今回有田さんのこのCDを聴くと,もし,Louis Esprit Lot や Louis Lot が銀製楽器ならば,ますますこの音色の仮説は,確信に変わるという感じがしました.つまり,Muramatsu の楽器にも,バロックやルネッサンスのフルートにもない,オールドな銀製楽器にありそうな,中低音域のふくよかな感じの音色が,このCDのLoius Esprit Lot や Louis Lot を使った演奏にも感じられるのです.まあもしかするとそう思い込むからそう聴こえるのかもしれません.でもやっぱり違いを感じるんだなぁ.特に,Louis Lot の音にはその感じが強いです.