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2010年07月16日
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カテゴリ: 読書
週末には、梅雨明け宣言になるはず・・の九州です。


まだまだ、地域的に嵐の種は残っていますが。
なんとか負けないで頑張るしかありません・・・。

今日は、お天気としては青空見える時もあるけれど、雲率高い晴れ(おい)
ただし、夜中の雷雨のせいで。
布団や大物は干せず仕舞いでした。

今日、梅雨明け宣言出るかなぁ~と想っていましたが。
まだ出さないみたいですね(^^;


ほっっとんど雨!!

一日中お天気だった!晴れて、布団が干せました!!
大物洗えました!って日が一回もなかったんですよ。

どこかしら、湿気が多く。
朝降ってました。場所によっては降りました!みたいな(^^;

もう、雨は要らない!!青空を忘れてしまったわ!!と思ったくらいの今年の梅雨でした。

そんな梅雨の曇り空を想わせたBL2冊の感想を!!



かわい有美子著



あらすじ

90年代の大蔵省を舞台にしたお話。
エリート官僚の同期である桐原と司馬。
大物政治家の婿養子になった桐原は、将来が安泰かと想われていたが。


司馬は桐原についてのある噂を耳にする。
そんな時、冷たい雨が降る夜の街で、司馬にすがってきた者は・・・

感想

これは、かなり前の作品ですねぇ・・(^^;。
珍しく、私がシリーズをノベルスで買って。読みふけり。
BLなどのジャンルを超えて面白い!と想えたので、本好きの(腐ってない(゜゜)\バキッ☆)友人に貸して。


その後、ドラマCDになると言うので。
桐原の声が、聖職者のようで清潔感があって、でも色気があって・・と作中に何度も声の描写が出てくるので。

どなたかしら?とドキドキした記憶があります。
桐原は、増谷さんで。お相手は小杉さんでした。
このお二人は、イメージにぴったりで良かったのですが!!
それよりも、インパクトがありすぎだったのが(大笑)篠田役の宝亀さんでした!!

こんの色ボケエロじじい(失礼)と嫌悪感がこみ上げてくるような(大笑)ねちっこさで。
いやもう、それしか覚えてないぞ(大笑)状態でした。

ドラマCDの感想では、メインの二人のシーンは。
かなりせっぱ詰まったシーンだったわぁ・・と書いていますが。
そりゃそうよねぇ!!愛があって、抱いて抱かれて・・じゃないので(この段階では)
音にすると、今なら納得するかもしれません。




最近のボーイズラブで、ちょっと不満なのが。
男同士ではないといけない理由!!と言うのが希薄な作品が多いこと。

単に、個人の好みで男性が好きなんです~~とか。
好きになったのが、たまたま男だっただけ!とか。

男同士でないと、意味がない!!と言う作品はあまりないんですよね。

男同士である正統な理由・・と言うと、理屈っぽくなりますが。
男同士である意味合いが大きい作品としては、銀のレクイエムとこの疵シリーズくらいだと想ってしまいます。

青の軌跡も、男同士の理由はしっかりしていますが。

でも。疵シリーズの場合は。
男同士でないと無理なんです。お話そのものが成り立たない。

例えば、受けが女性だったら。

銀のレクイエム のキラが女の子だったら、なんら問題はないし。
この でも、桐原が女だったら・・・そもそもエリートの出世争いとか、そういう問題にはならないし。

司馬とむつみ合う理由と言うのは、桐原が男だから!!なんですね・・

これは、司馬が(も)男でないと駄目なんですよね!!

そういう意味でも、個人的に高評価な作品でしたが。
実は、引っ越しの時に全部売り払ってしまいまして(゜゜)\バキッ☆
あまり明るい作品ではないし、いっか~~~と思っていたなら。

お友達のところで、3と4に加筆修正??という情報を得まして。
うはは・・・この際、集め直して読み直すのもいっか~~となりました。

今回、読み返してみたら。

あら?桐原って、悲劇のヒーロー(ヒロイン?)っぽく思っていたけれど。
結構、エゴイストで自我が強いイヤなヤツだったのねぇ(大笑)

以前に読んだ時は、婿養子に入ったものの。種がなくて、妻には浮気され。
自分の子でもない子供を育てなくてはいけなくて(^^;
義父には、高級官僚の相手を斡旋され・・・

踏んだり蹴ったりじゃないか・・・と思っていましたが。

そうなるきっかけを作ったのも、君自身。
うん・・・読んだ私が小母さんになって(大笑)視点が違ってきたからでしょうか?
司馬との関係を最初に結んだ時も、結構自分のエゴと言うか・・
そういう欲求に突き動かされていた!と思うと、悲劇と言うよりも。
可哀相な男だわね・・と思ってしまったのでした。

まだ、この1巻の段階では。
厚い雲に覆われたような状態なので。早く、続きが出て。
桐原と司馬が、本当の意味で結ばれてくれますように!!と思ってしまいました。

深想心理

吉原理恵子著



あらすじ

篠宮の家を捨てた、最低最悪な父・慶輔が。暴露本を出版した。
そんな中、マスコミの集中砲火を浴びた姉・沙也加が尚人の高校の前で待ち伏せをしていた!!

感想

1~4巻は、立ち読みで済ませたのですが。
お友達の感想で、読ませていただいたなら。

お話が見えない(^^;

えーっと?
だから、どうなった?
どう進展があったの?

と言うのが解らない。
個人的に、ちょっと立ち読みする時間がなかったのもありまして。

買ってきましたが。

えーっと??このお話で、本の上の日時は一体何日経過したでしょう?
リアルタイムと、書籍上の時間の流れ方が違うのは解りますが。

5巻まで来て、刊行された年月と。書籍の中の年月の差は??

まぁ、これは吉原さんの他の作品でもそうですけど。
進んでいるようで、進んでない!!

自分が読んだら。
こりゃ、どうなった?展開や進展は感想にしづらいわなぁ・・と納得しました。

だって、本の中で何日経過しているんだろう(大笑)

結局。5巻では。篠宮一家の紅一点である沙也加ちゃんが孤立しちゃいました!!
お姉ちゃんは、尚人くんの中でも斬り捨てられていまいました。

それが、まだ沙也加ちゃん自身が解ってないから。
解ろうとしていないから。

その分、尚人と雅紀くんは本当の意味でラブラブで。
抱きしめられて、抱きしめ返して!!

引きこもりの裕太クンを含めて、篠宮ファミリーの絆は堅固になりました!


・・・としか書きようがないんですものね・・・


でも。
同じシーンでも。

尚人視点と。
沙也加視点を。

改行や、空白行の挿入によって交互に入れる。
その事で、お互いの心理描写が実に見事にハーモニーを奏でていると思います。

しかし・・どうして、この篠宮兄弟には。
まだまだ暗雲が立ちこめてしまうのでしょう?

今回も、最後の最後に。
慶輔さんと、じっちゃまのバトルがあって。

それは、結局彼らにもとばっちりが行く話なので。

早く、尚人くんや雅紀くんの上にも青空が広がりますように!
と祈ってしまったのでした。





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最終更新日  2010年07月16日 22時38分46秒
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