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ちーこ♪3510

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2019.08.06
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カテゴリ: 地元生活
8時15分、1分間サイレンが鳴るのは毎年当たり前だった。黙祷1分間の合図は、たぶん地域の消防団とかが役目をしているように思う。

そうだ、あの合図のサイレンは、被爆地広島だけだったのだと気づくのは、転勤で広島を出た時だった。娘も進学先でサイレンが鳴らないことに気づいた。
もちろん、広島は、長崎の原爆投下のあった8月9日11時2分にもサイレンが鳴る。毎年二回あの日を忘れないようにと哀悼と教訓のサイレンに思えるのだ。
東京生活にて、8月6日、9日は、パタパタしている家事の合間でも気には止めていたが、やはりうっかり時間が過ぎてしまったりした。
さて、広島に戻り、やはりサイレンは鳴った。
テレビも祈念式典が流されて、私の広島の生活はこれでやっと元に戻った気がした。
女学生で被爆して、ずーっと原爆症で悩まされて、甲状腺癌、舌癌、肺癌と手術を繰り返して亡くなった伯母が小さな頃のうちの娘に作ってくれた布袋が、リフォームする家の片付けで見つかった。
私は伯母からの形見で喪服の着物の反物をもらったのだが、さて誂えることがあるだろうか。

夏休みは一か月、家が商売をしていた都合でなんのイベントもなく、島から子供のいない伯母の家に預けられながらも、毎日焼きたてパンを買いに坂を下っておつかいに行ったこと、隣のアパートの子と毎日ぶらんこに乗りに坂の上の公園に行くのが楽しみだったあの頃はいい思い出だ。そのぶらんこに連れ立った女の子は今は東京に住んでいる。お互い、おばさんになってしまったけど。





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最終更新日  2019.08.06 13:22:26
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