と言うのは半ば冗談であるが、表題の通り、ソニー・スティット(Sonny Stitt)のアルト演奏が37分48秒にわたって繰り広げられるというのが、本盤『37ミニッツ・アンド・48セカンズ(37 Minutes and 48 seconds with Sonny Stitt)』。作った当時はレコードというフォーマットが将来変わるとは思わなかったろうからやむを得ないのだろうけれど、CD化されたら収録時間が微妙にずれてしまった(もはや苦笑するしかない)。結果、筆者の手持ちにあるCDの収録時間は39分2秒。やはり安直な表題は止めておくべきだったというべきか…(笑)。