《櫻井ジャーナル》

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2017.11.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
このブログは読者のカンパ/寄付に支えられています。年の瀬が近づく中、こうしたことを書くのは心苦しいのですが、ブログを存続させるため、よろしくお願い申し上げます。

現在、世界は軍事的な緊張の高まりで不安定な状況になっています。そうした状況を生み出した最大の原因はネオコンをはじめとするアメリカの好戦派が作成した世界制覇プランにあると言えるでしょう。

そのプランとは、1992年2月に国防次官だったポール・ウォルフォウィッツを中心に作成された国防総省のDPG草案(通称、ウォルフォウィッツ・ドクトリン)です。このプランに従い、日本はアメリカの戦争マシーンに組み込まれてきました。

1991年12月にソ連が消滅、ロシアをアメリカの属国にしたという認識に基づいて書き上げられたのですが、21世紀に入ってロシアが再独立に成功、国力を急速に回復させたことからネオコンのプランは崩れ始めました。それを食い止め、当初の計画を実現しようと彼らはもがいているわけです。

アメリカやイスラエルは自分たちが望む状況を作り出すため、狂犬のように振る舞ってきました。恫喝して屈服させるということです。軍事力が圧倒的に小さい相手なら有効な手段ですが、アメリカの支配層はロシアや中国に対しても同じ手法を使っています。

この両国は大量の核兵器を保有し、脅しには屈しません。アメリカの好戦派は脅しをエスカレートさせ、現在は核戦争で脅しています。今のところロシアがアメリカの挑発に乗っていないため世界は存続していますが、非常に危険な状態だと言えるでしょう。

そのアメリカはテロリストを使ったシリア侵略に失敗しました。そこで、イスラエルやサウジアラビアはイランやレバノンで新たな戦争を目論んでいると推測する人もいるのですが、この2カ国でイランやレバノンのヒズボラに勝つ力はないと見られています。そこでアメリカを巻き込もうとしているようです。

バラク・オバマ政権はヨーロッパ、中東、東アジアで軍事的な緊張を高め、ロシアを偽情報で攻撃するプロパガンダ戦も始めました。アメリカの支配層が世界を支配するシステムの構築が目的ですが、その目論見は失敗、追い詰められているように見えます。

ネオコンの手口を振り返ると、大きなイベントを利用して軍事行動を起こすことがあります。例えば、2008年8月の北京オリンピックに合わせて実行されたジョージア(グルジア)の南オセチアに対する奇襲攻撃。この攻撃の黒幕はイスラエルとアメリカでした。2014年2月にはソチ・オリンピックに合わせ、ウクライナでネオ・ナチを使ったクーデターを成功させています。



西側の有力メディア、特に日本のマスコミはアメリカ支配層が定める型に従って話を作ります。その中から事実を見つけ出すことが21世紀に入ってから困難になりました。そうした実態を知る人が増えてきたため、情報統制を強化して事実を隠そうとする動きがあります。未来を切り開くためには事実を知ることが必要であり、本ブログがその一助になればと願っています。

櫻井 春彦

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最終更新日  2017.11.23 19:03:50


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