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May 26, 2010

アメリカの家のエアダクト清掃

カテゴリ：家のこと

今日の気温は昨日よりは低めでしたが、やっぱり暑いかな～って感じでした。

今週末にお隣さんの家で大きなパーティをする予定で
今日はその準備のお手伝いをしてから、お庭で一緒にピザを食べたのですが
夕方６時過ぎくらいからは気温がちょうど良く、風が気持ちよかったです。

しかし先週までは暖房を使う日もあったのに、もう冷房を使うなんて
気温の変化に体が追いつかない感じ。。。

冷暖房といえば、こっちに引っ越してきてからまず気になったのが
エアダクト（通気管）の掃除。

アメリカの家はだいたい全館冷暖房が一般的。

家中の床下や壁の間の管を通って、バスルームを含む各部屋の排気口から出る仕組み。
かなりのパワーなので日本のエアコンよりも利きがよく、家中が快適温度なのは嬉しい～。

でも日本のエアコンと比べたら、流れる空気は汚い・・・。
いちおう機械本体の中にフィルターを取り付けていて、このフィルターは
一個１０ドルとかするだけあって、かなりしっかりとチリやホコリをとってくれるのですが
そのフィルターを通過した後の管がきれいじゃなかったら台無しです。。。

特にうちみたいな古い家になると、積もり積もったホコリがありそうで…
考えただけで恐ろしいぃ～と思って通気口を覗いてみたら、鳥肌が立つほど汚かった。。。
大量のチリやホコリに、床に開いている排気口なんか、紙切れだのゴミが落ちてて
こんなところを通った空気を吸ったら、絶対に病気になるって感じ。

幸い引越し当時は冷暖房を使用しなくても生活できる時期だったので

でも家中に通ってる通気管ってどうやって掃除してるの？と思っていたら
家に届く色んな広告の中にAIR DUCT CLEANING（通気管掃除）の文字を発見。

さっそく広告を集めまくって情報収集を始めたところ、金額に関しては
１ファーネスあたり75～145ドル（通気管はいくつでもOK）か
１通気管あたり６～９ドル位の２タイプ。

思ったのですが、よく見ると広告中には小さな字で色々と書かれていて
上記で安そうな業者の広告にはどれも「吸気管は別料金」って書いてある。。。

排気管が通常20ドルのところを6～9ドルとかに値下がりしている広告なんかは
別料金の吸気管に関して金額を書いていないところを見ると
それだけで数十ドルってこともありかも？？

うちは吸気管が２つだから、ぱっと見で安い所は
別料金の吸気口でぼったくられるかも～？！

エアダクト清掃に関してはネットでも検索して色々な経験談を読んだのですが
Hidden Costがあったりして、作業に取り掛かってからあれこれと別料金の話をされたりして
最終的に５００ドル以上かかるケースもいくつかあったので
かなり注意して業者選びをしました。

結局は１ファーネスあたり99ドル（吸気口込み）の業者で
見積もりの予約がネットでも出来るという
ちゃんとしていそうな会社にしてみました。

いざネット予約をしようと思ったら、その時はシステム休止になっていたので
しかたなく電話をかけて、何度も「本当に１ファーネスあたり９９ドルだけ？」と聞き
通気管は吸気口までちゃんとやってくれるのか確認してから数日後に来てもらうことに。

２人のメキシカン系の男性がやってきて、ここでも金額を確認してから
さっそく作業開始～。

エアダクトクリーニング

1つの排気口の上に、このブルーの大きな管をまずはセット。
この管は外のトラックにつながっていて、トラックの中の機械が
すごい勢いでゴゴーっと音を立てながらホコリやチリを吸っていきます。
つまり、大きくて超強力な掃除機ってこと。

すべての管はつながっているので、１つのファーネスあたり一箇所の排気口の上で
コレをしばらく動かしている間に、他の排気口や吸気口の汚れを強力なブロワーで
内側へ吹き飛ばし、ブルーの管から吸いやすくしてました。

ブロワーで吹き飛ばす人が通気口カバーを外さないで作業をしはじめたので
「カバーは外さないの？」と聞いたら、「はずさなくてもちゃんと吹き飛ばせるよ。
はずして欲しかったら外すけど。」と言われたので
外した方が絶対キレイになるはず！と思い、外して作業してもらいました。
（こういう時はちゃんと言わないとね～。）

本当にこんなシンプルな作業でキレイになるの？と思ったけれど
後で覗いて見たら、確かにホコリとかゴミがきれいさっぱりなくなってました。

それにしても作業する人もビックリの汚さだったみたいで、何年掃除してないの～？と
聞かれました・・・こっちが聞きたいよ。。。
大体２～３年に一度はこの掃除をやったほうがいいみたいです。

そして機械本体の状態をチェックしてくれるというので見てもらったら
一個のファーネスはかなり古くて汚れていたので
「ちゃんと動いてないからこのままだと電気代がかさんでもったいないよ。
　新しいのにすれば電気代も安くなるから変えたほうがいい。
　今なら格安で売ってあげられるよ。」とのこと。

これは機械を売りつけたいだけなんだな～と感じたので断ったのですが
結構しつこくて、機械系に弱い私は何て言ったらいいのかわからない。。。
そこで、大家さんに代わって家のチェックとか修理をしてくれるオジさんに電話をかけて
業者の人と話してもらったら引き下がってくれました。

オジさん曰く「この前チェックして部品も新しくしたばかりだし、ちゃんと動いてるから
大丈夫だよ。機械を売りつけたいだけだから聞かなくていいよ～。」とのこと。
あ～よかった。

ファーネス本体の中のクリーニングも別料金でやってくれるみたいだったけど
管とは別の部分だから空気には直接関係なさそうだし
ここは自分達でも掃除機を使ったりして掃除できる場所だったので頼みませんでした。

２時間もしないうちに作業は終了し、料金は確認した通り１ファーネス99ドルの計算で
うちは２ファーネスなので、チップを足して220ドル渡しました。
（チップに驚いていたので、いらなかったかも？）
あんなに汚かった管が全部キレイになったのを考えると納得のいく料金だったと思います。

そしてこのきれいな状態をキープするために、掃除してからすぐに
日本の100均で買って持ってきたエアコン用のホコリ取りフィルターを
全ての吸気口と排気口に取り付けました。

好きな形に切って使えるので、色んなタイプの通気口に使えて
これを張っておけば、排気口にホコリや小さなゴミが入り込むことがないし
三箇所で空気中の汚れをキャッチできるのがいい～。

これは吸気口。
エアダクトカバー吸気

ここは汚れやすくて、１～２ヶ月くらいで取り替える感じ。
でも二箇所しかないから大した手間ではありません。

こっちは排気口。
エアダクトカバー排気

ここはほとんど汚れません。半年に一回位の交換で大丈夫な感じ。

ファーネスの中に入れるフィルターも、普通なら２～３ヶ月くらいで取り替えるらしいですが
吸気口にフィルターをしているせいか、４ヶ月たってもまだ大丈夫。
わざわざサイズを確認して、10ドル以上もするフィルターを買う回数が減るのは嬉しい～。

100均のフィルターは一枚で４～５個の通気口をカバーできるし
消臭＆抗菌作用があるから、とってもお得で衛生的！
日本に一時帰国する機会があるごとに買って持って来てます。

そろそろ夏にそなえて、またフィルターチェックしておこうっと。

アメリカに来てから喘息とかアレルギーになってしまった人は
エアダクトをチェックすることをオススメします。

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