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2007年06月28日
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カテゴリ: 海外文学
スチュアート・ウッズ 湖底の家
新聞社を辞め、作家修業中のハウエルは湖畔の町にやってきた。

彼らはどこへ消えたのか? そして、湖底にたゆたう影の謎は?
非協力的な住民たちをまえにハウエルの疑念は深まっていく。現実と幻影が錯綜するゴシック・サスペンス。






『警察署長』 のスチュアート・C・ウッズが、ゴーストストーリーに挑戦した「現実と幻影が錯綜するゴシックサスペンス」


ジョージア州北部の街サザーランド。
夜中 湖面にボートと浮かべた酔っ払い男が見たものは。、湖底に畑や樹木があり、家には明かりが灯り自動車が走っている、。

主人公は『警察署長』で、ラスト 大量殺人犯人を逮捕するワッツ署長を助けていた第三部の登場人物ジョン・ハウエルです。彼は、あの事件でピューリッツァー賞を受賞したライターとなるのです。そんな彼が、後日、遭遇する話という設定。ウッズは、『警察署長』での登場人物の物語を、書いてるんですよね。

ハウエルは、フリーのライターで、本の執筆のためと称して湖畔の小屋に逗留することになります。ある晩、湖底の家や自動車が走って来るのを目撃。これは幻覚なのか?窓辺に佇んでいた少女は?


湖畔の家が舞台というと、S・キングの 『骨の袋』 。本作の方が先ということですが。 村に隠された謎や人間関係などなど、。ホラー要素は少なくて、ホラーテイストのサスペンス小説と言う感じ。湖の底に沈んだ土地が、呼びかけてくるというイメージは、ダムの観光名所などに行くと、誰しもふと感じるものでしょう。そういうダムにまつわる 幽霊譚が、はなしのヒントになったとあとがきでもありました。


ウッズの名作とのことですが、辛口の批評もありました。B級サスペンス、とまでいかないにしても。。ドラマチックだし、最後に犯人や謎もちゃんとなっているし。割と好きです、こういうの。 判断の迷いどころですが、。グイグイ読ませるところは、相変わらず。 ただ、『警察署長』では、気にならなかった御都合主義が、『パリンドローム』と続けて読んだせいか、きになっちゃいますかね。


それにしても、女性作家のサスペンスとはやっぱり違います。女性の心理描写がどうしても、男性から観た描き方になるんですかね。SEXについても、女性から読むと、そんなに積極的で割り切れちゃう女性っているのかな~。。と思ったり、

最後の方でのハウエル言葉で

「自分は良い父親にはなれないかもしれないが、子供にできるだけのことはしてやりたいし(金銭面)、自分の姓も名乗らせたい。」

なんだか、こういうのって男性のマッチョ的な生き方や信条をカッコつけてるだけジャンと、読めなくも無い。 まあ、女性側としては、健全な子供さえ得られれば、足手まとい、勝手な夫は願い下げなんでしょうけど。。この話では、"健全な" "血が汚れてない" が 影のキーワードだったので、切実でしょうが。


もう少し、この湖の支配権をもつ、サザーランド老が魅力的でもよかったかもです。


■著者紹介

〈ウッズ〉アメリカの作家。著書に「警察署長」「潜行」「湖底の家」「ホワイト・カーゴ」など。







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最終更新日  2007年06月28日 22時12分34秒


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