ビジネス便利屋兼ライター 永嶋信晴のブログ

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2006年11月05日
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 巷では3連休ですね~。

 ところで突然ですが、なぞなぞです。

 休日になると、増えるものってなんでしょう。

 …って、何の脈絡もない出だしですが。

 それは、おにーさんやおねーたんだったら、遊びに行って使う出費? 普段お疲れのおとーさんは、睡眠時間? 

 休日になると、朝からゴロゴロテレビばかり見ているおとーさんに対するおかーさんのストレスだったりして。

 オイラの場合、一番増えるのが、送られてくる迷惑メールの量ですよ。

 ちなみに、今朝パソコンでメールチェックしたら、トータル125通。



 最近増えているのが、英語のメール。

 英語で送られても読めないっす。

 送られてきた迷惑メールに対して、プロバイダの受信拒否機能の設定をしていたのですが、あっという間に許容量がオーバーしてしまいました。

 迷惑メールのアドレスが、1000通分設定できるそうなのですが…。

 まさに焼け石に水状態。

 仕方ないので、一度送られてきた迷惑メールは、そのまま削除済みアイテムのフォルダに入るように設定しています。

 でも、今朝のような状況っす。

 ま、消すのはさほど苦労はないのですが…。

 迷惑メールをたまに読むと、敵を褒めるわけではないのですが、なかなかの労作もある。

 とくに女性を騙って、切々と魅力的な内容を綴った文面には、ついふらふらとアクセスしてしまいそうになったりして。

 その後すぐ、万年布団の敷かれた六畳一間のアパートで、むさい男がパソコンのキーボードにしこしこ文章を打ち込んでいる姿がフラッシュバック。



 人生最後の瞬間に、むさい男のイメージを抱いたまま果てるのだけは勘弁して欲しいと考える今日この頃です。


 …ということで、またしても強引な前ふりでしたが、今日は「脳の病気シリーズ」です。

 この「脳の病気シリーズ」。

 ほぼ月一回のペースで、お送りしています。



 今日が始めての方、この記事に興味のある方は、先に前回、前々回の記事をお読みいただければ幸いです。

2005-07-12 脳卒中はどんな病気か。医師と女子高生の会話から

2005-08-07 脳出血はどんな病気か。医師と女子高生の会話から

2005-09-04 クモ膜下出血はどんな病気か。医師と女子高生の会話から

2005-10-02 脳こうそくはどんな病気か。医師と女子高生の会話から

2005-11-03 脳塞栓はどんな病気か。医師と女子高生の会話から

2005-12-05 脳卒中の前ぶれと一過性脳虚血発作について。医師と女子高生の会話から

2006-01-08 症状から見た脳卒中の危険信号について。医師と女子高生の会話から

2006-02-05 脳卒中を起こす原因って何? 医師と女子高生の会話から

2006-03-05 脳卒中を起こす原因って何?2 医師と女子高生の会話から

2006-04-09 脳卒中で倒れたときの応急処置。 医師と女子高生の会話から

2006-04-13 脳卒中で倒れたときの応急処置2。医師と女子高生の会話から

2006-05-08 脳卒中の検査・診断ってどんなことするの? 医師と女子高生の会話から

2006-06-07 脳卒中で病院へ運ばれたとき、どのように検査治療するの? 医師と女子高生の会話から

2006-07-09 脳卒中で、病院へ運ばれたときの検査・診断の流れ 医師と女子高生の会話から

2006-08-13 脳こうそくの診断の強い味方って、何? 医師と女子高生の会話から

2006-09-03 脳こうそくの診断は首も診るって、ホント? 医師と女子高生の会話から

2006-10-01 脳出血の治療って、どんなことするの? 医師と女子高生の会話から


 今日はその続きです。

 登場人物は、脳外科のベテラン医師と現役女子高生のAYAちゃん(松戸あや)の二人。

 AYAちゃんは、おじいさんが脳神経外科病院へ入院したことで、毎日お見舞いに通ってくる元気な女子高生。

 将来、看護師になることを夢見て、おじいさんの担当医師から脳卒中のことを勉強しているという設定でしたね。


 前回、「脳出血の治療法」について勉強したAYAちゃん。

 今日は、「脳出血の手術って、どんなことするの?」が話題になります。

 それでは…。

< 脳出血の手術って、どんなことするの? >


● AYAちゃん「なるほどねぇ。じゃ、手術したほうがいい脳出血ってどんな場合なんですか?」


 たとえば出血が多くて命が危険になった場合やこのままだと重大な後遺症がおきそうな場合は、手術して血のかたまりを取ったほうがいい。早く血のかたまりを取り除くと、その周りの脳組織が息を吹き返すんだ。

 これらの場合は、とにかく迅速な判断が要求される。ちょっとのためらいが取り返しのつかないことになったりするからね。


● AYAちゃん「脳細胞から、感謝状が来ますよ」


 類焼しそうなまわりの脳組織が、言語中枢といって言葉を作って発送する工場だったり、手足を動かすモーターの指令所だったりした場合は、とくに急がなければいけないね。

 時間が経ちすぎると、患者さんの回復が遅れたり、後遺症が出て不自由な生活を強いられたりすることがあるから。ちょうど消防士の出動が遅れると大火災になってしまう場合と似ているね。


● AYAちゃん「ずっと前の北海道の石油タンクの火災みたいに、手がつけられないこともありますか?」


 もちろん出血がひどくて、脳細胞のほとんどがやられてしまって手術できないケースもある。しかし今は検査機器や医療技術の進歩で、昔では手がつけられなかった状態の患者さんも救命できるようになったんだ。


● AYAちゃん「検査機器というとCTやMRIですね」


 そう。それから手術の面では、マイクロサージャリーという手術用顕微鏡の発明が大きい。これがなかった時代は、一部の脳外科の大家が神技とも言える手技で手術していたんだ。


● AYAちゃん「ブラックジャックみたい」


 でも手元は暗いし、目は疲れるし、脳外科手術は本当に危険で難しい手術だったんだ。でもこの手術用顕微鏡が発明されてからは、ある程度経験の積んだ脳外科医なら安全にかつ容易に手術が進められるようになったと言えるね。


● AYAちゃん「ふーん。手術している部分を大きく拡大して見られるようになったというだけで?」


 そうだよ。患部を約20~30倍に拡大するんだ。しかも小さな患部や細い血管を明るく照らし出すことができるんだよ。それまで肉眼で、しかも影ができやすい環境で手術していたころから比べれば格段の進歩だよね。現在の脳外科手術は、ほとんど危険のない手術と言っていいんじゃないかな。


● AYAちゃん「そうか。針の穴が20倍に拡大できたら誰でもかんたんに糸を通すことができますもんね。じゃあ、それを使ってどんなふうに手術するんですか?」


 脳出血でできた血腫という血のかたまりを取り除く手術を説明しようか。この手術を難しい言葉で『血腫除去術』と言うんだけどね。

 方法としては、全身麻酔で頭蓋骨に直径5センチくらいの穴を開ける。次に前に説明した脳を包む3つの膜に切り込みを入れて脳にできた血のかたまりを露出させる。それから吸引機を使って血のかたまりを吸い出してやるんだ。


● AYAちゃん「脳出血って、もともと脳や液体で満員の頭の中へ、また血のかたまりができてぎゅうぎゅうのすし詰め状態になっているんですよね。余分な血のかたまりを取ってあげたら。脳もほっとして感謝するだろうなあ」


 手術ですぐ血のかたまりを取ってあげると症状が安定してリハビリも早く始めることができるんだ。症状が軽いときは内科療法でもいいけど、症状が悪くなりそうだったらすぐ手術をすることが肝心だね。

ためらっている間に症状が悪化して重大な後遺症に苦しむこともよくあるから。


● AYAちゃん「でも、頭に直径5センチの穴を開けるのは、誰でも躊躇しますよ。できればもうちょっと小さい穴だと助かるんだけどな」


 そうだろうね。だから最近では、血のかたまりがそれほど大きくないときは、直径1センチほどの小さい穴を開けるだけでできる手術もあるんだ。


● AYAちゃん「うーん。それなら手術への抵抗も少なくてすみますね。具体的にはどうやって手術するんですか?」


 CTで血がたまっているところの位置を確認しながら頭に小さい穴を開け、そこへ細い管を挿入して血のかたまりを吸収するんだ。


● AYAちゃん「なるほど、あらかじめ血のかたまりのある位置を狙って、頭に針を刺すんですね。これなら頭に大きな穴を開けなくてもいいわけだ」


 そう。局所麻酔でもできるので、患者さんの体の負担も少ないね。


(1ヵ月後に続く)





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最終更新日  2006年11月05日 14時39分19秒 コメント(9) | コメントを書く


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