2011/08/18
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カテゴリ: 映画のはなし
寄せ集めの楽団が巻き起こす奇跡の物語。

この映画は大当たりでした。

パリでは2009年、あのマイケル・ジャクソンの 『This is it』 を抜いてオープニングNo.1だった映画です。



ボリショイ交響楽団を牽引していた天才指揮者アンドレイ(アレクセイ・グシコフ)、今は劇場の清掃員として働いています。

30年前、ブレジネフ政権下のユダヤ人排斥運動によって多くの団員が職を追われ、彼もユダヤ人の楽団員をかばった罪で職を追われた一人でした。

ある日、清掃中のアンドレイは楽団長宛てに送られて来たFAXを偶然発見。

パリのシャトレ座から2週間後の公演に穴があいてしまったので急遽こちらで演奏してくれないかという依頼でした。

アンドレイはとんでもないアイデアを思いつきます。





団長には内緒で昔の仲間をかき集め、資金繰りをし、マネージャーを立て、偽のボリショイをパリに送り込むことに成功します。

しかしまだまだたくさんのハードルがあったんですね。

マネージャーはパリで共産党の党大会に入れこみ、団員はそれぞれ勝手な行動をとってリハーサルを一度もすることなく、本番の日を向かえてしまいます。

当日になっても団員は劇場に姿を見せず、楽器も現地調達の一山いくらみたいなひどいもので、折角引き受けてくれたヴァイオリンのソリストもキャンセルしたいと言い出す始末。

ボリショイと有名ヴァイオリニストの共演ということでシャトレ座は政府要人を含め超満員で、テレビ局の生中継まで入っている中、始まった演奏はあまりにもレベルの低いひどいものでした。



更に悪いことに、休暇中のボリショイ楽団長がなんと家族でパリに来ていて、自分の知らないボリショイ公演のポスターを目にしてしまうんです。

劇場の支配人も、ロシアの楽団マネージャーも天を仰ぎます。


『音楽の神様、もしいらっしゃるなら、いま、それを証明なさって下さい。』


そして本当に奇跡のように音楽の神が降りて来るんですね。

ソリストの紡ぎ出す音は、楽団員すべてに30年間忘れていた究極のハーモニーを思い起こさせるものでした。

彼女の名はアンヌ=マリー・ジャケ(メラニー・ロラン)。





実は彼女とこのオーケストラの間には切っても切れない絆が存在していたんです。

壮大なチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲に劇場全体は感動に包まれ公演は大成功をおさめます。

フランス映画ってイマイチ笑いのツボも違うし不幸な終わり方するのが多くてあんまり好きな映画は少ないんですが、これはとってもお勧めです。

私にも音楽の神が降りて来た瞬間が見えましたよ。

以前ご紹介した 『コーラス』

ラデュ・ミヘイレアニュ監督の『オーケストラ!』(原題: Le Concert)は、2009年のフランス映画。

予告編はこちらです。

オーケストラ!









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Last updated  2011/08/18 01:07:52 AM
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