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2023.12.06
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カテゴリ: 観照
=== 2023.11.18 ===
南の空
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
東方向の空
9時30分頃に 撮りました。いずれの方向も白鼠から銀鼠に跨がる色合いを呈する雲に覆われています。曇り空から始まる一日。

東方向の空
南の空
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
ところが、 15時過ぎに 空を眺めると、なんと、 どの方向も青空!  快晴に変化していました。

南の空
17時過ぎに 撮りました。再び空は朝と同様の色合いの雲に覆われています。
​南西方向の空​
西方向の空
頭上の空
                     雲の形は異なります。
東方向の空
稜線の上空は、横雲が層をなす形になっていました。

曇り、晴れ、後に再びくもりという一日。

=== 2023.11.19 ===
南の空
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
8時40分近くに 撮りました。南から西、並びに頭上の空は、快晴状態で青空が広がっています。
東方向の空
稜線の上には白い雲が浮かび、その他は雲という感じを受けません。太陽の光の受け方で空全体が白鼠色に見えるのでしょうか。平板な一色の空という印象です。

東方向の空
15時25分過ぎに 眺めると、稜線上空には青空を背景に、白雲が浮かんでいます。
南の空
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
他の方向の空もまた、わずかに白雲が漂っている他は青空が広がっています。いい天気!

南の空
   16時50分頃に 撮りました。日暮れ時に目にずる空の色です。
    太陽の光が没することで色を失いつつあるということでしょうか。

空には月 。ズームアップして撮りました。
南西方向の空

南西寄りの遠くの空に浮かぶ雲に夕映え が見られました。
西方向の空
頭上の空
東方向の空
稜線間近には、雲が漂っています。
体感的には未だ晩秋の晴れた一日でした。



さて、雲がたりを続けます。
真民さんの詩集「念珠集」からの続きです。
                  (参照『坂村眞民全詩集 第四巻』大東出版社)
北海道を訪れた真民さんは、湖名を題にして4つの詩を載せています。
その 最初の詩の題が「屈斜路湖」 です。短い詩。引用します。

 一点の雲もなく
 光り静まる
 屈斜路湖(クッシャロコ)
 北海道に来て
 最初に接した
 私の憧れの湖よ p152

「阿寒湖」と題する8行の詩 にも雲が詠み込まれています。

 急に雲が出
 雨となり
 荒い波が声をあげる p152

あと二つの詩は「摩周湖」と「支笏湖」です。

「あかねの雲」と題する詩 。タイトルに雲が出てくる8行の詩です。
茜さんは真民さんご夫妻にとり、早世童女です。いくつもの詩が詠まれています。

 真美子・妻・わたし三人で
 初詣でをする
 あかねの雲から茜が
 お父さん・お母さん・真美子ちゃん
 おめでとうと言う
 いつも遠くから無事を祈ってくれる茜よ
 ありがとう・ありがとうとわたしは答える
 元旦夜明けのタンポポの道 p161

「午後」と題する詩 の末尾に雲が出てきます。

 ひとり
 雲のゆききを
 見ている午後 p166

「朝のひととき」と題する詩 。この詩は、陶芸家山本教行さんから初窯の茶碗を頂き、その茶碗で茶を飲むことを詠んだ詩です。次の一節に出てきます。

 わたしは銘を「曙」としたが
 紫雲棚引く
 大ぶりな茶碗が実によい p168

「暁天祈願」と題する詩 の第2節に出て来ます。真民さんの日常の一コマ。第2節引用。

 一片の雲もない空に
 光り輝く満天の星々
 こんな日はわたしの祈りも
 一直線に天までとどくようだ
 ああ今日も生かされて生きるという
 喜びで合掌する p169

その次の詩の題が「雲」 です。独り死んでいった人の野辺の送りを詠んだ詩。
第1節の冒頭に、「 それは心を持っているような/ 雲であった 」と冒頭に雲が詠まれ、4行の第3節にさらに詠み込まれます。

 光る雲よ
 この人を迎えに来たのか
 衆生無辺誓願度に生きた人のあかしを
 わたしはその雲に見る思いがした p169

「第14番目の碑に」と題する詩 の半ばに出てきます。

 お経が終わろうとするころ
 パラパラと浄めの雨が降り
 石を浄め
 人の心を浄め
 雲は去っていった
 それがわたしを感動させた p196

この碑は、 「念ずれば花ひらく」 という、真民さんがお母さんから引き継がれた真言を刻んだ碑を意味します。今では全国各地にこの碑が建立されています。

余談ですが、ネット検索してみて得た一つの情報です。真民さんの詩の愛読者により、海外を含めて全国に建立された 真民詩碑は、平成16年(2004)2月1日現在で688基 に達しているそうです。 (資料1)



雲の変化に戻ります。

=== 2023.11.20 ===
南の空
9時20分頃に 撮りました。雲がかなり出ていますが、青空が広がるいい天気です。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
東方向の空
南、西、頭上のどの方向も久々にダイナミックさを感じさせる雲の姿が見え、それに呼応するかのように、稜線上空全体も大きなどっしりした雲で覆われています。少し青空が垣間見えるくらいです。

東方向の空
17時5分過ぎに 撮りました。稜線上空は横雲が層をなしています。
南の空
銀鼠よりも濃いめの雲が張り出しています。

  雲に隠れていた月が、しばらくして、しばしの間姿を現しました。
  ハンディなデジカメで、ほぼ最大のズームアップにして撮った写真です。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
晴れのち夕刻よりくもりという一日でした。

つづく

参照資料
1) ​ 真民誌碑 ​   :「日本ワイドクロス株式会社」


補遺
坂村真民記念館 ​  ホームページ
  ​ 坂村真民について
屈斜路湖 ​   :ウィキペディア
阿寒湖 ​    :ウィキペディア
摩周湖 ​    :ウィキペディア
支笏湖 ​    :ウィキペデキア
山本教行 プロフィール ​  :「HMV & BOOKS」
山本教行『暮らしを手づくりする 鳥取・岩井窯のうつわと日々』 ​ :「en-shouten」

  ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)


こちらもご覧いただけるとうれしいです。
    ​ ベランダから見た雲の変化と雲がたり 掲載記事一覧表






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Last updated  2023.12.06 17:55:29
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