つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

2014年02月01日
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カテゴリ: アート
先週、東博へ行く際、前を通りかかって、これは見なければと思った。全く知らない作家だったのだが、チラシに載っている「鍵」のミケランジェロの最後の審判を彷彿させる群像表現に心ひかれたのだ。

結論からいうと久々の大ヒット。この画家の世界観に圧倒させられた。
最初の街シリーズは、建物に線路や道や広場が複雑に入り組んだゆがんだ空間。エッシャーのだまし絵を見ているような気がする。不思議な空間だがどこか懐かしく、自分が絵の中の住人となり囚われてしまうような感覚に陥る。諸星大二郎の描く世界にも似ているように感じ、すっかりいい気持になったところで、次の部屋に行って、もう言葉を失った。1000号という巨大な作品。これはもう壁画と同じ。新作の四季を描いた作品は、蜘蛛や蛸や桜の花に絡み取られてもがく人々の群像。思わず言葉を失う。
すっかり、この画家のファンになってしまった。たまにこういう新しい発見があるから美術館巡りはやめられない。
☆☆☆☆☆





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最終更新日  2014年02月01日 23時28分07秒
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