2014/11/21
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テーマ: 社交ダンス(8689)
カテゴリ: 旅行記
<新市街>

帰国の日、飛行機まで少し時間があったのでもう一度観光バスに乗りました。

昨日は居眠りして良く覚えてない川向こうの新市街を今回はじっくり見せてもらいます。

出来ればラーデベルガー醸造所も。

滞在中は毎日これ飲んでましたけど、やっぱり作ってるところで飲むと、きっとひと味違うでしょう(なんてね)。


IMG_2679.jpg


ゲーテやシラー、ワーグナー以外にもドレスデンゆかりの『何か名前聞いたことある著名人』がたくさんいます。

それは19世紀中頃からドレスデン郊外で始まった田園都市計画が多くの文化人を引き寄せたからのようです。





ヴァイサー・ヒルシュ(Weißer Hirsch)、白鹿という名の保養所を1888年に開設したのはハインリヒ・ラーマン医師でした。

クナイプ などの療法を提唱するドイツで最初の自然療法サナトリウムで、都市の生活に疲れた人々が憩いを求めてやって来たんですね。







1906年には世界各国から7000人もの療養者が訪れたそうですから、いきなり大都市になったんでしょうね。

そこには様々な出会いもあったことでしょう。

ダンス関連ではドイツのモダン・ダンス「ノイエ・タンツ」の創始者として有名なマリー・ヴィグマンも若い頃この田園都市に滞在していて、私は詳しくないんですが白鹿で療養中の舞踏理論家ラバンや画家のノルデ夫妻と交流があったそうです。

今は閉鎖されていますが、その跡地を観光バスで案内してくれました。





『ふたりのロッテ』などの著者として有名なエーリッヒ・ケストナーも新市街で生まれ育ちました。

自伝小説『私が子供だった頃』に出てくるアルベルト広場もバスで通過。

塀の上から公園を眺めるケストナーの像があるらしいのですが、バスの窓からは見えませんでした。





一番の心残りといえばラーデベルガー醸造所のすぐ前まで行きながらそこを見学する時間がなかったこと。

1872年に開設されたラーデベルガー醸造所はザクセン王室御用達のビールで、ドイツで最初のピルスナーを作ったと言われています。

観光バスがね、これ見よがしにしばらく停まるんですよ。


『ああ、ここで飲みたいなあ。』








大将なんか半分バス降りそうになってたんですけどそんなことしてると帰りの飛行機に乗り遅れてしまいますのでね。

楽天でも買えるみたいですので、よろしければお試し下さい。

普通のピルスナーですけど、おいしかったですよ。





帰国したとき満月だった月もすでに新月に近付き、もう半月も経ったんだなと思いました。

いつもダンスとは殆ど関係ない、だらだら長いだけの旅行記におつき合いいただきありがとうございます。



(おわり)

IMG_2668.jpg





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Last updated  2014/11/22 01:05:32 AM
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