に大量発生するミノムシだった というお話でした。 身の回りにある 手ごろなものでも、ミノを作るミノムシ。 色とりどりの毛糸クズのなかに、蓑をはずしたミノムシを 入れて毛糸のミノを作らせる・・なん遊びも以前は流行って ましたよね。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
May 26, 2021
フェニックス[不死鳥]という名前なのに枯死。。4月のはじめ。地元紙である宮崎日日新聞に掲載されていた記事・・・ 日南市立油津小学校でシンボル的な存在となってていたフェニックスの木が伐採された というものでした。 そう、宮崎県の県木に制定されているフェニックスの樹。今回のこの小学校の記事でもわかるように、たとえば図書館とか体育館とか農業試験場などの教育施設や公民館とか自治体の関連施設、くわえて民間の農協とか病院とか、さらには景観を大事にしている公園はもとより風光明媚な観光地区の道路脇とか川べりとか、あとお金持ちとか資産家のおうちとか/笑 とにかく宮崎県においてはいたるところに植えられており、県民にとっては幼い頃より慣れ親しんでいて、いろいろな思い出がつまった宮崎を象徴するシンボルツリーといってもよい植物であるのです。だからフェニックスの樹を絵に描いたり、木陰でかくれんぼやだるまさんがころんだ などをしたりしたなどといった経験をもっていることであったろう油津小学校の子供たちは きっと[なれ親しんだ学校のフェニックスの樹とのお別れは]さびしく感じたことだったろうな・・・と、そうおもわずにはおられませんでした。さて、そこでフェニックスです。もともとは不死鳥という名前がつけられているほどに丈夫であるはずのこのヤシ科の植物であるフェニックスを弱らせた原因です。「昨秋頃から葉の色が褐変し、年が明けた頃からはすべての葉が落下し、春を迎えた頃には立ち枯れ状態にいたった」と学校関係者にいわしめた原因となったもの、それがヤシオオオサゾウムシの存在[前回はこちら]です。宮崎県とししてもチラシ↓なども使ったりした啓発につとめ、ここ10年以上にわたって対策をとってはいるのですが、なかなかフェニックスへの加害を阻止することができない状態がつづいているのです。 チラシ → ちなみにそのヤシオオオサゾウムシによるフェニックスの被害状状況です。もともと「約3千本のフェニックスを「県木」に指定している宮崎県において、1998年にはじまる この虫の発見確認以降の約10年間で枯れた木は累計で約650本」といわれていました。その後 宮崎県は薬剤散布や防虫ネット&薬剤注入で対応し民間による伐採には補助金を支出しているといった対策をとっているとはいえ・・・それから10年いじょうも経過した現在では、もっともっと被害が広がっているものと考えられています。いちど樹木のプロといっていい県林業技術センター技術者と話す機会があったとき、これ幸いと この虫に対する見解をきいたことがあるのですが、その方曰く 「ヤシオオオサゾウムシは一度に何百個も卵を産み、さらには飛翔し生育域を拡大していくので、これを根絶やしにするのはじつに難しい」と話されていたことを鮮明に記憶しています、 残念ながら。いじょう、今回はフェニックスという大樹を枯死させる難防除害虫のヤシオオオサゾウムシのおはなしでしたが、この新聞記事にある 油津小学校のフェニックス伐採の映像あり とのことで、仕事場やお家にフェニックスがある・・といった方や この虫の生態に興味がある方は、この映像が公開されているうちにいちどご覧になったらいかがでしょうか[枯れかけた場合の対処法や運悪く枯れた場合の処理経費の参考となりますし]。こちらです。 九州各地で広範囲に繁殖しているヤシオオオサゾウムシ。 10年ほどまえに長崎西高校生物部の研究では 「DNA解析した結果、宮崎・長崎各県の個体が同一系統 である」ことが確認されています。・・ということは、や はりこの虫の日本での確認は宮崎スタートで、その系統が 拡散しているということになりますから 大切にしている フェニックスをお持ちの方は要注意かと。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
May 25, 2021
オレンジ色の昆虫〔にくいやつ〕。次回の参考に2010年分の再録です。 ↓ この昆虫 をご存知ですか。この虫の名は ヤシオオオサゾウムシ・・・その名の表すとおりに ヤシの木に巣くう、オオきい、ゾウムシの仲間。ゾウムシというから小さいのかと思いきや、意外や意外カブトムシのメスほどの大きさもあるでかいゾウムシです。さらに目立つのは その色でしよう、あざやかなオレンジ色の体色には、しょうじき驚かされてしまいます。このインドが原産だという ヤシオオオサゾウムシ 。本土では 1998年に宮崎県で発見されたのち、1999年に岡山県・鹿児島県、2000年に福岡県、2003年に長崎県と三重県、そして、2004年には熊本県と、寒くない冬がつづくとともに生育区域を拡大。2005年には淡路市でも みつかっているように、急速にその生息域をひろげているようです。そんな外来の昆虫であるヤシオオオサゾウムシなのですが、問題は この虫がヤシ、とくに フェニックス・カナリエンシス(Phoenixcanariensis)を食害してしまうこと。ご存じのように南国の象徴とでもいうべきフェニックスは、高さ10メートル超、幹の直径が1メートルくらいの大きさはザラといった風情の巨大なヤシ科の植物ですから 体が大きいゾウムシだけに、その餌になる植物もでかくなるといったところなのかもしれません、ね。さて、そのヤシオオオサゾウムシのフェニックスに対する食性行動はつぎのようなものとされています。 フェニックスの樹冠部に飛来 ↓ 樹冠部に卵を産み付ける ↓ 卵からかえった幼虫は樹冠の内部を食い尽くす ↓ 成虫となり次の樹へ移動/分布を広げるといった具合です。巨大なフェニックスだとはいえ、樹冠の成長点を狙われるのでは たまりません。やがてフェニックスの樹冠部は空洞状態となり、生長が停止。新葉はもとより、虫の侵入の前からあった葉も、やがては枯れて終いにはすべての葉が落ちてしまうことになってしまいます。さらにこのまま、虫に対する対策がなにも講じられずに放置されるとすれば最終的には樹全体が枯死し、そしてなにせ巨大な樹体であるフェニックスなのですから 万一倒伏したとしたらたいへんな事態を引き起こしかねない・・ということで、安全性を考えれば、切り倒さなければならなくなってしまいます。ということで ヤシオオオサゾウムシ・・・じつに厄介な虫だと いえます。そのような最悪の事態をさけるために、ここ宮崎県ではこの虫の被害を回避するため 次のような対策をとってきました。いわく・・・ ● フェニックス上部に漁網を巻き付ける〔成虫飛来を阻止〕 ● 殺虫剤を散布して成虫の根絶をはかるといった対策です。だけれども、ここでなんといっても問題となるのは、ここでもフェニックスの樹体の巨大さです。そうなんです、その樹体の高さゆえに、こういった処置を講ずるためには 必然的にクレーン車が必要になる(経費がかかる)。このことも被害が拡大する一因となっています。ちなみに宮崎市の農業系の大学内キャンパスにある65本のフェニックスに上記の対策を施したケースでは クレーン車3台をつかっての、まる10日もの作業が必要となったとされているほど[クレーンをつかった単純な剪定作業だけでも1本で4万円かかる・・といいますからいくら経費がかかったのかかんがえるだけでも怖ろしい話です]。もちろん昔から観光にちからをいれていて、フェニックスをたくさん植栽している宮崎県ですから対策を講ずるのは無論ここだけではなく、平成11年度以降の5年間に、国・県・市町村や民間のフェニックス ・3353本について 同予防対策が講じられたというのですから、すごい[ただでさえ貧乏県なのに]。が 困ったことにこういった対策がとられても、ヤシオオオサゾウムシを根絶するに至っていないというのですから、なんとも悲しい話ではありませんか。さあそんなヤシオオオサゾウムシ、温暖化の進行とともに分布をひろげているのが現実なのですから、 そのうち近い将来に、あなたのお住まいの近くで、地上1メートルほどのところを飛んでいるオレンジ色の大きな甲虫が見られる日がくる・・・・のかもしれません。つづく。 気候の変化のバロメーターともなりえる生物分布の 変化。南方系の外来種は、確実に北進中です。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
May 20, 2021
ルリカミキリ、その たおやかなしたたかさ。大切に育成中のレッドロビンを食害する虫[こちら]ルリカミキリの回のつづきです。葉の裏側、それも中央部に取り憑いていることの多いルリカミキリ。 葉の間に手を通して 捕まえようとしたとたん、こちらの手の到達せぬうちに、すばやく葉から落下していきます。手との距離、5センチ程度。葉に触れないようにそっと手を近づけても、細心の注意をはらって ゆっくりゆっくり 手を近づけたとしてもそれでも察知されてしまう。その警戒心やおみごと。。などと感心してしまったり/笑。そして その落下後なのですが、30センチほど落下したところで器用にも羽を広げて翔んでいってしまいます。ちなみに そんな個体を机の上などに放した映像がこちら。緩い風などあてておけば・・・ちょっとした高見な部分につかまっただけで 風上へと跳びたってしまうという飛行達者ぶりなんです。飛行中の姿をみてみると、身体を不自然なほどに“く”の字形に曲げていますが、この姿勢こそがその飛行を安定させている秘訣なのかもしれませんね。ホバリングっぽい飛び方もできるのだから、たいしたものです。これだけ飛べるのであれば、その生息場所は広範囲にひろがっていくものだと想像できますよ、はい。敵ながらあっぱれ。ということで今回は すぐ飛ぶ・よく飛ぶ・長く飛ぶといルリカミキリの飛行についてのおはなしでした。つづく。 ウルトラマンやスーパーマンは片手を伸ばして飛 んでいますが、天女さまなどは 上半身を起こして [くの字形になって]笛などを吹きながら飛んでいま すでしょう。ルリカミキリは あんなかんじで優雅 にフワリと舞っております。ぁあ、くやしい/笑。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
Apr 27, 2021
ルリカミキリ。したたかさ、はんばなし。。一昨年からお伝えしているレッドロビンに仇名すルリカミキリ被害の映像は ↓ こちら。樹皮の薄皮に潜り込むようなかたちで、広範囲にわたって食害します[大げさに表現すれば映画ハムナプトラにでてくる あのスカラベみたいな動きとでもいいましょうか]。 より詳しく形容するとすれば・・・レッドロビンの表面のすぐ下を這い回ったかんじで食害していく幼虫。その被害にあった部分にはトンネル状の繊維質の膨らみができて、その後 盛り上がった表皮のかなりの部分が剥げてしまうという、[果樹栽培でいうところの環状剥皮みたいな]なんとも激しい症状を呈します。と、いうのが 1年目の被害。そして食害されはじめて2年目、今年の被害というのが こちら ↓。 最近では樹皮の下を喰われる被害がでなかったので、被害はなかったものだとばかり思っていたのですが・・・してやられました。じつは2年目になると、彼らルリカミキリの幼虫は 樹皮の部分ではなく、樹の中心方向に潜っていき、木質部を食していくのだそうです。したがって 今年の写真にみえる孔は、木質部を食って大きくなったやつらルリカミキリが 本年の4月になって成虫となり羽化して出てきた孔ということになります[枝の内部はかなりな部分が食べられ空洞になっていることでしょう]。なんというしたたかさ。1歳のときの目に見える樹皮の食害が収まったようにみせかけておいて、その実2歳になった幼虫は 樹の中心を喰いまくっているなんて。レッドロビンを大切に育てている身としてはたまったものではありません。したたかさ、はんパないですよ。まったく。。ということで今回は、2年かけて成虫になるルリカミキリについてのおはなしでした。とくにレッドロビンを育てているという方、この顔にピンときたら、注意なさってくださいね。 そして駆除バトル編に つづく。 どこからやってきたのかとおもっていたたくさんの ルリカマキリ。そんな集合写真は こちら です。 で、食害されて内部が空洞になっている枝は、台風 などの強風で ぽっきりやられちゃうんですよね、 これが。悲しいったらありゃしない。「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
Apr 22, 2021
キツツキ。通信者。九州北部でも積雪があったほどの寒さが もどった先週。目覚めてすぐに 戸外の水道管の凍結はなかったろうか・・・そとの気配をうかがいながらベッドのなかで気をもんでいたちょうどそのとき、 とんとん ととんとんとん とんという、そうまるでモールス信号のような通信音っぽい音が聞こえてきました。ついついクロエモレッツのでた映画の≪モールス≫を思いだして、誰かが外の様子・寒さの具合を教えてくれてるのかな・・・などとおもいつつ分厚いコートを羽織っただけの姿で、それとなく急いでドアを開けて庭にでてみると、 そこにいたのはスズメほどのおおきさの小型のキツツキ。射してきた朝のお日さまのひかりを受けながら、樫の樹の先端部分の枝のそこかしこをつついてまわっています。 コゲラかと。人を警戒しないこの愛嬌さは、かわいらしいですね~。水道管が凍結して破裂してしまうほどの寒さは勘弁してほしいけれど、ただしかし葉っぱの少なくなるあいだにその姿かたちをはっきりと見せてくれる冬の来訪者はウエルカムですね♪ちなみに、昨晩からタオルなど巻いていちおうのケアをしていた水道管は、おかげさまで無事でした。ほっ。 その生態から、大きな樹で・しかも樹勢が弱って きた木に巣くうキツツキ類。ここのところ都市部 で、今回のコゲラなどがむしろ増えている・・と いわれているのは、都市部の樹木が手入れ不足の ためによわってきているのが原因やも・・しれま せんねえ。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
Feb 21, 2021
まぎれもなくサツマ!サツマゴキ。事務所のダスキンの交換日は あさっての木曜日。と、いうことで朝からばたばたと清掃作業にいそしんで、事務所室内ではあるのだが普段はあまり清掃しないダンボール置き場を掃除していると・・・ダンボール箱の横に 5センチほどのなんだか黒い物体を発見。パッと見して、なんだかいやな予感。そう、ゴキのような気がしたんですね。 うーん、爽やかな朝の、掃除にかかったとこからこれかいとおもって、片付けはまた次回かかることにしようかななどとも考えたのですが、 見ちゃったからには見て見ぬふりもできまいと覚悟を決めて やっぱ片付けよう、冬なんだし、死体だろうしと、思いながら 近寄ってみると・・・あ、なんだ、サツマゴキブリじゃん♪ と、ひと安心。そう、5年ほどまえから宮崎県の海岸部でも見かけはじめた[こちら]、ふだんは屋内ではなく野外を生活の場としているサツマゴキブリでありました。 きっと なにかのひょうしに室内に迷い込んで、まずは水分補給できなくなって、そのごの厳冬で こときれたにちがいなし。 まして冬期は 室内パトロール隊長のアシタカグモも[こちら]冬眠中だろうし。と、そのように思えました。 で。 手で触るのは憚れたので、新聞紙をつかってモップの背にのせ、屋外へ排出。めでたしめでたし。としたのですが、ここでやはり小さな不安が。そこでモップに乗ったサツマちゃんに ・・・室内で生活・繁殖してるわけじゃないよね、ね?と 問うてみましたが、もちろん返事はかえらず。。うーむ。 → アシタカとともに室内パトロールもときどきはしてくれ る こちら、神棚の百足さまもこうなるとはやく目覚め て欲しい。 テニスのオーストラリアオープンでの ティーム選手。 地元のキリオス選手との対戦時にコートに落ちてきた 虫を 手で触らずに苦労して虫をラケットに捕まらせ て排除してたのですがその気持ちよーくわかりました。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
Feb 16, 2021
まるでゴキブリ駆除マシーン。次回分関連で、過去分の再掲載です。↓『まるでゴキブリ駆除マシーン。』手水鉢を占拠していた、ちいさなアシタカグモ。あれほど小さかった個体も、夏を越して すっかりたくましくなりました。そのたくましい顎と強力な牙の犠牲となったもの、それが こちら。のののののなんだか判別しがたい、もともとの形/原形をとどめていないもの。この物体の正体は、なんとコガネムシ。昨晩アシタグモに捉えられたのは・・・金属のような光沢の・あの硬い装甲を持つコガネムシ だったのです。捕まえられた直後の映像が こちら ↓のののののの なんとも運の悪いコガネムシですよね。街頭の光に誘われて飛来してきたのはいいのですが、運悪くゴキブリの通り道で・じっと待ち伏せしていたアシタカグモ の守備範囲に入ってしまった。その結果が、上の状態となったわけです。四肢[8本足ではありますが/笑]を広げると、ほぼ大人の手の平の大きさと同じくらいに成長したアシタカグモ。[今回のようにときどきはコガネムシやカナブンなども捕食しながら]この夏もしっかりとゴキブリを駆除してくれたようです。感謝。。 ゴキブリ駆除用に、アシタカを養殖して売り出したら 売れないものかしらん/笑。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」つづけて もうひとつ。『育ち過ぎかな、小さかったアシタカ。』昨年の冬。座敷の神棚のお花のしたを定位置とし居住いを正して静かにしていた小さなアシタカ。あれから9ケ月ほど立った現在、気が向いた時にときおり定位置に表れる彼女は大きくなりすぎるほどに巨大化しました。本日も、部屋の電灯めがけて侵入してきた5センチほどのキリギリスに飛びかかったかと思うとのののの 身体も固く・脚力もあるはずの キリギリスをのののの 一瞬のうちに捕獲してしまいました。ということで今回は、夏を越していっきに大きくなった神棚部屋のアシタカクモの近況でした。・・・彼女のおかげか、この部屋ではこの夏もゴキブリに遭遇することは ありませんでしたね、そういえば。 あいかわらず控え目な態度の彼女ではあるのですけれど、いま では動くときに ガサゴソ・ガサゴソという音がたつのは、これ はまあ しかたのないことなのでしょうね。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Feb 16, 2021
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