たそがれ菜園日記

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June 2, 2011
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カテゴリ: 園芸




 お茶畑も収穫を前にして最後の手入れの時期です。
 展示会に出品する一部の茶園では、すでに手摘みのお茶が限定品で、作られているようです。

 お茶の芽も育って来て間もなく、刈り入れの時を迎えます。

 茶畑は上の写真のような平地もありますが、昔から傾斜地でも作られています。
 我が家の近所でも、そろそろと機械で刈り取りが始まり娘さん夫婦が頑張り中です。
 機械とは云え結構しんどいようで、二人が健康でないと出来ませんね。



 親戚のお茶工場で撮影をさせて貰いました。
 コンテナから蒸し工程に入りますが、これはお茶の品質を左右する、一番に重要な工程です。

 コンテナで蒸し機械に運ばれて行きます。

 蒸し機械ですが子湖にはボイラーから、蒸気が運ばれてれて来て、強力な蒸気で蒸し上げます。

 蒸された新芽はコンペアで運ばれますが、この間に熱気が抜けて徐々に覚まされます。
 蒸して覚ます…これが最初の重要な工程ですが、蒸し時間が短いお茶は浅蒸しと云って、
青臭さが抜けず香りが悪くて、お茶としては好まれていません。
 最近はむしろ「深蒸し茶」と云って蒸し工程に、時間を掛けたお茶が好まれているようです。
 この工場では深からず浅からずの、古来からの伝統的な製法で作られています。

 適当に覚まされた新芽は、コンテナで次の工程の粗揉機へ投入されます。
 粗揉機は内部に揉み手があって、熱を加えながらお茶の葉を揉んで、乾燥と揉み工程を同時に行います。

 このあたりであの青芽の面影は、全然見られなくなって、お茶の形になって来ています。

 ここで更に水分を抜くために、再乾機というドラム状の機械で乾燥します。
 この乾燥の程度が問題で、次の工程に関係して来ます。
 加工も終わりに近づいて、精揉機という機械で揉み工程の仕上げに入ります。
 前処理で乾燥し過ぎると、巧く加工が出来ず粉が多くなります。

 精揉機の内部ですがカシの木で作られた、鋸歯状の揉板の上から茶の葉に、熱を加えながら
 重みを掛けて、更に撚りをかけて行きます。

 ここで出来上がったお茶は最終工程の、乾燥機で水分を完全に除去されます。
 熱源はガスで自動的に温度調整されます。
 乾燥機
 乾燥機から出て来た出来上がりの荒茶ですが、ここで暫く熱を冷まします。

 熱がさめたら茶櫃や紙袋で出荷されます。
 このようなビニール入り紙袋の簡便包装で、出荷される場合も多いようです。
 出荷先は直接あるいはJAの入札方式で、茶問屋さんや仲買会社に流れて行きます。
 お茶工場では出来上がったままの、荒茶の状態で出荷されますが、流通過程でブレンドや
裁断加工などが加えられて、消費者の手元に届くようです。
 一番茶は年に一度の生産ですので、高級茶を扱うお茶問屋さんは、この時期に一年分の、
仕込みが必要ですので、生産者との間に熾烈な駆け引きがあるようです。
 この後は番茶や2番茶などで、後2度の刈り取り作業が必要です。
 お茶栽培の収益の大半はこの一番茶で占められているそうです。






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Last updated  June 2, 2011 09:45:04 PM
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