つまずく石も縁の端くれ

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                一村雨(ひとむらさめ)

2025年02月16日
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カテゴリ: アート


飛騨の千光寺に出かけたのはもう30年も前のこと。それ以来
円空の仏像にずっと親近感を持ち続けています。今回、久し
振りに円空仏に再会できて、いろいろ発見がありました。
まず、今まで知らなかったのがとても恥ずかしいのですが、
円空仏は、360度立体の彫刻ではなく、樹木の全面だけを利
用して彫られているということです。すなわち、背中側はす
べて平面になっているのです。三井記念美術館の最初の展示
室では、360度ぐるっと回って眺めることができるので、初
めてこのことに気づきました。これは自分にとっては、大発
見でした。どうして、360度立体の仏像を作らなかったのか、
調べてみる価値があると感じました。



それにしても円空の仏像は、樹木を削った跡の顔の表情がと
ても美しく、ステキです。特に有名な両面宿儺像の額や目じ
りに刻まれた彫跡は極めて美しく、この像の神秘性を高めて
いるように感じます。
清峯寺の千手観音菩薩立像は、腰下にお地蔵さんを従えてい
ます。基本的に一木で仏像を作る円空は、このような千手観
音像などはほとんど残していないとのこと。それぞれの手の
表情も素朴さにあふれ、素敵な形の仏像となっていました。



照明の当て方もすばらしく、それぞれの仏像の表情がよく分
かり見ごたえのある展覧会でした。(2/4)





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最終更新日  2025年02月16日 13時29分32秒
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