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ジョニー・デップ


2011年01月27日
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カテゴリ: カテゴリ未分類


このミステリがすごい2011年 国内編 第9位

児童養護施設・七海学園に勤めて三年目の保育士・北沢春菜は、多忙な仕事に追われながらも、学園の日常に起きる不可思議な事件の解明に励んでいる。そんな慌ただしい日々に、学園の少年少女が通う高校の文化祭の日に起きた、校舎屋上からの転落事件が影を落とす。警察の見解通り、これは単なる「不慮の事故」なのか?だが、この件に先立つ春から晩秋にかけて春菜が奔走した、学園の子どもたちに関わる四つの事件に、意外な真相に繋がる重要な手掛かりが隠されていた。季節を彩る五つの謎。

第18回鮎川哲也賞受賞作『七つの海を照らす星』の続編、清新な本格ミステリ。






感想

最近「タイガーマスクからのランドセル」という、ニュースが賑わせました。
そんな児童擁護施設を舞台としたおはなしでした。
ラストのどんでん返しが来た時、あれあれあれ?!
もう一度最初から読み返してみると、なるほどね~という記述方法でした。
二度三度、要所要所を読み返しました。
ヒロインは、犯人が誰かを調べていたのでしょうが、読んでいる時と読み終わってからでは、調べの意味合いがまったく違っていました。



アホウドリは飛ぶ時は気流に乗って滑降し、羽ばたかずに何万メートルも跳ぶのだそうです。その代わり飛び立つまでは地上をドタドタ走り、崖から飛び降りて飛び立つ。自傷行為を繰り返す少女はアホウドリに自分を重ね合わせたのでしょうか。
どんでん返しだけが面白いのではなく、傷ついた子供たちの気持ちと奔走する主人公の姿に、心打たれました。

ヒロインと同等に存在感があり、キラキラと感じたのが子供たちでした。
施設に来る事になった子供たちにの背景、親子関係にはやっぱり切ない気持ちになりました。
親は完璧ではないにしても、子供をどうしようもなく傷つけたり、追い込んだり、命を奪う権利は持ってない筈なのに、家庭に恵まれない子供が様々にいるのですね。
舞台となる養護施設には、いろんな意味で傷ついた生い立ちの子供が預けられてますが、子供たちは安全に安心して暮らしているのでよかったです。たくましくて明るく、人生を受け止めて淡々と暮してる姿に応援したくなりました。

元気なヒロインの、更なる続編をまた読みたいです。


第18回鮎川哲也賞受賞作『七つの海を照らす星』







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最終更新日  2011年02月04日 14時55分29秒


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