2026/06/25
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テーマ: 社交ダンス(9913)
カテゴリ: 映画のはなし
カトリック教会のトップであるローマ教皇が亡くなると、世界各地の枢機卿たちがバチカンに招集され、次の教皇を選ぶ選挙が行われます。

教皇選挙(コンクラーベ)は歴史の授業で習いましたが、先生が『その名の通り、決まるまで何日も教会にこもって投票を続ける 根比べ です。』とおっしゃっていたのを今でも覚えています。





この映画が上映されていた最中の2025年4月21日に、実際に教皇フランシスコが亡くなって、さらに話題になりました。

一般人は選挙の経過をたちのぼる煙の色で知るしかないコンクラーベ。

隠された教皇選挙の内情が見られる面白い映画でした。





ローマ教皇庁首席枢機卿で英国出身のトマス・ローレンス枢機卿は、この一大イベントを取り仕切り、滞りなく次世代に継承する責任者でした。

投票が始まる直前になって、リストになかったベニテス枢機卿が到着します。

アフガニスタンなど多くの紛争地域で奉仕を行ってきた功績を評価されて、亡き教皇から秘密裏に任命( in pectore)された枢機卿です。







この大イベントに修道女たちも動員され、枢機卿たちの食事の世話などを任されていました。

女性の枢機卿はいないんですね。政治や宗教の世界では男性優位な歴史的背景が目につきます。

初日の投票で当選に必要な三分の二の票を獲得した者はいませんでしたが、史上初となるアフリカ系教皇の座を狙うナイジェリア教区のアデイエミ枢機卿がトップでした。

しかしお手伝いに駆り出されていた修道女の一人と昔何かあったようで揉めています。

ローレンスが対応してアデイエミは戦線離脱。2番手につけていたカナダのトランブレ枢機卿が優位な立場になりました。





ところがこのトランブレ枢機卿も金に絡む問題ありだったんですね。

アデイエミを陥れるために関係があった修道女をわざわざ呼んだのも彼の仕業でした。

前教皇はトランブレの裏金問題を知っていて、亡くなる直前に解任していたんですが、その場にいたウォズニアック大司教はアル中気味で証言の信憑性が疑われていたんです。





実際のコンクラーベはこんなサスペンスドラマみたいな展開にはならないと思いますが、ローレンス枢機卿の働きは選挙のオーガナイザーというより相応しくない候補を炙り出す探偵のようでしたね。

派閥のようなものがあって、『あいつにだけはなって欲しくない』人たちの焦りや、なんとか教皇の座を手に入れたい人たちの踠きなど、聖職者というより人間臭さが際立ちました。

教皇選挙は自分に投票してはいけないそうです。







『教皇選挙』(原題: Conclave)は、エドワード・ベルガー監督による2024年のアメリカ・イギリス映画です。

ドキュメンタリーかと思っていたんですが、第49回日本アカデミー賞では最優秀外国作品賞を受賞するなど日本でも注目を集めた映画だったようです。

原作はロバート・ハリスの小説『Conclave』で、ローレンス枢機卿をレイフ・ファインズが演じています。

レイフ・ファインズ は大好きな俳優の一人なので、見逃していたのを見られてよかったです。

選挙に臨む枢機卿たちの衣装や雨傘まできっちり同じに揃っているのが、まるでスターウォーズのクローン兵たちのようでちょっと異様に感じました。





星星 映画大好き 星星







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Last updated  2026/06/26 06:00:40 PM
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