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2005年05月14日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

『赤い薔薇ソースの伝説』 (1992) COMO AGUA PARA CHOCOLATE LIKE WATER FOR CHOCOLATE ジャンル ドラマ 製作国 メキシコ

赤い薔薇ソースの伝説ラインちょうちょ.gif
薔薇のソース料理を食べたらみんなおかしくなった
「雲の中の散歩」のアルフォンソ・アラウ監督


メキシコ版シェイクスピアという感じでしょうか。 古い因習にしばられた家族、支配的な母親、母娘間の対立、姉妹間の嫉妬や不幸な葛藤、とドロドロしてそうなんですが、そこはうまく味方もいて、虐げられたヒロインの本命の彼と彼女を救う崇拝者の医者、彼女に不思議な料理の力をくれる献身的な台所女(インディアンの老女)、、とそれほど追い詰められて苦しいという感じではありません。 それに ドラマを大きく包み込んでいるのが料理。いろいろな料理のレシピが上手に配置され 独特のファンタジーとなっているのです。古臭く、民族っぽく撮ってますが、場面の切り替えはパッパと展開。テンポいいです。 

ティタの料理は、彼と姉の結婚式で列席者を悲しみのどん底に突き落とし、ライバルの姉(次女)を醜く太らせる。 もう一人の姉(長女)の性欲を開花させ、彼女はメラメラと燃え上がる風呂から素っ裸で外に飛び出し、革命軍のリーダーに出会うと、馬で駆け落ち。 丘の向こうにパッかパッかと消えて行っちゃった。。このプロポーションがいいんです。 スンナリスリムな今風ではなく、お尻や太腿はむっち~なんだけど、腰はきゅー!。ラテンの女性の体型は実に安産型でした。 因習にとらわれた家を飛び出せた長女は一番幸せかも。 残されたティタは 果たして 幸せになれるのでしょうか? 

ティタのように、娘でありながら女中扱いをされるっていうのは、厳しい時代を生き抜くための手段だった頃の名残なんでしょう。 日本でも、長男は跡継ぎで大事にされるけど、次男以下は冷や飯食いとされて一生日蔭の身の時代がありました。 

●"COMO AGUA PARA CHOCOLATE"は、メキシコの慣用句で「沸騰寸前」という意味だそうです。 直訳すると 「チョコレートのお湯のように」。台所で産まれ、家の台所女ナチャになついて育ち、ナチャが死んでからも家族の料理を一手に引き受けたティタに似合いの題名です。(原題も邦題も)

●アルフォンソ・アラウ監督 
「雲の中の散歩」「赤い薔薇ソースの伝説」奇跡を起こしたメキシコ映画界の第一人者、アルフォンソ・アラウ監督。メキシコ映画の新しい方向を打ち出した。 監督はその経歴を俳優としてスタートし、「ワイルド・パンチ」(サム・ペキンパー監督)、「エル・トポ」(アレハンドロ・ホドロフスキー監督)に出演。監督としては6度メキシコのアリエル賞を与えられている。「赤い薔薇ソースの伝説」(1993)によって官能的で不思議なリアリズムを表現できるフィルムメーカーの地位を確立した。 さらに、アリエル賞において最優秀作品賞・最優秀監督賞を含む10部門にノミネートされ、国際的に認知された。1993年のアカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされ1979年の「Mojado Power」は、アメリカにおいてスペイン語で上映する映画館の中では今までに公開されたどの作品よりもロングランの記録を保持している。

●新聞連載小説の今昔
「ニューヨークタイムズ」2004年夏の読書キャンペーンのひとつで、フィッツジェラルドの名作「華麗なるギャツビー」「赤い薔薇ソースの伝説」「ティファニーで朝食を」「母の色は水の色」が掲載されたよう。「赤い~」はヒスパニックの読者層に向けての モノだったらしい。


美人に見えるときと、そうでないときとがあり、ある意味目が離せない女優さんでした。 これ、1作しか映画にでてないようなんですね。

●マルコ・レオナルディ
「ニュー・シネマ・パラダイス」で、青年時代のサルバトーレ「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」でフィデオ(いたかな?)

●原作者ラウラ・エスキベル(Laura Esquivel)
メキシコ北部の ピエドラス・ネグラス(Piedras Negras)という町の出身。
この町は、アメリカとの国境を流れる リオ・グランデ(Rio Grande)川 (メキシコでは、リオ・ブラボー(Rio Bravo)と呼んでいます)沿いの町で、 作者は、この国境の橋のたもとにある入国管理事務所に勤めていました。 その後、シナリオ作家としてアメリカで仕事をしていたようですが、「赤い薔薇ソースの伝説」が1992年、映画としてアメリカで大ヒットしました。この小説の舞台も、彼女の出身地、ピエドラス・ネグラスです。

●料理映画いろいろ
「シェフと素顔と、おいしい時間」☆
「宮廷料理人ヴァテール」
「マーサの幸せレシピ」☆
「ディナー・ラッシュ」

「リストランテの夜」
「ショコラ」☆
「ゴースト・スープ」
「スパイシー・ラブ・スープ」
「魚のスープ」


監督: アルフォンソ・アラウ Alfonso Arau
製作: アルフォンソ・アラウ Alfonso Arau
原作: ラウラ・エスキヴェル
脚本: ラウラ・エスキヴェル
撮影: エマニュエル・ルベッキ Emmanuel Lubezki
音楽: レオ・ブラウワー

出演: ルミ・カヴァソス
マルコ・レオナルディ Marco Leonardi
レヒーナ・トルネ
ヤレリ・アリスメンディ Yareli Arizmendi
クローデット・メイル
マリオ・イヴァン・マルティネス
アダ・カラスコ

メキシコのリオ・グランデ川近くにある農家でティタ(ルミ、カヴァソス)は生まれた。彼女が一五歳になった時、ペドロ(マルコ・レオナルディ)という青年に会い結婚を約束する。しかしティタのママ・エレナ(レヒーナ・トルネ)は、末娘は年老いていく母の世話をしなければいけないという家訓を守り、結婚を許さない。更にペドロにはティタの姉ロサウラ(ヤレリ・アリスメンディ)を嫁に薦める。ペドロはティタの側にいられるというだけでこれを承諾する。結婚式の日、不思議な出来事が起こる。ウェディングケーキを食べた人々が突然泣き出したのだ。そのケーキはティタが家政婦ナチャ(アダ・カラスコ)の死のために嘆き悲しんで作ったものだったのだ。ある日、ティタはペドロから薔薇の花束を渡される。ママ・エレナはそれを捨てるように命じるが、その時ティタには死んだナチャの声が聞こえた。それは薔薇でソースを作りなさいというものだった





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最終更新日  2005年05月14日 18時25分07秒


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