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2024.05.17
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「毎日更新」読レポ第2076

カール・ロジャーズ

~カウセリングの原点~

著:諸富祥彦
発行:㈱KADOKWA

第6章 1955年ロジャーズとジャンドリン

 TAE(thinkig (ティンキング:考え)at the edge(エーッジ:角)(3/4)

 私たちは、この社会や 人生で重要な問題に直面した時に、自分の何か大切なことまで言葉にならない仕方で知っているとわかることがある 。それは語られたがってはいるけども、それについて「語りうる言葉が、まだ存在していない」。たとえば、 「ある重要なことを自分はつかんでおり、それがまだ誰にも言っていないことである」と漠然と感じていることがある 。誰かと話をしたり、そのテーマについて書籍や論文を読んでいても、その分野ですでに用いられている言葉では「自分の暗黙のうちに知っていること(IU)には、適合しない」と感じることがある。自分のユニークな体験とそこにおける「暗黙の理解(IU)」を言葉にして説明しようとしても、既存のコンセプトではうまくいかないことに気づくのだ。
一般に人がものを書いたり、学問をしたりしようとする一つの動機はここにあるのであるのではないだろうか。自分の中に「語られたがっているもの」がある でも、それで「語る言葉」がない それを探すために、学問をするのではないだろうか

 しかし 学問をするうちに多くの人は、自分の中の言葉にならない「語られたがっているもの(IU)」から離れてしまい、既成のターム(意味や使い方)でそれを語ってしまう まだ私が正しくわかっていないからだ、正しい言葉を使わなくては、と思って、既存のタームに(意味や使い方)なじみ切ってしまう 。その時、IUは死ぬのである。既存の網の中に埋没してしまう。 何ために学問をしているか、実感としてわからなくなり、学問から離れてしまう人が多いのは、こうして「正しいことを、正しい言葉で言わなくては」と既存のターム(意味や使い方)に習熱しようとしているうちに、自分の中のIU、「語られたがっているもの」から離れてしまうことに一因があるのではないか そんな時役立つのが、ロジャーズの深い傾聴によって、自分の内側の内臓感覚的体験に立ち戻ることであり、フォーカシングやTAEである

と著者は述べています。

 ここでは、「人生で重要な問題に直面した時に、自分の何か大切なことまで言葉にならない仕方で知っているとわかることがあるが、重要なことを自分はつかんでおり、それがまだ誰にも言っていないことである」と漠然と感じて、学問をするが、自分の中の言葉にならない「語られたがっているもの(IU)」から離れてしまい、既成のターム(意味や使い方)でそれを語ってしまう。まだ私が正しくわかっていないからだ、正しい言葉を使わなくては、と思って、既存のターム(意味や使い方)になじみ切ってしまう。多いの人は、こうして「正しいことを、正しい言葉で言わなくては」と既存のターム(意味や使い方)に習熱しようとしているうちに、自分の中のIU、「語られたがっているもの」から離れてしまうと述べたいます。
 確かに、既存のターム(意味や使い方)でなければと、既存に縛られて、本当の自分のなかなか言葉にならない漠然した気持ちを言葉から離れしまうこことが、既存のターム(意味や使い方)でなければとの正しさの思い込みで多くの人は、本当の自分の語りたい気持ちから離れしまっている。正しい意味や使い方などに縛られていては、自分の気持ちを表現できないのです。既存のターム(意味や使い方)を手放して、自分の中の自分と深く対話を傾聴することだとおもう。既存のターム(意味や使い方)は、時代によって変化してくるのですから、既存のターム(意味や使い方)を手放すことです。





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Last updated  2024.05.17 18:34:49
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