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2014.05.13
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 真実を知るというのは面倒くさいという事。

 たとえば、「そばもん」という蕎麦を題材にしたマンガが現在、小学館のビックコミックで連載されています。で、ちょうど何か月も前から福島編に入っている。震災と原発、それが与える食への影響を扱った、昨今話題になった美味しんぼと同じアプローチと思っていただければ。

 で、この中で放射性物質が体内に入る可能性と許容量に関して、そして、そのリスクが現行のシステムだととても低い、あるいは人体に影響が出るほどではない、という説明をしています。

 が、キャッチーなのはどちらの漫画か?といえば、圧倒的に知名度などから美味しんぼ説になってしまう。それこそTVや新聞に取り上げられ、各所で話題になるぐらい。

 で、この「そばもん」の中で説明される内容が・・・その・・・難しいんです。この「難しい」というのが実はものすごく大切なのですが、この手の科学的証明というのは、それこそ頭のいい学者さんたちが何人も集まり、考え、証明する、一般人に説明してもわからない世界。そこらへんの主婦に分子配列が一つ違うだけで全く違う物質になる、ということを説明しても「よくわかんない・・・」になると思う。自分だってそう。

 その場合、たとえば「国はもっと説明する義務がある」と叫んでいる人にこの説明を懇切丁寧に始めようとすると「訳が分からない」で大半が寝てしまう。これは科学に限らず、自分のよく知らない分野の説明というのは呪文やおまじないと同じで、耳を素通りする。

 その場合、ではどういう説明が受け止められやすいか?それは「激しい断言口調」であったり「危機感をあおる表現」であったり「権威のある人間の発言」の方が真実としてはおかしくても肯定されやすい。週刊誌やゴシップサイトが表題で注目されるため、学者が説明では言っていない「〇〇は死に直面している!」というような説明がわかりやすい、とされる。

 これは怖い事です。

 正直言います。私は今回の「美味しんぼ」の説明も「そばもん」の解説も本当のところどっちが正しいのか解っていないと思うのです。ただなんとなく自分が「こっちが科学的(っぽい)だなあ」というレベルの信用でしかなく。でも、一部の矛盾をきちんと突っ込める科学者や統計学者以外は読者はほとんど同じような立場だと思います。人つてに聞いた科学的矛盾を突っ込むだけで。








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最終更新日  2014.05.13 11:12:23
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