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2024年09月17日
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カテゴリ: 読んだ本



教科書ではフランス革命は市民革命として習ったので、新興のブルジョア階級が革命を主導したような印象があるのだが、実際には貧窮した農民や下層民の暴動から始まり、革命後は王権の権威の源泉となっていた宗教を否定するなど、性格的には後年の社会主義革命に近いものだったのかもしれない。
もっともこの小説は革命そのものを描いたものではなく、革命を背景に男女の愛を描いたものである。以前の日記にも書いたとおり、大衆文学と純文学の境界はよくわからず、ディケンズは文豪とよばれているので、作品は純文学かもしれない。ただ文学として登場人物の心理を考えた場合、恋のために自己犠牲を選ぶ主人公が人生をあきらめている理由がいまいちよくわからない。たしかに、病気や不品行をにおわせる記述はあるのだが、読んでいてあまり想像がつかない。小説が発表された当時の社会では共通のイメージがあったのかもしれないが、このあたりは具体的に書かず、影のある人物くらいにする方がかえってよかったのだろう。
おそらく作者は物語の最後から構想をねったものと思われ、最初からいたるところに伏線がちりばめあっれている。筋を追うだけで手いっぱいだった初読に比べると、再読は伏線を踏まえて読む別の面白さがある。





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最終更新日  2024年09月17日 21時03分48秒
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