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2010.03.18
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カテゴリ: 風力発電
先週土日に研究集会があり、そこで「市民の立場から見たエネルギー・環境問題」というタイトルで報告させていただきました。内容は、エコハウスをなぜ、どのように建設したのか、そしてそこで暮らしてみて得られたデータを環境家計簿として記録し、評価するということ、すなわちこのブログで行っていることが中心でした。

その準備ということもあって、執筆当時環境省官房長で、現環境省事務次官の小林光さんの書いた 『エコハウス私論 建てて住む。サスティナブルに暮らす家』 ソトコト新書(木楽舎,2007年)を読み返しました。
エコハウス私論

小林さんのエコハウスについては、2007年6月16日になりますが、「 環境省職員・小林さんのエコハウス 」と題して、このブログでも紹介しました。

JCCCA:全国地球温暖化防止活動推進センター (Japan Center for Climate Change Action) のサイトの「 環のくらし 」の「 小林さんのエコハウス紹介 」というページでも、くわしく紹介されているのを再度確認しました。

小林さんのところの「フルコースのエコハウス」で採用されているもので、わが家に欠けているもののひとつが風力発電機です。風力発電機については、価格だけでなく、風車の出す低周波・騒音の問題、発電量が確保されるかという問題、独立電源にするか系統連系にするかの問題、独立電源にした場合のバッテリーの寿命の問題、系統連系の場合、太陽光発電との関係の問題、さらにはバードストライキングの問題などさまざまな問題があり、小型ないしはマイクロ風力発電機の導入を構想しながらも、二の足を踏む、ないしは様子見の状態でした。



JETプログラム:「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme) のサイトの 姉妹自治体優良事例紹介(宮崎県) のページによれば、「風力発電機を活用した交流」として、「ソ連の崩壊でモンゴルにおいて、物資の輸入が途絶え発電もできない遊牧民に明かりを届けようと1993年「モンゴルに風力発電を贈る会」が設立され」、「遊牧民の生活に適応した、故障も少なく、持ち運びし易い移動式型の風力発電機を研究・開発・製作して贈っている。」また「風力発電機を贈るばかりでなく、製作方法、修理の方法などの技術指導も合わせて行い遊牧民の生活支援を行っている。」そして「風力発電機の寄贈及び設置のため、毎年1回モンゴルを訪問している。」ということです。 教育研究支援センター 川崎技術長 モンゴル国国土交通環境大臣賞を受賞 によれば、モンゴルから表彰され、名誉教授の称号が授与されたそうです。

肝心の風力発電機ですが、川崎さんの話によれば、最初は既存の自転車とバイクの発電機を利用しましたが、のちにまったく新たな風力発電機を開発し、特許も取ったそうです。上記サイトには、「発電機は、自転車とバイクの発電機を利用した二種類。自転車の場合は、直径60センチのアルミ製三枚羽根が風を受け発電し、整流器を通してバッテリーに充電する仕組みである。風速2、3メートルで発電を始め、本が十分読める明るさが得られる。また、バイク用発電機を使ったものは、直系1.5メートルの耐水ベニア板製の四枚羽根である。充電時間が自転車に比べ半分で済み、出力も4倍以上となる。その後は、全く新しい型の風力発電機を研究開発し、約風速1メートルから発電を開始でき、特許も取得した。モンゴル国内でも、この風力発電機を贈る活動は大きな話題となっており、遊牧民から大変感謝されている。」と書かれています。

川崎さんの話によれば、新しく開発された風力発電機の羽根(ブレイド)は木製(耐水ベニア板製)で、通常のガラス繊維強化プラスチック(GFRP)ないし炭素繊維強化プラスチック(CFRP)とちがい、風を切るような感じにならず、騒音や低周波の問題は解消されるといいます。

このモンゴルに贈られた風力発電機のことは、 宮崎放送・MRTラジオのほめられタウン100 のサイトでも、「このプロジェクトが開発した風力発電機は、「モンゴル型」と名付けられ、羽根の直径1.5m、重さおよそ10kgというコンパクトなもの。季節によって風の強弱があるモンゴルの自然に合わせて風速1m/sから30m/sまで対応でき、300~500Wの発電出力がある。この風力発電機は、単にCO2を削減するというばかりでなく、メンテナンスがほとんど必要ない簡単な機械」と紹介されていました。そして、風力発電機の写真(ブレイドは3枚ですね)には「プロペラの部分の素材は木。すごい、これで電気が起きるの!?軽さと、小ささにびっくり!!」とコメントがつけられていました。

紹介されていた風力発電機は市販された製品としては、どうも 新日本電力 の系列の A-WINGインターナショナル 「AWI series 300w」 でブレイドは「3枚翼型 木製 ウレタン塗装仕上げ」と紹介されています。私は、ゼファーなどしか検討していなかったので、木製ブレイドというのは目からうろこが落ちる思いでした。実際に現物を見せていただいたり、さらによくお話なども聞かせていただいたりして、ぜひ検討をしてみたいと思いました。





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Last updated  2010.03.18 18:03:18
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