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ジョニー・デップ


2008年09月05日
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テーマ: お勧めの本(8117)
カテゴリ: カテゴリ未分類

<氷と炎の歌>シリーズ第四部 


―世界20カ国以上で愛され、ローカス賞を三度受賞した至高の異世界戦史、待望の最新刊。




ジョージ RR マーティン .バナー







読み終わっちゃいましたよ。
今夏の始まり7月に、この第四部がとうとう発売と知り、ずっと楽しみで、ようやく入手読了するまで、今年の夏は長かった。(笑)

訳者が交代ということで、発売前後にだいぶ物議がありました。
世界観がずいぶん変わってしまったのか心配でしたが、読んでみれば、そうした名称や組織団体の違いは、ストーリーの大きな流れの中では、それほど障害にはなりませんでした。
混乱を招いたことへの丁寧な謝罪のあとがきや、 ハヤカワ書房さん では、 対比表 もサイトで作成してくれてますので、それを見れば、大丈夫でしょう。
ジェイムよりジェイミー、ブリエンヌよりブライエニーの方が好きな感じです。

この第四部担当の酒井昭伸さん訳はとにかく読みやすかった。
第一部~第三部まで担当の、岡部宏之さん訳は、歴史モノらしく重厚で、そちらも好きデスが、戦闘シーンや、古代王朝や組織の説明、家系図など、入り組んだ内容の時は、ちょっと辛いものがありました。

<氷と炎の歌>シリーズ、今後の展開が待ち遠しいの極地です。
また、次巻の第五部刊行まで、何年待つことになるのでしょう。(涙)
今秋に原書第五部の発売予定と聞いてますが、。著者がイタリア旅行されているとか。

この第四部は、本来は存在しない巻だったそうで、あまりに膨大な量になったために、第五部と分けることにしたそうですから、著者としては内容はすでに第五部まで出来上がっているんですよね。第四部で登場しなかった人物の語りが第五部に登場するとのこと。
楽しみです。




↓ 以下、ネタばれ含みの感想です。



第四部の語り手は

・サーセイ
・ジェイミー(=ジェイム)
・ブライエニー(=ブリエンヌ)
・サムウェル
・サンサ
・アリア
・ドーンの大公やその娘や側近
・鉄諸島のグレイジョン アシャやエイロンやヴィクタリオン


今回、はじめて語り手に登場の、サーセイに注目でした。

語り手の心のうちを知り、これまで、ジェイミー(=ジェイム)やティリオンといった人物も好きになったので、サーセイにも少しは好意を感じるかと思いましたが、ねじれた性根は外からの印象と変わりなく、彼女は根性が悪いだけでなく、残念ながら頭も悪いことが判明。追従者や愚か者ばかりはべらせてます。それも、王の評議会で。自分に逆らわない者ばかりの人選で、まるで国のことなんか人民のことなんか頭にないのね~。色仕掛けで男を操ることしか脳がなく、どうしようもないな~という感じ。
女性は、大体歴史が苦手ですが、サーセイもそのようです。<戦士の子ら>と<窮民>という、聖兵の復活をうかうかと承認してしまうあたり、過去に王達が聖兵らに苦しめられた歴史を学んでいたら、あり得ない了承でしょう。今後の物語で、新たな混乱、この狂信家たちに物語が左右されそうな気配ですね。ハイ・セプトン(=大司卿)を軽く首をすげ変えられると思うあたり、宗教を甘く見すぎです。厳しく自身を律し、神を讃えている人物を侮るのは危険ですよぉ。。自分がどういう人物か、逆に、厳しく判断を下されているでしょうに。

この巻で、彼女の行き着いた先は当然の報いでしょうね。彼女の存在は害獣なみですから、排除しようと誰かが考えるのは当然です。彼女が何故、

・あれほど弟のティリオンを憎むのか
・少女時代に破れた夢 あこがれ
・子供たちの事は真実愛している
などなどが、サーセイの章で分かりました。
さてさて、今後彼女は少しは改善されるのでしょうか。
もしくは巻き返しができるのか、それとも予言通りの死に迎えられるかしら。




双獅子の片割れ ジェイミー(=ジェイム)の孤独、哀愁

ジェイミーになったら、なんだかかわいらしく感じてます。(笑)
これまで不気味な存在だった、舌のない首切り人 サー・イリーン を抜擢。
彼を相手に、ひたすら左手での剣の稽古をし、全身打ち身だらけ。彼ほどの剣の使い手の右手を奪うというのは、死も同然でしょうに、なんとか彼は正気を保っているし、職務も真っ当している。それにしても、自分を語るのに、これほどの適任者はいません。相手は口がきけないのだから、うるさいおしゃべりもしてこないし、一方的に話ができる。ジェイミーの話を聞くばかりのサー・イリーンですが、この人は実際のところは一体何を思っているのでしょうか。かつて、ジェイミーの父・タイウィン公については、その配下でいることに誇らしげだったようですが。「この国は王で回っているんじゃない、タイウィン公が動かしているんだ」という発言を、王に聞かれて舌を切られたとは。切られる前はどんな人物だったのやら。タイウィン公の息子や娘についてはどんな風に感じているのか。いつか明かされるのかな。舌の無い男と、片手の男。2人の関係が今後も順調に続くと良いのですが。

この物語では、その人物の善面や好意が、相手にスンナリとは伝わりません。うっかり気を許すと、裏切られたり、殺されそうになったり、横から敵が襲ってきたり。ジェイミーなどは、その最たる存在です。彼は、かつて仕えた狂王エリスの残虐非道ぶりを常に傍で観ており、ついに、王を殺し、以来 <王殺しキング・スレーヤー> と異名をとるようになり、誰もが彼を信用のならない人物と見るようになりました。若くて両手がある頃はそんな異名も、面白がるだけだったようですが、右腕を失ってから、180度人物が変わったようです。彼にしばしば投げかけられる、この<キング・スレーヤー>の異名は、彼の孤独を際立たせてます。

ジェイミーだけに限らず、サーセイにしても ブライエニー にしても、登場人物らはみんな孤独です。サーセイは、自ら墓穴を掘っているにしても、周りに、信じられる人物がいるほうが珍しい。皆孤独のなかで、やりくりし、その時々の道づれとなった相手をどこまで信じられるか測りながらの、つかの間の協力体制。そんな中で、仕えた相手に忠実なのが、ティリオンに仕え、ブライエニーに仕えるようになったポドリック・ペイン。奇しくもサー・イリーン・ペインの縁者でもある彼ですが、あっさり死なないで欲しいです!信頼できる友や仲間、愛せる人、安らげる場所、それらを、多少なりとも持っている人物としては、ジョンやサムウェル、ブランでしょうか。彼らの持つ信頼関係の談を読むと、だからなのか、ホッとします。

ジェイミー&サー・イリーンだけでなく、サーセイにしても、ブライエニーにしても、完全には信じられない、でも、断ち切れない絆のような結びつきができている、、そんな関係が、いくつも物語上であります。私が期待するのは、アリアにとっての<ハウンド=猟犬>やジェンドリー、サンサにとっての<ハウンド=猟犬>やティリオン、ジェイミーにとってのブライエニー。。
人物の相関図を作ったらとんでもないことになりそうですね。




サムは変わってませんね、少しは逞しく自信が持てるようになってれば良いのに(笑)。サムの厳しい父が出てきたり、ドーンや海賊一族の家風など、これまで主要人物の影で名前や話だけだった人物が、ずいぶん実体を持つようになりました。プロローグと、最後の章で共通の人物が登場してました。この人たちとサムはどう関わり、「知識の城(=シタデル)」でどのような活躍、修行をするのでしょうか。


第四部で登場しなかった、ブランやジョンやデナーリス(=デーナリス)、ティリオン、どこでどうしているのか。
ジョンは、北の壁の総帥になって、サムの語りの中でちょびっと出てますが、語り口や、方針やら、別人物のようです。少年らしさがまるでない。彼の内面がどうなっているのか。


気になって仕方ないトコ

アリアの目
<猟犬>ハウンドは、実は生きているんじゃない?あの人だと思う。
サンサの結婚、ピーター・ベーリっシュの企み。
キャトリン(=ケイトリン)の復讐
ブライエニーが誰の名を叫んだか。きっと助かったと思うのだけど。
キングズ・ライディングの地下で行われているのは人体実験?きもい。


表紙の人物らは、やっぱり、本の内容がラニスターの双獅子が中心なことを思うと、ジェイミーとサーセイなんだろうなあ。 
赤いドレスがまぎらわしい。けど、<赤い女>メリサンドは一切出てきませんから。この剣士も、左手に剣を持ち、右手が良く分からないけど、ブライエニーってことはないでしょう?彼女なら、もちょっと髪が長いようです。他に当てはまる人物はいないと思うのだけど。。


氷と炎の歌シリーズ 】 全7部予定

第一部  『七王国の玉座』  A Game of Thrones
第二部  『王狼たちの戦旗』  A Clash of Kings
第三部  『剣嵐の大地』  A Storm of Swords
第四部 『乱鴉の饗宴』A Feast for Crows 
      2008 7/24発売 ( こちら こちら

第五部   A Dance with Dragons
  原書近日発売 ハードカバー: 704ページ

第六部  未定 A Time for Wolves
第七部  未定 A Dream of Spring






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最終更新日  2008年09月06日 00時10分15秒


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