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SDGs。牛丼よりむしろ生姜焼き定食で。5月にご紹介した回の文章中[こちらこちら]で・・・余談ですが、「牛丼一杯を生産するのにも風呂おけ10杯分の、2トン超の真水が必要になる」ともいわれている貴重な水をつかって生産した農産物を大量に輸出している国々の水資源の将来のほうがむしろ心配になっちゃいましたね。カリフォルニアとかオーストラリアとか干ばつと山火事は日常茶飯事になってきているじゃないですが、それでも食料/水の化け物を輸出する根性って、普通じゃない気がしませんか?と書いたのですが、この文にあるように、農生産物・畜産物を育てるために必要となる水の量は、いわゆる仮想水という考え方で推定できます。 この仮想水という概念は、ロンドン大学東洋アフリカ学科名誉教授のアンソニー・アラン氏がはじめて紹介した概念であり、いまや「牛丼一杯を生産するのに・・・」という語句を検索しさえすればとてもとてもたくさんのサイトやブログがでてきます[こちら]。むしろ たくさん出てきすぎて辟易してしまうほどに/笑。そしてじつはたいへんなことであるはずの世界の水問題が、読めば読むほど、ぁあそんなものなんだなぁ・・と、 まるでふつうのこと、まるでヒトごと、まるで別の世界や別の惑星のはなしのように思えてきたりもします[慣れてきちゃうんでしょうね]。これは 由々しきこと。一般の消費者に意識をもってもらうために生み出されたフレーズが流行り過ぎたことが理由で、そのインパクトを失ってしまうとは、本末転倒ではありませんか。そこで。ここは 牛丼だけにはまかせとけない。 そう、ハンバーガーはもとより、うどん、ラーメン、スパゲッティーに オレンジジュース、コーヒーやビール、そして生姜焼き定食やハンバーグランチなどの助力助太刀が、いまや必要な時代・事態となったのです。。ということで、こちら。こちらが いろいろなメニュー/食べ物をつくる時に必要な仮想水の量が明示されている、ある意味マニアックな笑 サイトになります。 さあ とりあえずは、これで安心。「牛丼一杯で必要な・・」と言いかけただけで「2トンでしょ。」なんて答えるヒト対策として、「牛丼一杯で必要な水は2トンなのですがぁ、では生姜焼き 定食では どのくらいの水が使用されているのでしょう?」という具合に使用して、仮想水という概念を初めて知ったときのあのインパクトを、好きな食べ物/メニューを利用することで、ぜひに とりもどしてやりましょう。そうでもしないと。・・・ある日、いつもどおりに蛇口をひねっても水量がまるで足りなくなったり、そのうちまったく出なくなって、あわててスマホでニュースを検索する・・・なんて日が、決してこないとはいいきれない時代なのですものね、実際は。 もういちだんマニアックな仮想水計算機/こちら。 便利というか、すごいですよね~。。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
Oct 15, 2021
227人という命の重み。1年間だけで227人。これは2020年の1年のあいだに世界で殺害された自然保護活動家の犠牲者の数なのだそうです。1週間になおすと4人以上が死亡したとする、この衝撃的な人数を 発表したのは 国際NGO「グローバル・ウィットネス(Global Witness)」となります。おもえば・・1988年に暗殺されたブラジルの環境保護活動家シコ・メンデスを追悼した歌である♪ハウ・メニー・ピープルをポール・マッカートニーが発表して今年で33年もたちますが、そのような環境破壊のもたらす暗黒面の世界の社会状況はいまだに終わらないというか、むしろますます悪化している といったほうがよいのかもしれません。ちなみに「昨年の犠牲者227人のうちの71%は森林保護に取り組んでいた人々で、他は河川や沿岸地域、海洋で活動していた人だった。犠牲者の3分の1を、世界人口のわずか5%に相当する先住民が占めた」「この犠牲者の約4分の3は中南米で確認された」と、前述の国際NGOグローバル・ウィットネスは発表していますが・・・ もともとゴム樹液採取者であったがゴムノキの生える熱帯雨林を伐採し牛の牧草地へ変えようとする大土地所有者や 牧畜業者に対して反対活動をおこなっていた結果として暗殺されることとなったシコ・メンデスのようなケースも、今回の227人のなかでは多々あるものと推察されます。これを裏付けるものとして2020年はじめから2021年現在にわたって報道されているブラジルの先住民による政府への抗議デモを伝えるニュース[こちら]などは、そのような危機的な現地の空気を伝えてくれているものだなと、わたくし納得・合点させられた次第です。併せて・・・気候危機の元凶といえば、はじめに化石燃料の過度な使用が頭に思い浮かぶのですが、その原因となるものはもちろんそれだけではおさまるものではなく、現在のグローバルな肉食中心の農業の生産と消費の方法にもあるのだな、とくに今回の南米発のニュースに接して再確認させられました。ということで今回は、工業的な畜産活動の問題は牛のゲップなのである・・・みたいなはなしだけが先進国では横行している 傾向がまかり通っている風潮も見受けられるなかで、 まずそのゲップのはなしの前にそもそも熱帯雨林を焼き払ったり伐採したりして、その牧場という生産場所がつくられているという現実があるのだよというおはなしの紹介でした。 そうはいわれても、お肉は美味しいのでベジタ リアンになるのは とても無理という あなた。 サー・マッカートニーは、ミートフリーマンデイ も提唱もされてますよ。ポールファンのあなたな らきっとできるということで、ページはこちら。「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
Sep 14, 2021
SDGs。日本について考える。このままの状況がつづいていくと今の世界の持続は不可能になる。もう地球は耐えられない、だから本格的で根本的な変革を地球上のひとりひとりがおこしていこう・・・ということで国連で2015年に採択されたSDGs。このSDGsを達成するための目標は、開かれた場所で女性や子ども、先住民や労働者にNGOや民間企業等多くの人や団体が議論に加わって作り上げたもの。国連や各国政府そして企業が勝手に決めたものではないという性質のものであるのです。いち例をあげれば 途上国の人々が劣悪な環境下や低賃金で働かされることで、先進国の人たちが利益を得たりするといった不公平の是正も大切な課題のひとつとされています。だからこそ地球上の一人ひとりが当事者であり、誰ひとり取り残さないというコンセプトが掲げられてもいるというわけですね。そんなSDGsに関連するはなしとして 当ブログの2009年7月に挙げたわが日本国についての回があります。世界のエネルギーや食料を、金にあかして無秩序ともいえるかたちで輸入してきている日本ではありますが、その為に失われたものもおおきかったというおはなしですが、よろしかったらご参考に。→ 水の汚れに関する回はこちら。 ↓『昔話で日本をかんがえる/2009年7月分』昔話のおきまりですね、山へ行くおじいさんと、川へいくおばあさん。そうです、昔は山と川でいろいろなものが手にはいったのです。食料や肥料に燃料、それに工芸品の材料など生活に必要なものはほとんど山や川で手にはいったのです。桃太郎を少し説明してみましょう。たとえば、おじいさんのおこなう「柴かり」。これは芝生をかることではありません。このおはなしのなかの柴とは、小枝や木のこと。おじいさんは、料理をしたりお風呂をわかしたりするときにつかう燃料を山にとりにいっていたのです。そしておじいさんはいろいろな木を植えた「雑木林」や材木用の山をつくり、そこから炭の原木や、紙の材料となる木、家の材料となる木などを手にいれていたにちがいありません。おばあさんもそう。川の水は洗濯だけではなく飲み水や料理をするときにつかえましたし、川の流れは粉をひく水車の動力や、さらには交通手段としても使用されたのです。それだけではありません。「かぐや姫」のおじいさんは竹山をつくり、世話して、その竹山から取れる竹で、おはしやカゴやザルなどといった竹でできた道具をつくっていました。そうそう、もちろん春にはおいしいタケノコももちろんたべていたことでしょう。このように、ひとびとの生活を支えてきた山や川のある場所は、里山(さとやま)とよばれ大事に管理されてきました。そして、その里山につながったひとびとの暮らす場所や田畑を、われわれ日本人は里地〔さとち〕と、よんできたのです。ヒトの作った里地と里山には、畑や水田やしっ地、ため池、草地、落葉広葉樹林などのさまざまな場所が作られ、そのさまざまな場所にはそれぞれの場所に住むたくさんの動物や植物がヒトとともに生活していました。カチカチ山のウサギやタヌキ、サルカニ合戦にでてくるサルやカニ、そしてそのほかのむかしばなしにでてくるたくさんの生き物たちです。そこには美しい森と清らかな水の流れがありました。牛や馬といった家畜も、田畑を耕す労働力として、家族同様に里人に大事にかわれていたものでした。そんな里山が変わり始めたのは昭和40年代になってから。まずは 燃料の主役が石油やプロパンガスに変わってきました。新しい燃料は、炭焼きのような苦労をしないで得られるため、町はもちろん、里地や里山にまでふきゅうするようになったのです。たくさん外国から輸入される木材で住宅を作るヒトがふえ、山にうえられていたスギやヒノキも売れなくなりました。プラスチックやビニールの普及で、わら製品や竹製品も売れなくなります。里人も、農業のかたわら輸入されたエサを使い・たくさんの家畜を狭い場所で飼うようになっていきます。作物に施すために落ち葉や野草でつくられていたたい肥も、いっぱいでる家畜のフンにおきかえられました。季節を問わずに外国から輸入される豊富な食料のため、里山でつくられていた農作物は半分以上も売れなくなってしまいました。たくさんの家畜のフン尿や外国から輸入される食料ののこりの残渣処理のために日本の土は次第に肥えていきました。そのために川は汚れ、川では炊事はおろか洗濯までできなくなっていったのです。こうして里山は人々から見捨てられ、作られなくなった田畑がふえていきました。山々の木々が伸び放題になり、人々が次第に里山に近づかなくなってしまいました。里山にはたくさんのいたはずのいろいろな種類の動物や植物も、生活の場を失っていつのまにかいなくなります。五穀豊穣(作物が豊かに実ること)を祝うお祭りや、ご神木である木にまつわるお祭りをとおして、長く里山をみまもってきた鎮守の森の神様もきっとさみしくおもわれていることでしょう。さて、里山と里地は死んでしまったのでしょうか。一度失われた里山と里地は復活することはかなわないのでしょうか。いえ、希望はあります。少しずつ暮らしを変えていけばきっと里山と里地、そして美しい森と清らかな水の流れはよみがえることでしょう。そこでは昔話で登場してきたたくさんのいろいろな種類の動物や植物もたちも、里人といっしょにきっと笑顔で生きていけるはずです。
Jun 18, 2021
SDGsの6。水を汚すものの種類について考える。SDGs/Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の六番目、「安全な水とトイレを世界中に」の目標関連として、これまで当ブログでご紹介してきたいわゆる現場目線での水についてのあれこれをひとくくりのカテゴリーにしてご紹介していくシリーズの5回目、今回は農業による汚濁の回です。よろしかったら。 ↓『2014年/水を汚すものの種類について考える。』水の汚れには、無機汚濁(化学物質による汚濁)と有機汚濁(家庭や工場、農地などからの排水に含まれる有機物による汚濁)があります。このうち有機物汚濁の原因となるものを具体的に説明しますと、食物の残飯や排泄物などを含んだ生活排水や 動植物由来のものなどがこれにあたります。 生活排水はまだしも動植物の汚染源などがそんなにあるものなのだろうか・・・と思われる方もおおいとおもわれますのでたとえば農業生産の分野を例にとって説明しますと、まずは ナタネ粕や綿実粕、米ヌカなどが植物質の肥料[遺骸ともいえます]が これにあたります。そして動物質では 骨粉や皮革粉、血粉や鳥の羽、魚粕などの肥料が動物質の遺骸などがこれにあたります。そしてもうひとつ、家畜由来のふん尿やこのふん尿から作られたきゅう肥・たい肥 などがあります。 これらの有機物汚濁は、適切な処理をおこなったあとで適量を施すのなら問題にはなりません。 問題となりやすいのは、 生や生に近い状態で使用する 場合です。問題となりやすいのは、 量を考えずに大量に施用する 場合です。 多量に施された生の有機物が水域に流入した場合に、水環境へ多大な影響をもたらすことが問題となるのです。 そのような有機物の水環境への悪影響については ● 腐敗することで悪臭を放つ ● ヘドロとして蓄積される ● 微生物に分解される時に水中の酸素がなくなっしまう ● 結果として魚類などの水中で暮す生き物が棲めなくなることなどが挙げられます。ちなみに水の汚れの指標に「BOD」というものがあって、このBODの値が大きいと汚れた川といううことになるのですが、きれいな川にすむイワナやヤマメといった魚はBODが2mg/L以下、アユやサケは3mg/L以下、汚れに強いと言われているコイやフナでも5mg/L以上は適さない とされています。水環境への悪影響が続いていけば、生育環境は悪化し最終的にその水域に住む生物の住環境は破壊されていくというわけですね。 というわけで今回は 水の汚濁を農業の面から、そしてとくに有機汚濁の面からみてみたのですが・・・「無機汚濁にとらわれすぎるあまり、まちがった有機の使用や施肥を推し進めていくものだとすれば、それは確実に生物の多様性を危うくしてしまいますよ、というおはなしでした。なんといっても、水の汚染はいずれはわれわれヒトにも影響してきます。みじかなところで たとえば現代の井戸水など問題ありあり、あすは我が身的な、そんなはなしにもつながってまいりますから。 生物を利用した水環境の判断方法について 「水生生物調査」「植物観察」「野鳥観察」など生き物を利用 した調査がありますが、たとえば「水生生物調査」では水環境 の悪化とともに「まずは生物相が単純化し、そのつぎに水質に 合った特殊な生物の個体数だけが増加していく」ことが知られ ています。ちなみに環境省の資料による底生動物の指標生物を 取り上げると次のような生物の変化がおこっていきますよ。 カワゲラ→ウルマシマトビゲラ→エルモンヒラタカゲロウ→ コガタシマトビケラ→力ワニナ→スジエビ→ヒメタニシ→シマ イシビル→ミズムシ→モノアラガイ→オオユスリカ→イトミミ ズ→サカマキガイ→チョウバエ と、こんな具合。→ こちら。 もちろんカワゲラが多いほど有機汚濁が少なく、チョウバエや ユスリカにイトミミズが多いほど有機汚濁が多いものと判断し ます。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
Jun 11, 2021
SDGsの6。日本もまた水不足に?SDGsの6である安全な水の努力目標の4・・・2030年までに全セクターにおいて水利用の効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる・・というものがあります。この努力目標をみて、ぁあ水不足に悩む国もあるのだなぁ・・などという感想を持つと同時に、日本は水にめぐまれていてよかったなぁど思われる方も多いかと思いますが、農業現場や地方などでは たびたび干ばつや大干ばつがおこっていることも往々にしてある。今回はそんなケースについてのご紹介です。その1『カッパの王国を襲った大干ばつ』その2『日増しに からっぼになっていくダムの水』その3『極端な多雨・少雨が増えている日本。』その4『日本の水に関する内訳』その5『自衛隊にも襲いかかった“渇水危機”』という具合に、宮崎県から九州、日本の水というふうな、水についての当ブログの関係の回の2011年前後の干ばつ時の回の再掲載となります。「牛丼一杯を生産するのにも 風呂おけ10杯分、量でいえば2トン超の真水が必要になる」ともいわれているのが農業生産の世界・・・そんな現実を認識しながら、よろしかったら ご参考に。↓その1『2010年/カッパの王国を襲った大干ばつ』宮崎はカッパの王国といわれるほどに、県内には複数の大小の河川がくまなく流れ、水に恵まれた土地柄なのですけれど、そんな宮崎に、昨年から水不足の傾向が顕著になってきています。3月下旬から早期水稲の田植がはじまった宮崎県では、深刻な水不足に悩まされています。宮崎地方気象台によると県内は今年に入って少雨傾向にあり、宮崎市の3月の降水量は32ミリで、平年の180ミリを大幅に下回っている。4月も降水量の少ない状態が続く見通しを発表しています。 4月1日の地方紙はそのような渇水の状況を次のように伝えていました。 『宮崎県内で水不足の影響が出始めている。昨年夏からの少雨 が今年に入っても続いているためで「これまでにない深刻さ」(県河川課)。ダムからの緊急放流や農業用水の取水制限など でしのいでいるが、一部自治体で稲作などへの影響が出始め ており、まとまった雨が降らなければ上水道への影響も懸念 される。』 と、いうもの。 田植後の干上がった田と、水不足の状況を伝える新聞記事 そのような状態を受けて、宮崎県の河野俊嗣知事は7日、少雨のため一ツ瀬ダム(西都市)と渡川ダム(美郷町)の有効貯水率がゼロとなり、枯渇したことを発表、他のダムも枯渇が懸念されるとして、農工業用水の大口利用者や流域自治体などに節水を呼び掛けます。 その後4日8日。気象台の予報では、『県内全域でまとまった雨が降る』との予報であったにもかかわらず、残念なことに結果は少雨に。この少雨を受けて県河川課は『県の管理13ダムのにおいて、ダムへの降水量は1月は4%、2月は42%、3月は16パーセントでしかなかった』 『県内のダム46カ所のうち、枯渇した一ツ瀬と渡川のほか別の4カ所も放流量を調整。今後も雨が降らなければ1-2週間で最低水位を下回り貯水率がゼロとなる見通し』と、いう深刻な水の状態を報告するに至りました。 ・・・この時期のこの渇水は誰しも記憶にないところ。宮崎の農家の間では50年、いや60年以上も実施されたことのない“雨乞い”の儀式の話が取りざたされるようにまでなっています。天候というもは皮肉なもの、昨年のいまごろは多雨による日照不足がつづいていたのですから、自然というものは、つくづく予測のつきにくいものだと 実感せずにはおられません。さてそこで。農業の現場で生産に携わっている身としては、このような日本の雨の偏りの傾向は、今後も継続していくものと考えていったほうがよいかもしれません。その2『2010年 日増しにからっぼになっていくダムの水』ダム湖沿いの道を走りながらの森林浴を楽しんでいると、このような緑に満ちた光景が目に入ります。 しかし↑今年の5月の風景は、例年とは大きく違いました。 それは喫水線の位置・・・ダム湖の水の量が甚だしく少かったのです。 いつもの年であれば、木々の緑の下は ほどなく水面。ダム湖のいま見えている崖、白く見える部分は 例年なら湖水に沈んでいる部分となります。 建設当時に『西日本最大のダム』といわれた一ツ瀬ダムのダム湖の、本年の貯水量が こういった惨状なのですから、今回の東九州における水不足がいかに激しいものであったかが わかろうというものです。 ご参考までに、もうひとつのダムの風景がこちら ↓ 。 上の写真は、ここ一ツ瀬ダムよりも北、大分県にある北川ダムに関する5月21日付けの新聞記事です。このように50年ぶりとも形容された大干ばつによって、東九州各地のダムでは、史上はじめての低水放流を実施しなければならないほどの貯水率の減少 という事態に見舞われているのです。 ・・・一般的な国民の認識として、“日本は水に恵まれている”というものがありますが、この認識はそろそろ改められてしかるべきなのではないのかと、そう思えてなりません。 その3『極端な多雨・少雨が増えている日本。』 日本の農業生産にとって大事な水の問題を考える場合に まず第一に挙げなければならないこと、それは日本の降水量の変化についてです。 気象庁の全国の51地点での継続した調査や国立環境研究所の調査で、とくに西日本を中心にしたほとんどの地点で年降水量の変動が大きくなっていることが報告されています。つまり極端な多雨そして少雨の年が増えている。 →気象庁の異常気象リスクマップは こちら 。 → 注.2021年現在版は こちら。そうなんです、 「水がほしいのに、降らない」「水が過剰なのに、まだ降る」 こういった気象/降水量の変化は、作物の生長に応じて水を継続して必要とする農業生産にとって、きわめて不都合な話しとなってくるのです。 渇水の話しをつづけますと、たとえば 「露地もの」の葉もの野菜を大面積で栽培する場合に、50日を越す渇水に見舞われたとしたら農作物の成長不良や枯死などの被害が発生します。それでもまだ生産できればよい方で、これ以上に水の絶対量が不足した場合は ・・収穫がゼロになってしまうという壊滅的な打撃を受けることになる。 現実におこったこのような干ばつ/渇水の例としては、1978年から1979年にかけて起こった福岡渇水が語り草になっいますが、この場合には 5月から翌年3月まで続いたといいいますから、生産に携わる身としては 想像しただけでもぞっとしてしまいますよ。 そんな被害ですが、渇水による農業被害の金額がはっきり出ている例としては、1994年夏に起きた全国的な渇水で、特に被害が大きかったといわれる四国の松山市を中心とする当時の5市14町4村のケースがあります。7月はじめから10月下旬までつづいた干ばつよってもたらされた農水産業被害は、70億円を超したといわれています。 またこういった水不足/干ばつは、たとえば給水設備のととなっていないことの多い大面積の露地野菜栽培の場合、生産にかかわる費用の増大が経営にのしかかることになります。作物が枯れないように人手と経費をつかって かん水作業をおこなうわけですが、この1994年の渇水の際には、生産することに対して平年の約3倍もの費用が必要になったとされております。こうなってくると収穫できたとしても往々にして採算はとれないなんてことになってしまうのですから、これはこれで生産者としはやりきれない話だとおもってしまいます。。 まあしかし考えてみればです。 農業生産に多少でも回せる水があるならまだまし・たとえばもっと長い、2ケ月越える渇水が起こったとすれば、水の節約のため水道用水が減圧給水や時間断水される事態もはじまってくる。。そうなると工場の操業短縮や停止といった被害が発生するでしょうし、家庭生活において食事の用意ができない、水洗トイレが使えないなどの大きな影響が及ぶことになる。 ここまでの非常事態に陥れば、野菜の生産やとくに水を必要とするイネ栽培を行う農業には回せる水がないといった処置がとられることになるのでしょうね。農業するものにとっては辛いはなしでありますけれど。 その4『日本の水に関する内訳』 「日本の農業は世界への農産物輸出を大量に増やせる」という説があります。その説の裏づけになっているのが、「日本は水資源に恵まれているから」ということらしいのです。そこで水の日の本日8月1日。本当に日本が水資源に恵まれているのかを検証してみることにいたしましょう。わが国の年間の降水量は、平均で約六千四百億立方メートルです。そのうち約36パーセントは蒸発し、残りの約四千一百億立方メートルが利用可能な水の量で、実際に使われている水の量は2006年の取水量ベースでそのうちの八百三十一億立方メートル〔ここですでに降水量の12パーセント〕となっています。 このような統計をみると、使用されていない水が多いように思えてしまいますが、それらの水の一部は地下へ、そしてそのほかの大部分の水は海へ流出していきます〔日本は山国であり、その急峻な地形が影響しているためによけいに〕。 さて実際に使用されている 八百三十一億立方メートルの水の内訳です。 用途別の使用状況〔2006年〕では、農業用水が使用される水全体の66パーセントにあたる約五百四十七億立方メートル、生活用水が19パーセントにあたる約百五十七億立方メートル、工業用水が15パーセントにあたる約百二十六億立方メートルとなります。 こうみてくると農業生産のために必要な水の量が、いかに大量に必要であるかがわかる数字ではありませんか。そしてここでかんがえなければならないこと、それは現在の日本は、もちろん時給率が3割程度の食料輸入国であるということです。そう、時給できていない7割の食料を輸入している国であればこそ、この約五百四十七億立方メートルの農業用水だけで事足りている・・・そういった厳然たるという現実がある。そこを忘れてはなりません。そこで結論ですが、 日本には大量に輸出するための農産物を生産する水資源はない・・・これが農業の生産現場にいるものとしての意見です。 ちなみに輸入されるものの生産に必要とされる水の量についてもお知らせしておきましょう。いったいどれくらいの外国の水が使用されているのか。国土交通省の資料によれば・・・コメ・麦・豆・肉類に綿製品などだけでも約四百四十億立方メートルになるといわれています。 [主な輸入品の生産に必要な水量] そう、繰り返しになりますが、日本に水がありそうに思えるのは7割にも及ぶ海外からの食料のおかげ、もしその輸入が途絶えることになってしまったとしたら 日本には農産物を自給できるほどの水資源はない・・・ のです。[水利組合などの弱体化などのマイナス要因もあることですし→こちら]残念ながら日本の水の将来は非常に脆弱な状況であるといわざるを得ないというのが実情だとおもいます。実際に本年の九州の水稲作の植え付け時期には、大渇水が現実の問題となりました。 必要なときに降らず、不必要なときに大降りするもの・・・それが 雨。 その5『自衛隊にも襲いかかった“渇水危機”』水の日の8月1日から、「日本は水資源に恵まれているわけではない」という現実を、現場の話をお使ってお届けしたのですが、そんな折・・・こんどは東京・硫黄島の水不足が深刻化しており、『自衛隊は一部の隊員を引き揚げさせ、訓練も制限している。』というニュースも発表されました。 ニュースは こちら です。 シリーズでお知らせしてきたこのブログの水不足に関する関連の回はいじょうです。いわずとしれたことですが、日本は島国、その日本という島が硫黄島のようにならないことを祈りながら、水を大事につかっていきたいとおもいます。余談ですが、「牛丼一杯を生産するのにも風呂おけ10杯分の、2トン超の真水が必要になる」ともいわれている貴重な水をつかって生産した農産物を大量に輸出している国々の水資源の将来のほうがむしろ心配になっちゃいましたね。カリフォルニアとかオーストラリアとか干ばつと山火事は日常茶飯事になってきているじゃないですが、それでも食料/水の化け物を輸出する根性って、普通じゃない気がしませんか?
May 28, 2021
SDGsの6「安全な水」について、その3。政治家なら いまやみんなつけている・・・みたいな バッジで有名になった感のある SDGs(エス・ディー・ジーズ)。これこれ このピンバッジ → そんな SDGs/Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の 六番目、「安全な水とトイレを世界中に」の目標関連として、これまで当ブログでご紹介してきたいわゆる現場目線での水についてのあれこれをひとくくりのカテゴリーにしてご紹介していくシリーズの3回目[2回目はこちら]。 今回は 6.6 山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼を含む水に関する生態系の保護・回復を行う。についての参考記事となります。日本でいちばん栽培されている作物であろう イネと水田の栽培方法に関する記事となりますが わかりやすくするために関連記事2本ぶんとなりましたが、よろしかったらご参考に。 ↓『2013年5月分/ イネつくりといえば みすみはんさくさん。』 田植えから約60日が経過するころ、この時期は身体づくりにおわれていたイネの生長が、 実をつくる生長に切り変わっていく時期となるんですよ。→ 田植してひと月後の話しは こちら。〔4月1日前後に田植したイネでは〕そんな季節のはじまりです。この時期に、“ためっぱなし”であることも多かった水田の水を、いちど抜いてしっかり田を干します。これを田んぼづくりでは「中干し」といいます。このような水を落とす管理をするのには、もちろん次のような理由があります。 ■ 土中の有機物の分解に伴い発生する硫化水素やメタンガス を抜く ■ 遅れて発生しようとする、イネの生長〔分けつ〕をおさえる ■ 田の表面を硬くしていくことで、来るべきイネ刈りをやりやすくなる ■ 溝切りなどおこなえば除草効果も期待できるといったところ。そうそう田んぼが見られる環境にお住まいで田を見る機会がある・・・といわれる方は、就農希望者でなくとも、ぜひぜひ田んぼの水のあるなしを観察されてください。面白いものですよ。あ、そして タイトルの “みすみはんさく” さんです。 三角半作さん? 水見範作さん?じつはこの方、日本のイネつくりコンクールで長年にわたって優勝してこられた方なんです・・・なんていったら信用していただけるかもしれませんが〔無理か/笑〕、ほんとはイネつくりに関する格言です。正確には 「水見半作」となります。これは水の管理は稲つくりの半分を占めるほど大切な作業であるという意味なんですね。。頼りになるんですよね、みずみはんさく/笑。ということで今回はイネ作りにおいての土の栄養状態や病害虫のことばかり、あるいは大型機械での大規模農業が注目されがちな日本のイネつくりですが、じつはイネつくりには 田んぼという生育環境をコントロールするための〔ある意味ローテクともいえる〕水管理技術も必要不可欠です・・・ということのおはなしでした。『2013年5月分/ 生き物にもやさしい“溝切り”。 』 タズリさまにて草をとられ、土中のメタンガスや硫化ガスをだされた田は大きく育ってきます。そして充分に育ったところで「中干し 」で、イネに気合を入れたその後の管理です。 そんな田んぼに関する作業で、最後の仕上げの作業があります。それが 「溝切り」 です。 これは 田の中に 5~10m間隔に深さ約10~15センチ・幅約20センチの溝を掘ること 、なんですよ。ののののの タズリさまと同じで、いまはエンジン付きがありとても楽となりましたが・・・そうですね、今年もやってみたのですが、田の中の周囲と、田の中に3本の溝を掘って、10アール当たりでだいたい小一時間というところ。思案するよりもやってみれば早いものだなといったところ。 機械は こんなかんじ ですが、最近はトンネルを掘るような仕事をするものもあるんですねぇ。 さてそれで「そんな溝を田の中に掘ることで、いったいどんなメリットがあるというのだろう・・なんておもいますでしょう?けれど、これがもうまったく・たいしたものなんです。 中干しで水を抜きたいときにはこの溝を使ってササッと排水、逆に田が乾きすぎてそうそうに水を入れたいときは、この溝を伝ってスムーズに水がはいる という、排水と給水をスムーズにおこなえるという、それはもう感激もの・・・というすばらしい技術なんです。 そしてこの技術には、もうひとつ、とても感心するところがあるんです。 なんだとおもわれます? それは、田の水が干されるときに威力を発揮しますよ。水の出し入れのために掘ったはずの、その溝が、水田で暮らしているメダカやオタマジャクシなどなどの田に生きる水棲生物のための〔用水路への〕避難路になる。。ののの というわけなんです。ということで今回は「中干しというイネつくりの技術に付属している溝切りという作業」は、田に棲む生き物に対するやさしさを持っていますよ・・というおはなしでした。 中干しの時期の。田のライムグリーン色のなかにたたずむ のは、凄く気持ちがいいんです。そう、これすなわちアマ ガエル気分/笑。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
May 13, 2021
SDGsの6「安全な水」について、その2。飛ぶ鳥を落とす勢いというか、泣く子も黙るというか、黄門さまの印籠というか、最近 巷で見ない日は無いといった趣となっているSDGs(エス・ディー・ジーズ)。このバッジ/文様で 有名ですよね → そんな SDGs/Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の 六番目、「安全な水とトイレを世界中に」の目標関連として、これまで当ブログでご紹介してきたいわゆる現場目線での水についてのあれこれをひとくくりのカテゴリーにしてご紹介していくシリーズの2回目[1回目はこちら]。 今回は 6.b 水と衛生の管理向上における地域コミュニティの支援・強化についての参考記事となります。よろしかったら。 ↓『2011年12月分/ 春の小川は用水路。』 なにげなく見過ごしてしまいがちなのですが、冬の時期に枯れていた田畑地帯にある小川が春になると流れていることに気づかれたことはありませんか。じつはこれ、自然な小川ではなく農家の手によって人為的に流されている用排水路の場合が多いんですよ。農家を主体にした水利組合の管理のもと、計画的にながされている農業用水なんです。 田の水を管理する水利組合は、農業生産を行う上で欠かせない用排水施設の整備・管理や農地の整備いわゆる土地改良を目的として設立された農家の人たちの組織です。この土地改良区は全国に約7,000・関係する農家は約300万人・関係する農地は約300万haといわれています。 そんな日本の農業用用排水路の総延長は なんと 約22万km! この距離は、ほぼ地球5.5周にも達っするのだそうです。現場にいるわたくしなども、この話しを聞いたときにはさすがにびっくりしました。いや、すごいものですね。そんな、網の目のように張り巡らされた日本の用排水路についてのおはなしです。 田植えに先立つ2ケ月前、水稲農家の苗づくりと並行してこなわれるのが、集落ごと・水の流れる系統ごとの用水路の清掃です。イネの栽培がおわってからおよそ半年、繁茂した草や、その後の増水などで埋まった土砂などが用水路から除去されます。もちろん投げ込まれたゴミの処理も、当然あります。。 この用水路清掃には、その水利を利用する方たちが参加するわけですが、かなりな時間と労力がかかります。自分の経験では、ひとつの水利系統で半日くらいの出役となります。 規模を拡大したり・高齢化の農家の農地を借りたりして田畑を耕作する方は、この共同清掃に何らかの形での参加が義務付けされますので、これがなかなかに大変。耕作規模が大きくなるほど、水路を多く利用するほど、出役は増えるわけですから、その負担も大きくなっていくわけです。これもまた、日本の耕地面積の土地集積が行なわれにくい大きな原因 の ひとつにあげられますね。 余談ですが・・・農外から農業に進出しようとする企業や、現場を知らない農業評論家の方には、農業を行うに当たってどうしても必要となる、このような作業に関する認識が欠けているようにおもえてなりません。そうそう、新規就農された方などは、こういった就農前には分からな かった地域の共同作業の多さに驚かれる場合も・・・多々あるんですよね。したがって農家の絶対数が減ると・・・水害はまちがいなく増加する・・わたくしはそうみています〔経営効率を重視する“先進的農家”が、管理を喜んで肩代わりしてくれるとは思えない気がするものですから〕。といったことで今回は 農家が主体となった水利組合が日本の農業用用排水路を管理しているというお話のご紹介でした。 用排水路にかんする身近な例といえば、たとえば火事など が発生した場合に、その火事の鎮火用の水を 水利組合が その網目のように張り巡らされた用排水路を駆使して水を 回して提供した・・なんて話も けっこうあります。すご いなぁと感心せずにはおられません。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
May 7, 2021
SDGsの6「安全な水」について、その1。小泉さんとか あべさんとかを代表として 飛ぶ鳥を落とす勢いというか、泣く子も黙るというか、黄門さまの印籠というか、最近 巷で見ない日は無いといった趣となっているSDGs(エス・ディー・ジーズ)。ほとんどの政治家の皆様の胸元を飾っている、あのバッジの存在を知らないという方 は、いまや ほとんどいないのではないでしょうか。いわずもがなですが、このバッジの意味するSDGsとは 2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標でとなり、それぞれにつぎのような図とともに解説がつけられていますよ。そんな SDGs/Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の 六番目、「安全な水とトイレを世界中に」の目標関連として、これまで当ブログでご紹介してきたいわゆる 現場目線での水についてのあれこれをひとくくりのカテゴリーにしてご紹介していくことにいたします。順不同にはなりますが、ご参考までによろしかったら。▼ SDGsの6「安全な水」について↓の参考として6.6みたいな話。『2013年9月分/生き物から“水”のありがたさを教わる』 どのような生きものが住んでいるかで、水環境は判断できるのをご存知ですか。知られている一般的な判断基準は、つぎのようになります。 ● きれいな水 ・・・カワゲラ・ブユ・サワガニ ● 少しきたない水 ・ゲンジボタル・スジエビ・イシマキガイ・カワニナ ● きたない水 ・・・ミズカマキリ・タイコウチ・タニシ・ヒル ● 大変きたない水 ・セスジユスリカ・アメリカザリガニ・サカマキガイ このような水の生物相は、水環境とともに順次変化していきます。たとえば 水のよごれが増加していくと カワゲラ→ウルマシマトビゲラ→エルモンヒラタカゲロウ→コガタ シマトビケラ→力ワニナ→スジエビ→ヒメタニシ→シマイシビル→ ミズムシ→モノアラガイ→オオユスリカ→イトミミズ→サカマキガイ →チョウバエというふうにすんでいる生き物の種類は変わっていきます。しかしこれとは反対に、水の汚れが減少していくとすれば チョウバエ→サカマキガイ→イトミミズ→オオユスリカ→モノアラガイ →ミズムシ→シマイシビル→ヒメタニシ→スジエビ→力ワニナ→コガタ シマトビケラ→エルモンヒラタカゲロウ→ウルマシマトビゲラという具合にその水に棲む生き物の種類は、変化していきます。いじょう、そこに住む生き物から“水”の清らかさを教わるという話でしたが、じつにありがたいことでもあると思うんですよ、なんといってもわれわれの飲料に使う水とも密接に関係している話でありますからね、生き物と水のはなしというのは。 もうひとつ。水がきれいであれば生物の種類が多いのですが、 汚れていけばその水域に棲んでいる生き物の種類が減少して いきます。そういう生物生育分布の単純化を表した言葉として 『そういった場所では 赤い虫、白い鳥、黄色い花ばかり』と いったはなしもあります。 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
May 6, 2021
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