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2017.01.19
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 中国APAホテルの室内に南京大虐殺の真実という系の本が置かれていたことについて。

 このこと自体は問題ないと思います。というか、私も以前、国内ですが旅先でアパホテルをたまたま利用したことがあったのですが、この手の本があって「うわあ・・・」と。ですが、私企業であり表現の自由の認められているこの国でどんな本を置こうと経営方針の自由です。

 ただ、一つ感じたのは今回ホテル側の言い分(当時南京には20万人しかいなかったなど)はすでに否定されていることで、何周も前に戻った間違っていることを立証された言い分を未だに持ち出して「これが真実」と今、言い出すのは、人類は月に行っていない説(トンデモ論)をまるで自分が最近ネットで知ったから最新の正しい情報であるかのように語っている間抜けさというか。

 南京大虐殺については正確な死者数が把握されていない、というのが歴史学では定説になっています。中国側の言う30万人は多すぎる、しかし、日本政府側も公式に2万人以上の死者が出たことは認めている。また、現存する一般兵士の日記30人以上の記載にもあるように、実際に虐殺行為が行われたことは証拠が出過ぎていて。30万人が盛り過ぎているからすべてが嘘である、という理屈にはならない。一人も殺さず無血開城であったならともかく、たとえ100分の1の3000人であったとしても大虐殺であることに変わりはない。

 で、今回笑ったのは先日の荻上チキセッション22で取り上げられていたのですが、同会社が行っている論文大賞(この手の保守系論文)の選考員に自民党の原田議員が名を連ねていること。わあ!あの人か!



 この方は以前、この番組で南京事件を取り上げた際、上のグループが主張することと全く同じことを主張し、DJに資料をもって「それ、違いますよ」と突っ込まれてうろたえる、彼が自分は確固たる証拠を持っている、としたその資料を実は通しで読んでもいないことが露見した、伝説の放送でした。

 つまり、そういう人たちの内輪受け同人誌がおいてある、実際には外の世界に持ち出しても相手にされない、ファンタジーノベルだと思えばwこの手の本の信憑性を一番疑うのは「真実」といいつつ、一次資料を提示しないところがありますので。

 APAホテルの置かれている本に関しては、例えば他の企業でも店舗に創業者の自伝が置かれていることがあるように、事前に「こういう本が置いてあるホテルです」と周知されることはいいことかもしれないと思います。








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最終更新日  2017.01.19 08:31:21
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