アレ、ときどき啓人 そらそうよ おーん

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2006.04.26
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カテゴリ: 映画 ウ

☆おすすめ品☆ ヴェラ・ドレイク 型番:ASBY-5296

あらすじ

ヴェラ・ドレイク(イメルダ・スタウントン)は
労働者階級の人々が暮らす界隈で、愛する夫、息子と娘に囲まれて
病気で動けない近所の人たちを訪ねては甲斐甲斐しく世話を焼き
家族団欒の時間を大切にし、いつも笑顔を絶やさない。
しかし、そんなヴェラには、誰にも言えない秘密があった・・・。

感想
ヴェネチア国際映画祭で、金獅子賞と女優賞W受賞。
アカデミー賞、監督、脚本、主演女優賞ノミネート。
パルム・ドールに輝いた『秘密と嘘』のマイク・リー監督作品。

表立ってこない大衆の、秘めたる歴史という感じの内容です。
当時のイギリスの状況というのを知らなかったので、勉強になりました。
観ててよく分からなかったのは、当時の貨幣制度です。
1ポンド=20シリング=240ペンス、1ギニー=21シリングという
ややこしい貨幣の流通をしていたようです。

まず、主演のイメルダ・スタウントンの演技が、見応えがあった。
ジュディ・ディンチやマギー・スミスと匹敵する程の舞台女優らしいが
私は知りませんでした。
どちらかといえば脇役タイプの人らしい。
実に、普通のオバサンという雰囲気を醸し出していた。
その普通のオバサンが、驚くべき行為を長年に渡り続けていた。
このオバサンが実に良い人なので、驚きは倍増でした。
監督は、俳優に自分が演じる役柄以外のことは事前に知らせないという
独特の演出方法なので、ヴェラの行為を知った家族の驚きが
とても緊迫感のある雰囲気だった。

この映画に出てくる悪い女性達は、みんな煙草を吸っていた。
監督が意図的に、吸わせてる様に感じた。

『ヴェラ・ドレイク』公式サイト

ネタバレ感想



逮捕されるというのは辛いよな。
ほんま、イメルダ・スタウントンは良い役者ですね。

チューブで石鹸水を入れるだけで、簡単に子供が堕ろせるのに
まずビックリした。
たまたま知り合いの女性の娘を助けて、その娘が体調が急変し
逮捕される事となったのは不運だった。
だが、刑務所で、あの方法は安全と言っていたが
把握してないだけで、他にも危険な状態になった人がいたと思った。
やはり、ヴェラの行為は犯罪に値するであろう。
しかし、正規の方法だと150ポンド程の高額な金額が必要で
貧しい人には払える金額ではない。
ヴェラが堕胎ではなく、娘を助けたという意見も、間違ってはいない。
間違ってたのは、当時の妊娠中絶の環境ですね。
オスカー俳優ジム・ブロードベント演じる裁判官の判決は
腹立たしい程、非情でした。
衝撃を受けながらも、妻を赦したヴェラの夫の決断が感動的だった。






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Last updated  2010.09.15 09:37:12


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