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2010.06.22

『真夜中のカーボーイ』'６９・米

テーマ：ＴＶで観た映画(3817)

カテゴリ：映画　マ行

あらすじ

やって来たジョーは、ラッツォと呼ばれる小男と
出会うが・・・。

感想

アカデミー賞
作品賞
監督賞
脚色賞

７０年前後のハリウッドで、それまでの
主流だった夢物語を描いた作品とは違った
アメリカン・ニューシネマという
反体制的な映画が多く作られた中で

代表する１本

ニルソンが歌う主題歌の「うわさの男」

は
誰もが耳

あの時代を知らないんですけど、個人的には何故か
アメリカン・ニューシネマとは相性が良いんですが
明るい映画以外は認めない人には、不向きでしょうね

出演は『チャンプ』

のジョン・ヴォイト
『マラソンマン』

のダスティン・ホフマン
『アンディ・ウォーホールのヒート』のシルヴィア・マイルズ
『ティファニーで朝食を』

のジョン・マッギーヴァー
『マンハッタン・ラプソディ』

のブレンダ・ヴァッカロ
『ドク・ハリウッド』

のバーナード・ヒューズ
『悪魔のシスター』

のジェニファー・ソルト。

監督は『イナゴの日』

のジョン・シュレシンジャー。

ネタバレ感想
マウスでクリックしながら、なぞって下さい。

生活しようなんて、完全にアホやんけ(^_^;)
ラッツォに騙されても、仕方ないわ。

窓からゴミ捨てたり、下に子供がおったのに
物を落としたり、殴られて入れ歯ポロリ
金まで奪われたのに、通報しようとしなかった
優しいタウニーを殺してしまうなんて
ジョーは最低な奴っちゃな。

いくら脚が悪いからって、田舎者騙したり
スリで生計を立てたりして良い訳もなく
おまけに汚らしいし、ラッツォも好きになれん。

けど、そんな好きになれへん２人を応援している
自分がいたから、不思議やった(^_^;)

ジョーもラッツォも、最初の印象が最悪から
始まってるから、意外に思いやりがあるとか
ちょっと良い所が見えただけで、好感度が上がり
次第に２人に愛着が涌いてきてもうたな。

それと、好きな映画『スケアクロウ』の２人と
少しカブってたのも、好感が持てた理由かな。

金に困っても、ニューヨークに来てまで
また皿洗いには戻らなかったジョーやったけど
ラッツォの為に向ったフロリダでは、力仕事を
やると決意して、カウボーイルックを捨てる。

恋人はレイプされて、精神病院に入れられて
自身も掘られた事で、強くありたいという気持ちが
あのカウボーイルックやったと思うねんけど
それを捨てるって事は、過去とは決別して
前向きに進む気持ちの表れやね。

しかし、その矢先に、リコは息絶える。
まぁ、やっぱり（笑）って感じやったけど
人が死んでるのに終点まで走るバス（笑）の
２人の姿は、余韻を残す良いラストやったな。

回想シーンとか、分かりにくい部分のある映画やったな(^_^;)

オダニエルは最初、ゲイ好きオヤジに見えたけど
まさかのキリストが出てきて、実は狂信者
って事で間違いないかな？

普通に、男の友情を描いた映画のように見えたけど
監督がゲイなのもあって、ゲイの映画とも言われてるらしい。
ラッツォはゲイっぽいし、やたらゲイに反応するから
ジョーもそう見えなくもないけど、ゲイに反応するのは
掘られた過去のせいで、ストレートやと思うけどな。

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