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コメントのお返事を書こうとして、普段は気にして見たことのないアクセスカウンターを見て、引きました。66666・・・。ダミアンの何倍の数字でしょう?あ、ダミアンって「オーメン」という映画に出てくる悪魔の申し子なんですけどね。野良犬のようなジャッカルがお父様という変わった経歴の持主でした。あの時は結構流行ったんですよね、この手の映画。「サスペリア」とか「エクソシスト」とか。「エクソシスト」はビギニングというやつまで追っていましたが、最新のエミリー・ローズはさすがに見るのをやめました。ちょっと古いですよね・・・。ま、日本人には6は関係ないですから、例え100個並んでも怖がる必要もないですね。今日はずっと気になっていることを。欧米社会ではファーストネームで呼び合うことが多いですが、日本では幼稚園を卒業してからは名字が主。日本語で人を呼ぶときにつかう「~さん」って、ほんとに便利だなと思います。丁寧語、尊敬語、謙譲語とシチュエーションによって細かく言葉の使い方が変わる日本語にあって、この「~さん」は性別、年齢、その他すべての枠を取り払って使える珍しい言葉。名字であろうが、下の名前であろうが普通に使えますし。この言葉を使い慣れてきた日本人に取って、欧米の人を何の敬称もなしに「呼び捨て」にするっていうのにちょっと抵抗がある人がいるというのも理解できます。でもファーストネームにムッシューやマダムやマドモアゼルを付けるのって、実際のところどうなんでしょう?例えばファーストネームがリチャールという人を、ムッシュー・リシャールと呼んだり、フランソワーズという名前の人を、マドモワゼル・フランソワーズと呼んでみたりすることなんですが。この話題を出すのは、実は身近な日本人でファーストネームにこうやって敬称をつける人がいるからなのです。これがもう気になって気になって。もう在フランス歴がかなり長い方だから、私よりももちろんこちらの生活のことをよく知っておられるはずなのですが、どうもこれだけは疑問に思ってしまうのです。これはありなのか?と。フランス人でこういう呼び方してる人をいまだかつて聞いたことがないんですよね・・・。ただ、唯一その例を見つけました。それは例の「マリー・アントワネット」の本の中で。ルイ16世の妹さん。ベルばらにも少しだけ登場しますが、彼女はマリー・アントワネットと一緒に投獄されます。その後、マリー・アントワネットは一人だけコンシェルジュリーに移されるのですが、それまでは一緒。この彼女、エリザベスという名前なのですが、Madame Elisabethとして登場します。常にファーストネームに「マダム」付き。さらにアントワネットの娘である王女なんて、文中ではMadameという呼び方しかされていませんでした。まあ王族の人だから名字もないのだろうし、だからといって呼び捨てというわけにもね・・・。辞書で調べるとMadameは、《古》 《上流社会の婦人の敬称》 奥方; 《王の弟の妃の敬称》 奥方, 妃殿下という意味だそうです。上記エリザベスは王の弟の妃ではなくて、王の実妹、アントワネットの娘は確かベルばらでは内親王殿下だったと思うのですが。要は、王の弟の妃に限らず王族の女性には年齢に関わらずMadameという呼び方なのかもですね。・・・と辞書には昔の呼び方として上記が載っていたわけですが、現代で普通に敬称として使われる「マダム」にはちゃんと、《姓の前につけて》という注意書きがありました。やっぱりファーストネームにマダムはおかしいのかも。しかし、ついでにムッシューの方も調べてみました。すると・・・。《冠詞なしで》 (a) _氏, _さん〔様〕 《男性に対する敬称; 名・称号・職名の前, または呼びかけとして用いる》とあり、姓とは限定せず名としかありません。ということは、ムッシュー・リシャールはOKなんでしょうか?例文もありました。《姓でなく名前につけて》 Bonsoir, Monsieur Jean. 《話》 今晩は, ジャン(様)けれど、《多くは召使いなどが主人の子供に対して》なんだそうです・・・。あとマダムと同じように王弟殿下の敬称としても使われるとか。最後にマドモワゼルは、《姓の前につけて》の注意書きがありました。王族に関しては《王の弟の長女の敬称》 なのだそう。やっぱり雰囲気的にファーストネームに敬称はつけないみたいですね・・・。これはフランス語に限らず欧米の他の言語でも似たような感じじゃないかと思うんですが、実際どうなんでしょう?以上、すべてクラウン仏和辞典を参照させていただきました。クリックよろしくお願いします!→ も(さぼり気味ながら)開館中!
Apr 7, 2006
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最近どうもシャワーの水の流れが悪いなと思っていたので、昨日管の中にたまった髪の毛や石けんかすなどを溶かすという液体を買って試してみました。こういう薬を使うのってちょっと抵抗あったのですが、説明を読むと、プラスチック、金属製その他いかなる管も傷めないと書いてあったので信用して。使用後、洗い流してみると水の通りもいい感じだったので、安心して就寝。そして今朝。シャワーを浴びると、水が足元になみなみと溜まっていく・・・。前からちょっとこんな感じだったので、昨日の薬は効かなかったのか・・・くらいで思っていたらとんでもない!水は溜まっていく一方で、とうとう浸水寸前。これじゃ薬を使う前よりひどい!!!慌ててシャワーから出て洗面器で水を汲み出しました。大量の水が残っているからかえって流れにくいかもなんて思ったりもしましたが、水を汲み出していっても一向に流れる気配なし・・・。もう真っ青。配管工を呼ぶっていっても今日来てくれるかどうか・・・。さらに知った配管工なんていないので、頼んでもいったいいくらかかるのか・・・。朝イチからあちこち電話して、誰かいい配管工を知らないか尋ねまわりました。結局、皆一度はこんなことを経験しているものの、配管工情報は得られず。しかしいろんなアイデアがもらえました。1.熱湯を流してみる2.針金のハンガーを潰して、管に突っ込んでみる3.ゴムのパフパフを使ってみる。 管が詰まったのなんて、これまで経験がなかったのでこれらのどれ一つ自分では考えつきませんでした。ただネックは、口の部分がプラスチックのフタのようなもので塞がっているということ。これ、これまで5年間開けたこともなければ、開けようと思ったことすらありませんでした。昨日は薬剤を入れるに当たり、開けられないものかと思って回して開けようとしてみましたが、ダメでした。ところが友人があれは開けられるはずと言うので、ふと思ってひっぱってみると・・・カパッととれました。言葉では説明できないのですが、こんな感じです↓一番左が、排水溝の口を上から見たところ。これを外すと2つのパーツがでてきます。左のパーツの中は空洞になっていて、これを受ける形で右の容器があります。ここを流れる水の動きは下の通り。いったん下に降りた水がポケット状の容器の中に入り、これがあふれて横に通っているパイプに流れる仕組みです(わかりづらいですが)。友人によると、髪の毛などがポケット状の容器の中に落ちて、パイプの中に入るのを防ぐそうです。で、私は昨日、このフタは外れないと思っていたので、このポケットの中に薬剤を入れたことになるのです・・・。あんまり意味はなかったどころか、ポケットの中のものをヘタに溶かしてパイプに流してしまったのかもしれません。ちゃんと百円均一で売っている髪の毛キャッチャーを使っていたのですが、髪の毛だけでなく石けんかすなんかもたくさん溜まっていたのでしょうね・・・。まず1の熱湯を試しましたが、若干効き目はあったものの、やっぱりダメ。2のハンガー技も引っかかってくるものはなく・・・。ついにパフパフを買いに外に出ました。パフパフって見たのは多分小学校の時以来。いつか自分が買う日が来るとは思ってもみませんでした。そしてその威力に驚き。ボコボコっていう水音が聞こえ、溜まっていた水はさーっと流れていきました。パフパフ、ちょっと楽しすぎ。ときどきやろうかなと思ったりしています。とにかく、一件落着。ホッとしたと同時にドッと疲れました。クリックよろしくお願いします!→
Aug 26, 2005
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昨日の日記にお祝いの言葉をたくさんありがとうございました。おかげさまでブログランキングの方も今さっき確認したら42位に上がってました。ほんとにうれしい限り。ちっ、こんなことならもっと前からブログランキングの宣伝しておけばよかった・・・なんてちょっと思ったりもして(笑)。まあでもこういうのって一度気にしだすと気になって仕方がなくなりそうだし、上がった!って喜びすぎると今度は順位が少しでも下がるとこれまた気になりそうだしね。ですからあんまりガンガン応援しないでください(笑)(まあそう言ってもたぶん同じ日に何回もクリックしても反映されないでしょうから、ガンガン応援・・・って返って難しいですね)。私もボチボチとこれまで通り自然体で参りますので。さ、今日はちょっと前からやっぱり書いておかねばと思ってそのままになっていた話題を・・・。なんだ今頃・・・と思う方もいるかもしれません、その方には前もってごめんなさい。これは何でしょう?実はちょっと古い話になりましたが、この日記でまだその後をご紹介してなかったのメトロ1番線、CHAMPS-ELYSEES CLEMENCEAU(シャンゼリゼ・クレマンソー)のホームの新しいベンチなんです。この駅のホームが焼けたようになっているとご紹介したのは去年の10月(当時の日記はこちら)。よく見ると昔のポスターが貼ってあったりしてとてもお洒落。これは本格的な改装前の一時的な意匠なのか、それともこれからずっとこんな感じなのか・・・。そう思いつつ月日は流れていきました。で、先日ふとこの駅のホームに降り立つことがあって見たらずいぶん変わってました。焼け跡みたいな感じだった頃に比べてずいぶん明るいです。上のベンチ、この形ははじめて見ました。ちょっと宇宙っぽい感じもしますよね。他の駅のベンチは例えばこんな感じ。駅によって色が違いますが形はだいたい一緒かな。あ、背もたれがないっていうのもありますね。あと写真はありませんが立ち座り・・・というか立ちながらちょっと腰を置ける感じの背の高い椅子なんかも存在します。写真のベンチ、隣との間が開いているでしょう。これは駅に滞在するホームレスの人がいくつものベンチを使って寝転ばないようにということらしいです(ほんとかどうかは知りませんが)。この角度からみると新型のシャンゼリゼ・クレマンソーのベンチも寝転ぶことは無理そうですね。数年前からこうしてあちらこちらの駅が工事で2~3ヶ月閉鎖ということがよくあります。うちの駅も3年前に工事がありました。改装と言ってもマイナー駅ですから結局タイルが張り変わっただけ・・・って感じでしたが、新しい白いタイルのおかげでとっても明るい雰囲気になりました。メトロの駅はやっぱり明るいほうが気分的にいいですよね。いつも応援ありがとうございます。今日の日記、面白かったなと思ったら、一発クリックよろしくお願いします!→ も開館中! パリの日常の風景の写真を展示しています。
Aug 12, 2006
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今日はまた例のおっさんに会わねばならない日。先週早めに行って隣に座られてまたいろいろ話しかけられたので、今日はちょっと遅めに行ってみました。反面、先週ちょっと私に疎ましがられてるのがわかったかな?と思うこともあったし、もしかしたら今日は隣に来ないかも・・・という期待もあったんですが・・・。いました。私のいつもの席の隣に。しかも、私の左隣は友人の定席、右はかばん置きにしていたのに、そのかばん置きの場所にがっしり座っているではないか!いつもはかばんのお陰で隣と言っても1つおきの隣だったのに、今日はよけいにひどい!さらに私が席に近づいた途端、「お、日いづる国の人が日が暮れるころにおいでなさった」みたいなこれまた涙もんのくだらないギャグの洗礼・・・。その他もなんだかんだ日本に絡んだネタを言ってましたが、この最初の言葉にガツンとやられてあとは聞いてません・・・。こうして3時間この席に耐え、ようやく帰りの時間に、おっさんが一言。「ここ、扉の近くで寒いから来週からもうちょっと奥に座るわ」。自分が勝手に我々の隣に来てるんだし、いちいち断る必要もないんですけどね。我々にも一緒に来いと遠まわしに言ってたのだろうか。私は「ああそれはよかった」と言いそうになるのを抑えたため、無言。友達もどういう理由だか返事しませんでした。後でぼそっと「自分が付いてきてるくせに」とは言ってましたが。ああ、いよいよ来週はおっさんとお別れできるのだろうか・・・。さて、ここからが今日の本題です。おっさんの話題でお腹一杯になった方はここでおしまいにしてくださいね。なんかちょっと長くなってしまったので。以前日記に近頃スーパーではお客さんが自分で野菜や果物を量るというシステムがなくなりつつあると書いたことがありますが、うちの近所のスーパーにはいまだに売り場に量りがあって、選んだ果物を量りに乗せては該当する果物のボタンを押して、ピーッと出てきた値段のシールを自分で貼った上でレジに持ち込むというのが続いています。知らないスーパーでは、野菜や果物を自分で計量しなければならないか否かを調べるのは非常に重要なポイントです。どこのスーパーでも自分で量るのではなくレジで量ってくれるとばかり思って売り場の量りを見過ごし、いざレジで自分の番が来たときに「値段が貼られていない」となると、ちょっとした騒ぎになるからです。別に騒ぐほどのこともないのですが、その場の雰囲気は「ちょっとした騒ぎ」という言葉がぴったりな感じになります。レジの人の気分によっては「いい加減にしろよー」みたいな態度を取られ、後ろに並ぶ人々の白い目を感じながら果物売り場にこそこそ戻ってピーッとシールを出して貼るのはなんだか惨めなもんです。それに量りだっていつも空いているとは限りません。そういうときに限って、おばあさんが「えーっと・・・レモンはどこだったかいな、レモンは・・・」と30個くらいはあるボタンのなかからレモンのボタンを探してたりなんかしたりするのです。それもレモンだけでは終わらず、次から次へと野菜や果物がカゴから出てくる・・・。そしてやっと自分の番になったと思ったら、今度は自分が買おうとしているニンジンのボタンがどこにあるかわからない・・・。まあそれほど悪いことをしたわけではないのだし堂々とやってればいいのですが、こうしてまたこそこそとレジに並んでいる人になるべく気付かれないようにしながら戻ってくるわけです。それでも背中からビシビシと白い目光線を感じてつらいの何の。・・・とは昔の私。レジではもっとモタモタしてる人がいるんだし(レジでトロい例はこちらをどうぞ)、シール貼ってなかったくらいのことへの対処ならほんの数分もあれば解決できるのだし、こんなことくらい大した事はない。それにたとえ何時間かかろうと、「今は私の番」なのだから私が何をしようが私の勝手である。というのが、フランスに来てから私が憶えたこと。例えば郵便局で、例えば電車の切符売り場で、時間が掛かりすぎるだの何時間待たせるのだとブツブツ文句を言っていた人が、いざ自分の番になると余計なことまでべらべらと質問して人一倍時間をとる。え~、ちょっとあんた!と裏切られた気分になりますが、これまで何度こういう現場を目撃してきたことか。自分の番は最大限に利用する。まあスーパーのレジくらいじゃ大して利用もできませんが、郵便局とか電車の切符売り場の場合、今後のために聞いておこうということがあれば「今日は人がたくさん待っているし次回にしよう」なんて思いやりを持ったが最後、また次回も長蛇の列を並ばなければならなくなるのですから、やっぱりここは人が待っているというプレッシャーに負けずにがんばるべきなのです。昨日の晩、閉店間際の近所のスーパーでレジに並んでたところ、「レモンに貼ってあるこの値札は読み取れない」とレジ係からクレームが来ました。なんでも2つある量りのうちの1つはちゃんとシール印刷が出来ないのだそうだ。普段なら「ああそうですか、じゃあシール貼り替えに行ってきます」と言うところなんですが、このレジ係は初めて見た人でそのへんの呼吸が合わず、こっちも疲れてるし敢えて何も言う気になれませんでした。レジ係の方は誰か店内の人に貼り替えに行かそうと思ったらしく、その辺りを目で探したのだけれど誰もいない。このままにしてても何だし、とうとう「それじゃあ私が・・・」と言いかけたところに、後ろに並んでいたおっさんが「あなた行ってきたら?」なぜか妙にムカッと来ましてねぇ、あんたに言われなくてもわかってるわいっみたいな気分だったように思います。嫌な気分だからブラブラゆっくり歩いて行ってやれと思っていればまだ気が済んだのでしょうか、こういう時に限って往復走ってしまったりなんかして・・・。さらにレジに戻ったら後ろのおっさんに「サヴァ~?」とこっちが返事をするまで聞かれてこれまたムカッ。その上、言ったってムダなのは十分わかってるくせに、レジ係に「ちゃんと印刷ができない量りがあるってわかってるんだったら、あそこに張り紙でもしておかないと。知らないで皆使ってるじゃないですか」と言ってしまった。レジ係はレジ係、レジの仕事以外はやらないもんだってわかってるのに、あれは余計でした。中には「そうよねぇ、ほんとに売り場の係、ちゃんとしてないわねぇ」と同調するようなレジ係もたまにいるんですが(同調はしても他の人の仕事はしないので結果は同じだが)、昨日の人はブスーッと黙ったまま。「私に言うな」って感じの顔付きでした。その態度にまたムカついて、なんか嫌な気分で帰途についたわけです。相手に文句を言うと、結局自分の方がムカつくことのほうが多いってわかってたのにな・・・。・・・とここでちょっとお礼。昨日、ブログランキングの順位が落ちてしまって回復しないと涙ながらに書いたところ、今日は少し上がりました♪ありがとうございます。今日も一発よろしくお願いしますね! そして最後は気分を変えて楽しい話題。先日、繁華街(?ってほどでもないですが)に出たらそろそろクリスマスの飾り付けが始まっていました。いつもパリの日常の風景の写真を紹介しているにて、また今年もときどきパリのクリスマスの様子を載せていこうかと思いますのでこちらも覗いてみてくださいね
Nov 21, 2006
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会社で私の隣に座っているフランス人女性の同僚。柔和な性格で、日本人の私から見てもちょっと優しすぎで押しがないなぁって思うくらい。とってもいい人です。ただし、キレやすい。元来独り言が多いこの人ですが、特に計算しているときやちょっと自分がわからないことがあるときは、独り言が多くなりそして声も大きくなります。「あ~、この人全く無能ね。」「何、この計算機?全然打てないじゃないの。」「あ~、このコンピューター、遅すぎ。」とかなんとか・・・。ま、私もキレることはありますが、「バカか、お前は」と電話を切ってから言うくらい(かな?)。前の会社の同僚はもっと若い人でしたが、やっぱり似たような仕事展開。こっちはもっとすごかった・・・。キレると常にほぼ叫び状態。そして感極まって泣く。自分が間違ったわけじゃなしちょっとスムースに仕事が運ばなかったからと言って、何も泣かなくてもって思ってたんですけどね(泣くと自分が疲れちゃいますから)。普段はとても楽しい子だったんですが。同僚だったらまだしも、店の人にキレられるとうんざりですよね。客に対して、「どうして先に言ってくれなかったんですか!」ってキレる。先に・・・って言われても、あんたのところで働いているわけでもなし、あんたの仕事の順番を知ってるわけでもないんだから、前もってそちらから聞いておけよと思うわけですが。妙にフランスかぶれした日本人にも結構こういう人多いです。店員としての最低限のサービス、マナーも守れない。明らかに日本にいたことがあって、日本でのサービスも知ってるはずなのに。私も気をつけよう(汗)。キレやすいから、必然的に悪態をつくことも多くなるわけで、フランス語はこの悪態語が非常に豊富。フランス語の代表的悪態語「MERDE」。英語の「SHIT」と同意語です。ほんとは好ましくないのであまり言っちゃいけない言葉なのですが、つい言っちゃう人が多いです。で、言った後に「あ、すみません」って謝るところがかわいかったりして。「でさあ、こんなひどいことになっちゃって・・・」「MERDE! あ、ごめん」ていうようなタイミングです。「PUTAIN」というのも頻度高く使用されます。言い方はいろいろ。「ピュタン!」とやや短めから「ピュッターーーーーン」と伸ばしてみたり、「ピュタン、ピュタン、ピュタン!」と連続してみたり。メトロで特に男性同士の会話を聞いてると、おもしろいですよ。こういう言葉がふんだんに使われてます。ある時なんか相槌が全部ピュタンの人がいました。「でさ、」「ピュタン」「カクカクシカジカってことになっちゃってさ」「ピュタン」「もうどうしようもないんだよね~」「ピュタン」このPUTAINにDEをつけて PUTAIN DE ○○という風に、○○のところに名詞をつければ、英語のファッキン○○と同じ感じで使えます。上記二つを組み合わせてPUTAIN DE MERDEっていうのもあり。いろんな悪態語についてよく日本語訳を求められますが、日本語は悲しいかな、種類があまりありませんね。北野武の映画でタケシ本人が出ている場合、彼のセリフの最後には必ず「バカ野郎」って付きますが、フランス語字幕の方は実にいろいろな言葉に訳されています。なのに聞こえてくる言葉は全部「バカヤロウ」か少し変わったところで「コノヤロウ」くらい。日本語は他に悪態をつく言葉がないのかと質問されたこともあります。そう言えば、物語には出てくる「畜生」って言葉、これって口語では死語なんでしょうか?普段聞いたことないですが・・・。日本語でおもしろい悪態語があれば是非教えてください!ところで・・・今日のテーマと関係ないのですが、さっきまた画像をアルバム整理してもとの日記からは写真を削除したのですが、そうするとどうやらまたその日記が復活するようなんです。なので、リヨンの日記が二つほどテーマ「フランスあれこれ・・・」に復活しています。古い日記が頭に出てきて申し訳ありません(^^;でも、古い日記を触ったからと言って必ずしも復活するわけじゃないみたいんなんですよね・・・。先日同じ作業をしたときも、復活するページ、しないページがありました。この謎をご存じの方、是非教えてください。写真整理をするたびに昔の日記がこうやって出てきたんじゃあ、たまりません。クリックよろしくお願いします!→ も開館中。パリの写真を毎日公開しています。こちらもよろしく!
Oct 14, 2005
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先日、フランス人にちょっとした数学の質問をされて説明しなければなりませんでした・・・(汗)。その質問とは、はどうしてではなくなのかということでした。一瞬、ゲッと思いがちですが、よく見ると彼女は1/4+1/5を解くのに、分子は分子同士、分母は分母同士足してしまって(1+1)÷(4+5)みたいなことをやっちゃっていたわけです。間違いは明白なんですが、これを説明するとなるとちょっと話が違います。「分母同士、こうやって足しちゃだめだよ」と言うのにしても、はて分母ってどういう単語だっけ?d?nominaなんとかとだったような気がするが、はてなんだっけ?専門用語を使ってる場合じゃないので上の1/4+1/5の例を書いて説明して事なきを得ましたが・・・。結局分母はd?nominateurというのが正解でした。ちなみに分子はnominaなんとかrかなと思っていたらnum?rateurでした・・・。以前覚えたはずなのにな???使わない単語っていうのはもう即座に忘れちゃいますね。ちなみに分数は、日本語では2/3なら3分の2と分母から先に言いますが、こちらは分子から。冠詞がある国では皆この順番かもしれませんね。1/2=un demi1/3=un tiers1/4=un quartというように、1/2が1つ、1/3が1つ・・・という数え方ですから。1/5はun cinqui?me、1/6はun sixi?me...という風に、以下序数になります。”分子 sur 分母”、例えば1/5ならun sur cinqという言い方もOKなのですが、簡単な数字の場合は上のような言い方をする場合が多いようです。私にはなんとなく”分子 sur 分母”の方が言いやすいのですけれど。簡単な数字でない場合・・・25/42なんかは25 sur 42を使います。分母から先に言う言い方に慣れていたので、分数は一瞬戸惑いましたが、上から下へ読めるので返って楽かもしれないという気がします。足し算は 3 plus 1引き算は 3 moins 1割り算は 3 divis? par 1掛け算は 3 multipli? par 1が私の辞書では最初に載っていますが、実際は 3 fois 1 の方をよく聞きます。Xの2乗・・・これはX au carr?、3乗はX au cube、それ以上になるとX puissance 4となるよう。また平方根のルートは、フランス語ではracineです。なるほど・・・。ルートってこれまで深く考えたことなどありませんでしたが、英語では「根」という意味ですね。フランス語のracineもやはり「根」ですし。なんとなく感心してしまいました。こんなこと知らなくても日常生活で困ることなんて全くないのですが、ひょんなときに困るもんですねぇ。こういうときに、こちらで学校に通った人と通わなかった人の差がでちゃったりするわけです。こちらの学校では計算機を使います。日本は計算が合うように合うようにということに重点を置いてましたが、こちらでは計算よりもその過程、そして結果が何を表しているかという理論に重点を置いているようです。ですから式だけ書いて終わりではなくて、文章で説明しないと減点です。逆に、考え方があっていれば計算間違いはそれほど重視されないことも。合理的なんですよね、きっと。私は数学が大嫌いでしたので、こういうことを聞くと、あれほど計算一つにピリピリしてたのにこちらでは計算機を使うのかと思うとちょっとバカらしくなっちゃいます。反面、計算が合うように合うように・・・という小数点第何位までの細かい計算は脳のある部分の発達には役立ちそう。同じ数学でも、きっと日本とフランスでは使う脳の部分が違うということでしょうか?確かに分数の言い方一つ全く逆なのですから・・・。そりゃあ、普段の生活でも日本人とフランス人の視点が違って当然ですね。クリックよろしくお願いします!→ も(さぼり気味ながら)開館中!
Mar 31, 2006
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「リング」「呪怨」、「着信アリ」などなど・・・ジャパニーズ・ホラーと呼ばれるものが流行りですね。フランスにもときどきそういう映画がやってきます。アメリカのホラー映画のように、「わっ」と驚かせたり、血をふんだんに出したりするような怖がらせ方ではなく、じわーっと怖い日本ものは新しくていいみたいです。ブームの火付け役はやっぱり「リング」。フランスで公開されたとき、かなり話題になりました。でも、ほんとうにあの怖さがわかってるのかな?と疑問に思ったことも確か。白い長い服を着て真っ黒な長い髪をしているなんていう幽霊は日本の典型的幽霊。それに古井戸。日本人の私にとっては、これらのイメージだけですでに怖いのですが、フランス人にはそういう先入観がないですからね・・・。実際、「呪怨」で私がひーって思ったのは、トイレからじわーっと出てくる長い髪の毛の人。最初髪の毛しか見えないのですが、私にはすごくこわいイメージでした。フランス人はここの怖さはわからなかったみたいです。あとアメリカ映画に多い、悪魔もの。あれも怖くないみたいです。一度こちらの映画館でホラー映画特集があって、その時は「リング」と「キャリー」と「オーメン」の3本立てでした。「リング」は初めて見た人も多く、結構皆ドキドキしながら見ていたようです。「キャリー」は名作ですから、私も周りとともにふむふむと思いながらみました。そして「オーメン」。クラッシックホラーの代表作の一つとも言えますね。悪魔の子、ダミアンが幼いながらも世界君臨の第一歩として育ての親をも殺していく話です。「666」のエピソードは有名ですよね。ところが、頭にこの悪魔の印「666」を発見したとき、場内はひぃーっとなるより、笑いが起こりました。悪魔の存在はこの程度のようです・・・。お隣のイギリスでは古城の幽霊の話なんかがよく出てきますよね。多くの人が処刑されたロンドン塔なんて、幽霊の宝庫だとか。それにイギリスでは各家に昔からの亡霊が住み着いていて、住人も慣れているという話すら聞きました。でもフランスでは私の知る限り、あまりそういう話を聞いたことがありません。幽霊を見たとか幽霊を信じている人にも出会ったことありませんし。日本では結構見たという人多いんですが・・・。実は私も見たことがあってフランスでその話をしたことがあるのですが、一笑に付されました。文化の違いなんでしょうかね・・・。文化が違うと幽霊も現れないなんて不思議な感じがしますが。確かにいわゆる霊気のない所ですね、フランスは。それとも日常生活に問題が多すぎて、そっちの方に気をとられちゃって幽霊どころじゃないのかもしれません。でも一度だけ、テレビで心霊がどうたらの番組をやっているのを見たことがあります。引越し先がどうもヘンで調べたら、前の住人がお風呂場で惨殺されていたとのこと。で、いろんな祟りが残っているという話でした。日本だとこういうエピソードもいろんな角度から検証してドラマチックに盛り上げるところですが、さすがにこういう企画に慣れていないのか、この番組はこわくもなんともなく、問題のアパートを訪れた霊視ができるという人も、どちらかというと占い師系で、まじめにやってるのか冗談なのかわからないような内容でした。地震も幽霊もない国、いい所です、フランスは!クリックよろしくお願いします!→ も開館中。パリの写真を毎日公開しています。こちらもよろしく!
Oct 28, 2005
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