【購入商品@noseshop】
『ディスカバリーセット(1.2ml×12種)』15,400円 @2020/12
・Sultan Vetiver/スルタン ベチバー(2013)
・Tuberoza/チュベローザ(2014)
・Afrika Olifant/アフリカ オリファント(2015)
・Ambra Calabria/アンブラ カラブリア(2015)
・Patchuli Kozha/パチュリ コーザ(2015)
・Wulóng Chá/ウーロン チャ(2015)
・Fan Your Flames/ファン ユア フレームズ(2016)
・Hundred Silent Ways/ハンドレッド サイレント ウェイズ(2016)
・Hacivat/ハジワット(2017)
・Karagoz/カラギョズ(2017)
・Colognise/コロニゼ(2018)
・Ani /アニ(2019)
そしておまけの2点も含めてレビュー。
・Ege/ΑΙΓΑΙΟ/エーゲ(2020)
・Nanshe/ナンシェ(2020)
【トルコの思い出】
20-30年前にトルコを旅して東洋西洋の混在ぶりに活気があり再び訪れたい国。
異国情緒あふれながらも日本人には親しみやすい土地で
世界三大料理だけあって美味しく香辛料は複雑すぎずマイルドな味付けであいます。
男性がお茶する姿を至る場所でみましたが
チャイグラスに角砂糖3個以上は入れ何杯も飲み、多くのお菓子はシロップ蜜系の甘さ。
そんな甘々で健康面はどうなんだろう…という疑問はあったけれど美味しいからこれは仕方ない。
旅は嗅覚でも異国と実感しますが
トルコは日本で感じない豊富なスパイス、男性の香水の強さ、
お店でふわーんとシトラスの香り(コロンヤ/香り付きアルコール:日本のおしぼり感覚)。
生活の匂いも馴染んだトルコその『ニシャネ』の香水は…
【コンセプト】
これはベチバー愛好家を驚嘆させるルールブレイカー。
フランス、ブラジル、ハイチ、ジャワ、4種の産地のベチバーに、
スリランカ産の秘密のアコードを調香。ベチバーの皇帝ここに爆誕。
【調香師】Jorge Lee/ジョージ(ホルヘ) リー
【香調】アロマ・ウッディ・アンバー
トップ:ベチバー(ジャワ島産)、アブサン、シヌスモレ、ベルガモット
ミドル:バーボンベチバー、ベチバー(ハイチ産)、ネロリ、トンカビーン
ラスト:アンバーウッド、レザー、ベチバー(ブラジル産)
■感想:私の好み度<90>
<地上のキラキラとしたベチバー>
ベチバーは根の部分を蒸留して得られる精油で、
そのせいか土っぽい、湿った、ゴボウっぽいと暗く重めなウッディという印象で、
クセがありながらも私がベチバーらしいと感じるものは
フレデリックマル『ベチベル エクストラオーディネール/並外れたベチバー(2002)』
。
『スルタンベチバー(ベチバー皇帝)』はその名の通りなるほどー!とユニークで
トップ、幕開けは明るく眩しいイメージのカラフルなシトラス、
あぁこの香りの物語はとても分かりやすいかも?と脳内でトプカプ宮殿へ。
長い回廊を進み、皇帝の間へ、そして皇帝ベチバーお目見え。
トップからベチバー皇帝登場までシトラスがとても華やか。
ベチバーの陰湿さはなく明るさ広大さのある風変わり?なベチバーです。
様々な産地のベチバーが配合され 私はそれぞれの個性を嗅ぎ分けれませんが
はっきりと言えることは『ベチバーの叡智を結集したもの!』
ネロリ×アンバーウッドの温もりが心地よく、
ミドル後半からのレザーは確かに革ですが動物っぽさは控えめで個人的には完璧な加減。
雨の日は革と辛いバニラ?っぽい匂いも混ざる。
(嫌いな香りじゃないけど、ちょっとおじさんっぽくなる)
ベチバー皇帝に導かれながら、いつもより少し姿勢良く過ごせる一日。
■拡散性・持続性
拡散性はやや強め、持続性はやや長めから長め。
一般的な香水よりも少なめに使用がベター。
■液の色・ボトル
濃いめのイエロー。
φ10×h55mm[1.2ml] トルコ製
■季節
通年。でも日本の夏には少し重い。
■年齢
20代後半以降。やや男性向き。
ベチバーに慣れたシトラス好きの女性にも。
20代なら夜向き。30代半ば以降ならオフィスでも。
■リピート
私にはとても馴染み使いやすかったベチバー。フルボトルの購入検討。
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