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カテゴリ: CDさ行



で、麻薬・監禁・調教・・と言う語句が並んでいるのを読んだ時。うわお!と思ったんですね。

基本的に、お薬を使っての調教ってのは好きじゃありません。監禁はね・・座敷牢はちょっと・・苦手ですけど。
でも、ドクター×ボクサーも監禁もので始まったし。お金シリーズだって、考えてみたら一種の監禁に近いものがありましたし。払えないような額の借金を背負って・・・身売りしました・・・などの設定って、考えたら広い意味での監禁ですよね(゜゜)\バキッ☆。
ノンケだった人をその道に引っ張り込むのって、一種の調教だとすれば、BLってジャンル的には調教ものって言えなくもないし・・と思った時(ちょっと、飛躍しすぎですか?)、この煽り文句の「麻薬・監禁・調教」の単語で「うわお!」と感じた感覚ってのは、どうよ・・となりました。

それに、華藤さんの本って一冊も読んだことがないし・・・などと言うわけで。まぁ・・ほとんどがイラストへの一目惚れで、購入を検討したのですが。前後編揃うのに、2ヶ月以上待たないといけない状況だったもので。
私には珍しく、先ずは書籍から買って読んでみたんですね。
そして、非常に期待してしまったんですよ。
全編を通して流れるアルゼンチンタンゴ。出会いのシーンでの一曲目のテンポの良い曲、話しながらの二曲目はバラードになり、兄が自分の事を話していた・・と聴かされる時に流れる「狂った男が、恋人に愛を捧げるシュールな歌詞の」曲。初めての情事の時や、復活祭で、二人がタンゴを踊る時の「天使のミロンガ」など、タンゴが非常に意味を持ってくる。

また、外国モノと言うことで。言葉の問題がいろいろあるんですよね。
朔弥の手が好きだ・・と告白した時の言葉が、単なる好きではなく、焦げつくような好き・・・と言う単語になっていた事(英語で言うと、likeとloveくらいの差はあるのかしら?)や、お兄さんの恋人が彼女ではなく彼氏を意味する単語だった事。そして、タイトルとなっている「サウダージ」は、あとがきで「望郷」と言う意味や「手に入らないものを切望する」と言う意味がある事などなど・・その辺りの微妙なところを、どうドラマCDとして表現してくれるかな?!と、もうワクワクドキドキ・・・。
しかも、原作ではあんまり出番なかったよね・・の朔弥のお兄さんと、レオンの義弟であるロベルト。この二人のキャストが、ドドーンと発表になっている。
どっちかと言うと、朔弥とレオンの二人で進展するお話なのに、メインキャストは4人です・・みたいな感じで公表しているって事は、ちょっと出番増えたのかな?って、思っていました。

出番、原作通りでしたね(゜゜)\バキッ☆。増えていませんでした。
ただ、遊佐さんのはかなげな美貌を持つ男性を久しぶりに聴く事が出来て、嬉しかったです(*^^*)。また、後編で活躍する(だろう)ロベルトの、出た瞬間から「こいつ、ただの義弟じゃないな。敵意結構剥き出しじゃない。冷たいタイプの悪役っぽいよね」と予感させてくれる平川さん・・・。
本当に、あまり多くない出番の中に、優しげだけど芯のあるお兄さんとくせ者の義弟を演じたお二人に拍手です。

そして、出ずっぱりだった鳥海さんと浜田さんの色っぽさは、もうこのCDで特筆すべき点ですね。
浜田さんは、遙か十六夜の銀のイメージが強くて(BLでは、パラダイス・・くらいですよね)絡みは初めて聴いた!と言っていいくらいだったのですが。おぉ・・今後にも期待しちゃいますね。
原作では、レオンが感じているのかいないのか・・ちょっとはっきりしないのですが。音声になった時、ちゃんとレオンも感じているんだな・・って分かる息づかいの荒さがありまして。おぉ・・色っぽいじゃない・・と思いましたもの。
鳥海さんは・・いやぁ・・もう、凄かったです。としか、書きようがない。語彙の少なさに泣きたくなります。

しかも、麻薬にだけは負けたくないと必死に耐えるシーンや、這いつくばってでも生き延びると言う鼻っ柱の強さは、素晴らしかったです。

ただ、期待しまくったタンゴは・・、やっぱり著作権の問題であまり特筆出来なかったのが非常に残念です。
また、これはどうだろう?とちょっと思ったのは。朔弥が刑事である事を、レオンが出会った最初から知っている設定だった事。お兄さんが、弟が日本で刑事をしているってペラペラ話している事になっているんですよ。
これは、朔弥の死亡記事をでっち上げた時に、初めて知った!とレオンが驚くシーンがなかったので、かなり残念・・。ならず者だと思っていた・・と言うのが気に入っていたので・・。
だって、レオンが朔弥を逃がしてやろうとした出会いの時には、敵対する関係だと知っていたって事になっちゃうんですもの。

しかも、マフィアの話はレオンに聴いてはいますが。セラーノ一家の名前は、お兄さんのアパートの管理人に聞いているんですよね。また、ボカ地区に行くなと言われた朔弥が、川を渡ってボカ地区に入ってしまい。その時の川底に、死の恐怖を感じるシーン・・は、結構印象的だったので、ちょっと急ぎ足(アパートを出てすぐ)に囚われてしまったのが残念でした。
あとは、最初に薬を使われた時。朔弥は器械を使われているんですね。その時に手錠がこすれて、傷になっているのをレオンが手当して、そのために皮の首輪になってしまうわけですが・・。その手当したやりとりもなかったし(器具を使われた事になっていないから、仕方ないかな?)・・・お父さんの口癖の「人間は、破滅する事はあっても敗北する事はない」が、一回しか出て来なかったのが寂しかったかな?これって、後編の最後でもの凄く大事な要素のセリフに直結するんですよねぇ・・・。
また、レオンが最初から朔弥の事を「獣・獣」と連呼するのが、ちょっと・・・鼻につきました。

これらは、私が原作を読んでいたから思った「あぁ、惜しいなぁ」であって。
原作を読んでいなかったら、感じる事がない感想になりますねm(_ _)m。
普段、あまり原作から入らないので、こうなると原作を先に読んだ方が良いのか・・先入観のないまま聴いた方が良いのか・・・と、かなり迷ってしまいそうです。





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最終更新日  2007年07月21日 19時47分59秒
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