On the Sunny side 誰にでも居場所がある

On the Sunny side 誰にでも居場所がある

2007/05/26
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カテゴリ: 障害者と働く
 作業所を始めてから5人の聴覚障害者がきて、一人を除いて辞めました。
続かない原因を絞ってみると、私の以外に手話がある。
手話が使えるわけではないのではっきりとはしないが(聴覚障害者の団体へ問い合わせたが判然としない)、手話には「てにおは」が無い。

 したがって正確な作業指示ができない、当然精度を求められるさぎょうがむつかしい。
学校で何をしてた という問題ではなく学校では雇用側の要望に関係の無いところで授業が進んでいる。

 就学と就労の開きがは障害者と雇用主がモロにうける、これから逃れたければ障害者の雇用を避けるほか無い、雇用しても支援と呼ばれる声援しか受けられず、うまく行かなければ、理解の無い雇用主と処断される。水戸黄門なら雇用主=越後屋であろう。

 障害者に人権があるように雇用主にも人権がある。雇用主の人権など粗大ごみ以下であるらしい。



聴覚障害者の話だ、就業中の手話を禁じた

約20cm四方のダンボールを用意し、指示は全て文章語でそれに書き、作業完了報告のとき本人が別に与えた用紙に文章語で報告を書いて2つを戻す手順にした。

 恐ろしいことが分かった、手話は全国共通でもなく就学年齢や学校によって違うということ。
でも話はなんとか通じるらしい、何とか、何とか、なんとーか
 でも手話の使えない聴覚障害者もいるらしい。

   バベルの塔だねしょんぼり

 5人とも口語でダンボールに書く、本人たちが聞いたこともない口語で、存在すら知らない文章語などもってのほか。 暗号よりも始末が悪い、まったく読めない。

 魔女が口述し文章語に変換し、書かせたものを添削する作業を仕事中に始めた。

 座って学習することが苦痛にになり、作業をさせてもらえない、いじめられていると保護者になきつく。 
保護者は子供の味方、結局退所。

 残ったKさんは文章語で書けるよう努力継続中。 最近、疎遠であった親戚から、Kさんの手紙がついたと電話があった。はじめて読める手紙で在ったとの事。


 希望を持って、職場で仲間を作って、と教えるより先に。 

        宮城谷さんの小編に「沈黙の王」がある。






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Last updated  2007/05/26 02:02:56 PM
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