On the Sunny side 誰にでも居場所がある

On the Sunny side 誰にでも居場所がある

2007/07/22
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カテゴリ: 障害者と働く
I君

ありがちな”法螺”ではなく手元も作業ぶりも本人の申告どおりです。
健常者に比べると作業速度は遅いかもしれませんが、それを補って余りある精度の高さを持っていました。

その工場が社長の死とともに閉鎖され、彼の7年に及ぶ自宅待機が始まりました。
作業所に行くことは新たな出費を意味し、就職はハローワークでの求職活動で成果は無く、就労支援を受ける最初の窓口を見つけることは、母子家庭の母親にとっては探すことなど考えもしませんでした。

彼がここに来たのはM君のお母さんが、M君と買い物に行ったとき時々見かけるI君親子に思い切って話しかけ、お互い少し時間のあるときの立ち話だけだったそうですが、同じ障害者の親としての知り合いだったそうです。

ある日、立ち話の最中、多動のM君が急にI君に「うちきて」と叫んだそうです。M君の母親は自分の家と思ったらしいのですがよく聞いたら、ここのことだったらしい。

その夜( どうしてこの人 は夜なのか分らない)豚に電話がはいり、見学に来てそして働いている。


I君とその母親に感謝されていることは間違いないだろうが、仲間が欲しかったのか。

「Mは褒めて欲しくてしたわけじゃないんじゃない、自分ひとりの世界ではなくなってきたのか、自信がついたのかもね、人間の世界じゃ友情っていうのよね」 by魔女 





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Last updated  2007/07/22 08:32:08 AM コメント(3) | コメントを書く
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