「ぎん」の日記

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「ぎん」

「ぎん」

2004/05/02
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カテゴリ: 菜園
ある学校の事務室に勤めていた4年ほど前のこと。

目と鼻がグシュグシュしている。

顔をふいてやる。
グシュグシュした鼻水のせいで、鼻のまわりの毛も抜けてしまい、地肌が見える。
まだ気力はあり、必死に鳴いてアピールしている。

給食の残りの牛乳を与えてみる。
息もつかずに、たいらげ、
猫派3人組の1人である校務員さんが差し出したカツオブシも、


子猫は、すぐに眠る。
ボロボロ猫は、人肌が恋しいのか、私の膝の上によじのぼり、
眠ってしまった。
午後の時間、机の下で膝の上に猫をのせて仕事をする。
そこだけポッと暖かく、命を感じる。

頭の中は、グルグル回る。
この猫、どうしたものか。
連れてきた生徒は、親猫がいるところを知っているから
そこに返しに行くと言う。
そうすれば、おそらく1日、2日の命であろう。
ポッと暖かい命。


帰りがけに動物病院へ連れていく。
やはり、かなり危ない状態らしい。
子猫は、元気そうに見えても
あっという間に、命を落とすことがよくある。

注射を一本、そして鼻気管支炎を治す薬をもらった。

しばらくの間、家にいる「ぎん」とは隔離するようにとのことだった。

1晩泊めたら、手放すことができなくなった。
ボロボロ猫は、家族の仲間入りをし、「もも」と名づけられた。
今でも、膝によじのぼってくる甘えん坊である。

もも
   「ちゃんと毛は生えそろいました」      





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Last updated  2004/05/02 09:05:41 PM
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Comments

かなかな@ Re[1]:これ、うちの庭にもいる^^(08/15) 10年も前の記事にすみませんが、たまたま…
フルラ 財布@ vwlepyxctw@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…
marinesnow2525 @ Re:年の瀬(12/28) 今頃のメッセージですみません(^^; あ…

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