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最初図書館で借りたのですが、非常に内容が濃く、かつわかりやすかったので購入を決めました。最新のエン… [ >> ]
2025.02.01
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カテゴリ: 手塚治虫




31 日の NHK で、 1986 年制作の『手塚治虫 創作の秘密』がオンエアされた。

この番組はすでに何度か見ているし、 You TUBE でも一部が見られる。とはいえ、改めて全編を見ての感想は、超人的なスケジュールをこなす(というか追いまくられる)天才・手塚治虫の日々はしっかりと伝わってくる。が、肝心の「創作の秘密」に関しては、個人的には少し不満があるのだ。

これは初見だった 1986 年にすでに感じていたことなのだが、鈴木光明氏、うしおそうじ氏、永島慎二氏など、実際に「漫画の神様」の仕事ぶりを目の当たりにした、そして驚倒したプロの漫画家たちの証言を思い浮かべると、本当に追い詰められて執筆する手塚治虫の神業ぶりは、「あんなもんじゃないでしょ」と今もやはり思うのだ。

この印象を補完するような作品も発表されている。『ブラック・ジャック創作秘話』だ。そこには原稿に食らいつくようにして執筆する手塚治虫のナマの姿が証言をもとに漫画化されているが、あちらのほうが実像に近いのではないかと想像している。テレビ撮影ということで、やはり手塚治虫自身、「撮られている」ということを意識している、ように見える。

そして元来のサービス精神を発揮し、「まるで牛若丸のように(うしおそうじの表現)」原稿のあちこちに順不同でペンを入れたり、原稿を回してさまざまな方向からペン入れをするハナレワザの一端は見せてくれている。だが、本当のカミワザの真髄は、見せることを意識した映像には残せなかったのではないかと、そんなふうに思わざるをえない。

実際に手塚治虫の神業を見た人たちに、この番組の制作映像の印象を聞いてみたいのだが、残念ながらその多くはすでに鬼籍に入っている。

別の論点になるが、この番組が繰り返し再放送されることの意義と醍醐味は、呼ばれるゲストのトークにあると思った。

前回、この番組の一部を見て感想を述べていたのは、浦沢直樹。神様の手首の使い方に着目したり、「(ひと仕事終わったと言いながら)『明日の朝までに 32 ページ(の仕事がある)」』って、あれはありえない(常人では、それだけで到底無理だという意味)」と、神様の短いコメントから、天才の仕事の速さを素早く感じ取ったりと、漫画を描くプロならではの視点が実に面白かった。

今回は中田敦彦氏がゲスト。それを迎えるのが池上彰氏。

高学歴の二人が「テレビを見ながらって、(ふつう)集中できないですよね」と同じことを言っているのが、あまりにありがちな感想で笑ってしまった。ながら作業はダメだと知っている、さすが高偏差値の優秀なる社会人。

お二人の意見は「普通は」正しい。ただし、手塚治虫脳は普通レベルの優秀脳を超えているのだ。

鈴木光明氏は、紙に漫画を描きながら、アシスタントにコマ割りを口頭で指示する手塚治虫の姿をみて驚愕している。普通、できませんよ、そんなこと。なんというか、脳の中に部屋がいくつもあって別々の作業を同時にできる…みたいな?

また、外国から電話で、「XX(作品のタイトル)のXXページのXXを」と新作の背景を指定する、信じられない神業を目撃した人間もいる。なんというか、脳内にカメラがあって、パッシャパッシャっと撮った記録映像を必要に応じて引き出せる…みたいな?

こんなことができる人間、手塚治虫以外にいるんですか? 世界中さがしてほかに一人でも?

大いに共感し、「おお、同志よ!」と声に出したくなったのは、中田敦彦氏の「自分史上ナンバーワン漫画は『火の鳥 鳳凰編』。子供のころ読んで、一人の作家が描いたとは思えない、人智を超えた存在の描いた作品だと思った」「あれ以来、いろいろな漫画を読んだが、これを超える作品はない」というようなことを述べていたが、まったく同意。

「今の自分は我王だろうか、茜丸だろうかといつも問いかけている」という中田敦彦氏には胸揺さぶられた。同時に、手塚治虫が読者の人生観に与える影響の大きさをまたも目撃したと思った。中田氏が You TUBE で多くの人を、その知識と教養で魅了しているのも、こうした「精神の姿勢」の賜物なのだろう。

『火の鳥』を読んだことがなくて、その人が大人なら、 Mizumizu はまずは『鳳凰編』を読むことを勧める。これを読んで感性に引っ掛からないなら、おそらくその人は『火の鳥』向きの読者ではない。

誰だったか忘れてしまったが、「演出家が『鳳凰編』をやりたがる気持ちはよく分かる。人間の業が深く描かれているから」というようなコメントを聞いたことがある。 Mizumizu NHK の大河ドラマでやってくれないかな、と思っている。

というのは、純粋な精神が悪に染まり、邪悪が聖へと昇華する人間の精神の計り知れなさを描いた大河ドラマを Mizumizu は過去に一度見た気がするからだ。

それは『草燃える』。茜丸=北条義時、我王=伊東祐之(このキャラクターはドラマオリジナル)。松平健と滝田栄の演技も素晴らしかった。 Mizumizu は大河好きだったという手塚治虫が『草燃える』の影響を受けたのかと思っていたが、『鳳凰編』のほうが 10 年も発表が早かった。失礼しました。『火の鳥』を読んだのが遅かったので勘違いした。

もしかすると、脚本家の中島丈博氏は『鳳凰編』を読んだのかもしれない。純朴だった義時青年が政治闘争を勝ち抜くうちに人格が変わり、澄み切った無欲な瞳を持つに至った琵琶法師の目を潰す流れは、茜丸の変遷そっくりなのだ。

しかも、ドラマオリジナルの重要な女性キャラクター(架空の人物)の名前が「茜」だった。うう〜む。これは…

話を番組に戻そう。

中田氏をゲストとして迎えた池上彰氏は、いかにもジャーナリストらしく『アドルフに告ぐ』の先見性を挙げていた。今まさに私たちが見ているガザでの惨状。イスラエルとパレスチナの終わらぬ殺し合いを手塚治虫はすでに 1980 年代に描いている。

最近、改めて読み直してみたが、ラストのイスラエルとパレスチナの対立は、「今」を見ているようだ。情報の可視化が 1980 年代より飛躍的に進んだ「今」だからこそ、読者により深く突き刺さってくるものがある。

この作品を世界中の人たちに読んでほしい。けれども、紛争の当事者たちは決して評価しないだろうな。その理由は…書かないでおこう。

















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最終更新日  2025.02.02 18:10:11


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